放課後の女子中学生さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ボビーに首ったけ(1985年製作の映画)

3.5

基本的に80年代のトレンディ×実験映像なので退屈させられるが、ラストの主観バイクシーンは最強。あのシーンがフェリーニの『悪魔の首飾り』なのは誰の目にも明らかだが、終盤には色をも置き去りにする手法には脱>>続きを読む

ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

3.5

最初の30分はゲロ吐きそうなほどつまらなかったけど、ライブ始まってからラストまでは最高の時間だった…

黒人ブルース歌手の歌う「hoochie coochie man」を次々にカバーしていく白人歌手が
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

役になりきれずとも演じ続けるというテーマにはかなりグッときたが、それ以外はとことんハマらず…

On Your Mark(1995年製作の映画)

4.5

日本のアニメMVはコレとGLAYの「サバイバル」が大好き

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.0

美術が全カット最強なのは今更語るまでもないが、作画的にはベッドに運ばれた兵藤まこが根津甚八の服を掴み、その手をゆっくりと解くカットがあまりにも良すぎる。演出に呼応するかのような繊細な芝居に涙

卵とい
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.5

暗殺部隊の指をテープで自身の指に移植するデタラメさがB級感満載で楽しい。アクションだけでなく、死んでいった姉妹の関係とか性癖が徐々に紐解かれる。
現代の技術だけに頼らず、役者の演技力もフル活用しまくっ
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BLOOD THE LAST VAMPIRE(2000年製作の映画)

2.8

アメリカンホラーに振り切れてなくて残念。バカ映画度も『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』に軍配があがる

どちらも電車の車内から物語がはじまるのは熱い

華麗なる追跡(1975年製作の映画)

3.5

コスプレ暗殺者が目白押しで東映が過ぎるぞ!
アイドル映画ではないのでヒロインの老婆コスプレを2回も見せられる!誰得!?

花束爆弾を放り投げるカット、明らかにカットが割られてなくてビビる。暴発したらど
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天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

4.0

寒色・暖色でわかりやすく心象描写を捉えてる。照明だけでなくロック・ハドソンの服装すらも暖色系で統一されている(ラストだけは水色のパジャマ着てるのは気掛かりだった。不吉な予感がしたのは自分だけだろうか…>>続きを読む

劇場版プリパラ&キラッとプリ☆チャン きらきらメモリアルライブ(2018年製作の映画)

3.0

音楽が常に鳴り続けるクラブミュージックムービー。曲とストーリーの繋ぎがシームレスで良い

劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ(2017年製作の映画)

3.0

大久保政雄らしさが際立つケレン味あるアクションとエフェクトの数々!水星パートが特にすき

「TRIal HEART ~恋の違反チケット~」によって芹澤優の秘めたポテンシャルが解放された

映画プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ(2016年製作の映画)

3.0

冒頭のチキチキマシーンパートが最高すぎる。サブキャラクターがみんな動きながら喋りまくる!ゴールドマンとシルバーマンの喧嘩並にしょーもない理由で世界が混沌と化す

プリパラアイドルデスマッチという闇

森の石松鬼より恐い(1960年製作の映画)

3.0

最初は石松に転生したことに困惑するも、最終的には石松としてのロールを全うしてしまう狂気

朝霧街道(1961年製作の映画)

4.0

高田浩吉の乱闘に視線すら移さず、酒を煽る木暮実千代〜!いまさら気付いたけど顎のホクロがエロい…
やくざたちとの大立ち回りも良いが、相変わらず情緒ある描写もうまい。小石を蹴って水面を見つめる木暮実千代〜
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KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

3.5

キャラ掘り下げや真相を丸投げしてもべらぼうに面白いから凄い

ザナドゥ(1980年製作の映画)

1.5

ジーン・ケリーが音楽業界を退いたクラリネット奏者って設定は良いが、流石にダンスには衰えが見える。足元がばたつくとこなんて見てらんない…

ローラースケート×ダンスといえばアステアとロジャースの『踊らん
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

ボロいアメ車って良いな… 前と後ろが長いからビスタ・シネスコだと画面の半分が車体で埋まってかっこよい…

男2人・女1人で旅をさせたら三角関係に落とし込みたくなるだろうに、そんなフラグは一切なく賭博三
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ホームシック(2020年製作の映画)

3.0

コロナ禍前の音×コロナ禍後の風景
開かれた扉はラストで閉じられ、ステイホームを示唆する

バリエラ(1966年製作の映画)

3.0

役者が身体を張りすぎててビビる。冒頭の机の上から落ちる芝居も地味にハラハラする

1999年(1999年製作の映画)

3.0

編集の魔力によって、階段が永遠に続くような錯覚を覚える
文化祭前(?)×追いかけっこ×ループって完全にアレじゃん!

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

4.0

回想が尺の半分以上を占めるトンデモ構成だが傑作
現実時間ではブラピとレッドフォードが1度も邂逅せずに終わるのがサイコー

許されざる者(1992年製作の映画)

3.8

娯楽西部劇の解体って意味では傑作だけど、銃撃戦の呆気なさと物語の意義深さはどうしても『拳銃王』と比べてしまう

エンディングが切なすぎる。飲酒をして亡き妻との縁まで切れてしまうとは…

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

セリフや演技の白々しさを差し引いてもVFXの功績により名作!水上戦がこんなに面白くなるとは!(爆風に巻き込まれる浜辺美波には思わず失笑してしまったが…)

浜辺美波との再会を雑に撮っているところが顕著
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農園の寵児(1938年製作の映画)

3.5

床板が飛び出して顔面・ケツにぶち当たり、電話コードに足を引っ掛けてそのまま引き摺られ、ランドルフ・スコットが落とし穴に落ちる(芸術点が高すぎる)など、ミュージカル映画とは思えないスラップスティックなア>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

4.8

これが監督2作目というのが凄すぎる…50年代の増村は異常
朝食で入れ代り立ち代わり家族4人が出入りするスピード感が気持ち良すぎる。決して4人揃ってフレームに映さずに不仲さを画で説明するクレバーさにも感
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カナリア(2004年製作の映画)

3.9

冒頭の廃校で靴と武器を手に入れるショットの繊細さと、終盤の祖父と邂逅する禍々しさが最高。カメラに近づく=殺意の増幅

りょうとつぐみが喧嘩したあと、車外からつぐみの歌声が聴こえてきて和解する省略も素晴
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

BL漫画のくだりが最悪すぎる…
ガチムチBL好きを隠してる奴が、屈強な男性社員の多い職場で働いてるだけで邪推する余地を孕むため非常に不愉快だった
社員の前で恥をかかされたという描写を入れたいのなら、
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.8

所作で主人公の性格を体現する姿勢にただただ感服。
お辞儀をしたまま後退する所作を繰り返し見させられたあと、ラストで振り返った先に巨大な十字架が映るショットに震えた。動物を絶滅させた人類の大罪をコンシェ
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

2.5

大島ミチルの音楽良い〜。あと茅島みずき良い演技してるなぁ
福地桃子の役は作劇上まったく機能してなくてビビる

現実と過去を分けている必要性もいまいち掴めず。草彅剛すら不要だったとすら思ってしまう

竜二(1983年製作の映画)

2.5

カタギになってからの破滅をどう撮るか期待してたんだけど、行間を残したまま終わったのがもったいない。

商店街の喧騒を爆音で流して去っていく金子正次はクールで良い。ヤクザ=喧騒