お涙頂戴の感動モノとは対極に近い、真摯で奥深い内容。
ろう者に対する決めつけ・押し付けを強く拒絶する主人公。ろう者と聴者が感じている世界は違う。それを認めた上で「両者が本当の意味で触れ合える世界を創り>>続きを読む
原題は「クラシック」、邦題と合わせて『クラシック・ラブストーリー』。現代ドラマに飽いて たまにベタな純愛ものが観たくなる時ってあるけど、そういう時にピッタリ。韓国映画らしく、時々クソな描写があって臭い>>続きを読む
よくあるギャングもので、特別感は無かったかな。まあ実話ベースなので、派手に変えにくいってことも あるかも。
これはベトナム戦争の裏で起こってた訳だけど、戦争に金の匂いを感じる人には強い嫌悪感がある。楽>>続きを読む
類似事件を知っているので、想像通りにストーリーが進んでいって 驚きは無かった。
つまりは俳優の演技を楽しむ映画ということ。 宮沢りえはさすがだし、池松壮亮もうまくクソ男を演じてるし、小林聡美のお局様具>>続きを読む
この映画でも出てくるが、吃音は真似して からかわれやすいのが、 症状を悪化させる一因になっているようにも思う。
吃音改善キャンプを扱った番組を見たことがあるので、主人公がそういうものに拒否反応を示すの>>続きを読む
原作者がメガホンを取っていることもあってか、起承転結がきれいにまとまっていて楽しめた。
日本にもスクールカーストはあるが、アメリカのそれはもっとキツイものという印象で、この映画のようにトップとボトムが>>続きを読む
他の作品なら主演やれそうな役者達が二桁出てくるぐらい豪華。
でも私自身マスコミに悪印象を持っていることもあり、地方新聞社内の権力闘争を延々と見せられても、一向に興味がわかない。
また(小説は未読なので>>続きを読む
大泉洋は稀有な俳優だなと改めて思う。こういう飄々としているようで深みが出せる俳優は貴重。おヒョイさんは脇役中心だったけど、似たものを感じる。
バナナが最初に出てくるとは思わなかったけど「落としておいて>>続きを読む
12歳でフランスに移住した監督によるもの というのが感じられ、アジア映画のテイストもありつつ フランス映画に近いおしゃれな雰囲気。原色っぽい色が印象的で、ゴーギャンなんかを連想する。
ベトナム関連映画>>続きを読む
二人だけとはいえ、ドイツ側にも勇気を持ってナチスに逆らうような行動を取った人を登場させたり、アメリカにおける黒人差別もきっちり最後まで描かれていたり、公平感がある。今ニュース見ているとロシア人全員が極>>続きを読む
ストーリーを文字で読んだら 結構つまらなくなりそう。歌とヒロインの魅力で成り立っているような映画。キーラ・ナイトレイがこの映画を撮るまで、プロとして歌ったことがなかったというのが 信じられないぐらい >>続きを読む
この時期に観るとワグネルを思い浮かべてしまう。死刑や長期重労働などの受刑者を減刑で釣って、一番危険な戦場に送り込む。第二次大戦中にアメリカがやっていたこと(フィクションとも言われている)を、今時ロシア>>続きを読む
序盤はやはり「今更、ドン・キホーテ?」感が強くて不安だったが、空気感が良く なんとか最後まで観られた。
映画という虚構自体が「自分とは別の何かに成り切る」ことによって成立している。また監督が、映画に入>>続きを読む
『ゲームっぽい映画ランキング』があったら、上位に入りそう。
「トム・クルーズの一人称目線」「死んでもすぐ生き返る」「雑魚キャラがたくさんいるが、ボスキャラを倒さない限りクリアにならない」などゲーム要素>>続きを読む
「リバー・ランズ・スルー・イット」を生涯の5本に入れる私が、なんでこの映画に気づかなかったかなあと不思議な感じ。男兄弟の居ない私は 普段は意識していないものの 心の奥底で随分と憧れを持っているようで、>>続きを読む
戦友を持つ日本人はかなり少数になってきた。現在一番近いのはブラック企業などの劣悪な組織の同僚とかだろうか。再開の場面こそギクシャク気味だけど、苦しい中で助け合ったからこそ 生まれた絆は何十年経っても復>>続きを読む
原作ラノベ(第1巻から第6巻の序盤)またはアニメの『バニーガール先輩』の内容を知っていることが前提の作りをしているので、前知識ゼロの私は「思春期症候群」という単語が説明無しに使われるなど、中盤までさっ>>続きを読む
きれいな感動モノに傾きがちなテーマだけど、家族との関係は かなり厳し目に描かれていて、リアルに感じる。ちょっと引くぐらい えげつないことも言うんだけど、それが変化する時に より効果が大きくなってるよう>>続きを読む
