めしいらずさんのドラマレビュー・感想・評価

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めしいらず

めしいらず

木更津キャッツアイ(2002年製作のドラマ)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

今更ながら初鑑賞。面白いけど中身があまりない感じがする。やたらテンション高い人々のまるで喧嘩腰な騒々しいやり取りに終始しており、観ていてすぐに飽きてしまった。昔なら楽しめたと思うけれど、今観ると正直か>>続きを読む

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柚木さんちの四兄弟。(2024年製作のドラマ)

2.0

両親を亡くした男ばかりの四兄弟が、ご近所や同僚たちの協力を得て暮らしを立ててゆく。社会人として弟たちの面倒をちゃんと見たい生真面目な長男。学年を代表する優等生の次男。劣等生だけど人の心の機微に敏感な三>>続きを読む

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古畑任三郎 FINAL 今、甦る死(2006年製作のドラマ)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

石坂浩二主演の金田一耕助シリーズへのブラックなオマージュといった感じだろうか。「悪魔の手毬唄」などいくつもの横溝ミステリ的モチーフに彩られた田舎の殺人事件。その裏にあったある意図とは。子供っぽい犯人の>>続きを読む

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警部補 古畑任三郎 2nd(1996年製作のドラマ)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

犯人が一つも嘘をつかない沢口靖子犯人回、動悸が古畑の意表を突く澤村藤十郎犯人回、犯人相手に安楽椅子探偵を繰り広げる鈴木保奈美犯人回、今泉が窮地に陥るさんまとキムタク犯人回などユニークな作品が並ぶ第2シ>>続きを読む

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パーセント(2024年製作のドラマ)

3.0

世間的な潮流に乗っかっただけの形骸化した障害者出演ドラマ制作は、案の定、暗礁に乗り上げてつつあったが…。最初は無意識の内にお手軽に障害者を利用するような考え方だった主人公が、実際に彼らと対峙する中で己>>続きを読む

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スイッチ(2020年製作のドラマ)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

洒脱なコメディテイストとヒューマニズムが融合した如何にも坂本脚本らしい好編。腐れ縁の主人公松たか子と阿部サダヲの息の合った掛け合いは見飽きない愉しさ。岸井ゆきのと石橋静香の好演も光っている。不正義に直>>続きを読む

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島根マルチバース伝(2024年製作のドラマ)

2.3

”置かれた場所で咲きなさい”の物語。環境のせいにしていつまでもうだつが上がらない主人公が、怪しげなバーでのマルチバース体験を通して己のこれまでの生き様を見つめ直す。自分の力量を勘違いした者のダサさ。周>>続きを読む

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心はロンリー気持ちは「…」FINAL(2024年製作のドラマ)

1.9

小学生の頃にやっていたこのシリーズが何十年かを経てファイナルを迎えると言うので観た。あの頃と同じく本筋はどうと言うこともなく、脱線したエピソードの方が見応えがある。さまざまなゲストの中でも大竹しのぶと>>続きを読む

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天使の耳~交通警察の夜(2023年製作のドラマ)

2.8

信号無視、車窓からのポイ捨て、煽り運転、路上駐車、横断歩道のない場所の横断。自己中心的で無自覚な軽犯罪行為が、人の命を左右する重大な事故に結びつくことがある。どこか交通標語を物語仕立てにしたような印象>>続きを読む

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ブラッシュアップライフ(2023年製作のドラマ)

3.1

もしも、もう一度同じ人生をやり直せるのなら、今度はちゃんと生きるのに…。誰もが必ず一度はしたことがあるだろう願いを本当に叶えてしまうコメディ。タイムリープものに付き物のご都合主義的な部分を笑いに転化さ>>続きを読む

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ノンレムの窓 2023・夏(2023年製作のドラマ)

2.9

「夕暮れ時の葛藤」
夕方のスーパーマーケット。レジ前の行列のどちらに並ぶのか。レジ打ちは新人と古参。男は自意識過剰に両者の間を行きつ戻りつする。実は三者にはそれぞれに違う事情と思惑があって…。よくある
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ノンレムの窓 2023・新春(2023年製作のドラマ)

