あれくすさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

あれくす

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レプティリア(2000年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーなんて期待してないけど2000年でこの鉄板ネタ&CGは酷いレベル。ワニ牧場の雰囲気だけが見どころでした。

スペースインベーダー(1986年製作の映画)

3.0

トビー・フーパー×ダン・オバノン

お父さん、警察官も次々怪しい。
あのアーケードゲームに便乗したらしい原題: Invaders from Mars。地球上、しかも裏山に…な超古典的なストーリーの割に
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ウォーデン 消えた死刑囚(2019年製作の映画)

3.2

イランの作品。ほぼ古く簡素な刑務所内での撮影でも画質も構図も美しい。表現や言い回しに少し慣れないところや、「詰んだ」状態で時間制限が迫る中、ゆったりお茶を飲み寝転んだりする少しだけ笑いを混ぜた雰囲気も>>続きを読む

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

浮気の犠牲。とても近所に見つけた軌道修正の扉。あの日、あの時、あの場所へ…

科学的でも宗教的でもなく偶然を超え奇跡的な現実逃避。もはやドラ◯もんに助けを求めた上でオチがあるのと同じ。

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄(2015年製作の映画)

2.5

ハロウィンなダークファンタジーものなのか期待したら、ハロウィン祭りで行方不明になった息子探し。ニコラス味はとても控えめのお子様ホラー。子供に向けて「家族以外の人について行ったら怖い目にあうよ」的に言い>>続きを読む

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

3.5

なんだこのダサいジャケ画は…
1874年のドイツ帝国。権威主義的な教育を受けていた子供達。
イギリスから教師が持ち帰ったサッカーを通してフェアプレーの精神、学校側は教育方針との抵抗感などとても丁寧に作
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アイ,ロボット(2004年製作の映画)

3.0

2035年の近々未来。アクションとして観るには良い。SFとして観ると街にはロボットが溢れているのに人との生活に馴染んでいるように思えず、新型に表情だけではない人間味がもっと感じられたらその先に魅力があ>>続きを読む

アース・トゥ・エコー(2014年製作の映画)

3.2

SFジュブナイル。小さな町で起きた子供目線のビデオ記録。

高速道路建設により引越しを余儀なくされた住民達…。定番子供向け冒険SFに、流行った位置情報アプリゲームを足したファウンドフッテージ。親に内緒
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.8

帰路を楽しめると引き受けた、たわいもない臨時任務のはずが。バスや電車に揺られ予想以上に長引く道のり。任務を全うするか、放棄してしまうか…。動揺の隠せない葛藤から、憤りの矛先と最低限の妥協探し。

ユー
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.5

2008年のムンバイ同時多発テロで標的となったホテルのひとつ。当時の映像をリアルに交え悲鳴と銃声が響く逃げ場のない臨場感。

銃を向ける少年達が首謀者に電話口で操られていた事にも触れられ、いつどこにど
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エイリアン:ダーク・プロジェクト(2019年製作の映画)

2.3

エイリアンとのバトルなんかを期待すると違う。
禍々しく謎めいた場所に拘束され、直前の記憶をなくした知らない人間同士のほぼソリッドシチュエーション。

ロズウェル事件の例えから、神経インターフェースと未
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4デイズ(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

テロリスト×女性FBI×尋問のエキスパート。
多くの人間の運命をかけ、大義名分の譲れない主張。シチュエーションスリラーのように目が離せない三つ巴の白熱戦。

想定範囲のラストではあったけど、実はそこか
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スリーデイズ(2010年製作の映画)

3.0

家族が殺人容疑で収監されてしまう…。
無実を訴える法廷劇や、真犯人探しに翻弄する話でもなく、良識ある人間がどのような手段に出るか。

情報の求め方も現実的。上手く行き過ぎとも思えるけど。曖昧なままの真
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.1

宇宙を舞台にした作品かと思ったら違った。
現実と非現実の組み合わせ。

自分自身、夢で何度も何度も同じ体験をしているので不自然に感じない。操れないけど自分をコントロールできる感覚が同じ。おそらく自分も
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.1

アンティークなポラロイドカメラ。
学園ホラーでもJホラーの影響も感じる暗さが良い。映像からではなく、凝った展開に驚かされた。

マンディンゴ(1975年製作の映画)

3.8

この監督が「今までの南部映画はヌルすぎる」とアメリカの恥部を暴いたことで封印され、オマージュ作品の『ジャンゴ 繋がれざる者』を撮影したタランティーノ監督が「真実を知りたければマンディンゴを観ろ」と言わ>>続きを読む

侵入する男(2019年製作の映画)

3.0

古い作品ではなく2019年。
オーソドックスなスリラーでもテンポ良く観れました。都市部から移住したのに警戒心のなさはありえないと思ったが、ピザを持参されたらやっぱり喜ぶわ。

フォクシー・ブラウン(1974年製作の映画)

3.4

『ジャッキー・ブラウン』の原点というべき作品とのこと。麻薬の密売人の兄、FBI捜査官の彼氏。お色気やアクションありのスタイル抜群クールな女。アフロヘアーに原色のパンタロンやセクシー衣装の着こなしは、や>>続きを読む

