こーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

こーじ

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ボルケーノ(1997年製作の映画)

2.0

ロサンゼルスを溶岩が襲うパニック物。まぁ、特に可も不可もなし。ただ、池が沸騰してるのにみんな熱さに気づかなすぎだろとか、溶岩のスピードってあの程度なのかとか、溶岩の目の前に立っていて大丈夫なのかなど疑>>続きを読む

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.0

正直、意味分からん。分からんけど映像は面白い。けどやっぱり訳分からん。意味がなさそで深そでやっぱり意味なさそうな想像力世界。リリー・コールは不思議な顔立ち。ヒースの代役3人は似ていて見分けがつかない。>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

4.0

男のロマンと強がりに溢れた作品。奥底には戦争の血生臭さがありながらも、あくまで明るく力強い。どんな時でも全てを笑い飛ばす人々の逞しさこそジブリの魅力。ジーナの熟し切った愛とフィオの真っ直ぐな憧れ。3人>>続きを読む

ポセイドン(2006年製作の映画)

1.0

沈没する豪華客船から脱出するお話。見事にドタバタが続くだけで内容は全く無し。船が転覆して上下逆さまの中を下へ下へと登って行くのが映像的見せ場なんだろうけど、その面白さが画面から伝わらない。泳げない人は>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.0

ジョニー・デップが完全に霞んで見えるほど、赤と白の女王がいい味を出している。ただ、バートンらしさは薄く、優等生的な内容。変に弄らずに、子役を使って原作のまま映像化したものの方が見たかったかも。チェシャ>>続きを読む

そして、私たちは愛に帰る(2007年製作の映画)

3.0

ドイツとトルコを舞台にした、"死"が繋ぐ3組の親子の物語。トレンディドラマばりのすれ違い展開なのに、練り込まれた脚本、重みのある演技、こってりした映像の力で、地に足の着いた作品になっている。年下の30>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

5.0

悲しい話なら涙を流してすっきりできても、この苦しさには軽々しく泣くこともできない。そして、夢を描き、何か一つでも、悔いは無いと言い切れる程に成し遂げたものがあるかと自問する。命の輝きと命の尊さ。答えは>>続きを読む

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

3.0

“子供の頃に書いた「予言の書」を友達の誰かが実行する”という原作の秀逸なプロットの魅力で3まで見続けたが、話のスケールが大きくなる度に現実感が薄れ、薄っぺらな印象になってしまった。そもそも実写化に無理>>続きを読む

センター・オブ・ジ・アース(2008年製作の映画)

2.0

地上波放送の録画で鑑賞。小学生の子供と観るには最適な地底冒険映画。ただ、3Dでのアトラクション感を目指した映像が多いので、3D版を映画館で観ていたら印象は違っていたと思う。2Dだと残念ながらCGの粗さ>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

3.0

しっとりと情感溢れる映像から分かるように基本は父と子の人間ドラマ。さらにロボットバトルの興奮、ATOMの可愛さ、そして愛まで詰め込んだが、全体のバランスは今ひとつ。もう少しドライで軽い作風の方が好み。>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

父の遺した鍵の謎を求める少年の物語。祖父の件など大切な背景が省かれている印象で、タイトルの意味を含め意図は読み辛い。911が下敷き故かトーンは暗すぎ。両親から同じように愛されていたことを知るラストに安>>続きを読む

ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

実話に基づいたという武器商人の物語。それを狂気的ではなく、まるでブラックジョークを交えたビジネス成功談の様に描く。だからこそ弟の最期以降の展開、必要悪として生きるこの男の存在と、それを求める影が心底嫌>>続きを読む

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

5.0

子供向けではなく、子供でも“観ることのできる”スコセッシが正解の、映画と人間への愛に溢れた作品。問われるのは自分の役割の発見と再生。心を動かされるのは子供よりも疲れた大人だろう。「壊れた機械」と同じ自>>続きを読む

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.0

タイトルに反し電車はほぼ止まったまま。細かいカット割り、止め絵、スローなどトニー・スコットらしい映像でリズムを出したが、使いぎで少々くどい。魅力のないトラボルタの犯人像も残念。犯行の動機や結末も疑問が>>続きを読む

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

4.0

いわゆるひと夏のアバンチュールなわけだけど、軽くもドロドロでもなく、突飛ながらも落ち着いた味わいで、自分にゃ縁のない世界を堪能。大人だなぁって感じです。登場するやヨハンソンを一気にヒヨッ子に感じさせる>>続きを読む

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

傲慢なCIAの嘘。ディカプリオの仕掛ける嘘。仁義を重んじるヨルダン情報局。自虐的な結末はアメリカらしい。全般にスタイリッシュだが感情移入はし辛いか。恋愛話は展開上の都合だけで必然性なし。ハニ役のマーク>>続きを読む

ナショナル・トレジャー(2004年製作の映画)

3.0

特筆すべき点はないけれど、1作目、2作目とも謎解き、遺跡、アクションと、楽しめるツボをそれなりに押さえていてソツなく普通に面白い。ツッコミどころも敢えて用意か? 大統領の日記が実在するなら見てみたいな>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

関連5作を観ていればという注釈は付くが、ヒーロー集結映画として文句なく楽しめる。それぞれの個性と見せ場もきちんと描かれていて充分満足。中でもブラック・ウィドウの登場シーンと無敵過ぎるハルクには痺れた。>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のハルク誕生の経緯を始め、必要最小限の説明で突っ走るスピード感が小気味良い。CGの不自然さはちと残念。緑の巨人に現実感を持たせるのは難しいか。関連作中、最も切なくウェットな作風は嫌いじゃない。ラス>>続きを読む

