KANIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

KANIO

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男はつらいよ(1969年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白かった。
1時間半とは思えない物語の濃密さ。

寅さんの台詞回しや仕草の節々から魅力的なキャラクター像が滲み出ていて良かった。
渥美清の表情の演技が本当に素晴らしいんだ…。

嵐の中で(2018年製作の映画)

5.0

ホラー映画のような導入だけど、ガッチガチのタイムパラドックス系SF作品。

幾重にも貼られた謎や伏線に振り回され、謎が解けた途端に予想を裏切られ驚かされる、オリオル監督節全開のミステリー。

最近のN
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屍者の帝国(2015年製作の映画)

-

うおお、これは凄い!!!
いわゆる「劇場版」とか「小説を原作にした映像作品」としてめちゃくちゃ面白い試みをした作品。

原作からキャラの設定を根本から改変し、不要な人物は削ぎ落とし、纏められる人物は同
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

-

特に何をするでも無く、流れるように人が死んでいくので面白い。クライマックスのテンポは過去作の方が良くて好き。

若かりし頃のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが可愛い。

ゾディアック(2006年製作の映画)

-

警察間をたらい回しにされる焦ったい感じとか、証拠を掴んだと思いきやまたもや煙に巻かれる感じとか、完璧主義者のデヴィッド・フィンチャーによって描かれるゾディアック事件の再現は、観る者の心までもを追体験さ>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白かった。
コーエン兄弟の作品で一番好きかも。

どのエピソードも「生と死」に纏わる皮肉が効いていて味わい深く、「コーエン兄弟はこういう監督なんだ!」というのをオムニバス形式で端的に分か
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

5.0

ものっすごい大味で退屈な脚本。

それなのに

め っ ち ゃ く ち ゃ 面白かった。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

映画史に残る大傑作。

"コミックの中に入り込んだような映画"という数々の映画が挑戦を重ねてきた表現における、ひとつの極地。

コミック風にスタイライズされたCGIは、本当にアメコミの中に入り込んだか
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アクアマン(2018年製作の映画)

5.0

水 中 版 バ ー フ バ リ。

海外でも『アクアマン』は「実写化しても面白くないヒーロー」「魚と喋れるだけのダサい奴」と心無いネタにされがちな印象が強いヒーローだったが、見事にそのイ
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

5.0

人類必見の大傑作。

外連味あふれるSF映画が乱立されるこの時代において、「宇宙って、死ぬぜ?」という現実を冷酷に突き付けてくる作品。
ニール・アームストロングの周りでは死が絶え間なく纏わりつき、それ
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

すごい。大傑作。
単純なストーリーの凄みというよりは、最初は淡々と映像を見て「凄く綺麗だ」と情緒を楽しみ、でも見終えた後は「トンデモなく凄い作品を見た…」と感じさせる、そういうタイプの映画。

とある
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

5.0

『アンブレイカブル』→『スプリット』とサーガを撮ってきたシャマランが、とうとう"ヒーロー映画"というジャンルにおける"神話"を撮ってしまった。

バストショットで台詞だけ喋るカットが多用されるので作
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白かった…。

"ブラック・カイザー"という通り名で凄腕暗殺者という小学生の自由帳みたいな設定のマッツ・ミケルセンが、刺客として送り込まれてくる暗殺者達と対決するお話。

主人公が強すぎ
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ズーランダー NO.2(2016年製作の映画)

5.0

人生で一度は見たほうがいい見なくてもいい映画。

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

5.0

クリードの続編として、そしてロッキーシリーズの完結編として完璧な作品だった。

思わず拳を握ってしまう熱血スポ根要素だけに留まらず、ロッキーとアドニスの師弟関係だったり、ドラコ親子の歴史が紡ぐ呪縛だっ
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

-

ダラっと観るのにめちゃくちゃ丁度いいスリラー映画。

『ミスト』とか『クワイエット・プレイス』のような空気感と、M・ナイト・シャマランの『ハプニング』のようなスケール感。

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

5.0

これ、本当に凄い。
あまりに凄すぎたので、先日Filmarksにリクエストを送って追加してもらった。

「選択肢を選んで展開が変わる映画」と聞くと「面倒くさそうだなぁ…」と不安になったが、実際に観てみ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

5.0

何だこれ、めっちゃ面白かったぁぁぁ!!!!

