まいとんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

まいとん

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五島のトラさん(2016年製作の映画)

3.0

前時代的な家庭内手工業で暮らす一家の記録である
綺麗にまとまっており感動的な作品になっている

が、計らずもアルコールの危険性についての映画にもなっている

この作品の主人公である虎夫は類い稀な精神と
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

2.0

一時は神格化されていた岡崎京子の代表作の映画化
驚くことに漫画が本当に忠実に映像化されています
時代背景から、美術、構図、登場人物の顔まで恐ろしいくらい似せてきています
気持ちの悪いくらいです
俳優も
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続エマニエル夫人(1975年製作の映画)

2.5

WOWOWで放送されていたのですがびっくりしました
超高画質HDソースのものだったようです

本作は前作と比べてもとりわけ綺麗に撮影されていたようでとても美しい作品でした
白人の肌、黒人の肌、アジア人
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濡れ髪牡丹(1961年製作の映画)

3.0

時代劇コメディーという今では全く絶滅危惧種のジャンル
美術などのことを考えればとても贅沢です
眠狂四郎みたいなしかつめらしい雷蔵もいれば
この作品のような明るい雷蔵もいるわけです
これはこれで面白いで
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.5

極東でひとりヌーベルバーグをやっているホン・サンス
ここまできたかという内容の本作
実生活をそのまま映画に持ち込んでいます

見ながら何か妙だと気付かされる構造になっています
主演女優のキム・ミニがそ
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ランボー(1982年製作の映画)

4.5

保安官にさしたる理由もなくボロクソに言われるファーストシーンから面白いです

しかし新たなジャンルを開拓したのは本当に偉大です
帰還兵のトラウマと戦争由来の特殊戦闘アクションを組み合わせたアイデアは素
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スプリット(2017年製作の映画)

3.0

本当にくだらないホラ話ばかり撮っていたシャマランですが
この映画は良く出来ています

多重人格の男に三人の女の子が捕らえられた監禁される話しですが
多重人格に説得力を与えるため、多重人格を治療している
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

2.0

シャマランのホラ話

シャマランの映画はどれもくだらないホラ話です
この作品は割とうまくいっている方です

事故にあってもなぜか怪我しない男がスーパーヒーローに目覚めるという話です
くだらないですね…

ハプニング(2008年製作の映画)

1.0

人間が突然自殺し始めるはじまりは面白いですが
そこがマックスで理由も明かされず尻すぼみで終わります
マクガフィンとは言えません

サイン(2002年製作の映画)

1.5

宇宙人がやってきて喘息の子供を殺し損ねる話

歓待(2010年製作の映画)

2.0

下町の印刷工場を舞台に生活を丹念に描き
何かを予感させる展開になっていきますが
結局何が起こるかというと外国人を大量に呼び込むというオチ
びっくりするくらいくだらないです
(海外で評価されたそうですが
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仁義の墓場(1975年製作の映画)

4.5

この映画は本当に面白いです
ただただどうしようもないヤクザが描かれているだけですが
こうでないといけないと思います

変にヒロイックに描かれていたり
ロマンティックに描かれているヤクザ映画はどうかして
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関東女賭博師(1968年製作の映画)

2.5

超能力で手本引きの札を読む
ニュータイプたちの賭博映画
能力が覚醒すると片目が見えなくなっていきます
後半は賭博というより手本引きの競技合戦になります

孤狼の血(2018年製作の映画)

2.5

東映の実録モノを意識して作られているが
中身は警察のミステリー映画です
中途半端で肩透かしな印象が強い

また役所広司と松坂桃李は正義の味方、ヒーロー的に描かれており強い違和感を覚える

暴対法施行以
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

3.0

デンゼルワシントンはいい俳優だと思いますが変な役が多いです
この映画でもかなり奇妙な役を演じています

前半の人権派弁護士として活動しているパートは破綻もなくうまく描かれています
どう戦っていくのか気
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山の彼方に 第一部 林檎の頬(1950年製作の映画)

-

生徒が上級生にいびられ殴られる
それを見ていることしかしなかった先生が「案山子」と非難される

赤線地帯(1956年製作の映画)

3.0

カタギの女でもな
つまらん男にタダで捨てるもんがたーんといてるのや

ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.5

本当に恐ろしい映画である

確かに長い
しかし長い旅路の果てに
この日本の全体像が浮かび上がってくる
平成という時間を一本の映画に収めることに成功している

人が死ぬ
次々バタバタと死んでいく
全く感
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バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)