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.0

よくあるように3作目への繋ぎ作になってしまったのは残念。とはいえ、トニーの相変わらずの魅力や、仮面ライダー1号・2号が力を合わせたような戦闘シーンは楽しめる。今まであまり好きではなかったヨハンソンが初>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トニーの生き様の妬ましいほどのかっこよさ、アーマー完成までのワクワク感、空を飛び回る爽快感。男の子が夢見る要素をこれだけ詰め込めば面白くないわけがない。中東が敵の設定には無理を感じたが、ちゃんと自虐オ>>続きを読む

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.0

表情が豊かでCGの出来もよく、アニメというより実写映画を見た気分。家が飛び立つまでがクライマックス。中盤は意外にアクティブでラストでまたしんみり。そんなストーリー構成やキャラの仕草などに宮崎駿を感じる>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

5.0

へタレ男子は必見。サマーに振り回されての妄想や有頂天や絶望や青春のモヤモヤが笑っちゃうくらい共感できるはず。甘く切なく理不尽な経験を乗り超えて男の子は成長するのだ! PV出身監督らしいリズム感や遊び心>>続きを読む

ヴァン・ヘルシング(2004年製作の映画)

2.0

ドラキュラ、狼男、フランケンの俺たちゃ怪物3人組大戦争映画。美しい美術や怪物たちの迫力あるCGが楽しめればそれでOK。内容は無いがサービスは満点。後半のロープアクションの辺りは殆んどコント。飛び回るド>>続きを読む

フェノミナン(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョージと周りの人々との温かい愛の物語。脳味噌覚醒や念力の無茶設定は気にしちゃ駄目。いわゆる傑作ではないけど、きゅんとなる場面や台詞は多い。笑顔とユーモアと抑え気味な涙の組み合わせには弱いのだ。映像と>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

2.0

明るく甘い映画かと思いきや結構ビター。とはいえ、悪い事件が起きそうな展開でも柔らかく着地するので安心。「決して熱弁ではなかった」という最後の牧師のたどたどしい説教が、まさにこの映画のイメージ。話の主軸>>続きを読む

シチリア!シチリア!(2009年製作の映画)

2.0

いい映画なんだろうな、という雰囲気はある。人生を描くには必要なのだろうが、尺は長すぎ。その割に日々のエピソードに後から胸に染み込むほどの滋味はない。イタリアの歴史に疎いため、ニュー・シネマ・パラダイス>>続きを読む

スコーピオン・キング(2002年製作の映画)

2.0

アクション映画として普通に楽しめる。内容的にこれといった売りはないが、ザ・ロックの筋肉とケリー・ヒューの無駄なセクシーコスチュームが見所か。どうしてスコーピオン・キングという名前になったのかは、いまい>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「いやいや、そんな訳ないだろ」ってオチだけど、作品そのものがジョークだと思えばそれなりに楽しめる。色彩を抑えた映像はスタイリッシュな反面、異世界を見ているような隔たりを生み、臨場感は薄い。それにしても>>続きを読む

ザ・ハリケーン(1999年製作の映画)

2.0

様々な思いを秘めたデンゼル・ワシントンの演技が見事。レズラたちとふれ合い、希望を取り戻すまでの前半がむしろクライマックス。証拠探しと法廷シーンはオマケ。それでも無罪判決の瞬間は嬉しくなる。映画としての>>続きを読む

トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

3.0

内容はB級。うねうね動くトランスフォーマー達を観るのが楽しい。ただ、精密過ぎて見分けのつき辛いメカと、激し過ぎて何をしているのか分からない戦闘シーンは相変わらず。シンプルなデザインではリアリティが出な>>続きを読む

ファンタスティック・フォー:銀河の危機(2007年製作の映画)

3.0

軽いノリのSFヒーロー映画。下手に大作ぶったりテーマ性を織り込んだりはせず、単純明快な娯楽作品に徹しているのは好感が持てる。2作目でも欲を出さずに気軽さを維持したのが偉い。こういう映画も必要だと思う。

デジャヴ(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイムトラベル物とは予想外。突っ込まれそうなその辺の説明は勢いで上手くサラッと流した。ワニに喰われる死体、「2回目」という台詞、最後に現れるダグなど、悩み始めるとキリは無いが、スリリングかつハートフル>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.0

年齢を自在に操るCGはよく出来ている。長くて少々退屈な物語りには飽きるが、CGへの興味でもたせた。時計職人やホームの面々、バトンの最期など、個々のエピソードは面白い。が、作品全体としての印象はぼやけて>>続きを読む

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

2.0

ゲイを否定するでも肯定するでもなく、驚くような法廷劇があるわけでもなし。HIV患者とその家族・友人のありのままの姿、そして遵法の絶対性を描く。どう考えるかは観る者に委ねらた。本気で心配になるトム・ハン>>続きを読む

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

4.0

意外な掘り出し物。テロ撲滅のためなら全てが善だなんて9.11直前故の価値観だけど、トラボルタとハル・ベリーが悔しい程にかっこいい。まるでルパンと不二子。テンポが良く皮肉も効いている。バッチリ決まったイ>>続きを読む