めしいらずさんのアニメレビュー・感想・評価

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めしいらず

めしいらず

響け!ユーフォニアム2(2016年製作のアニメ)

3.8

劇場版でなく、やはりこのテレビ版を観なければ意味がないと思う。劇場版は様々な要素を削ぎ落として一番見せたいものに焦点を絞った潔さがあったけれど、その削がれていた部分があってこそ厚みのあるドラマ性が感じ>>続きを読む

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響け!ユーフォニアム(2015年製作のアニメ)

3.6

先にダイジェストの劇場版を観て、このオリジナルテレビ版に遡ったけれど、やはりこちらが断然いい。個々人の成長の過程の一歩一歩が丁寧に積み上げられていくから物語の土台が確固としている。一人ひとりの個性にリ>>続きを読む

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BECK(2004年製作のアニメ)

3.1

ロックに青春を捧げる少年たちの音楽劇。この手の原作の映像化で重要なのは楽曲や演奏に視聴者を納得させられるだけの説得力を持たせることができるかだと思うのだけれど、その点でこのアニメは十二分にクリアしてい>>続きを読む

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家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(1981年製作のアニメ)

3.0

スイスからオーストラリアへと移住すべく船で向かっていた途上、嵐に遭難し無人島に漂着した一家の一年に亘った無人島滞在記。船から島へ持ち込んだ乏しい物資や食糧では持ちこたえられないから、自給自足のための様>>続きを読む

4

The World of GOLDEN EGGS(2005年製作のアニメ)

4.2

例えば可笑しくて笑い転げるだとか、腹の皮がよじれるほど笑うだとか、何かを観てそんな風に大仰に表現したくなるくらい爆笑することって大人になるに連れてなくなっていくけれど、本作は大人にもそんな滅多にない体>>続きを読む

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アルプスの少女ハイジ(1974年製作のアニメ)

4.5

世代を超えて愛され続ける日本アニメの金字塔の一つ。それまでスポ根ものやヒーローもの一辺倒であくまで子供向けと見做されてきたアニメを、子供のみならず大人も十分に愉しめる作品にまで高められたのは、やはり演>>続きを読む

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未来少年コナン(1978年製作のアニメ)

3.2

宮崎駿の初監督作品として有名な本作を初鑑賞。初期の宮崎作品らしい大活劇譚であり、また初恋物語である。お話は終盤にいくほど面白さが加速度的に増していく辺りさすが。高畑勲が演出した中盤の数話の、島の人々の>>続きを読む

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小公女セーラ(1985年製作のアニメ)

3.8

テレビ放映当時からの二度目であるけれどやはり目を離せない面白さ。相手の境遇によって態度を豹変させる学院長ミンチンと、己を脅やかす存在に徹底的に牙を剝く同級生ラビニアの人間像が人の奥底にある忌まわしい感>>続きを読む

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若草物語 ナンとジョー先生(1993年製作のアニメ)

2.3

「若草物語」の主人公で、理想に燃える教育者として妻として夫と共に全寮制学校プラムフィールドを営むその後のジョーと、二人が出会う様々な来歴や特質を持った生徒たちとの日々を描いた続編。善き教師と善き生徒た>>続きを読む

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愛の若草物語(1987年製作のアニメ)

3.5

南北戦争に出征した父に代わって母を支える四人姉妹の物語。美人で淑やかな長女メグ。活発で男勝りな次女ジョオ。引っ込み思案の三女ベス。わがまま放題の四女エイミー。彼女らとの交流を通してそれぞれの人柄に魅了>>続きを読む

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パタリロ!(1982年製作のアニメ)

4.5

子供の頃に一等好きだったテレビアニメとして真っ先に思い浮かぶナンセンスギャグアニメの金字塔。無料配信期間(GYAO!さん、ありがとう!)に全話を2周してしまうくらいに面白さがメチャリロに大したもん(只>>続きを読む

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美味しんぼ(1988年製作のアニメ)

3.8

子供の頃から今に至るまで多大な影響を受けてきた料理アニメのスタンダード。原作漫画と本アニメ化作品、この5年後に放送開始する「料理の鉄人」が日本人の食文化への意識と関心を良くも悪くも著しく高めたのは衆目>>続きを読む

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トム・ソーヤーの冒険(1980年製作のアニメ)

3.9

勉強はしない。大人の言いつけを守らない。尽きせぬ好奇心。怖い時ほど心に火が付く。片時もじっとしていられないトムの日常は全てが冒険だ。他人の思惑に煩わされぬ自由人にしてどこか達観した風情の親友ハック、村>>続きを読む

2

あらいぐまラスカル(1977年製作のアニメ)

4.2

とても誠実な物語だった。ここに描かれているものにはほとんど作り事めいた嘘が感じられない。あり得ないような大悲劇が次々に主人公に降りかかり涙を誘ったり、誰もが憎んでしまうような大悪人が出てきて主人公を虐>>続きを読む

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フランダースの犬(1975年製作のアニメ)

4.0

これぞ名作。ネロのような清廉潔白な生き方ができている人などとてもいそうもないけれど、彼を追い詰めていく如何にも人間らしい悪感情にはとても現実味がある。娘を取られたように感じネロに辛く当たるコゼツの父親>>続きを読む

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有頂天家族(2013年製作のアニメ)

3.5

森見登美彦の代表作のアニメ化。原作のイメージを壊さぬ見事な仕上がりに感嘆した。阿呆の血のしからしむるところ。狸同士の権謀術数合戦。毛玉たちの勢力図に人間や天狗の思惑が交じる三つ巴。幻想的な洛中の光景。>>続きを読む

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鬼滅の刃 無限列車編(2021年製作のアニメ)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

話題作をテレビ版にて。弱い自分に打ちのめされても歯を食いしばって前を向き乗り越えろという人生訓は、どうしても辛いときには逃げても良いとする昨今の世間的風潮とは相容れないある意味で古い価値観であるけれど>>続きを読む

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