Kaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

3.0

サービス精神たっぷりの宮崎駿作品。
ナウシカの既視感もたっぷりなのは否めない。
これなんでかな、時間限られてたのかな。

落ちるパズーとシータが石の力で助かるのを見て、ドーラが「すごい!欲しい!」って
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.0

北斎の妖怪、鳥獣戯画、招き猫…
名画が動く!


高畑勲の作品は、宮崎駿と違って現実に寄り添っていて、人が生きることそのものへの愛を感じる。
だからこそ「生きろ」と言わないんだろうなと。

昔の農村を
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アラジン(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃおもしろい。
ディズニー実写系だからまるで期待してなかったけど、これはおもしろい。

前半は原作を忠実に再現していて、むかーしアニメ版を見たときの感動がちゃんとあって。
(このクオリティで
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.0

面白い!
量産型バットマンカー、新型兵器バットが大暴れ。
冗談みたいな格好してるのにノーランの手にかかるとリアリティがすごい。

「この大仰な衣装と勝利がお前を駄目にした」
闇に生きたと言うけど闇に傾
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ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

4.0

とにかく表現が、ものすごい美しい…。
どのカットを切り取ってもアニメに見えない。
冒頭でもう感動。

これをこの時代に、Blu-rayでプロジェクターで見られてよかった。
これは贅沢だと思う。

「適
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天使のたまご(1985年製作の映画)

5.0

"魚"が出たのよ。
"魚"なんて本当はいないのに。

水の流れが生そのものなのだとしたら、その具体化が魚か?
生きる意味など捕まえることができないのに、夢中で追いかける群衆。
だけど、彼女が守る天使の
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

こんなにおもしろかったんだ…。

少女が初めて社会に出るとき、自分の信じてきたものをどのように守って、どのように諦めたか。

結果はというと、ジジと話ができることは社会では役に立たないのでなくなり、魔
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アルザック・ラプソディー(2002年製作の映画)

3.0

メビウスがルネラルー「時の支配者」の脚本兼原画と知って。

戦士アルザックが"B砂漠"の不思議な出来事に対峙する話。
3分という短編にもかかわらず目指すところが遠いからか、難解な作品。
でもすごくおも
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.0

前から原発で何があったか知りたかった。
ある程度具体的に知ることができたので、見る価値があった。

史上最悪の原発事故とかいろいろ言われていて、そうなんだろうなーと思っていた。
だけど、実際にはすごい
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

4.0

これが結構おもしろい・・・。
疫病はコロナ、畑仕事はシンエヴァと同じメッセージ。
16年前の作品とは思えない。
いつ見ても新しさを感じる。

僕らの世代観
最初からアレンの陰鬱とした表情が続く。
ゲド
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

娯楽映画としてめちゃくちゃ面白い!
タイムマシンとデロリアン掛け合わせただけでも画期的なのに、博士、スケボー、ギターとみんなが好きなもの全部乗せ状態!
それでなお、脚本も音楽も最高。
どうやって作った
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

極貧生活を送るチャップリンと少女は、長い苦労の末に才能を発揮して仕事を得る。
これで家も飯も手に入る!幸せに暮らせる!!
そう思った矢先、2人はまた仕事を失って元の極貧生活に戻る。
悲しい結末……
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.0

いいですねえ…。
これぞ90'sと言わんばかりの王道娯楽映画。
鬼才ぶるとかそういう鬱陶しさが一切ない!
子供の頃に何度も見たけどまるで覚えてなかった。

仲間がいて、真っ昼間からステーキ食べて美味い
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シリーズで1番好き。

3作品一貫して大友には友人がいて、兄貴とか親分とかいう形式とは関係なくお互いを尊敬しあっている。
1,2では友人は死に、バッドエンドとなるが、3では復讐と義理を果たして友人であ
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

経済ヤクザ的な、山口と石原の考え方も似ていて恐らく尊重し合う関係にあったのに、それも録音1つでアッサリと終わるあたりがこのシリーズらしいというか…。
あれだけ吠えていた石原がなぜか可哀想に思えた。

