syuheiさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.0

ジブリ新作ということで期待してたし、ゆえに贔屓目な態度で観た。主人公のアーヤは表情豊かで何事にも前向きで好感が持てた。ただ、これまでの宮崎吾朗監督作品と同様、話の進め方が遅いため、終盤で畳みかけるよう>>続きを読む

西部戦線異状なし(1979年製作の映画)

4.0

1930年の同名映画の1979年テレビ映画リメイク版。ゴア描写こそないものの戦争で心身に傷を受けることが何を意味するかが克明に描かれる。負傷のため前線を離れ実家に戻ったポール(パウル)がもはや戦場を故>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

サム・メンデス監督の新作、やっと観た。無数にある第一次世界大戦の挿話の1つを印象的なワンカットで描く。月並な感想やけど、どうやって撮影したんやろ。そらアカデミー撮影賞とるわ。

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DAGON(2001年製作の映画)

3.5

ラヴクラフトカントリーのヒットで時ならぬラヴクラフトブームと聞いて思い出した本作。CGは若干ショボイけど『インスマスを覆う影』の漁村の不気味さはよく出てる。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

設定がややわかりにくかったけど作品全体が放つメッセージ「たとえ大きな目標や夢がなくても人生は生きるに値する」には『自虐の詩』に通底する感動を覚えた。なによりプペルが年内最後の新作アニメ映画鑑賞になる事>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.0

見るべきところがないとは言わない。4℃による作画や描き込まれた背景には映画的スケールを感じるところもあった。でも全体的には「ウンザリ」の一言に尽きる。

大事なことは全部セリフで説明。手垢のついた演出
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セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)

3.5

セガと任天堂のコンソール競争がどのように始まり、どのように終わりを迎えたかがよくわかった。

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

Apple TV+で観た。これApple Original Movieだったのね。ロシャオヘイ戦記もしかり、今年は秀逸な海外アニメが目白押し。

城壁の中の風景や男たちは直線が組み合わされて四角く描か
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

アクションシーンの新鮮さは今年観たアニメ…というか映画の中で群を抜いてた。吹き替え版だったがシャオヘイとムゲンの声優さん達がよかった。

大脱走(1963年製作の映画)

4.5

1963年の作品だがいま観てもべらぼうに面白い。独房(cooler)に入れられたマックイーンが壁に投げたボールの音が彼の不屈の精神を象徴しているよう。Paul Brickhillは『暁の出撃』の原作者>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.0

安易なハッピーエンドにならないダールらしい結末のため、映画が終わってポカンとなる人も多いと思う。その点はいいとしても、ゼメキス監督の話運びのセンスやテンポ感覚がだいぶ衰えたのではという心配が先に立った>>続きを読む

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.0

前半〜中盤のCGによるドラクエ世界描写はかなり良かった。鳥山明氏のデザインの秀逸さ、すぎやまこういち氏の音楽の美しさ、そしてドラクエ世界を作り上げた堀井雄二氏のイマジネーションの広がりに改めて感嘆した>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

1.5

いつだったか飛行機の中で観た。宇多丸さんの表現「下品な映画」がピッタリ。

スウィングガールズ(2004年製作の映画)

4.0

コンクールで優勝とかいう勝負事ではなく、メンバーたちは"どうやってもっと音楽を楽しむか"を追求する、この点が気に入った。テンポがよく、観ていてダレない。キャラクターも魅力的。劇中の演奏はすべて出演者自>>続きを読む

酔拳2(1994年製作の映画)

4.0

燃える石に倒れ込むシーンはマジで声が出た。

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

4.0

石丸博也氏の日本語吹き替えで観た。ところどころ広東語音声が英語になってるのはマスターフィルムの破損が原因らしい。

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.5

歳とったジャッキーの姿を見るのに抵抗があったので避けてたけど昨夜のフォーリナーがよかったので。これもよかった。Miyagiさん役のジャッキーかっこいいしウィル・スミスの息子もいい。

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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

