まいとんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

まいとん

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ソウ4(2007年製作の映画)

2.0

そろそろ限界……
ツギハギにツギハギを重ねるような話の作り方になっていてものすごく分かりにくいです
中心になるメインストーリーもないので見ていてキツいです

ソウ3(2006年製作の映画)

2.0

1と2で裏側を描きながら話のまとめに入る本作
ジグソウのあとを継ぐはずだったアマンダが言うことを聞かずゲーム参加者全員殺していたという話です

ちなみにソウ2でジグソウを追っていた女刑事はあっけなく殺
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.5

第1作目は脚本が粗くツッコミどころがあり、映像的にもガチャガチャして、どうかという出来だったが
2作目は脚本がよく出来ておりどんでん返しも含めて面白い作品になっている
映像がとにかく気持ち悪いので繰り
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下妻物語(2004年製作の映画)

2.0

話は原作の通りとの事だが
ノリが大人計画の舞台にそっくりである
ネタもかなり被っている
どこかで関係していたのだろうか
サブカルシーンで影響を受けていただけなのだろうか
バカバカしいとしか言いようがな
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舞妓と暗殺者(1963年製作の映画)

2.0

三隅研次と新藤兼人のコンビはこの前年に名作「斬る」を撮っている
いいコンビだと思えたが…
テンポの良さや独特なカッティングはさすがだが中身は非常に平凡なものになっている
貧乏な武士が這い上がろうと倒幕
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その人は昔(1967年製作の映画)

2.0

摩訶不思議な映画である
内藤洋子と舟木一夫のファンにとっては最高の映画だろうが
そうではない人はどうしたらいいのか…

北海道で漁師と百姓をやっていた二人が夢を抱いて上京してくる
東京で貧しいながらも
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遥かなる山の呼び声(1980年製作の映画)

4.0

根釧原野が舞台の本作
今まで描かれた様々な人物が集結して集大成的な趣きがある
高倉健と吉岡秀隆の疑似父子関係が本当にうまく描かれてている
人物の背景が詳しく作られておりそれが何気ない会話で明らかになる
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

素晴らしい映画です
一人でも多くの人にこの映画を見てもらいたい

が、このような映画をカウリスマキが撮ってしまったということは
本当に危機がやってきているということだと思われます
カリードを送還させよ
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とむらい師たち(1968年製作の映画)

4.0

すごい
今見るべき
葬儀社のアイデアは現在ほぼ実現
エンバーミングという形で伊藤雄之助の仕事まで実現
万博を絡めたキツいブラックコメディの状況も再度現代にやってきました
水爆の恐怖は現在原子力発電所の
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

1.0

アメリカ製の感動ポルノです
最低の映画です

超可愛い子役
超美男子の父親との別れ
意地悪な祖母
ペットの猫
自殺した母親

典型的な感動の押し売りです
ギフテッドはただの美化された映画的な仕掛けです
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故郷(1972年製作の映画)

3.5

すごい…
日本の社会主義リアリズム映画の金字塔です
とても美しいフィルムです
ハイビジョンで見ると細かい部分まで気をつかっているのがよく分かる
ロケーションが本当に素晴らしい
俳優は土着の生活者に見え
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

2.5

この映画とにかく見辛いです
映像をかなり加工しているのと
極端な仰角とドローン撮影を多用しているのでなかなか入り込めません
脚本の出来も演出もいまいちで
トムクルーズはいつもの通り演技が下手だし
困っ
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スペースウォーカー(2017年製作の映画)

2.5

こ、これは……
宇宙船打ち上げのシーンが
「王立宇宙軍オネアミスの翼」とものすごく似ています
途中で挿入される地上のカットまでそっくりです
こんなあからさまなパクリが……
びっくりしました

ロシア映
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

思った以上にフラナリーオコナー的世界
パクリかと思うくらい
しかし面白い
あと出だしが音楽を含めて遥かなる山の呼び声に似てます
偶然?

キネマの天地(1986年製作の映画)

3.0

幻想の松竹蒲田

劇中劇はもちろんバックステージの物語もかつて作り上げられた幻想の物語である
それを丁寧に額縁の中にいれて一本の映画に仕立てている
職人の仕事である

ファイナル・プロジェクト(1996年製作の映画)

3.0

コミカルなポリスストーリーが帰ってきました

ジャッキーの映画は古典映画への強い憧れとリスペクトがあります
バスターキートン、チャップリン、今回の作品は007がたくさん引用されています
序盤から激しく
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男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

4.0

現在BSテレ東で全作放送されている男はつらいよ
奮闘篇はとらやを中心に話が展開し、さくらさんの出番が多い作品
が、際どい設定や表現が多いためテレビ放送が見送られることが多い
今回BSテレ東ではほとんど
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.0

とにかく音楽が格好いいこの映画
意思を持った車が何故出来たのか分かりませんが
取り憑かれた男の子がどんどん狂っていくのが面白いです
セリフも少なめで映像の工夫で目を離させません
狂気の車はスクラップに
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上海の女(1952年製作の映画)

