chihiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

5.0

美しい映画だった。
最初の方のもどかしい流れで上手に設定を説明しているので、その後がすんなり受け入れられる。
ストーリーの時間配分もとても見やすい。
妹の事故と子どもの入れ替わりのあたりはタイムパラド
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スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと(2004年製作の映画)

3.9

あえてスペイン語に字幕をつけない演出がいい。
わたしは主人公の真っ直ぐさが好きだった。ラテン系の家族のあり方や、カトリック的な考え方を知らないと共感できない部分は多々あるかも知れない。
フロールとジョ
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31年目の夫婦げんか(2012年製作の映画)

5.0

ごく普通の熟年夫婦の物語。根底には深い愛があるはずなのに、失ってしまった絆を取り戻すステップがテンポよく描かれている。
所々、主人公2人の幸せな表情になぜかぐっとくる。結婚は本当は素晴らしいもので、だ
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全てを失う前に(2012年製作の映画)

5.0

とても短い間にものすごい緊張感を味わえる。暴力的なシーンは一切無しに、暴力夫への恐怖を表現するテクニックが素晴らしい。

二重誘拐(2004年製作の映画)

3.4

演出がうまく、画がきれい。ストーリーよりも登場人物の表情に引き込まれるのは、キャスティングの上手さだと思う。
邦題がミスリードになってしまっているのが残念。

29歳からの恋とセックス(2012年製作の映画)

3.9

すごくリアルな映画。
あれもこれもとやり過ぎず、ちょうどいいボリュームに収まっているので見やすい。
婚約者との別れ、ボロボロになる精神、その後のわだかまり、親友との恋の始まり、別の男性とのデート、全て
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胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

3.3

思っていたよりもドロドロしておらず、観やすい映画だった。やりすぎでないバカンスの演出が心地よい。
ひとつひとつの設定を鑑賞者自身が上手にイマジネーションで埋めていきながら観る映画。
マリアンの衣装が全
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あるスキャンダルの覚え書き(2006年製作の映画)

3.6

構成がうまい。
ケイト・ブランシェットが出て来たその瞬間から艶かしく、引き込まれる。
物語全体は、主人公バーバラの狂気でさえも非常に静かに描かれているが、見ごたえのあるものになっている。

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

とにかく下品。
感動映画やアクション映画など、王道モノにありがちなシーンが盛りだくさんで笑える。
英語力がもっとあったらより楽しめるんだろうなー、と思う。

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.8

シンプルで奇をてらわず、観やすいストーリー構成。
猿たちの視点、人間たちの視点がバランス良く使われている。
前作ですでに猿の主人公シーザーに感情移入してしまっているので、切ないシーンが多い。
次回作も
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

2.2

あらすじを見てドタバタと激しいストーリーを想像していたら、そうでもなかった。
個人的には登場人物が誰も魅力的でなく、いまいち気持ちが乗らない。
それぞれの感情や信頼関係が見えづらい。

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.2

歌って踊るシーンが多いので、しっかりと「ミュージカル映画」を見た気分になれる。
全体的にカラフルでハッピーな雰囲気。
元気な中年たちが輝いている。

東京原発(2002年製作の映画)

4.0

典型的なシニカルコメディ。
今でこそ原発の耐震基準や、被ばく線量についての知識は多くの人が持っているが、それらについてとても判りやすく説明されている。
登場人物はそれぞれがアイコン化されて、ストーリー
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

カメラワークがすごい。どうやって撮っているんだろう、と気になるので、ネットに製作風景の映像が出回っているのも納得。
絶賛する評が多いが、自分の好みの作品では無かった。
ミュージカルシーンが終わるたびに
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クリスティーナの好きなコト(2002年製作の映画)

3.9

ザ・おバカなラブコメ。当時のキャメロン・ディアスといえばコレ系の映画だったなー、って。
ストーリーはいたってシンプルなところを、ギャグを入れまくってこの尺にした、っていうお手本みたいなコメディ映画だっ
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最後に恋に勝つルール(2005年製作の映画)

4.4

出会いと別れを繰り返す2人のやりとりが小気味よい。
アマンダ・ピートも、アシュトン・カッチャーもとても魅力的な俳優。
主人公オリバーが、兄と手話で会話するのが、なぜかグッと来る。
エミリーが出会うたび
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

2.4

前作の方がずっと面白かった。
奇襲を受けるシーンは相変わらず、なすすべも無く淡々と進められ、また迫力もあって素晴らしいのが、いかんせんストーリーがイマイチ。

崖っぷちの男(2011年製作の映画)

