創さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

創

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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

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普通の若者を死をも恐れぬ兵士にするために必要なのは、やはり再教育なのである。

ハートマン軍曹の罵り暴力否定に晒され続けることで、入隊以前の人格は死ぬ。
そうして新しく生まれるのは下品な冗談と殺戮と銃
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劇場版 ルパンの娘(2021年製作の映画)

3.5

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良くも悪くもドラマの映画版なんだけどけっこう好きだった!

ドラマを観ていない人のためなのにちょっと雑なこれまでのお話とか、いろんなところのチープな感じとかバカバカしいぐらいの感じとか、単純に楽しいし
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

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多くの問題が内包している被害者であり加害者である存在の難しさをその曖昧な笑顔でカバーする浅野忠信はやはりただのお洒落俳優ではないのだな。

(写真は)勘弁してください。
そう言って曖昧な笑顔を浮かべる
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.0

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思いがけず街中で好きな人の背中を見つけて上がったけど見失ってすぐ下がった。
みたいな映画だった。

ノーラン一派やで!記憶やで!SFやで!!
みたいな宣伝は残念なことにすごくよくある失敗パターンだと思
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海街diary(2015年製作の映画)

4.5

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原作からの取捨選択のバランスがとても心地良い。
海沿いの街の様々な人間ドラマがひとつの家族の物語に凝縮されてる。

そのために削ぎ落とされた部分に未練は残るけど、バッサリ切れるその心意気に原作への愛を
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

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雰囲気良かったからまずはそれで良いんだと思う。
世界は美しい場所だらけだなぁ。とか、出ましたよボンド!シャレオツだね!とか。

ジャポニズムが入ってくるの違和感があって良かった。

見て見て!能面て不
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

4.0

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どんだけお父さん好きなのよ。
家庭人としての人となりは知らないけど、伝え聞くエピソードよりずっと家庭的で優しいお父さんだったのかもしれない。
仕事への姿勢や仕事自体もすごく好きなんだろうし今でもお父さ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.5

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みんな、さすがにリアル過ぎて、デビットさんてか、ノアヴォーゼン大丈夫か!?と思ってたら全然大丈夫だった。
一言目は相変わらず、あ。ノアヴォーゼンだ。ってなるけどそんなのはすぐに消えたし、私がボーン好き
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

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成長とともに経験を重ね知識を得て大人になるのだと思っていたし、それが成長における唯一最大の最重要事項ぐらいに思っていたけど、
それは半分程度で残りの半分は脳の成長に伴う劇的な情報処理能力の向上と、新た
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

2.5

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ついに喫煙シーンの一切ない不良映画ができたか。
煙草はもはや小道具としての役割すら終えるんだろうか。

最後が雑すぎて続編への含みだと信じてる。

魅力的なキャラクターも多いし、喧嘩のシーンも面白いし
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フェリーニのローマ(1972年製作の映画)

3.5

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すごく不思議で書きにくくて説明しにくい。

何度か観てようやく、絞り出して言葉にすると、
なんだか他人の走馬灯を観てるみたいな映画だなぁ。

人生において印象に残った出来事やシーンを本人にしか分からな
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

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バンちゃん!!!???
何しよるん!!!???

ネタバレを恐れて極端に何も見なかった結果、まんまとびっくりした。


現実がフィクションに追いついた後だと非常にコメントし辛い。

前作に比べて全体的
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黒い雨(1989年製作の映画)

4.5

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この世界の片隅に の、すずさん、リンさん、すみちゃん
父と暮らせば の、美津江
原爆の子 の、孝子
黒い雨 の、矢須子

1945年、二十歳前後だった女性たち。

原爆の映画に若い女性の主人公が多いの
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

こんな盛り盛りなのにこんな面白いの久々だよ!

恋、友情、努力、勝利!的な。
アクション、ロマンス、サスペンス!的な。

それぞれのキャラクターが分かりやすくて愛おしくて、
なんならモブなんて1人もい
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地雷除去に少年捕虜が動員されたのは、その小さく細くしなやかな手指が信管除去に適していたからだ。

というのをどこかで見たか読んだかしたことがある。

もしかしたら志願した訳では無いのかもしれないけど、
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.5

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もう次こそ絶対に細田守は観ない。頑張る。

絵もキャラクターも世界観もみんな好きなんだよ。
今回は音楽も好きだった。
なのにどうしてもオオカミ以降好きになれないのよ、物語が。

親を理解するのと同じぐ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あー。終わったんだなぁ。
見届けられて良かった。

優しさに包まれて登場人物一人一人がエヴァにさよならするような
作り手と観客がエヴァから卒業するのを後押しするような
たぶん、エヴァに接してきた時間が
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サラの鍵(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて観た時は、え。これジュリアのパートいる?と思っていたのだけど、
改めて観るとジュリアのパートがけっこう大事なのかもしれない。

サラはいつもその時のベストを尽くしているのに一切結果が伴わないのが
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

