如月カルラさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

如月カルラ

如月カルラ

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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

オススメしてもらって視聴。
キャロルとテレーズ、どちらも美しく魅力あふれる女性だった。
特にキャロルの美しくも憂いを帯びたような、儚さが素敵だった……。
テレーズはデパートでキャロルを見たその時から、
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.5

2分割された画面で進んでいく、心臓病を抱えた夫と認知症を抱えた妻の物語。
老老介護という現実、ただただ残酷なまでに老いと死を突きつけてくる映画。

息子の忠告を聞き入れず施設に行かず、住んでいる家にこ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

冒頭の妻が主人公を見上げるシーン、全てのストーリーを観終えたあとに同じシーンが出てくるが、最初と最後でガラッと印象が変わるなかなかない体験をした。

結婚記念日に主人公が帰宅した時、家は荒らされ妻は行
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.8

カラフルでポップで可愛い映画。

人魚伝説のある町で過ごす主人公は音楽の動画投稿を同級生に見つかったのをきっかけに、バンドに誘われる。
その練習の際に、曲に合わせて歌い踊る人影を見る、そこから音楽に誘
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Every Day(2016年製作の映画)

4.5

お別れをするための準備をし、別れを噛み締める映画。

同僚の吉田さんの言葉がストーリー根底にあるテーマを突き刺してくる。
「後回しは癖になる」、「賞味期限っていつの間にか切れてるんですよね」、「ちゃん
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

こんなにコミカルな人肉映画があっただろうか……。

内容はとんでもないし皮肉のスパイスが非常に効いているのに、音楽やテンポの良さでスルスルと観られてしまった。
お金持ちであることを鼻にかけて会話の端々
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.7

狭い街で過ごす家族や街の人間からしたら、都会に出ていったオダギリジョーが眩しいのだろうなと思う。
抜け出したい感情や、比較して卑屈になる感情などがないまぜになってこの映画の物語を作っていく。

父親が
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.5

「こんな手紙が届いた」から始まる、視聴者からの体験談を集めた(という体?)作品群。

1本が短くまとまっているのでサクサクと観られる、スナックホラー。
とはいえひとつひとつはしっかりと作られているので
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

タイのある村で代々女神をその身に宿し祈祷師をしている一族を取材するというドキュメンタリー設定で描かれたモキュメンタリーホラー。

祈祷師を務めている女性の取材をしている時に、その女性の親戚が亡くなり葬
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死霊館(2013年製作の映画)

3.7

実話を映画化した、シリーズも多い有名なホラータイトル。
有名すぎるのとシリーズが多いのとで、手を出してなかった作品をここに来て視聴。

ポルターガイスト現象やラップ音など、心霊現象としては古典的で目新
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

オススメいただいて視聴。
ファンタジーものとして非常に楽しい作品。
今まで触れる機会が少なかったけれど、結構ファンタジー物好きかもしれない。

蘇りの石板を盗みに入った主人公とその仲間の1人が投獄され
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

モンハンをほぼ全シリーズやっている身としては、モンスターの造形に拍手。
ディアブロス、リオレウスの再現度はかなり高いし、アプケロスなど様々なモンスターが出てくるのが楽しい。
ネルスキュラは気持ち悪さが
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.3

因習、狭い村独特の不穏さがずっとある。大人向けの鬼太郎。
墓場鬼太郎の雰囲気と近くて、ストーリーが陰湿で重たく、救いがない。ラストで涙がこぼれてしまった。

劇中で語られる幽霊族の過去が、墓場鬼太郎に
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.0

映画館で観ることができてよかった。

人と関わることが苦手なアメリが、ある日自宅で40年ほど前に隠された、少年の宝物を見つけてその持ち主を探すことにする。
その出来事をきっかけに、アメリが周囲の人間を
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.5

2回目くらいの視聴。
修学旅行に行く直前に飛行機が爆発する未来を予見した主人公と、それに巻き込まれる形で数人が飛行機を降りる事に。
その後飛行機は爆発、生き延びた面々を再び死の運命が襲う映画。

死の
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ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

3.5

突然のテロで愛する妻を失った主人公。その後SNSの投稿が話題となって一躍時の人となるが、その言葉に縛られ、愛しい思い出に苦しめられながらも残された息子と前を向いていく映画。