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.0

説明も押し付けもまるでない。
組とか親子関係を追ってるうちに気付いたらどんどん死んでいった。
映画という水槽に入れたヤクザを観察するような。

COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.0

「タンパク質が必要なんじゃねえか。肉はうまいって話さ」
「おまけにこれ(ナノマシン)がタンパク質でできてる。お前の好きなタンパク質だよ。これが食えねえ代物でな」
セリフの回収の仕方がシャレすぎ…。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.0

娯楽映画を気楽に見ようと思ったら、半ドキュメンタリーで重めの内容だった!

バカな行いだけど、全否定はできない。
彼らは特別な存在になりたかっただけ…。


鬱屈とした日々、凡人で一生を過ごしたくない
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.0


宝塚歌劇団とマトリックスの夢のコラボレーション。
なにを言ってるか分からねえと思うが…。


「想像力のないやつは死ね」
スキンのスフレから異物を取り除いたカナコに、ボンベロはこう言った。
人は、未
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃいい…。
半世紀も前の映画なのに、むしろ新しいとすら感じる。名作とはこのことか。

広能(菅原文太)は山守組に入り、親兄弟となる契りを交わす。
ヤクザの交わす盃は、利害を超えて絶大な信頼関
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

昭和末期、刑事とヤクザがずぶずぶだった頃。
新米刑事がベテラン刑事とともにヤクザの抗争を食い止めるべく奔走する。

期待を超えるバイオレンス。
ここまでシッカリと死体を出すかね。

ストーリーは、邦画
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パラサイト計画の失敗により、父は「無計画」が一番良いと言う。
じゃあ無計画で、今まで通り半地下アパートでの生活を続けることが本当の幸せなのか?
息子はそう思わなかった。
息子は、今度こそ付け焼き刃でな
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犬鳴村(2020年製作の映画)

1.0

モンスターパニックならぬゴーストパニック。
稲川淳二の"サーファーの死"が入ってた。

ジャンパー(2008年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

映像はいいのにドラマも設定も安い…。
パラディン本気で殺したいならジャンプして銃とって来たりとかいくらでも方法あるよなーとか疑問が多数。

てか、主人公のお父さん悲惨すぎない??
息子生まれて5年で妻
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28週後...(2007年製作の映画)

3.0

独特の荒廃感がいい……。
制作陣がスペインだからかな。

ゾンビのはずが、パパだけが悪霊系(だよね?)
とにかくジェレミーレナーがかっこいい。
ハートロッカー主演を勝ち取ったのはこの映画のおかげかもし
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

すごい…。
作り手の気迫が画面越しに伝わってくる。

キャラクターについて昔はアシタカがかっこいいくらい思ってなかったけど、改めて見るとキャラクターの心情がリアルすぎる。
とくにエボシ御前がいい…。
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

4.0

精神えぐられそうだったので今まで見てなかったけど、こんなものがまさかAmazon primeに入っているとは。

庵野秀明がエヴァを終えた後の作品。
主人公は監督が演じている監督役で、台詞は「仕事で疲
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天気の子(2019年製作の映画)

2.0

夢物語にしか思えなかった。
心の汚れた人間には、怒涛の綺麗事がちときつい。

曽我に銃を向けるシーンは狂気を感じた。
「天気の子」は実在するのだけど、客観的に見ればUMAをただ一人信じて、友人に銃を向
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

4.0

開始5分でアーヤを好きになった。
現代で、多くの人が忘れている人生の本質的な考え方をアーヤは持っている。

常に正直。だけど社会がある以上、ただ正直なだけでは生きていけない。
アーヤはそのバランスをう
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.0

幕末で、鉄砲に向かっていかざるを得なかった白兵戦の部隊といえば、やはりベースは鳥羽伏見の戦いでの新撰組かな。
御上が勝本から目を逸らした瞬間は、徳川慶喜が逃亡したその日を思わせる。

武士なのに、住処
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