こういう映画を観るときふつう私たちは事件の謎を解き明かすために「この登場人物はこういう人間だ!」「次はこういうことが起こるはずだ!」「さっきの伏線はこの出来事に繋がっている!」といった予測を無意識にた>>続きを読む
たいせつなもの、それはある種の思い出です。もう失われてしまったものの思い出、二度と戻ってこないであろう心持ち。そういうものが大事です。音楽を聴くことが自分にとってもうほとんど全てだった青春時代を経て、>>続きを読む
誰かが誰かに対して強烈な好意を抱くとき、その二人の関係の中でお互いを想う気持ちの強さは必ず非対称である。
そして想いの強さに比例して、相手への距離は宇宙ほど遠くなってしまう。
想いを言葉で説明しようと>>続きを読む
「自分自身が本当に望んでいるものを作ることが出来るのか?」
自分自身でいることの困難さ・大切さをテーマにした、映画監督としての半自伝的映画。
映画の原題である「Chantrapas(シャントラパ)」>>続きを読む
(私たちは映画のスクリーンを通して、もっともっとウディ・アレンと対話したいのだ)
78歳になった今でも毎年新作を届けてくれるウディ・アレン。彼は年を重ねながら彼自身の「今」を撮り続け、人生を表現して>>続きを読む