こーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

こーじ

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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.0

手慣れた感じで手堅く作られたスパイ映画。といっても欺く相手はちと違う。カット割りはやや忙し過ぎだが、トニー・スコットのこってりした映像は好き。もう少しワンシーンを長くしてくれると落ち着いて観られるのだ>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

全てが判明する、「指輪が転がった瞬間の衝撃」には背筋が震えた。最初に「秘密がある」とわざわざ念を押す自信が憎い。最後には全員が救われることで、単なるホラーでない良作となっている。こりゃ、その後のシャマ>>続きを読む

トスカーナの休日(2003年製作の映画)

3.0

イタリアで元気を取り戻す疲れたアメリカ人女性系映画。テーマも内容も取り立てて目新しいところは無いが、陽気なイタリアムードとハッピーエンドで、ゆったりと気分良く観ることができる。ダイアン・レインの自然体>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.0

逆光にキラキラ輝く髪とエーゲ海、みんなの笑顔に、ABBAのナンバー。内容はどうってことないけれど、美しい景色と幸せそうな人々を見ているだけで、何故かホロっときちゃいます。何があっても、笑顔があれば大丈>>続きを読む

天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.0

話を追うだけで精一杯になっていた前作と違い、4つの殺人と犯人探しに的を絞り、娯楽映画として落ち着いて楽しめる。映像的な見せ場も存分に用意。舞台設定のどこまでが事実に基づいているのか分からず、自分の無知>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

3.0

心をくすぐられる場面は結構ある。ただ、過去との連続性を含め、主要人物の性格描写が曖昧に感じて感情移入はし辛い。中山美穂ファンには嬉しいだろうが、一人二役の設定ではない方がいい話になったのでは? それに>>続きを読む

ブタがいた教室(2008年製作の映画)

3.0

おそらく半分はドキュメンタリーと思われる子供たちの真剣な表情が胸に迫る。作中にも語られているが、感情か理論かの結論の是非ではなく、この作品を観た各自が命について考えることが重要なのだろう。考えの浅い教>>続きを読む

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シリアスな謎解き物かと思いきや、途中からファンタジーホラーに大変身。「えっ!?」って人も多いだろうが、バートンらしいし、これはこれで嫌いじゃないけどね。クリスティーナ・リッチが映像の雰囲気に合ってて良>>続きを読む

エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

2.0

精神病院に送られた少女が仲間と協力して抜け出そうとした過程を、少女の頭の中の想像世界視点で描いたアクションファンタジー。映像はかっこいいが中身は空っぽ。本題に入るまでのスピード感は良かった。ゆらゆらダ>>続きを読む

怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

2.0

3Dが売りの映画だけど観たのは2D。ジェットコースターのシーンは3Dで観たかった。子供向けギャグを織り交ぜた内容は予想の範囲内の優等生。ただ、感動させたい点があからさま過ぎてちょっと興ざめ気味。もう少>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.0

「塔の上に閉じ込められた長い金髪の少女」という設定以外、ほぼオリジナルなストーリー。原作とは違う元気なラプンツェルがフライパン片手に活躍する姿が楽しい。光と影の表現がさらに進化した映像は驚くほど美しい>>続きを読む

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

3.0

ヨブ記と宇宙の歴史とその一部として生きもがく家族。日本人には神の意志よりも善悪を越えた自然の流れと読み替えた方が分かりやすいか。父と長男どちらの立場も嫌な共感を突いてくる。瞬きのような映像はどこで止め>>続きを読む

目撃(1997年製作の映画)

3.0

例えるならば、一流レストランの素晴らしい食事じゃなくてポテトチップス。重みや緻密さは足りないけれど、かっこよくてワクワクできるから、これはこれで美味しい。アクションも銃撃戦もカーチェイスもない静かさも>>続きを読む

ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.0

大作映画もいいけれど、この手の気楽に観られる作品も結構好き。業界うんちくも勉強になります。つーか、綾瀬はるか、めちゃめちゃ脇役なんですが。

コール(2002年製作の映画)

3.0

娘を奪われた夫婦と誘拐犯グループの駆け引きを描くサスペンス。緊迫感のあるオープニングから全容の見えない中盤過ぎまでは良い。メスを隠し持つシーンもドキドキ。ダコタ、ケビン、セロンみんな上手い。なのに、終>>続きを読む

GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)

3.0

ルールは徐々に曖昧になりGANTZや星人の謎も明かされぬまま。納得のいく説明は難しいだろうし読み取れなかった深い意味があるのかもしれないが、単純に不条理ものとして楽しむべきかも。アクションはなかなか良>>続きを読む

GANTZ(2010年製作の映画)

3.0

物語の基本設定は謎だが、個々のエピソードは面白い。というか、日本的な星人たちが楽しい。あっという間に本題に入る導入部は気持ち良い。後半は「早く撃てよ」というムズムズ展開が多い。あえて狙ったものなのか?>>続きを読む

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.0

憧れる楽しそうな描写は少なく、思った以上に厳しい小人の暮らし。隠れて暮らす設定上仕方なしか。明るさや爽快感を求めなければ悪くはない。が、ジブリ作としては生き生きとした表情やじんわりと心に残るシーンがも>>続きを読む

