売春の方法に関するQ&Aがスピーディーなカット割りに合わせて流れていくシークエンスが良かった。
角川シネマ有楽町の大映4K映画祭にて、IMAGICA社員2人によるトークショー付き。トーク内容はデジタル修復についてで、今作では特に公開当時の色を再現することが主眼となったようだ。
その色が今作の素>>続きを読む
松本穂香が玉城ティナの寝顔写真を見て涙を流すシーンをラストにもってくることで松本が玉城に抱いたショックを強調する意図は分かったが、これほど複雑な展開にする必要があったのかと思う。その時々で状況を整理し>>続きを読む
現在より映像表現のバリエーションが少なく、技術的な制約も多い時代の作品なのに、現在の作品よりずっと自由に撮られているように見えてしまう。掌で喋る口、鏡の中に飛び込む主人公、天井まで浮き上がる子…と現実>>続きを読む
香港で2019年に起きた逃亡犯条例改正案反対デモを扱った映画と聞くと、デモ隊を英雄視したり、有象無象の香港人が一丸となってデモに参加したりする内容を想像してしまうが、この作品は意に反し、香港理工大学に>>続きを読む
三浦透子が前田敦子に誘われてキャンプに行く場面で、三浦がランプを持って夜に起き出すと同じくランプを持って川辺に独りで佇んでいる前田から手を振られるシーンが一番良かったと思う。孤独な魂同士の交歓が描かれ>>続きを読む
志村喬が会社の金を横領して京マチ子と「ある港町」にキャバレーを開いてからは、その港町を通る機関車の走行音によって人物同士の会話がかき消されたり、屋内に入ってくる蒸気がスモークのように使われたりして場面>>続きを読む
原作が出版されてから数年も経たずに制作された最初の映像化作品。冒頭で田中絹代の姿をすぐに出さず、声や足を見せて焦らしてから美しい顔が映るのが良いと思った。ただこの前に観た大映版の2本、特に京マチ子版の>>続きを読む
映画ではないので点数なし。最初の「銀の龍の背に乗って」からブチ上がる。ラストの「誕生」で打ち合わせ風景などが挿入されるが、基本的にはストイックに曲が流れていくだけなので、映像作品としてもっと面白くでき>>続きを読む
ポール・ニューマンのための映画という印象は否めないがとても面白かった。ニューマンが激高して目の色が変わるシーンが何度かあったと思うが、その表情の変わりようが本当に凄いのだ。印象深かったのはエディとサラ>>続きを読む
「終戦直後につくられた、箱が主人公のミュージカル映画」という訳の分からない紹介になってしまうが、観た人には分かって貰えると思う。
冒頭から上品な歌で始まり、序盤の山中で暮らす家族の様子は牧歌的で後のフ>>続きを読む
英ガーディアン紙に「1兆ドルのスクリーンセーバー」呼ばわりされた本作だが、じっさい水の表現には目を見張るものがあった。基本的には最先端のCG技術でパンドラを描くことが主眼なのだと思うが、後半に出てくる>>続きを読む
冒頭のスパーリングで残像が見えるような素早い拳の動き、そして楽しそうな岸井ゆきのの笑顔を見た時点でこれは凄い作品だと思わされてしまった。途中のスパーリングでも岸井のリズムに合わせて周りがダンスするよう>>続きを読む