2.7

「匿う男」
ある日突然にタイプの美女が「警察に追われているから匿ってください」とアパートにやって来たらどうするのか。本当は下心に悶々としながらもそれを押し隠した紳士的な体裁を崩さない関わり。更には彼氏
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ノンレムの窓 2022・秋(2022年製作のドラマ)

2.5

「未来から来た男」
タイトルの通りでそれ以上でも以下でもない。3年前にタイムリープした男が自分の知っている未来のことを切り売りしてチヤホヤされ、3年が経って見向きもされなくなる話。全然引っかかるところ
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ランチの女王(2002年製作のドラマ)

3.5

「涙とともに食べた人でなければ、人生の味はわからない」(ゲーテ)。いつかの食事の記憶と共にある人生の一場面。その時に誰と何を食べたのか。それは誰にでも必ずあるし、そのことを後になって何度も振り返ること>>続きを読む

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ノンレムの窓(2022年製作のドラマ)

2.8

「私達の恋」
二股恋愛していた男が願った通りに自分が二人になると、それぞれがまた浮気して二人から倍の四人になりになり、またそれぞれが浮気して八人になる。一人ずつ別れさせると彼らもまた消え、本命の恋人に
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ノンレムの窓 2023 冬(2023年製作のドラマ)

2.6

「野崎さんの夢」
臆面もなく「思えば幼い頃から容姿に恵まれた私は…」云々の自己紹介を延々と森七菜にナレーションさせる脚本の意地悪さが秀逸。彼女を持ち上げている体でギリギリ怒らせない感じの絶妙さで貶して
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ノンレムの窓 2024 春(2024年製作のドラマ)

2.7

「有終の美」
10年追い続けた事件の容疑者を特定し、いよいよ踏み込む直前に自首しに警察へやって来る容疑者。定年間際の刑事は手柄を逃すまいと容疑者に踏み留まるよう説得し始めるけれど、事件の真相は彼が推理
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不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)

3.2

自分で自分の首を結局は絞めてしまっているような昨今の閉塞感に溜まりに溜まった憤懣が生んだドラマなのだろう。世に跋扈する平均化、統一化された”正義”で別の考え方を”不正義”だと排除しようとする不寛容な社>>続きを読む

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厨房のありす(2024年製作のドラマ)

1.8

前クールの「フェルマーの料理」が料理人が数学的思考によって料理を導き出すと謳いながら全然その関連性がこちらに伝わらなかったのと比べると、本作では料理と化学の関係がきちんと説明されており、その部分がとて>>続きを読む

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ユーミンストーリーズ(2024年製作のドラマ)

3.3

ユーミンの楽曲から生まれた三作家三様の物語。
「青春のリグレット」
女性のいやらしさが前面に出て如何にも綿矢りさ原作らしい感じ。末期的な夫婦関係修復の旅は芳しくない様相を呈し、飛び出した妻はこの場所に
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なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?(2022年製作のドラマ)

1.9

3話3時間もかけているのになぜか分かりにくい。ちょっと人名につまずいている間に置いてけぼりになり、そのまま見終わっていた。ちょっと不親切な気もしないではない。

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黒い十人の女(2016年製作のドラマ)

3.2

市川崑(和田夏十脚本)版の印象が強くてあまり期待していなかったけれども、いざ観始めたら面白いこと。心配はまったく杞憂だった。バカリズム恐るべし。物語の梗概や重要な台詞はそのまま引き継ぎつつ、更に多くの>>続きを読む

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深夜食堂(2009年製作のドラマ)

3.0

お話自体は正直ベタなものだと思う。その店の中で語られる様々な人間関係の浮き沈みも、その店で供される食事も、実にありきたりなものではあるのだけれど…。夜までならどうと言うことのない筈の人間ドラマも、特別>>続きを読む

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作りたい女と食べたい女 シーズン2(2024年製作のドラマ)

2.4

同性愛者の葛藤の深い部分まで描く訳じゃないけれど、前シーズンの印象から想像するよりは踏み込んでいて意外だった。カミングアウトや付き合い始める際の難しさ、当然のような無理解が厳然とある社会のこと、そして>>続きを読む