4.6

大好きな映画。
痛快な逆襲ストーリーで、見た後の爽快感が良い。
警察官ならではの、緻密に練られた計画にはなるほど!となるし、その中に励ましたり、言い合ったりの人間らしいやりとりがちょうどよく散りばめら
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

2.4

前作に引き続き、登場人物がやけに多く、一人一人のストーリーが薄く感じた。
前作が終わった時点でアイは実は存在しなかった、というオチだと思っていたら、本当は存在する前提だったので、話に入りそこねた。
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.7

話の全体を捉えるのに少し時間がかかった。登場人物それぞれがかなり魅力的なはずだけれど、あまりそれが描かれていないのが残念。また、アメリカ的な語りの多いエンターテイメントシーンには、少し違和感を覚えてし>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.2

思っていた以上に楽しめた。宇宙モノにありがちなどんどん仲間が減っていく、ということも無く、とにかくポジティブ。

結婚式の朝(2011年製作の映画)

2.8

家族で出かける日の朝の慌ただしさは、誰にでも共感できる内容。色んな妥協も、かなりズレているけど、ふっと笑える。

セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

あるタイミングで歯車が狂って、いつのまにか取り返しがつかなくなってしまう。そんなストーリーが上手に表現されている。2人が結婚して別居するまでの流れはオープニングに無声で簡単に表現され、離婚に至るまでの>>続きを読む

5分間のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.8

たった5分なのに完成されたストーリーで、見た後の満足度も高い。
かわいらしいお話とかわいらしい主人公。

チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

3.5

頭を使わずに映画を見たいときにちょうどいい。
馬鹿馬鹿しいと思いながらもスッキリする。とにかくエンジェルが3人ともキュートなので、ありがたや、と思いながら見た。

サンシャイン2057(2007年製作の映画)

2.2

難解なのか、退屈なのか分からない映画。
消えかけの太陽に核爆弾を撃ち込んで再生させるべくミッションに取り組むクルーたち。想定外のスケジュール、人為的なミス、仲間割れ、宇宙に取り残された人間、なんでもあ
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

安定したコメディ。
クライマックスのアクションシーンがやけに長く感じたけれど、それぞれキャラクターが活きていて良い。
佐々木蔵之介の居合がキマッてる。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.7

ジャック・ブラックの独壇場。
典型的なハートフルコメディーだけど、挫折の部分が嫌な気持ちにならないので、とても気分良く見ていられる。
子どもたちもそれぞれがキャラクターが立っていて魅力的。
演奏シーン
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.5

怖いような、悲しいような映画。途中でつまらないと思っても最後まで見て欲しい。
途中からなんとなく真相が読めてきたが、読めてきつつもなにか別の真理が見えてくるのでは?と期待してしまう内容。
見ていてピン
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ザ・コア(2003年製作の映画)

3.7

地中盤アルマゲドン。
登場人物がそれぞれ魅力的なので、無駄が無くて良い。その代わりたくさん死ぬけど。
展開は早く、上映時間は長く感じない。

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.8

あまりにも切ないストーリー。
「涙腺崩壊のラスト15分」という謳い文句だったが、15分より前から所々泣いてしまう。
毎年7月15日だけを切り取った、というところが秀逸。次の年のシーンに移り変わったとき
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ドン・ジョン(2013年製作の映画)

4.1

スマートなイメージのジョセフ・ゴードン・レヴィットとスカーレット・ヨハンソンが上手く田舎の小ダサい普通の人を演じている。見事である。痛々しくて見ていられないようなビジュアルを作り上げた衣装担当にも拍手>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

4.5

良い映画だった。観た人が考えさせられるように作られている。
ジョセフGレヴィットの出演作はたくさん観ているが、この役はその中でもハマっていたと思う。スノーデン氏の繊細さ、無邪気な部分、仕事に対する自信
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100,000年後の安全(2009年製作の映画)

4.7

世界唯一の核廃棄物最終処分場オンカロを、非常に人間的な観点から、フォーカスした作品。

全く難しく感じずに観ることができた。
画は常に、過去に撮られた近未来SF映画のよう。オンカロを機能させる為に働く
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

4.0

女性は女性たちに、男性は男性たちに共感する映画。
初めて見たときに、自分と女友達は主人公ジジと同じように勘違いしたのに、男友達はアレックスの気持ちに気づいていたのが、驚きだった。
ジジの暴走っぷりは見
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.2

劣化版「キャッチミー イフ ユー キャン」という印象。
コミカルで、切ない。