平日のレイトショー、貸切
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

配信者グループが心霊現象が起こると有名なコンジアムの精神病棟に侵入し、探索しながらライブ配信を行う映画。

病棟へ入るまでがちょっと長く、賑やかに騒いでいる配信者グループを眺めている間は退屈だけど、病
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.8

過去に"スイート16キラー"が起こした凄惨な事件から35年後に、同殺人鬼と思われる人物に母親を殺害されてしまった主人公。
同級生の発明したタイムマシンで過去に戻り母親を助けようと奮闘する物語。

主人
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#フォロー・ミー(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人気動画配信者の主人公が脱出ゲームに参加することになったが、いざ参加してみたらとんでもないゲームだった、という話。

序盤は主人公やその仲間たちのノリが少しキツく感じたが、中盤以降の脱出ゲームに参加し
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.5

祖父の入所している老人ホームが閉鎖されると聞き、主人公兄弟はそれを防ぐために銀行強盗をする。
一方、とある建築現場では掘り起こされた地下墓で作業員がミイラに襲われて、銀行強盗をしている間にロンドンの街
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

終戦目前の日本、大戸島にゴジラが現れる。
特攻から逃げ、大戸島に着陸した主人公と整備兵はゴジラに襲われ、主人公ともう1人を残し全員ゴジラの餌食に……。
その後終戦を迎え、徐々に復興しつつある日本にまた
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.0

病気を患っているミラが不良のモーゼスと出会い、色褪せたような日々に色や生きる楽しみも苦しみも感じて精一杯生きる物語。

ミラがモーゼスをプロムに誘った時、「ドキドキして死ぬかと思った!」というようなセ
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

旅館トンソン荘で起きた殺人事件のドキュメンタリーを撮影することになった編集クルーたち、記録ビデオに映った謎の影、その正体を追う中で、クルーの1人が取り憑かれてしまい……という話。

トンソン荘の主人へ
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.3

何を書いてもネタバレになる映画。
予告すら見ずに鑑賞するのがいいかも、予告を見ていたので身構えてしまったところはあったなぁ。

とはいえ、二転三転する展開には感心しきり。
伏線的なものはなく(見逃して
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

コンシェルジュであるグスタヴとベルボーイで語り部でもあるゼロ・ムスタファとの交流と生涯を描いたストーリー。
ストーリー自体は大きな盛り上がりがあるというよりは、淡々と進んでいく感じ。
それでもピリッと
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

有名なホラーテラー発信の「リゾートバイト」が元ネタ。
かと思いきや!オカ板などが好きな人は、アレも!?コレも!?となる作品。

リゾートバイト、八尺様、パンドラがまさかの融合、寺生まれのTさんネタも入
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

阿部サダヲさんの演技がとんでもない、この人の演技力の幅はなんなんだ……。

最初の、花びらのようなものを撒いているシーンがラストを迎えた時になんだったのかがわかって、おわぁ……ってなった。
サイコパス
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

北欧ホラー。
母親に抑圧され、嫌われないように生きている主人公のティンヤが森で卵を見つけ温めたところ、孵化して生まれたのは化け物だった。
その化け物が引き起こす事件で、ティンヤはどんどん追い詰められて
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭16分で監督が好きになれる。

最初はコミカルさが目立つが、しっかりと戦争映画だった。
子供の目線で描かれる戦争。小さい頃から戦争が日常にあるなら、まだ10歳の主人公がヒトラーに心酔してしまうのも
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

映像がただただ素晴らしい。
現実の風景がちょっとしたアクセントでSFの風景となっていて、違和感が全くない。

AIと人間との闘争を描いているが、人間たちが利己的であるのに対し、AIたちが優しさや愛情に
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シャークネード(2013年製作の映画)

3.0

チープなCGや期待通りの展開、ご都合主義などありつつも、ツッコミを入れながら最後まで見てしまった……。

サメがホホジロザメ以外にもハンマーヘッドがいたりイタチザメがいたり、割と細かい。

主人公が手
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ゴースト・ライト(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半から中盤にかけては息子を亡くした主人公の苦しみを、中盤からは心を通わせた男性の真実を、終盤は主人公を巡る事件の真相を描いている。
中盤まではまるで心霊系のようだけど、蓋を開けてみたら……。

犯人
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