からかすさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.0

前映画「チャーリーズエンジェル」は非常に男性向け映画で
美女3人が謎の男チャーリーの指令にただただ従い
下品なまでに胸や尻を強調したコスプレをし
知能指数の低いアクションを見せるような内容だった。
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ヴェノム(2018年製作の映画)

2.0

ヴェノムがMARVELのヴィランだという程度の知識しかなく
そういや「スパイダーマン3」に出てたなくらいの感覚で鑑賞。

本作実に勿体ない。
ヴェノムの造形・戦い方はとてもクールでカッコいい。
なのに
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.5

「スーパーマン」のダークサイドバージョンという感じで
アイディア一発勝負なところはあるが結構良かった。
何よりきちんとゴア表現に容赦がないところが良い。
驚異的な能力を持った人物が
心のタガを外してそ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.0

テレビ屋さん的な豪華な2時間ドラマとして及第点。
細部の粗さはいつもながらで
ツッコミどころはキリがない。
「踊る大捜査線」から流れる全体的に浮世離れした
漫画チックなフジテレビっぽい映画。
キャスト
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

2.0

スウェーデン版「ミレニアム」は未視聴、
フィンチャー版「ドラゴンタトゥーの女」は視聴済の状態で鑑賞。

どうしてもフィンチャー版との比較になってしまう。
まず前作でルーニーマーラ演じるリズベットは
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

基本的にはコメディアクションで楽しい映画なんだけど
どちらかというと前半のサスペンス部分が
個人的にはとても怖い。
一見すごく平穏な田舎町で住民もフレンドリーなんだけど
どこか空虚な感じ、排他性・閉鎖
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アス(2019年製作の映画)

2.5

ジョーダンピール監督の前作「ゲットアウト」同様に
ビックリ箱的なホラーではなく
美しい映像と不穏な空気感で怖がらせるタイプのホラー。
しかし本作は最初から相手の姿形がはっきり分かるし
敵意剥き出しなこ
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ケープタウン(2013年製作の映画)

3.5

なかなか重くて良い映画。
主役の二人、
オーランドブルームとフォレストウィテカーは大熱演。
オーランドブルーム演じるブラインは粗野で
ダウナーな方向に自棄になっている刑事。
一方フォレストウィテカー演
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

今「鉄の女」を演じさせたらナンバーワンの
ジェシカチャスティンの熱演が光る。
同僚が裏切ろうが身内を売ろうが
眉一つ動かさず現場を取り仕切る敏腕ロビイスト
ハッキリ言えば敵にしても味方にしても胸糞悪い
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

1.0

面白くなかった。
正確に言えば「プラトーン」とか「チャイルドプレイ」とか
映画のパロディ部分は探し出す楽しさとかあるんだけど
それ以外の笑わせにかかってる部分、コメディ部分が
全く笑いのツボにはまらな
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.5

実際に起きたアルジェ・モーテル事件を題材としており
白人警官による黒人への圧力を徹底的に描いてる。
何より一番上手いのは物語序盤で
白人警官による黒人の弾圧を
一度黒人サイドが戯けてやってみせる所。
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

言うなれば華やかでない「オーシャンズ11」で
より泥臭いやり方で現金強奪を狙うケイパーものとして
テンポもいいし切れ味も良い。
しかし何故か盛り上がりに欠ける。
これは「オーシャンズ」シリーズにも感じ
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.5

本作を観た後でもう一度「1917」を観たい
すごいドキュメンタリー映画だ。
反戦でも好戦でもない戦争の記録映画として
生々しさが桁違いなのだ。
あくまでも記録映像だから交戦シーンは無いものの
前線の意
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

4.0

実際に発生したCSX8888号暴走事件をモデルとした
パニック映画だが
シンプルかつテンポよく楽しめる佳作となっている。
特に良いのは最初の時点では誰も危険性を認識していないこと。
ちょっとしたミスが
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悪の法則(2013年製作の映画)

4.5

劇場公開版(117分版)を鑑賞。
脚本が「ノーカントリー」のコーマックマッカーシーと聞いて
なるほど納得の内容となっている。

非常に暴力的で凶悪な世界、
本作ではそれが麻薬カルテルなんだけど
そこに
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.0

異種間同士の友情を描くのはすごく難しいことで
「ヒックとドラゴン」で見事にそれを成し遂げた
クリスサンダース監督ということで期待してものの
悪くはないけど薄味でやっぱり難しいのかなあという印象。

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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

全身麻痺となった大富豪とその介護人で貧民層の若者の
心の交流をコミカルに描くなんてあらすじ聞いただけで
こんなの良いに決まってる映画だ。
そして本作はきちんと良い映画になっている。
この正反対の二人の
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THE UPSIDE 最強のふたり/人生の動かし方(2017年製作の映画)

