Maoryu002さんの映画レビュー・感想・評価 - 71ページ目

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.1

面白かった。でも…

とにかくストーリーのメリハリと、細かい伏線を含めた撮り方が抜群に上手い!
飽きさせないテンポの良い前半から、後半はグッと重く衝撃の展開へと引っ張っていく。
静かな笑いとダークな風
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誓い(1981年製作の映画)

3.8

「1917 命をかけた伝令」を観た流れで数十年ぶりに再鑑賞。

第一次世界大戦の時代、オーストラリアでランナーとして将来有望な二人の青年が、時代の勢いに流されてヨーロッパに出向き、戦場に立つ物語。
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15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

3.7

映画館にて鑑賞。
誘拐犯たちとの交渉、そして狙撃シーンと、緊迫感があって面白かった。

ジブチで実際にあった誘拐事件の映画化ということで、クライマックスの狙撃シーンまではハラハラドキドキが続いていて、
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.2

アルコール依存での事故が原因で車椅子生活になった漫画家の再生の物語。

ストーリーは時間軸を行ったり来たりもするし、かなり概念的というか思想的なやり取りも多いんだけど、わかりやくす言うと「人が前向きに
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

凄かった。
序盤から音楽、音響、映像がこれでもかと緊張感をかきたてる。
この緊張感が2時間続くの!?と不安になったが、ワンカット(に見える)のスピード感と没入感であっという間にラストまで駆け抜けた。
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.9

わかっちゃいるけど泣ける映画。

輸血によるHIV感染で闘病生活を送る少年デクスターと、奔放だけど孤独な少年エリックの友情の物語。
それにしてもエリックのやんちゃぶりのすごいこと。実際にいたら超クソガ
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冒険者たち(1967年製作の映画)

3.8

かなり古い映画だけど、飽きることなく2時間弱、かなり没頭してしまった。

もっと抒情詩的な映画だと思ってたけど、意外と活劇だった。
アラン・ドロンってやっぱりかっこいい!そして、ヒロインのジョアンナ・
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.2

せっかく映画館で観たのに評価が上がらなかった映画。

出演者と題材と金のかけ方からすると、めちゃくちゃもったいない。もちろんアクションはかなり楽しめるが、なぜか物足りなさが残ってしまった。
ジェラルド
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

簡単に言うと、ドラえもんのもしもボックスで「ビートルズがいなかったら」の世界を楽しむ映画。
そして、実際にけっこう面白かった。

ダニーボイルらしくない、真っすぐにみんなを楽しませる映画になってたのが
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

1.9

キャストを観れば期待は膨らむばかり。
しかし、がっかり。正直言って面白くなかった。

題材はめちゃめちゃ面白いはずなのに、どうしてこうなってしまったんだろう。
随所にワクワクさせてくれるシーンや、展開
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

衝撃。なんて心に食い込む映画だろう。

久しぶりにエンドロールの後も席を立てなかった。
この感覚は、ブリュノ・ニュイッテン監督の「カミーユ・クローデル」以来。もう30年以上前だ。
いずれも重く、観るの
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

2.6

予告編を観てかなり期待して劇場に行ったが、残念ながら予想よりは面白くなかった。
なんだか、ちょっとごちゃごちゃし過ぎていて、素直な爆笑がなかった。

もちろん面白いのだが、もっとわかりやすく宗教や思想
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.8

言わずと知れた名作。
こんなに人を勇気づけてくれる温かい作品もなかなかないんじゃないだろうか。

アメリカ近代史を駆け抜ける人々と、主人公フォレスト・ガンプの姿を追う映画。
一見、純真で変わらないフォ
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サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

3.3

ほぼ初めてのベトナム映画。新宿K's Cinemaで楽しく観させていただいた。

観始めてしばらくは、「この映画、大丈夫かな?ちゃんとストーリーが成立するのかな」と心配になったけど、それなりにちゃんと
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.2

長い道のり、長い映像、果てしなく重く悲しいストーリー。

未知の世界、広い世界に飛び込むことのすばらしさを感じさせる映像が全編に展開する。
当然のように、自分の行動範囲が狭いのが情けなくなり、もっとも
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.6

一般的な評価は低いみたいだけど、自分としてはすごく面白かった。
説明調な部分があったり、あまりに悲しすぎてショックな展開はあるにしても、いいストーリーだし感動した。

ダン・フォーゲルマンらしい脚本で
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.3

3時間半の長尺だったが、飽きずに最後まで鑑賞させてもらった。

これぞマーティン・スコセッシの世界と言っていいんじゃないだろうか。
スコセッシもデ・ニーロもパチーノも、これで引退するんじゃないかってい
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.1

TOHOシネマズシャンテにて。
硬派でほぼドキュメンタリーを観ているようで、自分の好みにぴったりで大満足。
同時期に、やはり映画館で観た「バイス」よりずっと面白かった。

宣伝の派手な映像のような場面
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

ロシアの戦車映画で、正直言ってストーリーはあまりなく、B級アクション映画の部類に入ってしまうかもしれないけど、とにかく映像が最高の超絶戦車アクション映画だった。映画館で観られたことに感謝!

