フェミ研ゼミさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ロゼッタ(1999年製作の映画)

4.0

ずるいことをしてでも真っ当に生きたい。ずるいことしないで生きてきた人は早く自分が幸せだったいうことに気づけばいい。愛は要らないし、誰かを陥れてでも普通になりたい。そんな自分は真っ当じゃないって気づいて>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

5.0

何度も震えた。終わり良ければリアルなし。美しいだけのラストではなくそこには現実があった。
二時間半程の長い映画だかが、人生の走馬灯のようにあっという間に終わった。
見た後二日ほど余韻から抜け出せなかっ
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クロエ(2001年製作の映画)

5.0

詩的な映画でありながら、写真集のような画に心地よい音を着せた映画。
日々の泡の奇抜な設定が気にもならない、心の描写に集中させる繊細な感性。
おそらく日々の泡をマンガ化した岡崎京子より人間の心の描写が巧
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.4

何度も予告で言ってるでしょ?
これはホラーだって。
おそろしければそれでいいのよ。深読みしないで。
おそろしいから。

16歳の合衆国(2002年製作の映画)

4.0

好きとか愛してるって言葉を伝える方法を教わらないんだ。知らないだ。危ないこと、してはいけないことしか教わらずにこれから先、生きていくなんてかわいそうだ。そうなんだ。だってアイツは彼女のこと愛してるのに>>続きを読む

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.5

バカな恋愛をしたことのない女も男もいやしない。

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

4.0

"この団地を最短で抜け出す方法を考えるだ。"
"自分だけが不幸なんて思ってんじゃねえぞ。"
団地に住んでいたときいつも同じこと考えてた。
わたしはダメダメな大人に望まれずに生まれてきてしまった不幸な子
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

何で思った通りにいかないんだろう。思い通りになればもっとうまくいくのに。なんて何度恋愛で悩んだことか。
でも二つの全く違う思想が奇跡的に噛み合って上手くいくから恋愛って楽しいんだ。思い通りになったりな
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KOTOKO(2011年製作の映画)

3.8

観ているとき痛くてどうしてこんな画を見せつけるのと怒りのような、かなしさがこみ上げてきた。
けれど問題というものはそういうもので
問題から目を背ければ問題は悪化する。人生には問題は溢れてる。
観終わっ
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隠された記憶(2005年製作の映画)

4.5

みんな誰にも言えない悪いことしたことあるよね。みんなそんな秘密があることすら秘密にしてるから時々怖くなる。バレたらどうなるのかな。恐怖は頭の中にしかないのに人間はバカだなあ。と客観的になってくださいね>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

嘘ばっかりつく男の素敵なウソウソストーリー。
こんな素敵なウソをつける素敵な人になりたい。そんな人生にしたい。
こんなにもウソをハッピーに描くことができるなんてね。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

恋愛経験のある人なら誰しも共感できるはず。 サマーの気持ちも、ジェゼフの気持ちもわかる分、嬉しくも切なくも、ムカつきもし、心の運動になる。 恋のはじまりの高揚感あふれるジョゼフの出勤のシーンは、 映>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

4.0

人の心は時代が変わっても変わらないんだ。
人間はバカだなあ。
愛おしいなあ。
と感じた夫婦の映画。
恋愛倦怠期にみるともっとしみるんだろうな。

浮雲(1955年製作の映画)

5.0

心に静かに大きな波を起こした映画。
画面の派手さはないものの、見終わったあとの、心は派手に揺さぶられ、抜け殻のように悲しくなった。
画面の派手さは必要ない。映画は心に訴えるものがあるかないかだ。日本の
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アレックス(2002年製作の映画)

4.0

もう二度と観たくない。
と思いながらも、すぐに二回目を観てしまう。
映画のパワーに負けないようにみるのに体力使いました。
誰かの人生を擬似体験できる作品。

undo(1994年製作の映画)

4.0

"ちゃんと縛ってよ。"
多すぎる自由は不安でしかないけれど、縛らない自由と共に愛は在るのか。
縛っても縛っても足らない。
"ちゃんと縛ってよ。"
その意味は女の人にはわかるのでは?
そんな女心に気づい
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.8

僕たちはいつもベストフレンド、僕たちはときどき恋人同士そんなあなたが愛おしい。って歌う二人をみて胸がキュンと、そして涙がじんわりしてきました。大好きですこの映画。

恋の罪(2011年製作の映画)

4.4

言葉なんで覚えるんじゃなかった。と言いたくなってしまう作品。
どんな自己啓発本を読むよりこの映画を見ていただければ事足りるはず。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.5

岡崎京子ファンの方はご覧にならないほうが良いかもしれません。
原作にかなりほぼ忠実なストーリー展開ではあるものの、全く原作と違う空気が漂っています。
蜷川ファンは見て楽しい蜷川色全開の色彩ですので、写
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

恋愛で悩んだときはエンドレスでみています。
映画好きの方はオリジナル音声でご覧になる方が多いと思うのですが、これは吹き替えでご覧いただきたい一本です。ラストシーンが字幕では、伝わり切らない空気感が伝わ
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.8

最後はバッドエンドととるか、ハッピーエンドととるか。私は後者だと思いました。
話し合いを繰り広げたい一本です。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.5

超超超超難関なミステリー。
答えは映画の中に用意されていないので、自ら読み解くしかない。かなり見応えあり。147分画面に食いついて取りこぼすことのないように伏線を回収せよ!!リンチ先生最高です。

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