本編全十二話を縦に繋いで並べた、言ってしまえばそれだけだけど、特典として配られた鳴らせるモルカーボールがなかなか強烈。
ひとつひとつは小さなPUIPUIなれど、ハコががっつり埋まっている中で皆が鳴らせ>>続きを読む
令和の奇祭、ふたたび。おカネとスケジュールと、トンチキな話筋を許容できるキャラクターがいれば、ヒーローのギスギスした争いなしにこの尺を埋められるのか、というのには少し驚きました。着ぐるみで、喋りが上手>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
週末でもなんでもない平日公開初日なので、一応のネタバレ格納。
なるほど、これの後に『エンドゲーム』を観ると、彼女がアベンジャーズという家族を守るために永く奮戦した気持ちもよく解る。半面、これがフェーズ>>続きを読む
まさしく怪獣プロレスを冠するに相応しい試合運び、それぞれのキャラ立て、前作からの伏線回収。ついでに更に下がった人間たちの民度。
『髑髏島の巨神』、『キングオブモンスターズ』それぞれの良いところを引き継>>続きを読む
タイムライン上で話題の胡乱な格闘ゲーム映画。実際冒頭のなんちゃってJAPAN要素からのニンジャスレイヤー爆誕や、結局モータルコンバットってなんなの!? ってところを先延ばし先延ばしにするところには光る>>続きを読む
前作で和解を果たしたので、ヒト対うさぎの凄絶な戦いという魅力はスポイルされたものの、ヒトに与える人的被害と言う意味ではこちらも壮絶。まァこんだけ悪事をはたらくならば、それを原作とした絵本はヒットするわ>>続きを読む
ジェネリック『ジョン・ウィック』や『イコライザー』であり、それ以上でも以下でもない印象。似た話筋を推してくるのならプラスワンで何かないか……。と思って観ていたけれど、期待していたものは特に見られません>>続きを読む
おそらく、四六時中映画館に足を運ぶひととそうでないひととで大きく評価が分かれるであろう一作。前者の自分は満点の5点でも足りないのですが、後者のひとがこれを観た時の反応がきになる。
映画大好き、なんて>>続きを読む
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よくよく考えたら、あの世界で生きる彼女たちはさておき、作品設定としてはスタァライトという歌劇が終わると、根幹のレヴューとかアレそれが全部使えなくなるわけですよね。
そこに対してどうするんだろ? って思>>続きを読む
興行側が妙な宣伝を打つものだから『まさか?』と思い観に来てみると、蓋を開ければ驚くほどいつものガイ・リッチー・フィルム。前提として描かれていた展開にあれよあれよと茶々が入り、終わってみれば完全にひっく>>続きを読む
「愛が何だ」の今泉監督が撮り、バズりをしていると聞いて物見遊山で鑑賞。あれのようなどぎついキャラの再来を期待していたら、実際にお出しされたのは、下北沢という狭いようでなかなか広い場所を舞台とした、絶え>>続きを読む
ロッキーみたいな派手な逆転や、劇的ななにがあるわけじゃないけれど、真摯にボクシングに挑み、負けて、敗けて、負け続けても「すき」な気持ちを曲げない不器用で愛おしい漢の映画。伝聞から観に来たのですが、うわ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
全体通してみるとそこまで凄いなってわけじゃないけれど、切り口一つ一つの斬新さに目を剥いた秀作タイムリープ映画。
そうなる理屈は脇に置き、条件は死ぬか眠って意識が飛ぶだけととてもシンプル。故に、巡り巡っ>>続きを読む
こういう機会、そうあるもんじゃないなあと思って鑑賞。魔法使いの弟子以外は完全に初見だったのですが、これがWW2直前に造られていたという事実と照らし合わせるとおっそろしいなあと。
進化論の部分や背景部分>>続きを読む
なかなか、一言では表しづらい映画。この時勢が産み出した不幸な人々たちの実情とも、そうしたしがらみから離れ、自由に生きる人々の生き様とも取れる。こうした暮らしを羨ましいと思う人たちもいるのも分かるな、っ>>続きを読む
テレビシリーズで一年かけ、「ヒューマギアはココロを持った自分たちに比肩しうる存在だ」と結論付け、共に歩くことで一応の決着を見た本作。そこに対し、「ヒトと同じココロを持つとは、こういうことだよね?」とな>>続きを読む
単独作、のあとに組まれた現行作の短編。尺の関係か必要な説明を終えたらひたすら突っ走る無茶苦茶な構成。下手をすると看板の単独作を食いかねないほどの勢いで笑いましたとも。
本当に、起承転結がうっすらある>>続きを読む
【03.03.29 更新】
