せーじさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.3

こちらも、遅ればせながら劇場で鑑賞。
幅広い年代の人々が観ていたように思う。

各方面で「海のMMFR」だと評されている本作だが、個人的には「MMFR」的であり「ゼルダ」っぽくもあり、非常にタフで美し
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.3

遅ればせながら劇場で吹替版を鑑賞。
イルミネーションの作品を観るのは
今回が初めて。

個人的にはかなり好きだし面白いけれど、ちょっとだけ惜しいなと思う箇所があった作品だった。

本作は、歌の力、音楽
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.6

BSプレミアムで初視聴。

よくこんな作品を映画にしたなと思う。
まさに「気持ち悪い」。

というよりこの作品は、人間の「気持ち悪いところ」を、暴きまくろうとした作品なのかもしれない。
それこそ、愛す
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用心棒(1961年製作の映画)

4.8

BSプレミアムで視聴。

「外から来たはぐれ者が荒廃した共同体を革命していく」というプロットの原点になる作品なのではないだろうか、と思う。

驚いたのが、モノクロで煤けた世界観なのに、音楽的な要素や美
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

2.6

【酷評しているので閲覧注意】




TOHOシネマズ錦糸町で鑑賞。
ほぼ満席で、若者だけではなく、幅広い年代の人が来ていたと思う。

ひとことで言うと「長い、くどい、ありえない」。
原作の良さが完全
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.6

久しぶりに金曜ロードショーでやっていたので。

この作品は、自分の中ではとても飲み込みにくい。
別にプロットが複雑という訳では全くなく、もっと言えばよく言われるような批判されることが鼻につくわけでもな
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のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年製作の映画)

3.4

BSで視聴。
本作は、確かドラマシリーズの頃から、マンガ的なおちゃらけた演出が多用されていたので、そのあたりの嘘くささは前提であり、そこをツッコむのは野暮と言うものだろう。
むしろ嫌いではないw
ただ
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相棒 劇場版Ⅳ 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断(2017年製作の映画)

1.8

【核心部分を批評しているので、閲覧注意】





あまりにも酷すぎて、クラクラしてしまった。
現実の世界状況を基に全く描き切れていないし、かといって、フィクションとして観るにしても脇が甘すぎる。
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さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)

3.0

テレビで初視聴。
正直クラクラしてしまった。
出演者はもちろん、撮影の撮り方からアクションの手法まで、なにもかもが「あの日のまま」だったからだ。
警察署のシーンで、奥の方でわちゃわちゃしているシーンを
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相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008年製作の映画)

2.0

何回か観ていたけれど、改めて。
個人的には劇場版Ⅱのほうがマシ。
でも、どちらもテレビシリーズのいわゆる「神回」と比べてしまうと、全く駄目だと言わざるを得ない。

まず、何故チェスでなければならなかっ
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相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜(2010年製作の映画)

2.5

テレビ番組で視聴。

相棒シリーズは、時にどういうリアリティラインで観ればいいのか、わからなくなることがある。
それは、本作のテレビシリーズのプロットが様々な脚本家が競い合う構造で成り立っているからで
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

久しぶりにテレビで観たので記録。

「人間の浅はかな思惑のぶつかり合いなんざ、自然世界全体からみたら取るに足らないモノにすぎない」という冷徹さと「でもだからこそ、誰かのために生命を燃やす人の姿は美しい
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

久しぶりにテレビで観たので記録。

雫のように、本来頑張るべき方向とは違う方向に頑張り過ぎて、痛い目に遭ったことがある経験がある人は、少なくないのではないだろうか。
自分自身もそうだが、そういう経験が
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

1.5

個人的にドラえもん映画としては、承服しかねる噴飯ものの作品。作り手はドラえもんという作品をまるでわかっていないと思う。

そもそも原作のドラえもんは「のび太が運命を切り開いて成長していき、その結果少年
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.8

遅ればせながら鑑賞。
マッドマックスシリーズを観るのは本作が初めてだが、知らなかった自分を心から恥じる作品。

さまざまな映画評で言われている通り、ストーリーのプロット自体は極限までシンプルで単純だが
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アリーテ姫(2000年製作の映画)

4.1

遅ればせながら鑑賞。
セリフが少し難解で、なので少しとっつきにくいが、後の「マイマイ新子と千年の魔法」や「この世界の片隅に」に繋がる要素が根底にあることに気がつかされた。

片渕監督の作品は"イマジネ
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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2だけ観てしまって、1を観るべきかどうか悩んでいる作品。
全体的には、いい意味で軽薄で
テンポもいいので、軽く楽しめる
作品ではあるのだけれど。どどど。

謎解きにはなってない部分で
犯人がわかる展開
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.8

ちょっとしたボタンのかけ違い
互いの認識のズレが
大きな混乱と事件をもたらす…というお話な訳ですが。

簡単に解決させ過ぎなんじゃね?と思ってしまうのは自分だけだろうか。
特にアイツを生かすための方法
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

エドワード・ゴーリーの
絵本の世界のような
不気味可愛い世界観が炸裂している。
これが好きになれるかなれないかで
この作品の善し悪しが
決まる気がする。
(個人的にはあまり好きではない)
本当に救いな
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.0

確かに「アニメ本編を観たファンの
間で観たいと言われていたもの」が
すべて組み込まれていた。
夢の組み合わせやマッチアップが
叶えられていた。
そして一番嫌われている者への
制裁が加えられていた。
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サカサマのパテマ(2013年製作の映画)

3.6

題材自体はよくある並行世界モノで、それを取り巻く人々の物語(とボーイミーツガール)ではあるのだけれど…
ちょっと世界が狭かったかな。
平行世界としてのスケールはあるけれど、それぞれの世界に拡がりが感じ
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