創さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

創

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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

4.0

どうしたら当事者意識を持てるのか。というのは、とても深くとても難しい問題であると思う。

戦時中の人々が、(そんなことになっているとは)なにも知らなかった。と答えるのを多く見るが、それは真実なのだろう
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

平均点を調べて、レビューを読み漁る暇があったら今すぐに映画館に行った方が良い。


[追記]
2回目は最後泣いてしまったわ。
映画の中も外も、良い作品にしたいという熱意のようなものがものすごく伝わって
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

4.0

更年期で欲求不満で焦燥と偏頭痛を抱え、誰でもいいから誰かここから連れ出してくんねーかな。ガチで。と思いつつ、
実際は日々の生活を営むのに精一杯で、こんなはずじゃなかったのに私の人生どこで間違えたのかし
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ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)

3.0

ものすごく申し訳ないと思いつつ、案外物語として見れてしまって物足りない。

もっとなんかこう…
キャシャーンみたいな、ごめんなさい伝えたいこと収まらなかったわ!とか、
ゴエモンみたいな、こだわり過ぎて
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ヴァイブレータ(2003年製作の映画)

4.0

好きな芸能人は誰?って聞かれたら
大森南朋、井浦新を挙げる。

手が優しくて綺麗だから。
手フェチなのかも。私。

疲れ切った女がたまたまコンビニで出会った長距離トラックの運転手の男と旅をする。
旅の
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あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)

4.5

女の物語が3つ重なる時、見えてくるのは人としての業だった。

夫ではない男性にどうしようもなく惹かれてしまうのは、自分の全てを受け入れ許し愛してくれるからだろうか。

どんな男とでもとりあえずしてもい
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

いつまでも続く訳が無いと分かっていても、愛さずにはいられない日常ってけっこうあると思う。

3年生が引退するまでの部活
クラス替えが迫った頃に結束したクラス
家に帰らなければいけないデート
束の間の学
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

眠るシーン、食べるシーン、性欲を満たすシーン。
人間の三大欲求を満たしてる風の主人公だけど、正直美しくはない。

毎日を簡単なルーチンをこなすように淡々と過ごしていた彼女が、がぜん輝き美しくなるのは不
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

オープニングのようこそ!感からずっと、ミュージカルの王道な感じでそれがとても楽しい!!

いろんなことが3秒で進んで行くのだけど、そんなことは問題じゃない。
だってミュージカルだもん。素敵な歌から伝わ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

夢って不思議じゃん。
でもさ、奥が深いよね。
だからさ、こんな話作ったら面白くない!?

みたいなのを、実際に映画にまとめてしまうこの面白さをどう表現したら良いのか、自分の語彙力の無さを呪う。

しか
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

全ての人に語るべき物語がある。
(だったような…。うろ覚え)

この一言にこの映画の全てが詰まっている。

退屈に思う時もあるだろうし、退屈に思う人もいるだろう。

でも、人生という物語自体そんなもの
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

誰にでも多かれ少なかれ承認欲求はあると思う。
愛されたい、認められたい、つまり今の自分をも誰かに受け止めて認めてもらいたい思い。

役者として、夫として、父として、
葛藤するうちバランスを崩した主人公
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

いかにも説明的な台詞や描写は少ないのに全てが伝わってくる事にこの映画の力を感じる。

どこかで見たことある気がする登場人物の全員が、どこかで見た事あるのとは少しずつ違う背景を感じさせる。

主要な登場
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

面白い。

細かい気になることはたくさんある。
でもそんなの、まぁどうでもいっか☆と思わせるだけの勢いがすごい。

マナーを説きながら、年齢制限な仕上がりにするその姿勢が好き。

人は、なんだかあっと
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.0

「私立探偵 海原匠」っていう映画を作って欲しい。観たい。

高橋一生の安定感がすごい。
彼は役を自分に寄せてくるタイプで、ちょっと間違えるとみんな同じに観えるタイプなのに、
結局は、みんなそれぞれ少し
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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年製作の映画)

4.0

もうね、細かい事も細かくない事もどうでもいいの。

世界観とかキャラクターとか衣装とか、このよく分からない事そのものを面白がればいいの。

おもしろーい。って思って観るとだいたい面白くなってくるもんだ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

ドスがすごいのは間違いないと思うの。
信念を貫き通すその姿は狂気じみていて、もはや凡人には理解不能。

その非凡さと引き換えに周りのキャラクターの深みが無くて、
正直、誰が誰だか分かんなくてものすごく
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

