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少年と「風船」の友情を描いた短編。
風船にどうやってこんな演技させたんだよ、というくらい風船の行動が可愛い。助演男優賞あげたいくらいなのである。
また、パリの青い街並みに、この赤い風船がとてもよく>>続きを読む
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これは本作だけ単体として見ても、屈指の傑作であることは間違いない。
人生の巡り合い。
失敗したり、うまくいったり。
悲しい出来事に泣き、悔しくて泣き、嬉しい出来事に笑い、手を叩いて感動し、
そして、>>続きを読む
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冒頭、54人一斉飛び込み自殺は、グロテスクな画面に、それとは不釣り合いのアホみたいな音楽でとても園子温っぽい。
「あなたとあなたの関係は?」
「今あなたが死んでもあなたと関係ありますか?」
「今あ>>続きを読む
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なんという映画、、。
緊迫感。
威圧感。
焦燥感。
ジリジリとむせ返る真夏の太陽のような、この時代の温度を肌で感じることができる。
日本のいちばん長い日。
それは昭和20年8月14日から8月15日>>続きを読む
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素晴らしいアニメーション。
王道ラブストーリー。
やっぱ「王道」はいいよね。いつ見ても、何度見ても、ハッピーになれる。
本作が劇場公開した頃はまだ3D映画黎明期で、新しいもの嫌いの私は「映画が3D>>続きを読む
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トイカメラみたいなポップな色彩と、俳優陣の軽妙なやりとりが、とても見やすい作品だった。
色彩は特に強烈で、フォーヴィスム的情動がある。
合法ドラッグで大儲けしてからの、マフィア・警察が現れて大混乱の>>続きを読む
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赤ちゃんの夜泣きって大変だよね!
ヘンリーお兄さんのイクメンパパ奮闘記。
いや、そんな生やさしいもんじゃないことはリンチ監督の名前でわかるはず。
胃が捻れるほどグロテスクな嘔吐必至映画。赤ちゃんをこ>>続きを読む
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いくぞ!
私史上最長レビューだ!!
【はじめに】
まず、本作の楽しみ方としては、見終わった後にネットを調べて「あー、そういうことだったのか」とスッキリ満足して終わらせるような映画ではないと思います>>続きを読む
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ナチュラル・ボーン・キラー=生まれながらの人殺し。
生まれた時から殺人者になることが決まっていた人間たち。
極彩色&モノクロの画面、グラグラ不安定なカメラ、斜めに傾いた構図、謎の背景、アニメ表現>>続きを読む
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ヤクザや警察にも物怖じせずに突っ込んでいく薬師丸ひろ子。『セーラー服と機関銃』でこの時代のアイコンとなっていった彼女の魅力は、本作でも健在だ。
松田優作の、静かな迫力も健在。声は小さいのにオーラがで>>続きを読む
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理科を教える中学教師が、プルトニウムを盗んで自宅で原爆を作り、それを盾に政府・警察を脅迫するという、なんともトリッキーなカルト映画。
原爆を作成する過程を、わりと細かく描いているのがいい。この男は>>続きを読む
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「何十年先も 君を友達って思ってる」
(ケツメイシ 『友よ〜この先もずっと…』)
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カラフルな夢の世界と、不吉な悪夢の世界を行き来する。
夢の中に入り込むインセプションバトル+ボーちゃ>>続きを読む
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平成ゴジラ第1号。
ビオランテ。
なんかビオランテっていう名前がいいよね。花の名前みたいで。ビオランテ。
音楽がなんかドラクエっぽいなぁ、と思って観ていたらエンドロールで、すぎやまこういちって出>>続きを読む
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「妖怪とは、人間の不都合が作り出したものだ」
本作に登場する民俗学者は言った。
ぼぎわんも、そうなのだろうか?
妻夫木は、知紗をブログの材料としか思っていない。
黒木華は、憎んでいた母親の姿へ自らも>>続きを読む
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飯の映画。
飯を愛するすべての人へ。
基本はラーメン屋を再生させるための奮闘コメディーなのだが、所々に挟まれるサイドストーリーが、なんとも美味しい。
役所広司の卵黄口移し(エロい!)
ふわと>>続きを読む
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「殴って気絶させ、それから目覚めたときに新たな人間となって共産主義化は可能になる!殴ることは指導である!」
自らの思想に酔っちゃってる人は危険だね。何をやっても正当化しちゃうんだから。
・・・な>>続きを読む
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1972年のあさま山荘事件を、警察側の視点で描いた作品。
本作の大きな特徴は、これほどの大事件を扱うのに、犯人をほとんど出していないという所だと思う。犯人の顔。犯人の主張。犯人の動機。それらはほぼ省略>>続きを読む
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おもしろい!上質なユーモアと「あるある」がたくさん。
wikipedia情報だが、“お葬式”をテーマにした映画は本作が日本で初めてとのこと。きっと当時の人たちは、この映画に自分の困った体験を重ねて、>>続きを読む
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脱税は犯罪だ。
しかし、「短絡的に」脱税はできない。周到な準備と、知力と人脈と根気が必要だ。そして、それを暴くマルサの人間にも同じような能力が要求される。
さぁ、どちらが上か。
脱税の裏には、愛>>続きを読む
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宇宙人にもいろんな種類がある。
『エイリアン』のように攻撃的な者もいれば、『E.T.』のように友好的な者もいる。『第9地区』のような宇宙難民もいるし、『惑星ソラリス』の海のように、もはや意味のわからな>>続きを読む
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え、まじ?
