まつこさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

まつこ

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2番目のキス(2005年製作の映画)

3.5

なんてことのない話だけどバリモア嬢の爆走になんだかんだウルッとしてしまうんだな。ラストの劇的な展開は実際にそうなったから脚本が変わったそうな。すごいな。にわか阪神ファンの夫がTVに向かってメガホン振っ>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.0

ヴァルダとは気が合わないのかな、なんて思っていたけど彼女がめちゃくちゃチャーミングで気付けば大好きになっていた。おばぁちゃんと孫のロードムービー的なゆるさもあるけどアートも素敵でよかった。何気ない風景>>続きを読む

愛と喝采の日々(1977年製作の映画)

3.4

怖い顔しているよりキャッキャ笑っているシャーリーマクレーンの方がいい。かつてのライバルと再会してもマウントの取り合いをしてしまうのが女の性なのか。バーでのヒキガエル攻撃と馬鹿みたいな殴り合いを見るため>>続きを読む

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.6

嘘なんだけど全てが嘘ではないんじゃないかななんて思ったり。そう思うことこそが彼が貼った罠というか、思惑に嵌められているのかな、なんて。リリックが自分とも結びついて滑稽なのに切なさを孕む。どう思われたっ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

忙しない夜に青春が閉じ込められていた。決して洗練されている訳じゃないし下ネタも多いんだけどツボが散りばめられた本作は最高に愛おしい一本となった。もう出だしから爆笑!RBGからのヘンテコダンス!ピザ屋の>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

手に入らないから執着する。たかが愛、されど愛。愛が何だ!と強がってみても愛とは何だと自問しては頭を抱え愛に泣く。あんな男はやめとけと飲みながら夜明けの街を歩くには少し年を取り過ぎた私にはガッツリは刺さ>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

5.0

涙なしでは見られない本作。印象的なのはみんなで手を繋いで踏ん張るところとアンディのプレゼン。今回も泣きすぎてボロボロよ。清らかな気持ちになれたんだけどウッディ的なおもちゃを思い出せない私は少し胸がチク>>続きを読む

グランド・マスター(2013年製作の映画)

2.8

ところどころ映像は好きなところがあったけど物語と繋がらないから濃ゆさを感じてしまう。カンフーと王家衛の相性の問題なのかな…ゴン家ってチャンツィーは何回言うたんやろか。ドニーイェンのイップ師匠に会いたく>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」(2019年製作の映画)

4.5

いや〜!よかった‼︎よかった‼︎
ボイパから始まる上に韻踏みまくりのラップ調だし、舞台装置はなくみんなリハみたいな服装だし、冒頭からどうなるんだろうかとドキドキワクワク!コンテンポラリーな舞台って抽象
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こちら放送室よりトム少佐へ(2020年製作の映画)

4.0

たった10分なのに胸がきゅんと熱くなった。時計仕掛けの月というラジオドラマを通して交流するノスタルジックな恋物語。「こちら放送室よりトム少佐へ」ってタイトルがエモすぎる。今年は手紙で心を通わせる作品を>>続きを読む

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.7

もっとB級に振り切れるかヤクザが竹内力なら楽しめたかもしれない。途中のタイトルクレジットは良かった。もう少し種明かしがスマートだったらなぁとは思う。

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.0

切ない。優しくてあったかいけど残酷。信念はどんな意地悪をしても奪えない。だけど何度もあんな風に責められたら心は壊れちゃうよ。美術と衣装がとても好みだった。ボタニカルな壁紙にこれでもかと重なるファブリッ>>続きを読む

豆大福ものがたり(2013年製作の映画)

3.8

好き。豆大福の声が志賀さんに似てるなぁと見ていたら本人登場するわ、ダンスするわで幸せな気持ちでいっぱいになった。悪い政治家になってタバコをふかす豆大福がサイコー。ふたばの大福食べたくなるなぁ。沖田修一>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.4

ド派手でグログロ!アクションゴリゴリ!目玉飛び出るくらい爆発王が大暴れ!始めから飛ばしすぎるから途中長さを感じるけどそれも含めてマイケル・ベイな一本!目が疲れた!