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お別れホスピタル(2024年製作のドラマ)

3.1

人の一生で最も荘厳な場面として生命誕生を描いたのが「透明なゆりかご」であったけれど、今度はその終焉を描いた厳かなドラマが展開する。終末医療に携わる病棟で患者やその家族の命と向き合い奮闘するスタッフたち>>続きを読む

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王様のレストラン(1995年製作のドラマ)

3.2

オーナーシェフだった父の跡を兄が引き継ぎすっかり経営が傾いた老舗のフレンチレストランに新オーナーとしてやって来た弟が、かつて伝説と呼ばれ往時のことを知悉するギャルソンと共に、個性の強い従業員たちをやが>>続きを読む

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透明なゆりかご(2018年製作のドラマ)

4.7

町の産婦人科医院に看護師見習いとしてやって来た高校生の主人公の目を通して私たちが見るのは、望まれて生まれてくる生命と、望まれずに人知れず消えていく生命と、惜しまれつつ消えていく生命とが交差する壮絶な生>>続きを読む

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池袋ウエストゲートパーク(2000年製作のドラマ)

2.6

お話そのものは不良の喧嘩ばっかりでそんなに面白くないのだけれど、尖った見せ方は面白い。とは言え小ネタや演出がより巫山戯ていたこの後のクドカンドラマと比べるとやはり大人しい感じもする。とは言えとは言え、>>続きを読む

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タイガー&ドラゴン(2005年製作のドラマ)

3.2

宮藤官九郎脚本作への好印象はやっぱりこの前後の作品によるものと再認識。それまでになかった特異なドラマ演出が新鮮かつ面白く感じられ、おそるべき才能が現れたと当時思っていたけれど、今でも十分に楽しめた。頭>>続きを読む

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タイガー&ドラゴン 三枚起請の回(2005年製作のドラマ)

2.6

シリーズドラマ版の前日譚。面白かったはずだけど続けてシリーズを観たから印象がごちゃ混ぜになってしまった。

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dinner(2013年製作のドラマ)

3.5

ドラマとして瑕がない訳じゃない。超一流店であるはずのロッカビアンカの超一流の従業員たちであるはずなのにとてもそれが信じられないくらい意識が低いことだとか、第一話で病に倒れた料理長辰巳への目配せが最終話>>続きを読む

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あたりのキッチン!(2023年製作のドラマ)

2.9

コミュ障の主人公が定食屋でのアルバイトで様々な人々と一生懸命に関わる内に人から求められる存在になっていき、生き辛さから解放されていく。きっと現実の上澄みを掬うようなお話だろうと正直あまり期待せずに見始>>続きを読む

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いちばんすきな花(2023年製作のドラマ)

3.2

恋愛やドラマチックな出来事を描かずに、言葉にしづらい些細な感情の機微のみでドラマを十分に成立させられることを証明するかのようなハイレベルな作品。見向きもされない人。望まずに悪目立ちしてしまう人。繊細さ>>続きを読む

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フェルマーの料理(2023年製作のドラマ)

2.0

真理の扉を開くとか孤高を突き詰めるとか如何にも胡散臭いことを言っておいて最後にきっちりとそれを否定して見せるのはさもありなん。漫画原作なので何かと大仰な感じはある。綺麗な一皿一皿は眼福だった。ただ料理>>続きを読む

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ミワさんなりすます(2023年製作のドラマ)

3.0

偶然が重なり本来雇用されるはずだった家政婦美羽さくらの代わりに一推し俳優八海崇宅に雇われた映画オタク女子の主人公久保田ミワが、なりすましの罪の意識に苛まれつつも、美羽本人の協力を何故か得て罪が露見する>>続きを読む

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離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年製作のドラマ)

2.8

第2シーズン。窮地にいる市井の女性たちの誰にも届かない声に耳を傾け救いの手を差し伸べる敏腕弁護士の活躍を描いた物語の基本ラインは前シーズンと同じなのではあるけれど、前より増えたコメディパートや主人公自>>続きを読む

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