3.0

日本語、中国語、英語まで飛び交うとてもバタくさい映画です
カサブランカのような雰囲気があります
スパイ同士の恋愛が李香蘭の歌をたっぷり聞かせながら展開します
南京政府、重慶政府、日本の特務機関が上海で
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アンデスの花嫁(1966年製作の映画)

2.5

ドキュメンタリー要素が強いこの映画
ペルーのインカ遺跡あたりに住む現地人インディオだけでなく日本からの移民やドイツから戦争を逃れてきたメノニータ(メノナイト教徒)なども出てくる
現地の生活が描かれてい
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泥棒番付(1966年製作の映画)

3.5

いわゆるプログラムピクチャーですがプロットが凝っていてよく出来ています

泥棒が捕まるものの放免される
が、罪人の面倒を押し付けられる
厳しく取り締まっていた与力は実は倒幕派
罪人は勤皇の志士
与力は
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

2.5

非常に退屈な映画です
マリーアントワネット自身も退屈そうです

ソフィアコッポラの映画はどれも単調で退屈なのですがこの映画もあまり変わりません
劇的な盛り上がりを作るのが下手なのか
わざと作るのを避け
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戦後最大の賭場(1969年製作の映画)

2.0

これ題名に偽りが…
賭場はあんまり関係ないです
中身は政治結社を作ろうと目論む暴力団のゴタゴタです
題材は実録ものっぽいですが
まだ任侠映画の時代
いまいち盛り上がらず独特なのんびり感と映像美で描かれ
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オール・アイズ・オン・ミー(2017年製作の映画)

2.5

2PAC自身が道半ばで亡くなったせいもあるだろうが
非常に中途半端な出来上がりになっている
刑務所に入っている時に
母親に励まされるあたりが見どころか
黒人を目覚めさせる活動家として描いている
ギャン
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喧嘩屋一代 どでかい奴(1970年製作の映画)

2.0

これは酷い…
アクの強さはヘドロ級との宣伝文句に偽りなし
朝鮮人部落の描写
ゴーゴー喫茶の乱痴気
浮浪者にヤクザに孤児院
気が滅入ってきます
ストーリーもかなり荒いです
エロにアクションにバイオレンス
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

1.0

アメリカ映画史最低の汚点

スタローンに一体何が起こっていたのか解き明かして欲しいです
ドラゴとの戦いで脳に障害を負いプロのリングに上がれなかったとしても
三度目のアポロ戦のようにせめてジムのリングで
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.5

アヒルがやってきたかと思うと屠殺したブタの血で水浴びし始めるファーストシーン
いきなり飛ばしすぎである
しかもここは戦場
ハヤブサの視点とヘリコプターの視点で混乱と冗談が語られる
今回の映画も寓話的だ
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どぶろくの辰(1962年製作の映画)

-

タコ部屋に入れられた土方の日常が見事な美術で描かれているのだが
凄まじい地獄である
どこまで本当なのだろうか
昭和25、6年頃との設定である

ドラマはコメディー色を散りばめて暗い日常を明るく仕立てて
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ど根性物語 図太い奴(1964年製作の映画)

3.0

これはなかなか面白いです

アメリカ映画なら議会で演説して悪役をやり込めるところだと思いますが
暴力でねじ伏せてしまうところが日本らしいです

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

2.5

今あらめて見てみるとあまり面白くない
ストーリーが駆け足すぎるのと
独特なロマンのほうに話が傾き過ぎている

本作のテーマである
永遠の命と限りある命の対立が
深められておらず
いまいちこころに響いて
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事件(1978年製作の映画)

3.0

2時間ドラマのような素材なのだが
緻密に描くことで
重厚な映画に仕上がっている

厚木が片田舎になっているのは時代を感じる
肝心な殺人がいくらなんでもゆる過ぎる気もする

佐分利信裁判官の判断がとても
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.0

本作に出てくる正吉親分のエピソードは
コメディーにしては悲壮なやり取りである
寅は妾の子であり、その母に捨てられている
正吉親分が死ぬ前に会いたいと言った子は捨てた子であり
子は幼き日に見た女に暴力を
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ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

2.5

多重露光を多用した凝った絵作りになっています
舞台はぜんぶセット、何から何まで作りものです
キラキラした夢のような世界です
しかし話がつまらないです
貧弱なシナリオにゴテゴテしたデコレーション
「アメ
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.5

シナリオの流れがスムーズでギャグも冴えている
寅も三枚目がハマっている
おいちゃんもマヌケで愛らしい
婦系図の語りは珠玉のシーン

学校の怪談3(1997年製作の映画)

2.5

人物をキャラクター化し過ぎて
ややつまらなくなってしまいました
妖怪の意匠は凝った作りになりましたが
特撮モノに近づいてしまいました

学校にある鏡の中の世界に迷い込んだという設定なのですが
もう学校
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学校の怪談2(1996年製作の映画)

2.5

SFXが素晴らしい本作
この映画を劇場版で見られた子供たちは本当に幸せです
アニメや特撮におされるようになってしまった子供向け映画ですが
これくらいの作品が毎年コンスタントに作られれば映画の環境もずい
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