けんいちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

けんいち

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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.0

観ていたら、博多華丸さんを思い出した。華丸さん、ボクの頭の中で言ってる。「酒のチャンポンと親の意見は後から効いてくるけんね!」いつ頃から、親の意見をありがたいと思うようになるんだろう。

もうひとつ思
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

アンドリュー・ガーフィールドの顔が、デズモンドの信念にぴったり重なってみえた。序盤、信念を貫くその顔は、周りからは屁理屈を言っているように見える。その理由を述べる口は、どこか半笑いに見えて、やや相手を>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

5.0

ボクが一番「おー!」と思ったところが一番のネタバレになりそうなので難しいんだけど、ある役者さんの演技がすごくてね。ボクが最初に抱いた印象どおりに、最後のどんでん返しの中心人物になってた。

その役者さ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.0

この作品、すごく興味があった。未知の生命と、どうやってコミュニケーションをとるのかということに。相手も何か言葉を持っているようだ。でも、まったく分からない。さあ、どうする?

今の地球ではほとんど、こ
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

4.0

この作品でも、家族から煙たがられている平田周造は健在。橋爪功さん、なんであんなにハマってるんだろ。まさか、ご自身が実際に……?

セリフの言い回しから間の取り方、仕草のひとつひとつが本当に気にさわる。
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.0

テロを起こした犯人を徹底的に追い詰めるサスペンス……という内容ではない。それは、観始めて何分経ってもテロが起こらないことで気がついた。

徹底的に、市民の日常を描いている。こちらはテロが起こっているの
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美しい星(2017年製作の映画)

3.0

原稿を読む、ということをやっていると、重一郎の「読めてなさ」っぷりが気になる。アナウンスがなってない、この読み方ではテレビに出られないはずなのに……って思ってしまうレベル。

でも、それが間違ってたこ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.0

ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる最後の作品。全体を覆うのはどことなく悲しいものに。そりゃそうだよね、どんなものでも「これが最後です!」って言われたら。

そういう空気の作品が取り入れた空気感
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.0

2度の流産をスクリーン越しに共有する。その後に、小舟に乗った赤ちゃんが流れ着く。さあ、この赤ちゃんを自分たちの手で育てることにするか?

普段なら間違いなく届けるだろうけど、スクリーンの向こうとこちら
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

前作で、Redbone の Come And Get Your Love の使われ方にやられてしまいました。あのシーンは今でも覚えてる。ピーターのキャラクターも表現している、素晴らしいものだったんじゃ>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.0

シャマラン監督の作品は「シックス・センス」を観た時の衝撃がやはり大きかったわけです。その後「アンブレイカブル」を観た、というのが過去の自分の記録に残っていたけど、あんまり覚えてない。「サイン」はどうだ>>続きを読む

ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

4.0

この作品で気をつけなければならないものは、襲撃者が飼っている犬である。すごいのよ、この犬が。

容赦なく獲物を追う。においを嗅ぎつけ、猛追し、襲いかかり、咬み殺す。その身体能力を見たら「こいつに目をつ
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.0

このシリーズは、2011年公開の「ワイルド・スピード MEGA MAX」 から観てるんだけど、今じゃすっかり「あのファミリーに会いたい!」を思うくらいのものになってます。ドミニクを中心にした仲間たちの>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

5.0

飾らなくて、独特の雰囲気を持っている。それがボクが黒髪の乙女に抱いた印象。ものすごく酒を飲む、っていうのがいいね。あんなふうに酒が飲める人は、気持ちいい。

いや、酒が飲めない人だって、あの「詭弁踊り
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

20代や30代のボクがこの作品を観ていたら、ピンとこなかったと思う。40代になって、それなりに自分のやってきたことが積み重なってきた今だからこそ、観終わって心に残るものがあった。

それは「今こうなっ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.0

水の流れがとてもきれいだった。液体である水が意思を持って動くのもスムーズだった。

昔、トムとジェリーっていうアニメでも波が擬人化するシーンがあったけど、あれは2Dだ。これは3Dなので、奥行きを出すの
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ハードコア(2015年製作の映画)

3.0

一人称視点での作品が、これだけ情報量を少なくするとは思わなかった。最初のシーンで「目を覚ましたら見知らぬ研究施設にいた」ヘンリーとシンクロしたもん。

ここはどこだ? なんで寝てるんだ? ヘンリーの体
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

「人間対キングコング」がこんなにおもしろいとは! 島に潜入してから最後までワクワクしっぱなしだった。

キングコングの登場も、惜しげない。演出として「引っ張って引っ張って、さあ! いよいよ! ジャーン
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.0