X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.0

若き頃のチャールズとエリックの前日譚。2人の友情と決別を中心としたドラマは切なく深く、先にこっちを観ると前3部作が軽く感じてしまいそう。後付けの過去物として矛盾も少なくファンは必見。ニヤリと楽しめる。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.0

思った以上にウェットな内容。もっとスパっと爽快に切り裂くのかと思っていた。ヒーロー物は明るい方が好きかも。とはいえ1~3作を観ているなら過去の謎がすっきりする今作は観逃せない。奥さんとのエピソードは良>>続きを読む

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.0

題名の印象でB級作だと思い込み前2作は観ていなかったけど、3作目だけ観ても結構面白い。惜しげもなく次々と出るミュータント、映像の迫力、暗過ぎず軽過ぎずのストーリー、詩的な事件の解決方法。娯楽作らしくて>>続きを読む

X-MEN2(2003年製作の映画)

3.0

いろんな話を織り交ぜて、新しいミュータントが登場して、アクションもパワーアップしてと盛りだくさんの第2作。鋭さを増したウルヴァリンの爪もかっこいいが、ミスティークが万能過ぎて凄い。あのジェット機だけは>>続きを読む

X-メン(2000年製作の映画)

3.0

最初に観たのが3作目だったので、あぁ、なるほどっていうのがいろいろあって面白い。敵キャラがいかにも第一話用のザコっぽいのも、ある意味微笑ましい。異人種との対立という大きなテーマはあるけれど、ミュータン>>続きを読む

ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

2.0

通訳女性が大統領暗殺計画を聞いてしまうサスペンス。TV 用にバサバサ切られているせいもあるだろうがストーリーがよく分からない。登場人物も多過ぎで判別不能。キッドマンの清潔感のある美しさとショーン・ペン>>続きを読む

アイ,ロボット(2004年製作の映画)

2.0

ロボット工学三原則系映画。うん。まぁ、悪くはない。悪くはないけど新鮮味はない。ロボットの造形にもあんまり魅力を感じない。悪くはないんだけどねぇ。あんまり積極的に観る必要はないかなぁ。

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

原作を3回読破後、改めて3作通して鑑賞。純粋に映画として見ると大傑作とまでは言えないけれど、原作の映像化としては、ほぼ文句無し。フロド、サルマン、セオデン、ファラミアあたりの描き方は若干残念感があるか>>続きを読む

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.0

謎の多い前半は話をどうまとめるのかという期待感で楽しめる。が、中盤から徐々に明かされる種明かしはスピード感に欠け、どんでん返しの高揚感はない。部分部分はなるほどと思わせるが小ネタの積み重ねで終わってし>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.0

一夜にして億万長者のサクセスストーリーではなく、何にも負けずに掴み取ったピュアなラブストーリー。思っていた以上に重い内容だが、時折映し出される澄んだ笑顔と、生き抜くことが正義のインドの混沌が、切ないほ>>続きを読む

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島(2010年製作の映画)

3.0

前の2作を観ていないと何が何だかわからないのは仕方ないとして、内容はまずまず。アスランの国の描写など、暗さに逃げない透明感のあるCG映像はなかなかよかった。ルーシーが随分大人になっていて驚いた。

タイタンの戦い(2010年製作の映画)

3.0

怪物たちの映像を楽しむことだけが目的だったのでドラマ部分はやや我慢の鑑賞になるが、肝心のメドゥーサやクラーケンがなかなか素敵だから、それだけで満足。ゼウスって全知全能じゃないの?とか、タイタンって何の>>続きを読む

豆富小僧(2011年製作の映画)

1.0

映画館で観ていたらかなり悲しくなったであろう。まず家庭用ゲーム機に毛が生えたようなCGがひどい。単純なストーリーでありながら基本的な設定についての説明がないなどシナリオがアンバランス。ギャグも声優も宜>>続きを読む

トロン:レガシー(2010年製作の映画)

2.0

映像はそこそこかっこよくて美しい。が、先進性や強烈なインパクトはなく、クールさにも欠ける。クルーとかグリッドとかの単語やストーリーがよく分からないのは前作を観ていないせいか。乗り物の名前の頭にいちいち>>続きを読む

幸福な食卓(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家族再生物のはずだが主軸は恋物語。最後に突然家族が大切という展開になり戸惑った。テレビ版で伏線がカットされていたのか? 作り手の個性を抑えた淡々した作風が作品の雰囲気に合っている。北乃と、河原などの日>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

4.0

「ロック、ストック・・」の拡大再生産。違いは登場人物がさらに入り乱れ、2回観ないと分からなくなった点。洒落た映像センスはさすがだが、同じパターンでは新鮮味は薄い。とはいえやっぱりかっこいい。何を言って>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

マンガとゲームの世界を実写化したアクションラブコメディ。1UPネタと初っ端のファミコン風BGMには結構ぐっときた。観ている時よりも後で思い返す時の方が面白い印象。予想外にナイヴス惚れるのは間違いなし。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.0

とにかく猿たちのCGが素晴らしい。さすがに共感を呼ぶ演技とまではいかないが、かなり近いレベルまでは到達した。内容的にも有名作の後付け過去物語としては良く出来ている。結末が決まっているから仕方ないが、全>>続きを読む