あさおみさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ジャバウォッキー(1971年製作の映画)

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 どうやって撮ってるんだろうといつも思う。シンプルに見てて楽しくていい。シュヴァンクマイエルにやらせるとどうしてこうも人や食べ物が無機質な物体に見え、逆に物が人めくのか。
 ジャバウォッキーがアリスの
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対話の可能性(1982年製作の映画)

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 アルチンボルドのあの絵みたいな人がもみくちゃになったり分裂したりを馬飛びするみたいに繰り返してゆく「永遠の対話」。粘土製の、向かい合う人間二人の触れ合いを描いた「情熱的な対話」。粘土製の頭のおっさん>>続きを読む

男性・女性(1966年製作の映画)

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モーパッサンの短編が原作らしい。「平均的なフランス人女性はいない」というセリフが印象に残った。いかにもステレオタイプなタイトルがこういう相対化の効果を強めている。社会階層の問題に関心が強かったゴダール>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

5.0

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自称進学校で憎悪を溜め込みながらお勉強やってた頃を思い出して胃が痛くなった。映る食事シーンが全部汚いけどさして不快ではなくて、強調される水音とか咀嚼音がひっそりと狂気を感じさせる。
母親が常に板挟みを
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

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やっぱり自分こういうの好きなのかなとは思うけど、切れば血の出る生身の人間にナジャみたいな事させるのどうしても抵抗ある……。岩井俊二の甲斐甲斐しさ。アスカ。

ドン・ファン(1970年製作の映画)

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マリオネット劇ではあるけどちょいちょいマリオネット関係なくなるし、決闘の決着は吊り糸を切って体の自由を奪っていた……。
まずわざわざ映画でマリオネット劇を撮るという時点で奇妙と思うけどきっちり近代的な
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レオナルドの日記(1972年製作の映画)

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シュヴァンクマイエルにしては珍しく人間が普通に動く。レオナルド・ダ・ヴィンチの絵が動く映像と、スポーツ選手や何らかの動作をしている人間の映像の繰り返しが続くだけの短い作品。アニメーションの、絵が動くと>>続きを読む

アッシャー家の崩壊(1982年製作の映画)

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コストニツェもそうだったけど、ナレーションだけで人が一切映らない。Aliceにしても何にしても、こうも生身の人間をそのまま扱わないのには何か意図があるのではないかという気がしてくる。不在性?

エトセトラ(1966年製作の映画)

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ゲームぽい音楽も相まって殊更ゲーム&ウォッチぽく見える。フロッタージュ。

コストニツェ(1970年製作の映画)

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チェコの何とか納骨堂のドキュメンタリー風作品。ストップモーションもアニメーションも使ってないけれどやはり前衛的だった。公開当時は検閲でナレーションを全て音楽に差し替えられていたという箔も付いており、結>>続きを読む

棺の家(1966年製作の映画)

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頭へし折ったら指が露出するところすき。こういった人形劇を見るとき、慣習的に「NHKみたい」と言ったりするが、よくよく考えてみればこれもNHKがやっていたことももっぱら芸術的な価値観を追求しているのでは>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

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幼少期の記憶を掘り返したりする映画が本当に好きで、教会で詰られてるシーンがとても良かった。ラストのみんなで手を繋ぐ所も。自分だったらこの映画撮れたらもう作るの辞めてしまうと思うくらいの洗練のされ方とテ>>続きを読む

キラーソファ(2019年製作の映画)

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説明を胡散臭いサイトに外注してどうするねん

屋敷女(2007年製作の映画)

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ラストシーンの絵画的な美しさはよいです

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

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あ〜村上龍庵野秀明となる時代感……。若い仲間由紀恵、変わらない石田彰。キモい所はキモいけど一人称視点とか俯瞰、あとプリクラの時のカメラワークと、透過で重ねる演出は面白いと思う。チックの男性とのシーンの>>続きを読む

ウイークエンド(1967年製作の映画)

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ゴダール最後の物語映画らしい。ブロンテ、フローベール、ジッドみたいな有名作家がいきなり出てくるし、物語映画と言いつつ東風の時みたいな政治的内容の独白シーンがいくつもある。最初の方の渋滞のシーンがすごか>>続きを読む

かたつむり(1966年製作の映画)

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かたつむりが攻めてきたぞっ
    🐌))
🐌)))    🐌)))

🐌))) 🐌)))

🐰🐰🐰ヌッ…

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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ドラーグ人の生存戦略やば教育は大事だよ

サスペリア(2018年製作の映画)

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性別に神秘的なものを見出して身体性で出力すること、の邪悪さをちゃんと理解した上でやっていると思う

愛のむきだし(2008年製作の映画)

5.0

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人生で一番聴いたであろう音楽がそれ抜きでも素晴らしいものに使われていると言うだけで嬉しくてしょうがない。阿部定するシーンで美しいのイントロ流し直すの所が好き。カート・コバーン以外男じゃないぜ!みたいな>>続きを読む

タマラ オン パレード(2007年製作の映画)

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キャラクターの発展させ方のセンスが抜群あとからこういうの作れるコンテンツ大好き

TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

5.0

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すごすぎ。陰謀論ちっくな展開がlainを思い出す感じあった。つるつるした3Dの質感も、太い輪郭線のコミカルな絵柄も色彩と併せて最高。大森靖子の逃猫ジュレは続編? スピンオフ?
(見終わってから検索かけ
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パターソン(2016年製作の映画)

1.0

二度とこんな作品が自分の前に現れないことを願う。こんなに神経を逆撫でする要素ばかりの映画はない。

野火(2014年製作の映画)

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顔面に滴る血や汗の水滴と、それを照らすビカビカした光の質感が印象的だった。一斉掃射のあたりではやり過ぎて却ってコミカルに寄ってしまっていた感があったけど……

憂国(1966年製作の映画)

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エロティシズムさは好きではあるが、映像で表現されるとやかまし過ぎるのではという気がしないでもない。臓物たちが割れた腹から元気いっぱいに飛び出してるシーンでうわわとなる。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

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Dreamersでちょこっと引用されてたなあと思って見た。この手の題材を扱うとき、必ずしも寓話仕立てにする必要はないというか、こういうのでいいんだよなと思う。彼らがああであることは作品に付与する属性で>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

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スーパーカー流れると泣きそうになってしまう。井浦新すき

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

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結局顔とは如何なる場合もスクリーンに投影されて張り付く振る舞いつまりペルソナであるというだけで、どこかに本当の自分みたいなものがある訳ではなく……というのをメタな手法で描いているのだと思う。急に音が大>>続きを読む

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

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悪趣味なコラージュとか、衒学ちっくな感じが面白くてよい。青春映画と銘打てば結構なふざけ方をしても許される感ある……。なんて言うか、「ぼく/わたしのかんがえたさいきょうのえいが」感あった

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

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モトーラさんが喋っていて、モトーラさんが喋っているなと思った。東さんの映像は縷縷夢兎のYouTubeに載せてるやつみたいな雰囲気が欲しかった感。乾燥剤のと髭のが好き。
時々自己満足で好きな容姿の人間集
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

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スタニスワフってつまりソラリスって事だよね〜自分はこういうの好きそうだな〜と思いながら見た。でも無駄におっぱいとか言いまくるシーンいる?