もちろん
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.9

なんとなく観てみたら意外と面白かった。
あのハッピーエンドにはちょっと違和感があったけど、かなり好きな映画。
ラストに向かっていく3組のカップルの悩みや喜びが楽しいし、誰しもどこか自分と似たところを感
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

4.1

もう10回くらい観た気がするけど、ベップバーンの可愛らしさが際立つ作品だし、つくづく男はだらしないと思わされる。
ストーリーは大企業の御曹司の兄弟と使用人の娘の三角関係を描いたラブコメだが、50年以上
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.4

恥ずかしながら、全くノーマークの映画だったが、観てみたら素晴らしかった。

設定はありがちな、病に侵されて先がない男女の話なんだけど、その2人の描き方やセリフが瑞々しくもライトで、変にしっとりし過ぎて
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.0

重かったー。でも、すごくいい映画だった。

特に現代の平和な日本で暮らす我々には身近ではない題材なので、できればナチスやホロコーストについて最低限の予習はあった方がいい。
愛よりも重い罪と、罪よりも重
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.4

ビジネスのやり取りが意外と面白かったし、テンポが良かった。
また、裏切りや微妙な終わり方なんかが「ザ・プレイヤー」的なダークな感じで、かえってリアルだった。
マクドナルドのオペレーションに、こんな原点
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.2

公開当時に観たが、再鑑賞したくなった。

改めて、やっぱりいい映画だった。
出会って夢中になって、楽しい時間が過ぎて、終わりが来る。それがわかってても、やっぱり好きになる感情は止められないし、止める必
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.4

なんとなく観たけど、けっこう緊迫感と迫力があって楽しめた。
いや、楽しめたというのは語弊があって、閉ざされた空間での狂気、そして人間の奥底に潜む恐ろしさと強さを感じさせられた。

思いのほか、重いスリ
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.2

これは映画館で観なかったことを後悔。曲が良すぎて聞きほれまくった。
みんな歌、うますぎ。
特にジェニファー・ハドソンの声には圧倒された。

最後はお決まりというか、演出し過ぎって感じもしたけど、こうい
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.8

楽しくて幸せな気持ちになれる。この映画、すっごい好き!

夫や子供との関係に少し“捻じれ”を感じるインドの主婦が姪の結婚式のためのニューヨークに行く。英語ができない彼女にニューヨークはとても冷たい。
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エール!(2014年製作の映画)

4.4

フランス語の美しさに浸れる映画。それはセリフも歌も。

日本で言えば北海道の酪農家の娘が才能を開花させて東京で活躍する話だろうか。あれ?どっかで見たような…
題材はありきたりかもしれないが、主演のルア
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.3

ずっと観たくて、やっと観た映画。
が、面白いのか面白くないのか… 素直に人に勧められないけど、なぜか記憶にやたら残りそうな映画だった。

ペドロ・アルモドバル監督の特徴なのか、大変なことを小さく、小さ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.4

監督がドゥニ・ヴィルヌーヴではないとわかったところで、これはあまり期待しない方が… と覚悟して観たが、これが前作に負けない面白さだった。

ボーダーラインの世界観そのものであるベニチオ・デル・トロとジ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.7

衝撃の映画。その独特の雰囲気、重厚さに圧倒された。
こんなことが当たり前の世界なんてあるはずない!と思いつつ、リアルに感じさせる演出はすごい。

基本的にはエミリー・ブラント演じるケイトの目線で物語は
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

先入観なく観させていただいたが、その斬新さにびっくり。めちゃめちゃ面白かった。
こういうチャレンジングな映画を観ると得した気分になる。

PCの画面上だけで約100分のストーリーを展開させるなんて、よ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.4

1作目を観て、うーん、これはちょっと合わないなー、と思ったのに観てしまった。
予想どおり、こちらも肌に合わなかった…
確かに懐かしさと奇妙な笑いはあるものの、あまりにはちゃめちゃで2時間弱がとても長く
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.3

これまでなんとなく観る気になれず、公開から10年以上経っての鑑賞。
もっと早く観れば良かった。いや、映画館で観れば良かったと後悔だ。

アン・リーは本当に美しい映画を撮る。大いなる自然と苦悩する二人の
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バイス(2018年製作の映画)

2.4

相変わらずクリスチャン・ベイルはすごいけど、脚本も展開もやりすぎ感満載。
途中でおなか一杯になってしまった。
「マネー・ショート」もそうだったけど、アダム・マッケイはどうも肌に合わないらしい。

それ
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