やけに評価の高かったので気になっていた作品。確かに最近の菅田将暉系にありそうな内容だったが…。
宝田明特集にて。成瀬版の東京物語。スピーディーな展開で台詞もリアルなコッチの作品の方が好きかも。ラストの三人の会話で全てが救われた。
宝田明特集にて。宝田さんの魅力を最大に詰めたアクション映画。もっとシリーズ化してほしかった。
宝田明特集にて。メロドラマでこの終わり方はダメ!
あややの幸薄いシリーズの1本。「幸せじゃない」っていう人は沢山いるけど、「不幸せじゃない」っていう人はなかなかいない、の台詞が全て。何があっても前向きに生きた娼妓の物語。
ここで生きる覚悟を決めた顔のズームアップ。脚本と演出と演技力の高さが詰まったラストシーン。夜の女を描いた名作。
結構な豪華キャスト。この時代にこんな企画が通ったのは誰かモデルがいたのだろうか。興業的にはどうだったのだろうか。内容とは関係ないところが気になってしまった。
「道」をテーマに数々の名作を作ってきた清水監督の銀座篇。スパイスの効いた人間讃歌。
見栄と強がりと、それを隠す化粧と。下衆な人もたくさんいる。銀座ならではの人間模様。
命がけのドキュメンタリー。プーチン政権の脆さと危うさを見ることが出来た。本作品が全世界で大ヒットしたとしてもロシアは何も変わらないことがもどかしい。
最後のシーンでタイトルの意味が分かった。深い愛の物語。愛がないのは週刊誌だけ。この作品こそカンヌに持って行ってほしかった。
深く考えてはいけない青春映画。面白かったが心に残るものが無かった。
浦山桐郎監督の記念すべき劇場用第一作。時代に取り残された職人の父親、苦労しながらも家族を支える母親、貧しさの中でたくましく生きる姉弟の日々のエピソード。貧困の連鎖の中で、ラストシーンに一筋の光が見えた>>続きを読む
防衛論など、時代を反映させたつもりだろうが妙に薄っぺらかった。あえて放映当時を意識したのか空撮も安っぽく。だったら「シン」を名のる意味があるのか? 昨年からずっと楽しみにしていただけに残念。
新文芸坐リニューアル後、最初の鑑賞。豪華なスタッフ陣による名作カルト。特撮を含めて松竹映画らしかった。
64年前に撮られた舛田利雄監督の劇場用第一作。ゲスト出演が豪華だった。内容は普通のメロドラマ。女優を条件に身体を要求するのは伝統?。
他人に厳しく自分に優しい共産党員の話。よく制作許可が降りたなぁ、というのが率直な感想。1962年の再現ドラマだが、現代の話として通じるところも。ラストシーンは現在進行形のロシアを知っているだけに何の希>>続きを読む
う~ん。ちょっとした過ちが大きな渦になっていくわけだが、元をただせばラヒムの軽率な行動が原因なわけで。カンヌが好きそうな題材ではあるがツッコミどころも満載。
コメディと思い込んでいたが、割と真面目な作品だった。この素晴らしき家族のエピソードが、実話に基づいていることに驚き。
本当に日常生活を切り取るのが上手い。目の前で起きていることを横で見ているような感覚。不自然さのない台詞。新作もチェックしなければ。
見たかった映画が再上映されてたので鑑賞。生徒たちの現在地を示すように、生まれたての仔馬が立ちあがる場面で始まる。それからただひたすらに日常生活を映していく。主観が無い(ように思わせる)。それによって見>>続きを読む
北アイルランド紛争を舞台にした家族ドラマ。モノクロでまとめた美しい映像はプロモーション動画みたいだった。祖国を去るのも、留まるのもどちらにも根底には愛が存在する。
やはりバットマンはダークな世界がよく似合う。アベンジャーズ系と違って思想があるのもいい。正義、善悪、復讐、心の闇、貧困、家族、絆、愛情···。
美瑛から函館って結構遠いけどね。よく東京で暮らせたね。高校も行けたんだ。住民票はどこに置いていたんだろう。といったことを考えていたら、作品のリアリティが崩れていった。同じ歌だけではなく、場面に合わせて>>続きを読む
嫌っていた人からの一本の電話だけで、直ぐに行動に移してしまった主人公。これが「神の意志」ということなのか。
物凄い傑作を見てしまった。脚本はもちろんのこと、光の使い方、音楽、構図、全てが計算し尽くされたように配置されている。武士として、妻として、長屋の生活から抜け出せないものとして、侠客として、役人として、>>続きを読む
溝口監督が最も得意とする女の一生。沢山のエピソードを集めて長編に。カメラワークはお見事。
グロさも含めて大きくパワーアップしたがそれだけ。前作を超えることは出来なかった。
う~ん。面白かったが心に残るものもなく、どの役にも感情移入は出来ず、伏線回収と言えるほどでもなく、直球勝負の韓国映画のようなテイストだった。出演者(特に伊藤蒼さん)の演技はとても良かった。
傑作。何よりも脚本が素晴らしい。劇中の演劇とオーバーラップする台詞。生きるとは喪失に立ち向かうこと。人の弱さと強さをあらためて知ることが出来た。