オープニングで誰もいない明け方のティファニーのショーウィンドウを見てデニッシュを口にくわえるお洒落なオードリー・ヘップバーンの映像。それにヘンリー・マンシーニの極上の音楽♬。もう、これだけで良い気分に>>続きを読む
早口で喋りまくり、自ら主演して毎年作品を製作するぐらい多作な映画監督。それに最近では女性問題で騒がせたり、様々な顔を見せ、話題となるウディ・アレンの監督、脚本、主演による全編コメディ・ミュージカル。美>>続きを読む
これぞ痛快娯楽作。別居中の妻ホリーに会うためロサンゼルスにやって来たニューヨーク市警察のジョン・マクレーン刑事。武装テロリストに占拠された日本企業のハイテク高層ビルに偶然、その場所に居合わせ、巻き込ま>>続きを読む
冒頭の若い女性2人の終わりなき追いかけっこから始まる意表を突くオープニング。ジュリエット・ベルトとドミニク・ラブリエが、魔法のキャンディの力で架空(過去?)のドラマの世界に入り込み、そこで殺される女の>>続きを読む
『死刑台のエレベーター』等でヌーヴェル・ヴァーグの監督に位置付けられるが、『カイエ・デュ・シネマ』誌とは関わりを持っておらず、右岸派でも左岸派でもなく、ヌーヴェル・ヴァーグ運動には参加していない独立の>>続きを読む
作家マルキ・ド・サドの『ジュスティーヌまたは美徳の不幸』及び『ジュリエット物語または悪徳の栄え』の原作をロジェ・ヴァディムがナチス・ドイツ統治下に舞台を置き換え映画化。
第二次世界大戦末期、フランス>>続きを読む
ヌーヴェル・ヴァーグの母胎となった『カイエ・デュ・シネマ』の編集長J・D=ヴァルクローズのデビュー作。南仏の初夏、広大な古屋敷(城)に遺産相続会議に集まった従兄弟、執事、メイドの6人の浮世離れしたアン>>続きを読む
ヌーヴェル・ヴァーグの映像作家の中で紅一点異彩を放ち、いまも現役で活動中のアニエス・ヴァルダがシネマ誕生100年を記念して製作。ご主人のジャック・ドゥミと同じくヌーヴェル・ヴァーグ左岸派に位置付けられ>>続きを読む
ヌーヴェル・ヴァーグ左岸派とされるジャック・ドゥミ監督作。のちに『ロシュフォールの恋人たち』でもコンビを組んだドゥミに、ミシェル・ルグランが音楽を担当し、ご存知の通り、セリフも全部ミュージカル♬という>>続きを読む
流暢にフランス語を話す日本人男性とフランスから広島に映画の撮影にやってきた女性の一日限りのラブストーリー。
女性は独軍の占領下にあったフランスの田舎で、敵兵のドイツ人と密通して断罪された過去を持つ女>>続きを読む
欧州各地から運搬された600万人に及ぶユダヤ人の大量虐殺を行ったポーランドのワルシャワ近郊にあるアウシュヴィッツ強制収容所を描いた記録映画。題名は1941年12月7日に出されたヒトラーの総統命令「夜と>>続きを読む
ドストエフスキーの「罪と罰」で、頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生の主人公の「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」の犯罪心理をもとに着想された作品。
ストーリーは、スリの世界に溺れていく人間不信の孤>>続きを読む
トリュフォー、ゴダールらより一世代上で「ヌーヴェルヴァーグの精神的父親」と称えられたメルヴィルの長編デビュー作。「メルヴィル・ブルー」と表現されるフレンチフィルム・ノワールの名手として名高いメルヴィル>>続きを読む
バルザックの評論も書いている著名な評論家が国際線のキャビン・アテンダント(スチュワーデスのほうがしっくりくる)と不倫関係に陥り、二重生活のあげくに起こる悲劇の結末…。ヒッチコック信奉者のトリュフォーが>>続きを読む
永遠に残るヌーヴェル・ヴァーグの名作。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えたヌーヴェル・ヴァーグの記念碑的作品。私のIns>>続きを読む
「ヌーヴェル・ヴァーグの発火点」ーと評価される映像作家クロード・シャブロルの長編処女作。
ヌーヴェル・ヴァーグの初期作品といえばトリュフォーの『大人は判ってくれない(1959)』やゴダールの『勝手にし>>続きを読む
『海辺のポーリーヌ』『緑の光線』等で女性ファンも多いエリック・ロメールの長編デビュー作。自称音楽家のピエールは浮き沈みの激しい獅子座の運勢に操られ、伯母さんの死で莫大な遺産が入ってくると思っていた矢先>>続きを読む
ダフネ・デュ・モーリアの原作をもととしたヒッチコックの渡米第一作。白黒の陰影を活かした撮影で、のちに記すダンヴァース夫人の不気味さとレベッカが館全体に及ぼしている空気感がとにかく怖い…。