4.0

ゴジラの事が好きすぎる事が発覚した。

相手の事が好き過ぎてそれはヤバくない?って事(浮気、暴力、借金等)も受け入れてしまうよくある映画のヒロインになった気分。
いや。別にそこまでおかしな映画ではなか
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んでいるときは、ヤバイ私十和子と似てるかもしれない。というとんでもない危機感を持ったのだけど、
読み終わったら別に私は十和子ほどではなかったし、蒼井優の十和子と私は全然違ったわ。

安心安心。
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これはいつ面白くなるのかな?
そろそろかな?おや?まだだったか。
おー!きたか!あれ?まだか。

そんな感じで終わってしまい、ポカーンでしたわ。

ひとつひとつ取り出せば良かったかな?と思うところもあ
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

亜人がGでアウトレイジがR15なのは反社会勢力を描いているからか。

そうなんだよな。大友って義理人情に生きている昔のヤクザ映画そのものみたいな人で、
だから私は大友がどうするのかどうなるのかついつい
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.0

こんな気持ち悪いベッドシーンはそうそう無いと思うし、
こんな終始不穏で生理的に厳しい時間が続く映画も久々に観た。
(最大限の賛辞)

原作の湿度の高い気持ち悪さがすごく忠実に映像化されていたと思う。
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みつあみの神様(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

みつあみの女の子は知らない。
隔離された小さな家で、たまに訪ねてくるのは調査団と呼ばれる防護服の集団だけ。

たったひとりで暮らすこの子は知らない。

女の子が誰かとお喋りすることができないその世界と
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いろんなところで面白おかしい仕上がりになっているものを見かけるけど本編通して見てるから全然笑えない。
本当に思考停止に陥るぐらい全然笑えない。良いとか悪いとかじゃないの。本当に素直にただただ笑えない。
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

2.0

田舎最強説。

魚は捌けないから切り身しか買わない。
映画のグロは大丈夫だけど屠殺は怖い。
屠殺ってスマホの変換で出てくるから分かるけど、
覚えてないし、たぶん辞書引いて書くのは辛い。
辞書を引くって
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.5

レキシのおかげで随分歴史に興味を持てるようになり、私が受験生だった時にレキシがいたら私の人生は今とは違ったものになっていたのではないかとすら思うのは映画と関係ないまた別の話。

関ヶ原ですからね。
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかよく分かんないけど分かった気がして、私賢くなったかも!!と、錯覚できる。
で、私の中ではお馴染みのノーランでしたが、ダンケルクはそんな事考える余韻が無かった。

観終わったら疲れちゃって。

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メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

視覚的エンターテイメント的なものを期待していたら、思考的エンターテイメント的なものであった。

宇宙を巻き込んだお話が結局は主人公のごくごく私的なお話にまとまるのが面白い。

なんだかんだ言ったって、
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昼顔(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマは見てなかったけど、3人のキャラがわりと早いうちに把握できるので分かりやすい。

この子こんな可愛いのにすげー本能に忠実。
この人見た目かっこいいのになんかダサい。
この奥さん敵に回したらあかん
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

4.0

私の持論に「戦争映画、特にナチス関連は外れがない」というのがあるのだけど、
それはきっとこういう人のおかげなのだろうと思う。

圧倒的な惨劇がすぐ隣で起こっていて、もしかしたらそれを防ぐために、回避す
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名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.0

コナンの映画は久しぶりでも、
キャラクター、相関図、コナンが何者か、
ぐらいを知ってれば十分に楽しめる。

いつの頃からか、コナン映画は謎解きよりもアクションメインになって、
多少みんなの身体能力が半
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

ディズニーランド 苦手
乗り物に弱く、楽しみ切れないから

ディズニー映画(実写) 普通
他の映画と同じように、当たりもあれば外れもある

ディズニー映画(最近のアニメ、3D) ちょっと苦手
汚れた大
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

ピエロがお前を嘲笑うって邦題、すごく良い。

お前ってお前かーい!!

試写会で観て以来久しぶりに観たけど、いい感じにオチを忘れてたおかげで楽しめた。

音楽が印象的だったのと、
サイバー空間、仮想世
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.5

人の一生の劇的な時間を取り出したというよりも、
続いていく日々の中のほんのひとコマを切り出した映画。

メッセージ?んなもんねぇよ!!!
この時間を楽しめ〜!!!

みたいなのの対局にある映画だ。どっ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.0

観終わった後、あれがこれでああでこうで、
ということはつまりこれはそういう事でどういうこと!?と、混乱する。

でも、時間を置くと、あれ?なんかすごいの観たかも。もう一回観たいな。となる。

なんだろ
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無限の住人(2017年製作の映画)

3.0

キムタクが苦手というフィルターは、原作を知らない。という強みによって解除された気がする。

三池監督の泥と血のエグい感じが好き。
キムタク苦手。超苦手。

という両者を天秤にかけた結果、それでも三池監
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