4.0

哀しくて泣けるジャッキー映画。爆弾テロ事件とその首謀者をめぐるストーリーで、爆発シーンが多くてハラハラする。感情を抑えたジャッキーの演技と同様アクションもジェイソン・ボーンのようにシリアス。ただあまり>>続きを読む

ボビー・フィッシャー 世界と闘った男(2011年製作の映画)

3.5

ボビー・フィッシャーの伝記ドキュメンタリー。米ソが国家の威信を賭けてチェスで争ったとは今ではのどかに聞こえるけど、知的優越を示すことが政治体制の優位に直結する"盤上の冷戦"だったことを知れば『クイーン>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

"Honesty is the best policy."を信じる人々、信じたい人々のための映画。問題になった、FBI捜査官に色仕掛けを使う女性記者の描き方はたしかに陳腐。なくても良かったように思う。>>続きを読む

大列車強盗団(1967年製作の映画)

3.5

原題はRobberyで1967年作。1979年のマイケル・クライトン監督作『大列車強盗』(The Great Train Robbery)とは別物。1963年にイギリスで実際に起こった郵便列車強盗事件>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0(2008年製作の映画)

3.5

CGが作り直され一部のセリフが撮り直されている。パトレイバー映画版とおなじくオリジナルを何十回も観ているのでセリフのイントネーションやタイミングが記憶に染み込んでいてどうしても不自然に思えてしまう。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

90分とコンパクトなれど斬新なアイデアに溢れた秀作SF。いま観ると世紀末に向かう漠然とした恐怖心が下敷きになってるなー。

魚影の群れ(1983年製作の映画)

3.5

細身の緒形拳がマグロを釣り上げる姿、夏目雅子の美しさ、相米慎二の長回し&ロングショットなど見どころ盛りだくさん。やや長い。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

4.5

緒形拳、三國連太郎、倍賞美津子をはじめ豪華俳優陣が文字どおり体当たりの演技で挑んでてべらぼうに面白い。しゃらくさい説教も深イイ話も何もない、煮えるような剥き出しの欲望。でも観たあとは不思議とスッキリし>>続きを読む

テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.5

古き良き西部のコンゲーム。90分と短いので気軽に楽しめる。ヘンリー・フォンダの必死の形相って観客を不安な気持ちにさせるよね。

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

4.0

コメディ密室劇と言ってもいいコンパクトな作品で、90分くらいの短い作品だったけど、長ったらしいセリフによるテーマ説明の愚を犯すようなこともなく、大変おもしろく観た。世紀の大傑作というわけではないけど、>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

3.5

期待以上によく出来てた。演技や演出は相変わらずやけど、テンポのいい脚本でカバーできてた。これ観る前にNHK未解決事件のグリコ森永事件で予習しておくといいと思う。

点と点を繋いで線が見える事件捜査モノ
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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.5

ストーカーによるサスペンスとしてはかなり先駆的でこわい。イーストウッド演じるデイブがDJを務めるラジオ局KRMLはカーメルに実在し、この街を愛する彼自身が1980年代に市長を努めたことで知られる。>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

とても79年前の映画とは思えない面白さ。巧みなカメラワークやストーリー構成は現代映画の源流… なんやけど、オーソン・ウェルズはこの1作で映画界の第一線から追放されることになった。気の毒に…。

或る殺人(1959年製作の映画)

4.0

『或る殺人』、かなり面白かった。劇伴に軽快なジャズが流れてるし笑えるジョークも多いが、2時間40分という長尺の本格法廷モノ。多くの証言を詳細に聴くので自分も陪審員になった気分になり、被告人への気持ちが>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.5

ジョン・ウィリアムズ、ハンス・ジマー、トーマス・ニューマン、ハワード・ショアなど錚々たる面々。実際の映画の映像も惜しみなく使われている。原題は『SCORE』。2016年。 https://twitte>>続きを読む

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

5.0

観るのはたぶん20年ぶりくらい。面白いなぁ。 "Let's go." "Why not?" 20年前も同じシーンで泣いた。https://twitter.com/syuhei/status/13232>>続きを読む