キャッツ(2019年製作の映画)

2.8

家で叫んでしまうとは…パッケージデザインでさえも見ることが苦痛な私にはGダンスがトラウマレベルで気持ち悪かった。ネコにアテレコしたら可愛い♡で終わっていたと思うんだけどヤケにリアルだから…ね…(デンチ>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

3.8

喪失と再生。答えを求めてもきっとないんだと思う。吸い込まれるように衝動がそうさせる。いつまでも責めてしまうし、受け入れることなんてできないけど光に包まれていたと思えたら少しは許すことができるのかな。河>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

2.8

淡い恋の思い出が涙を勇気に変える。人生はままならないし誰かのヒロインやヒーローだってただの人。アイドルだったミポリンでさえも場末の空気を纏ってしまえる程に変わってしまう。無限大だった空はアスファルトに>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.2

いろんな好きが溢れたメロウな作品だった。

引きで見ると田中圭のスタイルの良さに見惚れる。こんな素敵な店構えで雰囲気のある店主が話を聞いてくれたら毎日通ってしまいそうだ。

モテモテの彼女は振った後も
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ハート・オブ・マン(2019年製作の映画)

2.3

私にとっては思った以上に下品でハイテンションすぎたかな。ゲットアウトにかぶせるとこは好き。

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.6

救いがないような話だけど今もどこかでこんな風に苦しんでいる人がいるのかなぁと思うとやるせない。生きていればなんとかなるなんて簡単には言えないけど…そうあって欲しいなぁ。親だってただの一人の人間でどうし>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.6

土曜とか日曜の地上波で見たくなる丁度いい作品。暴走した列車をたまたま居合わせた二人の男が命をかけて止めに入るシンプルなお話。列車の疾走感が緊迫感を煽る。重なるミスや保身合戦、それぞれの人間ドラマがいい>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.0

思ったよりもポップでアートな作品だった。小躍りが可愛い。見た目天使なサイコパス。色味や美術も可愛くて見ていて楽しかった。

アンナと王様(1999年製作の映画)

3.0

お金がかかっているのは画から伝わってくるのに地味だったなぁ。昔見たはずなのに全く覚えていないのも頷けるほど。芯の通った彼女をジョディが好演。美しかった。

Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

このイノセントな雰囲気が雪国にとても似合う。ミポリンよりもずっとずっと柏原崇の美しさが際立っていた。好きだったなぁ。今何してるんだろ。鈴木蘭々のエキセントリックな役も好きだし、おじいちゃんのひょうきん>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.6

夏の終わりがよく似合う作品だった。青春がいっぱい詰まっていたなぁ。ただおばちゃん世代になるとこの甘酸っぱさがハラハラというか心配に変わる。うちの両親が泊まりに行くなら来てもらいなさいと言っていた気持ち>>続きを読む

シンクロ・ダンディーズ!(2018年製作の映画)

3.2

冴えないおやじ版ウォーターボーイズ。ロブのフォルムというか歯の感じがヒューグラントのまんま。スイム帽で余計に形がわかりやすくてそんなとこばかり見てた。モノマネには骨格が大事とか言うもんな。フランス版も>>続きを読む

ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!(2000年製作の映画)

2.6

キッド回だった。のぶ代ドラにほっとする。今のドラちゃんにも少し慣れて子供っぽくて可愛いなぁと思えるようにはなったけど辛辣なことを言っても優しさと愛らしさがあるのぶ代ドラには母性を感じるんですよね。(ド>>続きを読む

終の信託(2012年製作の映画)

3.0

2012年の作品だけど80年代半ばの雰囲気が漂っていた。

尊厳死とは何か。倫理観が問われるこの問題。癌ならば選べることも慢性期疾患では選択肢が狭まる。ただ医療は万能ではない。神ではない。独りよがりに
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ドラミちゃん ミニドラSOS!!!(1989年製作の映画)

3.8

のび太がやらかし宅配便がのび太の息子たちの時代に届くお話。ミニドラがめちゃめちゃ可愛い。どら焼きもらえないと道具出さない現金さが最高。のび太としずかちゃんの子供がいじめっ子に育つ点は疑問。

21エモン 宇宙(そら)いけ!裸足のプリンセス(1992年製作の映画)

3.0

懐かしの21エモン。2053年が近付いてきていることにビビる。ダースベイダーみたいなやつが出てきた。ちょっとシュコーシュコー鳴ってるしテーマソング風なBGMも流れていた。久川綾の落ち着いた声が好き。

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

4.0

自殺を題材にした作品だからこの時期に観るのは余計に辛い。家族の悲しみ、苦しみ、怒り。それぞれの抱える真実。自殺って遺伝するのって言葉に息を飲む。きょうだいを亡くした友人がいつか子供に何か影響がでたらど>>続きを読む

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)

3.3

大女優と若き青年のかつての恋。途中まではビターで洒落た大人の恋物語のようでワクワクしたけどサラッと流れていく最後に物足りなさを感じた。人生は足りないものの連続だと言う人がいるけど抱えているものもたくさ>>続きを読む