ボクの中では「宇宙で生きる軽い男を演じさせたらナンバーワン」だと思っているクリス・プラット。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の印象でしかないんですけど。

この作品、クリス・プラットが演じてよか
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.0

「今のCG技術は、かなりリアルな描写ができるよね。じゃ、動物を擬人化させて、それに歌わせたらおもしろいんじゃない?」という企画でつくられたんじゃないか、と思ってしまう。結果、それが大成功! 現実にはあ>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

5.0

市長のソンベが、本当に悪くて…! 人を恐怖で支配する、とんでもない奴。ファン・ジョンミンの怪演っぷりが光る。

怖いだけじゃなくて、ユーモアを入れている。それがまた、笑えないジョークで…。そして「周り
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.0

ヴィン・ディーゼルは「頼れるリーダー」というイメージです、ボクの中では。ルパン三世のようです。それは、別の映画「ワイルド・スピード」シリーズを観たのが最初だったから。

この作品でヴィン・ディーゼルが
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

ラッセル・クロウがアクションを起こすたびに「かわええ…!」ってなる女子がいる…かどうかは聞いたことないけど、彼が演じているヒーリーの家庭を持つということについてはどこか欠陥があるんだろうなと思わせるあ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

オープニングの「Another Day of Sun」が、まるでテーマパークのエントランスみたいだ。「ようこそ、ラ・ラ・ランドへ!」と、観ている人を一気に世界へいざなってくれる。圧巻ですよ、これ。>>続きを読む

恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.0

最初「ちょっとこれは受けつけないかも…」って思ったんです。映画「デッドプール」を思い出すような演出に。まだこちらがどういう構えでこの作品を捉えればいいか、その態勢がととのっていないうちに、アレをやられ>>続きを読む

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.0

「この『奇妙なこどもたち』くらいが、グロい最低ラインかな?」と思っていたけど、中盤、そうなりますか。食べますか、それ。

グロくてユーモアがある、ティム・バートンの世界観はこの作品でも健在。そして、こ
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

ある日突然、電気が使えなくなる。普段の生活にどれだけ電気が使われているか。ガスや水道にも電気が使われているので、普段の生活はまったくできない。

最初、情報をテレビやネットから得ようとしているのを観て
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.0

「表では会計士、裏の顔は殺し屋」のストーリーだと思って観ていたら、違った。この作品、そっちじゃない。

すごいんですよ、クリスチャン。自宅のガレージに車を入れるところなんて、地味だけど曲芸をみているみ
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

欲しいものはすべて手に入れてきた、と言ってもいいドクター・ストレンジ。それが事故をきっかけに、少しずつ手放すことになっていく。

徐々に描かれていっているので気がつかないかもしれないけど、この転落っぷ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.0

七人いるうちの誰に目がいくか。そのあたりで心理ゲームもできそうだ。ボクはグッドナイトとジャック。ちょっとワケありなところを持っている、とか、常人の感性ではない、というところに惹かれるんだよなあ。

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

前半を観ていて「これって、ホラー映画だっけ?」と思ってしまった。いつ何が出てくるか分からない怖さは、まさにゾンビが出てくるんじゃないか、という感情に似ていた。

ゾンビはつまり、役人に置き換えることが
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人魚姫(2016年製作の映画)

3.0

「人魚を見た!」って言われたら、どんな反応をしますか? まあ、なかなか信じないでしょうね。そこを突いたギャグは、さすがチャウ・シンチー監督!

その他にも、リウに向かっていくシャンシャンのシーン。あれ
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疾風スプリンター(2015年製作の映画)

4.0

自転車ロードレースのシーンが迫力あって、これ、ケガもしてるんだろうなあと思ってたら、その通り、スタッフロールとともに流れるメイキングでは、転倒シーンも入ってた。

カメラの小型化で、かなり迫力あるシー
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.0

アンデッドを観てて思った。これ、元は人間だったり動物だったりしたんだよなあ、と。生き残っている人間は世界で数千人。対するアンデッドは数億規模。これで人類が生き延びられるのは、確率的に難しい。

でも、
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.0

公開前から大まかなストーリーを知っている作品なんて、珍しいよね。「設計図を手に入れるために多くの犠牲が出た」って、エピソード4で語られちゃってるんだもん。

そのぶん、見せ方を工夫していると思うんだよ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.0

怖かったなあ、この作品。逃げ場を求めて追っかけ回されて、死の恐怖におびえて…。正直、スクリーンを凝視はできなかったね。薄眼がちに観てた。

この手のものって、ビックリさせる演出があるじゃないですか。ド
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