ボイスドラマの副音声上映がなされるときいて再び劇場へ。作中の流れに寄り添って場面展開がなされ、上手い具合に補完されていてとてもよかったです。変身前にこんなやりとりがあったの>>続きを読む
言っちゃ何だけど、どうして今実写でやろうとしたのか。物見遊山も兼ねて観に来たのですが、観終わっても結局よくわかりません。
トムとジェリーで長編となると、最初はいがみ合うけど、ひと悶着あって最後は共闘>>続きを読む
『托卵』という行為をカッコウではなく人間(に限りなく近い何か)が行ったらどうなるか? を徹頭徹尾描いたホラー。冒頭のカッコウの様子から全体像がなんとなく察せられるのですが、本当にそれ一本で突き進むんだ>>続きを読む
折に触れて、BS放送などでちらちらと観ていたけれど、通しで・しかも劇場で観るとなると今年が初。4DX仕様で公開に踏み切っていただけたことには感謝の言葉しかありません。
子どもの頃に触れた本作は、パト>>続きを読む
物凄い急転直下のQを経て、精神的にもぎりぎりイッパイイッパイだった庵野監督。
シン・ゴジラの成功を経たとはいえ、エヴァという作品でどんな着地をするのか不安で不安でしようがなかったのですが、蓋を開けてみ>>続きを読む
この映画で描かれる「市民ケーン」を観たことが無いまま鑑賞に臨んだので、それを加味しての数値なのですが、そのせいで若干ノリ切れなかった感。
最近隆盛のネトフリ発映画、しかも白黒、役者陣は現代の人々なれど>>続きを読む
「自分たちの所持しているモノ総てをいったん倉庫に預け、一日ごとにひとつずつ持って行っていい」というシチュエーションが好みで、それを楽しみに観に行った映画なのですが、これがまた明後日の方向に転がって残念>>続きを読む
年末に観ていたけれど、感想がまとまらなかったので今更リベンジ。
既に将来の決まっていた女とビジネスライクにやってきた女とが、少しずつくっついて、を劇伴少なく丁寧にやっていった印象。
そこにいるのは自分>>続きを読む
ドルビーアトモス版にて鑑賞。既に四半世紀が経過したとは思えないほどの色彩、色調、音質は令和に公開している他の映画たちにも決して見劣りしないクオリティー。
改めて良さを話すとすれば、これが本当に初登場>>続きを読む
アクション、腹の探り合い、入れ替わりを最大限に活用した変装ギミックと、もともとあった要素をがっつりと盛り込み、一時間でその魅力がなんとなく理解できる一本。延期を繰り返してなお、劇場上映を選んでくださっ>>続きを読む
上映終了ぎりぎりってところで鑑賞。後追いでざっくりとどんなはなしなのかを調べていたのですが、原作・実写・アニメとかなり就いている職業や切り口が違うんですね。いやいや、今になって障がい者に対する対応でソ>>続きを読む
シンエヴァ公開に際し、劇場で観られる機会があるからこれ幸いと鑑賞。折に触れて何度も中身について聞かされてきましたが、聞くと観るとじゃ大違い。二十年ちょっと前にこんなはっちゃけたことをやっていたのかと驚>>続きを読む
まず尺二十分で何をするの?と疑問に思ったのですが、その分やることをシンプルに、状況経過は説明台詞で乗り切ってなんとか繋いだ印象。とてもこんな短編で済ませられる敵じゃないのを相手にしているのに笑う。>>続きを読む
ざっくり言ってしまえばスケジュールを多く取って作れた仮面ライダー夏の単独作という印象。扱うテーマや主人公との対比を観る限り、夏にやることをそのままスライドさせたのだなあと思うばかり。
そのせいで若干テ>>続きを読む
実在の事件、実在の人物を、しかも法廷劇でここまで面白いものが出来るのかと感心しきり。どれだけ逆境に立たされても食い下がる人々のドラマと、その果ての爽快感あるラストは今年の映画随一。
ベトナム戦争真っ>>続きを読む
おジャ魔女の延長にありながら、なんでこういうキャラを置くのか、どうしてこういう話筋になるのか観るまでよくわからなかったのですが、本作における『魔法』の概念と、メイン鑑賞者層が二十年前のリアタイ勢の”お>>続きを読む
ぼんやりとあらすじだけ観て鑑賞に臨んだので、これは本当に戦争下のおはなしなのか? 時代設定これであってる? と若干の戸惑い。
絶え間なく続く理不尽な責め苦。状況を変えて上向いたかと思いきや、別の暴力が>>続きを読む
カンバンに何一つ偽りのないクソアホ映画。表題がこれなのにトマトがなかなか出ないわ、露骨に尺を稼ぎにくるわ、一切低予算を隠さないストロングスタイルは後に粗製乱造されるサメ映画に近いものがあるか。
とん>>続きを読む
吹き替え版にて。字幕版公開当時、あのキービジュアルではどんなお話かわからなかったのですが、ヒトと異なるモノとの交わりを丹念に描く映画だったのですね。向こうのお国で作った現代のもののけ姫みたいなイメージ>>続きを読む