4.0

物語としてはリメイク元の時点ですごく良いのだから
悪くなりようはないのだが
本作はオリジナル版より説明的になっている印象で
言葉による説明、シーンによる説明が増えている。
それを良しとするか悪しとする
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

マッチョ度の高い殉国者ものであり新兵もので
新米が徐々にチームの仲間になっていく過程や
ボスがいかに「消防中毒」になっているのかを
かなり丁寧に描いている。
また8000m2の森林を作ってマジに燃やし
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.0

B級ホラーの続編としてはそんなに悪くない出来で
特に前作「ハッピーデスデイ」の登場人物が活躍する点で
サービス精神旺盛な続編。
前作で精神的に成長した主人公ツリーが
唯一残した深い悲しみと対峙する姿は
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

死のタイムループに閉じ込められた
主人公のツリーが死に続けるわけだが
なにしろこいつがどクズ。
尻軽でいい加減で無愛想で横暴、
だから彼女が死んだところであんまり良心が痛まない。
でも死に続ける中でち
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.5

地雷撤去の緊迫感がすさまじい。
序盤撤去方法をちょろっと教わっただけの少年兵たちが
震える手で信管を抜いていく作業を行っていき
さらっとこなす者、なかなか上手くできない者いる中で
失敗するときは一瞬な
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.0

かつて歴代映画の怪物たちを集めた
「ダークユニヴァース」構想なるものがあったらしいが
見事本作の出来により頓挫するという納得のイマイチさ。

妙に盛り上がらない。
一因として話の推進力が弱いこと。
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バイバイマン(2016年製作の映画)

2.5

本作の一番の見どころはオープニングシークエンス。
「Don't think it, Don't say it」とうわ言のように呟きながら
突然虐殺を始める一人の冴えない男。
ここは緊迫感あり非日常感が
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.0

終始緊迫感あるし、あえてフィリップス船長の家族を
前面に出さなかったことで感傷的に流れすぎないところが良い。
序盤は言葉も通じないし思考回路は異なるし葉っぱやってるしで
何しでかすか分からない海賊たち
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.5

まず観終わった直後の一言目の感想は
「よくこんな物語を映画にしようと企画したな」。
これは良くも悪くもだけど
こんなクッソ地味な物語で無名俳優ばかりで
しかも英語でない映画を作るというメルギブソンの
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.0

そもそも「鋼鉄ジーグ」というものについては
テレビゲームでふんわり昔のロボットアニメだという
雰囲気くらいを知っている程度の知識量で鑑賞。
結論から言えばそれくらいの知識があれば問題はなかった。

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レスラー(2008年製作の映画)

3.0

もっと暴力的な映画は他にたくさんあるんだけど
本作のプロレスラーの過酷さ・痛さは非常に生々しい。
有刺鉄線の棍棒で殴られたりホッチキスで体を打たれたり
ちょっとリアルな痛さを想像できてしまう。
だから
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

限りなく精巧に作られたAIロボットは
知性を持った人間と言えるのか
いわゆるチューリングテストを大真面目に映画化した本作。
すごい。
まず色彩鮮やかな大自然の中で無機質に建てられた研究施設
その異質さ
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.5

ジュディガーランドについては
「オズの魔法使」を知ってるだけで
当然その晩年についてはほとんど知らない状態で鑑賞。
直近で観たミッキーローク主演「レスラー」に
かなり近いものを感じた。
「レスラー」に
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.0

同業他社の会社員なので詳細には感想言わないですが
映画としては50点。

同様の企業に勤めており、
至近年はブラックアウトも経験しました。
それと比べるのもおこがましいですが
吉田所長以下現場の皆様に
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母なる証明(2009年製作の映画)

5.0

映画は冒頭広大な原っぱで老いた女性が一人、
手前に近づいてきてなにかヘンテコなダンスを踊り始める。
表情は喜びにも悲しみにも見える。
ここで観客の興味をグッと惹きつける抜群のシークエンス。

母親は自
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

2.5

70〜80年代の低予算B級・C級映画にオマージュを捧げた本作。
タランティーノの過去の映画のオマージュ・再解釈手法は好きで
西部劇の「ジャンゴ」世界大戦物「イングロリアスバスターズ」
ハリウッド自体を
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

2.5

邦題こそ「ふたりの女王」だが
原題は「Mary Queen of Scots」とメアリー女王の方が中心。

「超」男性社会である英国王室の中で
孤軍奮闘する二人の女王だが
その戦い方は対照的で
エリザ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

リメイク元である「スタア誕生」は
ふんわり粗筋を知っている程度
レディガガはは「肉のドレスの人」程度の知識しかなく
要はほとんど知らない状態での鑑賞。

いやいやレディガガすごいじゃないの。
歌声が非
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アフターショック(2012年製作の映画)

4.0

地震を題材として映画ではあるものの
ディザスタームービーというよりも
災害の中で行われる人災を描くスリラーパニックとなっている。

その上で地震が引き起こす被害、人災による被害を
徹底的に容赦無く描い
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