モンテカ>>続きを読む
ベルトルッチ監督追悼ポスト📮。1968年の5月革命に揺れるパリを舞台に、映画を介して知り合った双子の姉弟とアメリカ人留学生の奇妙な三角関係を描いた青春ドラマ。
映画フリークの学生たちによるデモの最中>>続きを読む
今作は調べたら、日本では1972(昭和47)年に劇場公開されており、ベルトルッチ作品の日本における初劇場公開作となった。それから以降他の作品を実際に目にしたりしたわけで、一番知られている作品かもしれな>>続きを読む
場末のストリップクラブを経営するコズモは、店の借金を完済した矢先にポーカー賭博でボロ負けし、マフィアに莫大な借金をつくってしまう。マフィアは借金帳消しの条件として敵対組織のボスであるチャイニーズ・ブッ>>続きを読む
没後も「インディペンデント映画の父」と称えられるカサヴェテスの記念すべき初監督作。製作費を稼ぐために俳優として出演したり(「ローズマリーの赤ちゃん」など)、自宅を抵当に入れたり、のちに奥さんになるジー>>続きを読む
42歳という働き盛りに突然の病に倒れ、身体の自由を奪われてしまったELLEの元編集長ジャン=ドミニク・ボビーが、唯一動く左目の20万回の瞬きだけで綴った奇跡の自伝ベストセラーを映画化した作品。
日本>>続きを読む
フランスの女流推理作家カトリーヌ・アルレーの小説を映画化。当時、007のジェームス・ボンド現役バリバリのショーン・コネリーが大富豪の伯父の財産を狙う義理の息子で秘書役で出演。美人看護婦(ジーナ・ロロブ>>続きを読む
A・ヒッチコックの『サイコ』『裏窓』を彷彿されるようなストーリー展開と息を呑む密室の恐怖ー。元子役スターの妹と、実力派女優だった姉の歪んだ愛憎を描くサイコサスペンス。いままで観てなかったのを後悔するほ>>続きを読む
未来から過去へ何度もタイムトラベルし、人類滅亡の危機を救おうと派遣される囚人にブルース・ウィリス。同じ年の『セブン』で大ブレイクしていたブラッド・ピットが事件の鍵を握るイカれた狂人の怪演を見せ、マデリ>>続きを読む
仮想の第三次世界大戦後の荒廃した近未来世界を舞台に、過去と現在を行き来する男の運命を描いた28分間の短編SF。
本作は”フォトロマン”と呼ばれるモノクロ写真を連続し映す斬新な手法で構成され、セリフも>>続きを読む
舞台は1937年のLA。浮気調査依頼から思わぬ陰謀に巻き込まれていく探偵ギテスを当時、30代のスリムなジャック・ニコルソン、ファム・ファタール的な怪しげな魅力を漂わせるロサンゼルスの影の実力者の娘で水>>続きを読む
レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』をハワード・ホークスが映画化したサスペンス映画。主人公の探偵フィリップ・マーロウにハンフリー・ボガート、依頼主の長女で鍵を握るヒロインにハリウッド黄金期を代表>>続きを読む
トレンチコートに中折れ帽、煙草の紫煙をくゆらせるタフガイの私立探偵サム・スペードを演じたハンフリー・ボガートの男らしい格好良さ。たまりませんね〜。
それに小柄ながら抜け目なさそうな悪役に「M」、「>>続きを読む
フランシス・F・コッポラ製作総指揮のもと、ドイツ出身で「パリ、テキサス」等のロードムービーでお馴染みのヴィム・ヴェンダースが監督を務めた探偵あがりの小説家を主人公にしたハードボイルド。ダシール・ハメッ>>続きを読む
「黒馬の哭く館」
⭐️監督ロジェ・ヴァディム
伯爵家の令嬢フレデリック(ジェーン・フォンダ)は傍若無人のふるまいをしていたが、ある日森の中で出会ったウィルヘルム(ピーター・フォンダ)に心惹かれ、彼に拒>>続きを読む
ジャン=ポール・ベルモンドはヴェルヌイユとよほど馬が合うのか、『シシリアン』『地下室のメロディ』『ダンケルク』ら七作もこの監督作品に出演しており、そのコンビでのラスト作。
刑務所から出てきて復讐をし>>続きを読む
本当は昔深夜テレビで観た「パリのめぐり逢い」を再鑑賞して内容に触れたいんですが、少年時代に観たきりですっかり忘れてます。VHS録画していたテープもどこへ行ったやら…。
いまDVD、VHSとも日本では>>続きを読む
パリを舞台にファッション雑誌のカメラマン(アステア)と、彼にスカウトされトップモデルになっていく書店の娘(オードリー)との恋を描いたミュージカル・ロマンス。
MGMの看板俳優であるアステアの熟練した>>続きを読む
知人から託された子供を守ろうとハイヒールを履いて鬼の形相で仁王立ちして追手のギャングに拳銃をぶっ放す🔫👿…これぞ頼れるグロリア姐さん(•ө•)♡。
生意気なフィルも子供嫌いなグロリアに次第に懐いてき>>続きを読む