かつての色っぽい映画で見せてきたのとは全然違う役所広司の背中とお尻が語る
積み重ねて来た人生の重みのようなものがとてもとても良かった。
傷跡とか刺青とかの演出を抜いても、歳を重ねて色んなものを失い得た
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オーバーゼアはとてもキャッチーで、軍歌以前にそもそもの完成度がとても高いと思う。

軽い調子で気付いたら口ずさんでいることもある、なんとなく残りやすいメロディラインと、
比較的簡単で中学の英語の成績が
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

衝撃のベッドシーン、衝撃の逃げ足の速さ。
だけを覚えていて久しぶりに観てやっぱり印象に残るのはこの2つなのだけど、
受けた印象がちょっと変わったから、私も大人になったのかもしれない。というか、老いたな
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

石丸謙二郎って本当良い声してるなー。
直前に見たバイプレーヤーズが石丸謙二郎登場回だったせいもあり、石丸謙二郎の声の良さを改めて認識した。

ラスト20分の煽りもあまり好きなタイプのPRではないし、特
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

要所要所で出てくるアップがとても感情的でとても印象深かった。
みんなめちゃくちゃ良い顔するなぁ。アップに耐えられる顔を作れるのが本当にすごい。

ひとりひとりが生きてる感じがとても良かったのだけど、そ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

刺さった。これはかなり刺さった。

マスクの下で何度か奇声を上げそうになった。
1週間経ってもまだ不意に思い出して奇声が出そうになる。
我々はこんな美男美女ではなかったのに思い出の中の私は有村架純で彼
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キャッツ(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

すごいものを観た〜!!!!

気持ち悪いとは聞いていたものの、
いやそんなん慣れじゃろ。
15分有れば余裕じゃ。
とイキがってみたけど、全然無理だった。

猫はまだ良いんだけど、虫が無理だった。
お腹
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沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

3.5

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陸軍中野学校出身の青年将校達が沖縄で何をしたか。
住民の何が変わりそれによってどうなったのか。

ある者は招集した少年たちを率い、遊撃隊として戦闘終結後もゲリラ戦を展開した。
現地招集の成人前の少年た
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罪の声(2020年製作の映画)

3.0

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星野源の俊也も小栗旬の阿久津も、とっても良かった。
というか、みんな良かった。
特にお母さんが梶芽衣子の、だよね!!だよね!!感すごい。
このお母さんはそういうお母さんですよ。
ゲイの息子を心配してる
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あざとさ、胡散臭さ、無機質さ。
時に短所にもなるそれらが舞台設定やら過剰な演出やらにそれはもうハマっていて、まさにお見事。

優作の義憤に、聡子の愛情に、泰治の常識に物語が進むごとに少しずつ感情移入で
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

笑えるシーンもあるのだけど、ん?というか、え?というか、
微妙に引いてしまうシーンも結構あり、素直に乗り切れないというか、
なんだろ、私の中の綾波レイが騒ぎだしてから(どんな顔したら良いか分からない/
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震える舌(1980年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小さな傷といつもの泥遊びが原因で破傷風になり、入院する娘。
光や音の刺激で、発作に襲われ、全身が硬直し痙攣する。
カーテンが揺れて少し日光が入ったら、近くの病室でワイワイしてる音が聞こえたら、
体を弓
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ひっそり追記しようと思っただけなのに削除してしまった…。

なんて書いてたかなぁ。
すごく好きで、書きたいことがたくさんあるから、だからこそ、そんなに書いてなかったはず。


主人公は彼女の方だと思う
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

絶妙なラインのお洒落さがたまらなく好き。
生活感に溢れていて、衣装のシワや建物のシミひとつひとつに当時の中国らしきものが詰め込まれていて良い。

物語には分かりやすさや痛快さ、下手したら起承転結すら無
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スプリット(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

マカヴォイの顔が好きです。

マカヴォイ主演!?
近所の映画館でもやるの!?
やだ嬉しいどうしよ!?
いやー。でもシャマランかー。
え。待って。またハゲなの!?
やっぱりハゲでもイケメン!!

と、ワ
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.5

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冒頭のフィルムの音にどう言ったら良いか分からない懐かしさと昔を感じる。

子どもの頃、まだ映像の仕組みを分かっていなかった頃、
昔の人は随分とせっかちで、随分と生き急いでいたんだな。と、わりと本気で思
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不思議な質問が意外と万国共通なのにちょっと安心した。

リアルサイズの地球儀欲しいです!
…。貸し出し中です。

このやり取りよ!!優しさよ!!

もっと主人公がオラオラしてみんなを引っ張る感じなのか
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

分かる!分かるぞ!着いて行けた!!
と、ムスカ気分(読める!読めるぞ!)で気持ちよく帰宅したものの、お風呂の中で考えたらやっぱりよく分かってないかも。

大筋はとても単純で、巨悪に立ち向かう俺とお前と
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