ちょっとビックリ。
これは賛否が分かれそうな展開だ。でも、私はウッディがどんな決断をしようが、応援する。
このシリーズが大好きだから。
『トイ・ストーリー』シリーズがなぜ、こんなにも胸を>>続きを読む
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「ずっと何かを、誰かを、
探しているような気がする」
記憶の彼岸へ消えていった彼女を救いだし、現実に再会するまでのストーリー。
心と体が入れ替わる恋愛ものと思わせて、実はその相手が過去に死んで>>続きを読む
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カルト映画の帝王、デヴィッド・クローネンバーグの初期代表作。彼はどんな男かというと、人間の頭部を爆発させてカタルシスを得ているような危険な男なのだ。彼の作品を見るときは、神経の皮を分厚くする必要がある>>続きを読む
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小学生のとき『ミュウツーの逆襲』を劇場で観た。
そして本日、私の息子(小3)を連れて本作を観た。
まさか親子2代で同じ映画を劇場鑑賞するとは。あの頃はまったく想像しなかったなぁ。
また、私にとって>>続きを読む
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「相手を追い出すまで戦います。それが生き物です。」
劇場版第1作。
改めて見返してみると、これって、結構問題作だったんだなぁ。
ミュウツーという“人造生物”が、自分の存在意義を問い、自分を生み出>>続きを読む
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マイナー映画のご紹介。
『日本沈没』の著者でSF作家“御三家”の一人、小松左京が総監督、脚本を務め、デザインはスタジオぬえ、音楽・羽田健太郎、特撮・川北紘一、、。
これは要するに、当時の日本のベストス>>続きを読む
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ウィルは38歳独身。父親が残したヒットソングの印税で暮らす、無職のお気楽男だ。好きな時に好きなことをして、女の子もとっかえひっかえ。責任など皆無。
こんな生活をしてみたい。私だったら、とりあえず「映画>>続きを読む
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顔面爆発の元祖。
ちりばめられた不協和音。
また、本作ラストのスキャンバトルは、間違いなくカルト映画史に刻まれる怪作だ。
血管ボコボコ、血飛沫ピュー、白目ドーン、からの人体発火。ふたりとももの凄い顔>>続きを読む
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しっかりもので我慢強い姉・ヘイフラワーと、わがままでお転婆な妹・キルトシュー。
二人とも天使のようにかわいい。
そして、イモの研究ばかりの父。笑った。
子どもが家出したときも、父はイモの話をして>>続きを読む
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漫画もドラマも見てませんので、本作だけの感想です。
「普通の子」としっかり向き合うことを教育方針としている鈴木先生のお話。
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「全員参加で実現する公正な選挙」
この標語の裏には、どこか>>続きを読む
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「3000回愛してる」
素敵な言葉だ。
本作に相応しい。
知識ゼロから始めたMCU全作制覇の旅も、公開最終日の本日、無事ゴールすることができた。
エンドロール手前で、直筆サインとともにクレジットさ>>続きを読む
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ゼロから始めるMCU全作制覇の旅。第20作。
「縮小」と「拡大」を取り入れたカーチェイスは、初めて見る映像だった。素晴らしい。さらに壁をすり抜けるゴーストまで加わり、変幻自在のカーアクションに彩りを>>続きを読む
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ゼロから始めるMCU全作制覇の旅。ゴール目前の第19作目。
というか近所のシネコンは、明日でエンドゲームの公開が終わってしまう。『キャプテン・マーベル』はレンタル開始が7月なので諦めるとして、今日中に>>続きを読む
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ゼロから始めるMCU全作制覇の旅。
第18作。
近所のシネコンでは、6月27日までしかエンドゲームを上映しないそうなので、もう時間がない!急がねば!
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本作は想像以上に深い物語だった。
ワカ>>続きを読む
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“いいか 国とは人なのだ!”
(ネフェルタリ・コブラ 『ONE PIECE』より)
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ゼロから始まったMCU全作制覇の旅も終盤だ。第17作の本作は、今までの「マイティ・ソー」シリーズの中で>>続きを読む
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「そして月の瞳にキスをする」
この字幕が魅力的だった。
月の瞳にキスをするというロマンチックな表現とは程遠い、すごく気色悪い画面だったけど。
弾丸ロケット号で月の顔面に突き刺さってるだけだからなぁ>>続きを読む