3.5

直訳は國民の創生
ナットターナーの伝記映画です
主演のネイトパーカーの自作自演で製作までやっています
その情熱は伝わってきます
物語は分かりやすくまとまっており
アメリカの歴史の勉強にもなります
黒人
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.0

これは素晴らしい映画でした

法廷劇ですがイギリスの裁判制度の紹介もうまく描かれていて興味を引くよう作られています
デヴィッドヘアの腕でしょうか
ホロコースト否定論者のアーヴィングのキャラクターの作り
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

1.5

これは酷いです……

この原作者と脚本家は地雷です
俳優が好演というか熱演しているのが痛々しいです

自堕落な生活を送っている蒼井優とそれを支えるさえない男阿部サダヲ
蒼井優は阿部サダヲを裏切って不倫
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ルージュの手紙(2017年製作の映画)

3.0

基本的には面白い映画です
わがままで自己中心的な母親と
母親を捨てきれない娘の葛藤がよく描かれています
娘も自分の息子には色々と口を出してしまいわがままな部分があるのです

が、終盤にかけての展開は理
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岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇(1997年製作の映画)

2.5

1作目は本当に面白かった岸和田愚連隊
きっと続編も面白いだろうと思いきや…

30分くらいはテンポのいい破天荒な展開で面白いのですが、情感豊かなゆったりした話が始まると急につまらなくなります
三池監督
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大阪最強伝説 喧嘩の花道(1996年製作の映画)

2.5

脚本はよく出来ていると思います

しかしいかんせん低予算
美術も俳優も酷いです
演出も酷いです
三池さんはこういうしっとり感情を追っていく作劇には向いていないと思われます
ところどころ本当に酷い

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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

びっくりしました
ものすごく面白いです
アメリカでは大ヒットしたそうですが分かります
アフリカ文化の意匠が格好良くアレンジされています
シナリオも良くできています
ワンダーウーマンなどはつまらなかった
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ガキ帝国(1981年製作の映画)

4.0

映画が公開されたのは1981年だが
映画の舞台は1967年の大阪である

同時代に作られていた映画と比べるとこの映画がなぜかくも評価されたのかがよく分かる
ドラマチックな映画を作っていた大資本とくらべ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

しやみ
視野見
字幕で見たので分かりました
分かり難くてモヤモヤしました

分かりやすいコメディーとテンションを抑えたドキュメントタッチが混在したすわりの悪い描写が続きます
劇伴もほとんどありません
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プライド 運命の瞬間(1998年製作の映画)

2.5

東條英機視点の東京裁判は賛否両論あると思いますがいくらか価値があると思います
セットも大ががりで見ものです
途中幻想の能が挟まれたり作家の個性が邪魔していますが
東京裁判映画としてみれば価値があります
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女優(1947年製作の映画)

-

ドジでノロマな亀の原点
韓流ドラマまで続いていくのだから、この民主主義的な作劇は偉大なのだ
イプセンの人形の家を作中劇にしながらノラの人生を松井須磨子に歩ませていく
小林正子が松井須磨子になっていく過
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ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016年製作の映画)

3.0

ゴンドリス男爵というフィツカラルドのクラウスキンスキーのような人物が出てきます
アマゾンでオペラハウスを経営してますが実在の人物だったのでしょうか
アマゾナス劇場がモデルだろうか

ラストが非常に味わ
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ハドソン河のモスコー(1984年製作の映画)

3.0

これ題名酷くないですか?
モスクワでいいじゃないですか
いったいどういうことなのか

基本的にコメディーですが要所要所でキツい描写があり
主人公の祖父である喜劇役者が監視されていたり
アメリカに亡命し
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

2.5

死んだはずのジグソウことジョンクレイマーが普通に出てきたのでびっくりしました
時間軸を現在と過去に分けて進行させることでジグソウが出てくる話も可能になってしまいました
なかなか考えましたね
ジグソウの
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.5

何本か駄作が続いていましたが
この最終作?は面白いです
話がシンプルになり、純粋に殺人リアル脱出ゲームを楽しめます
主人公の奥さんが火あぶりならぬ火燻しになるところは爆笑してしまいました
劇場で愛好家
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ソウ5(2008年製作の映画)

2.0

一本で話が完結しなくなりました
アメリカのドラマの同じ作りになってきました
しかも争ってる捜査官の顔がどちらもイタリア系で似ておりややこしいです