28日後...(2002年製作の映画)

4.7

当時、マンネリ化しつつあったゾンビ映画。
突然この世界に一人放り込まれ、返事を待つ冒頭は強烈でした。前提条件ノロノロのはずが走っても逃げられない等の斬新さには驚きと戸惑い。でも実例なんてない未知のウイ
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デビルズ・ソナタ(2018年製作の映画)

3.0

著名な作曲家の父親(ルトガー・ハウアー)がバイオリニストの娘宛てに遺したソナタの楽譜。
少し謎を解くミステリーと、古い屋敷で奏でるバイオリンの調和が美しい軽めなゴシックホラー。

プロジェクト・アルマナック(2014年製作の映画)

3.2

工科大学に入学予定の高校生。
父の遺したタイムトラベルのきっかけ。
改造の過程も友達と撮影し合うファウンドフッテージで、今時の高校生の思いつくリアルさと、きちんとルールを設ける真面目さが微笑ましい。

パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

女性の遺体が置かれた男5人で共有するロフト。
二転三転し凝っているとは思うけど、結果から逆算した人物設定の筋書きがみえみえ。いつも多少なら黙認するけど、今回は誰一人として心情と行動に納得できなかった。

ストレンジ・ワールド 異世界への招待状(2020年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

皆既月食の日、スクールバスの帰り道で…。

あまりにも評価の低い作品は観たくないけど、好きなSFジュブナイル感覚ホラーって事で。81分で観られる手軽さ、だけど小学生対象のようなストーリーで、もっと小さ
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ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

3.4

静かな村の静かな兄弟喧嘩。
どちらにも可愛がられる羊と犬。
多くは語られない二人の関係性が少しずつ伝わるが、カンヌで「ある視点」部門でグランプリを受賞したって、こんな視点なのかな…。老体同士の雪解けの
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ヴィジョン 暗闇の来訪者(2014年製作の映画)

3.0

妊娠を機に夫とワイナリーに移住。
視覚だけでは収まらない数々の超常現象に一人悩まされる。夫の筋肉が全くムダになるとは思いたくなかったが、謎が明かされるテンポが気持ちいい。

オートマタ(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人口が激減し砂漠化した近未来。厚顔な人間側と無表情なロボットとのコントラスト。
新たな決まり事をつけてしまった事でパターンは読めてしまうが。もっと終末論としての背景やそれぞれの感情は知りたかったが、こ
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

3.0

血清の極秘研究。
ジャケットデザインのような美しさはない研究室の中。多くの人に価値のある研究か、科学者としての自己満足か。夫婦の愛と科学的なそれらしさから、宗教観と人知を超え過ぎた能力のホラーな仕上げ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.4

少年の信じる時代の潮流。
もっとコメディに振っている作品かと思ったけど笑い飛ばせない、親が子を守る為に語れない優しさを時代に合わせても正直に伝え続ける意義を感じた。

ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)

3.5

終末のご予定は?

自分は決めてあるのでワクワク感すらあります。
隕石墜落により地球滅亡まで12時間に迫る。
ヒーローとは程遠い一人の男に焦点を当てた終焉SF。町の人々の狂乱ぶりはリアルで、男の行動は
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プレッシャー(2015年製作の映画)

3.3

嵐の夜に海中パイプラインの補修指令。
水深200m、潜水艇の4人…。

ワーキャーなパニックではなく、王道シチュエーションスリラー。愛する人を思い浮かべながら使命のために苦渋の選択。全員の侠気がかっこ
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アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.5

ジャングル化する廃都市。科学者としての希望と孤独の絶望。平静を装う努力や一人の自由さに慣れてしまっている心境が興味深く描かれていて好き。

今回はじめて別エンディングを観ましたが…なんか…今更だった。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

事前情報もなるべく控えて挑みましたが、予備知識としての他SF作品の集大成も感じながら目に見えない概念を観て楽しめた。
予想以上にシンプルなストーリーで映像化することへのこだわりが熱い。

IMAXでの
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アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界(2015年製作の映画)

3.0

『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』の続編。

周囲でも被害者が増え始め、感染元を突き止めるための行動に出た。濃厚接触から飛沫感染レベルになっているようだ。蔓延したパンデミックもの
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スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間(2013年製作の映画)

3.0

感染からの3日間。美人が徐々に崩れる身体の不気味さよりもアレからのアレはマジ気持ち悪い。寂しく孤独を埋めたかったにしても、可哀想と情が移る程ではなかった。

後編『アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビ
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ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

4.4

彗星が上空通過する夜に起きた超常現象。室内に集まった古くからの友人同士の会話劇から、シュレーディンガーの猫の量子力学まで広がるパラレルワールド。シャッフルされる選択に疑心暗鬼…。まさに次元が違う話にず>>続きを読む

ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014年製作の映画)

3.5

アメリカの児童文学(対象年齢8〜12歳程度)

区画整理された美しい土地に、誰もが平等で悩みなく安全に暮らす理想郷。そして理想の代償…。
モノクロ映像に足された不思議に見えるカラー映像を、小説ではどん
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