設定でオチてるショボい寓話のB級SFかと思いきや、最後まで先の読めない展開が連続するエンタメ路線に振り切った作品。

"窮地に立たされた人間が抱えるエゴ"
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

5.0

1時間くらいずっと叫びながら戦ってるから映画館ぶっ壊れるかと思った。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

5.0

ブラッドリー・クーパー初監督作品にして、『スタア誕生』3度目のリメイク作(正確には76年版のリメイク)。

内容は、現代チックな再解釈かと思いきや時代を特定させるような演出もなく、幅広い世代が楽しめる
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来る(2018年製作の映画)

5.0

原作とは異なる展開だったが、中島哲也のローカライズが絶妙すぎて、霊能バトルものとしてめちゃくちゃ面白かった…。

キャストに錚々たる面々が集っているが、みんな普段やらない役を担当しているのでそれだけで
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ハーモニー(2015年製作の映画)

-

テーマがテーマなだけに、やはり映像向けにローカライズされた時点で説明不足になってしまう。

しかし、編集や台詞回しなどは『虐殺器官』に比べてとても分かりやすくなっていた。

キャラ感が原作小説とそこま
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

5.0

今年ベスト。

2005年の放送当時から、漫画にゲームに映画に続編といった、メディアミックスに関してもイマイチパッとした評価の出る作品が少ない『エウレカセブン』だったが、ハイエボ1にしても傑作と呼ぶに
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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1(2017年製作の映画)

-

ANEMONEを観るために、物凄い酷評だったが恐る恐る観賞。
結果、悪くない。どころか結構良かったのでは…。

冒頭30分の新作パート(前日譚)は、エヴァフォロワーの京田監督の趣味全開で、物凄い熱量の
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虐殺器官(2015年製作の映画)

1.0

オールタイムワースト作品が更新された。
制作背景を巡るゴタゴタを鑑みたとしても、物語として成立してないこんな作品が世にリリースされる事に驚く。

この映画は、原作に対する"挿絵"でしかない。
SF小説
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ最高だった…。
ラミ・マレック、正直顔はフレディに似てないんだけど、ライブシーンではパワフルな演技力でフレディ・マーキュリーが完全に憑依していた。

Queenの中で1番好きな曲が最初に流
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ヴェノム(2018年製作の映画)

-

エンディングなっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっが!!!!!!!!!!

2000年代初期のアメコミ映画っぽくて味がある。ハリウッド版『寄生獣』って感じで楽しかった。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

5.0

ファンタジー作品の金字塔。
観るたびに、"泣かせるだけが感動じゃない"という事を思い知らされる作品。

台詞の節々から感じさせる世界の広がりやキャラクターの人生、ドラマ、歴史。
それら深みの全てが、最
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

5.0

小綺麗なジェイク・ギレンホールが徐々に感情を表に出しながら事件解決に向けて必死に奔走する姿がめちゃくちゃ好き。

先の読めない展開が続くという意味でも、めちゃくちゃ面白いサスペンス映画。

バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

5.0

心の葛藤や、乗り越えなければならない壁に衝突する思春期の少女を描く作品。
邦題がネタバレだと言われているが、主題や描かれるテーマに対してそこまで重要ではなく、演出に関しても一捻りある描き方がされている
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イコライザー2(2018年製作の映画)

5.0

アントワーン・フークア以上にデンゼル・ワシントンを格好良く撮れる監督は、もはや存在しない。

前作『イコライザー』からの正統な続編で、趣向が変わったり変な小細工を入れたりが一切無いので、前作が好きな人
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ジオストーム(2017年製作の映画)

-

他のディザスター映画と比べてもツッコミを入れたくなる箇所が圧倒的に多い作品なのだが、ディザスター映画の醍醐味である「地球が大変なことになる描写」においては、もうこれ以上無いほどのバリエーションでめちゃ>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

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オチがべらぼうに強いというワケでは無いのだが、強烈な映像センスで一部ファンにカルト的な人気がある作品。
ジャンルは、ホラーというよりはスリラーなのでそこに期待すると肩透かしを食らう。

『サイレントヒ
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