寺って、現代基準で考えると パワハラ・セクハラてんこ盛りのブラック企業という捉え方もできるんだなあ などと思った。ホワイト企業に入れなかった従業員の足元を見て、限界までこき使うところも似ている。
内部>>続きを読む
ストーリーは無いようなものだし、主人公も全く魅力的ではない。
戦争によって兵士も市民も、身体的・精神的にダメージを追っていくが、それは戦場ジャーナリストも同じ。そこに自ら望んで赴いているという点だけが>>続きを読む
「窮鼠猫を噛む」を映画にしたというような内容。ただし、弱いものが強いものに一矢報いて、観客にカタルシスをもたらして終わるわけではなく、鑑賞後には虚しさが残る。そこが単純な勧善懲悪ものと違うところ。いつ>>続きを読む
おしゃれとサスペンスの組み合わせが悪くて、ダレた作品になっちゃった印象。
ストーリーに納得感も スリルも感じられず、ボーっと観てる間に終わっちゃった。
個人的にフランス映画は当たり外れが激しいみたい。>>続きを読む
オムニバスのようではあるけど、それぞれの話が微妙につながっていて、違和感なく一本の映画として観られる。
尾野真千子は、この映画に限らず 嫌な役もきちんとこなしていて、将来的に更に深みのある女優になるん>>続きを読む
どうもフランキー堺とは相性が悪いみたい。笑いのツボが合わないのか、劣化版ドリフのように見えてしまう。
桂小金治、浪花千栄子などの味ある演技とか、清川虹子の豪快さとか見どころはあるものの、ドタバタが邪魔>>続きを読む
ムチムチなギャルが クズ男にぞっこんになるが、どうにも男がシャイ過ぎて ズルズル最後まで煮えきらない という話。どこに惚れる要素があるの? って疑問がとうとう映画が終わるまで続くのだが、容姿が どスト>>続きを読む
黒人指導者ビコは途中まで準主人公のように描かれてはいるんだけど、後半は白人ジャーナリストである主人公家族だけに焦点が当てられる。「アパルトヘイト撤廃も白人が主導しました」に見えないこともないので、ちょ>>続きを読む
内容はほぼ知っていて、観たい観たいと思っていたけど、ついに鑑賞。期待通りの秀作だった。
ミニマルなセット、理不尽な状況、必要最低限の説明。だからこそ誰が なぜとか、現実社会の◯◯を風刺とか、色々な想像>>続きを読む
ハリウッド版志村けん(カナダ出身)って感じかな。時代の違いもあるんだろうけど、あまり乗れず。
下ネタの時だけ テンションが上がるので、本人が相当好きなんだと思う。色々な作品のパロディが混ざっていて、そ>>続きを読む
FBIやCIAに比べるとNSAってあまり映画やドラマへの登場回数が多くないように思えるけど、「電子機器を使った情報収集活動」ってのが地味ってことなのかな? でもAIを使った活動なんかが増えて役割が大き>>続きを読む
いわゆるインディーズ映画。あまり見ないカメラアングルやエフェクトなどの多用は、主人公の危うい精神状態の表現と考えると、ある程度成功していると思う。ただ長尺で何も起こらないシーンが多くて ちょっとイラつ>>続きを読む
筋が分かってるんだから、観るなよと言われればそれまでだし、次回観るのは大分先のことだろうと思う。
病的な色魔であり殺人鬼のスパイが、自ら罠にはまりにいって大虐殺して終わる。これがもっとコメディ風だと >>続きを読む
ロッキーに後継シリーズがあるとは知らなかった。アポロの息子という手があったか・・・
マンネリすぎて観ちゃいらんない・・・かというと、そうでもなく普通に最後まで楽しめた。好きなシリーズの続編を観た場合、>>続きを読む
私ぐらいの年齢だと、こういう時代もあったと知ってはいるけれど、それにしても当人の気持ちなど全く顧みずに結婚を斡旋するという当時の習慣に強い違和感を覚える。これが平成・令和世代だったら、理解不能の域では>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いわゆるマカロニ・ウエスタンの王道な内容で 驚きは無いけれど、パワーでやり切ってる感があって 最後まで楽しめた。
で、メキシコ映画を観るたびに、これを複雑に悪化させたような麻薬戦争がずっと続いているこ>>続きを読む
ちょっとステレオタイプっぽいかなというプロット。シングルマザーもゲイもドラッグもいじめも社会問題・差別の対象になるけど、多くのトピックを扱い過ぎて、主張が曖昧になる嫌いはあるように思う。でも単純な問題>>続きを読む
あまり共感はできなかったかな。普通に児童相談所に介入してもらった方がマシだったのではと思ってしまう。
贖罪の旅の割には、自分の価値観を押し付けるって悪いところは最後までそのままだったし、やきそばをぶち>>続きを読む