Miriさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

4.3

統合失調症と診断された主人公アダムの治療を描き、彼の周りの人との関わり方や成長、夢を叶えるための努力を描いた作品。
統合失調症をとても真摯に丁寧に描いた作品でもっと早くに見ればよかったと思った。
個人
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トゥルー・スピリット(2023年製作の映画)

3.8

たまたまNetflixを開いて映像が綺麗で内容も面白そうであったため鑑賞。
ジェシカ・ワトソンの最年少での無寄港・無支援の条件で単独で世界一周の航海のチャレンジを映画化した作品。彼女の書いた本がベース
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アメリカ炭疽菌事件と犯罪科学捜査(2022年製作の映画)

3.0

炭疽ってよくスパイ映画とかで使用されるイメージだったが、ここまで恐ろしい菌だとは初めて知った。
9.11直後のアメリカで起こった炭疽菌を郵便物に入れ死傷者を出したバイオテロ。それをFBIが捜査し犯人を
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.8

恥ずかしながらエドガー・アラン・ポーを本作で初めて知った。
今作はエドガー・アラン・ポーの作品の映画化ではないのだが、彼がキャラクターとして登場するという作品。
薄暗い寒々しい風景や淡々と進んでいく物
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.3

やっと見れた!
久々に映画を見たという感覚にさせてくれる作品。
人種差別や戦争、堕胎や孤児という重く難しい問題を題材としているのだが、最後はアップルサイダーが飲みたくなるような心温まる作品だった。
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.7

WW2中〜後にかけてイギリスの収容所に捕虜として収監されたナチス兵のバート・トラウトマンが終戦後サッカーのゴールキーパーとしての才能を開花させ人気のサッカー選手になる実話ベースの物語。
まずこういう人
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最期の祈り(2016年製作の映画)

3.5

終末期医療の現場を追ったショートドキュメンタリー。
延命治療をするのか。それとも苦しまずに旅立たせるのか。
その葛藤を医療スタッフ、家族両方の立場から描く。

すごく考えさせられた。自分自身の最期につ
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パメラ・アンダーソン、ラブ・ストーリー(2023年製作の映画)

3.5

『Pam & Tommy』で彼女のことを初めて知って、本作を鑑賞。
彼女の口から語られる彼女の物語を知れてよかった。恋多き人生だったにしてもあまりにも世間のイメージと事実がかけ離れて描かれてしまうのは
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

前作の雰囲気やストーリーを継承した2作目。
映画序盤で「Kingsman」破壊して、ロキシー死んじゃうのは流石にびっくりした。
そして死んでるはずの人までも生き返しちゃうってすごいめちゃめちゃするなっ
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

高級スーツ店の裏で国際諜報機関として活動する「Kingsman」という組織を描いたスパイ・アクション映画。
イギリスが舞台ということもあり、英国紳士が姿勢、ふるまい、スーツの着こなしは抜群なのにどんど
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

4.0

10年前に原作の本を読んだ作品のミュージカル映画版の作品。
本の世界観を忘れていたため、これほどまでにミュージカル観への展開がされているとは思わなかった。エマ・トンプソン演じるトレンチブルの強烈のキャ
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向かいの窓(2019年製作の映画)

4.5

たまたまYoutubeで見かけた短編映画。
濃密な21分の映画でまさに「隣の芝生は青く見える」を描いている。
”Neighbors’”という表現が理解できる内容で、本編は隣の窓から見える家庭の風景だか
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ティファニーの贈り物(2022年製作の映画)

3.4

ティファニーの婚約指輪とピアスが入れ替わってしまったことに起きるドタバタロマコメ映画。
NY×クリスマス×ティファニーという要素があったらもう必然的に見てしまうよね。
展開としてはそこまで驚く要素はな
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.5

冴えない地味な数学教師がある日突然有名なポップスターの女性にプロポーズされてしまうロマコメ映画。
最初はいわゆる”ビジネス”的な関係性だったのが、どんどんお互いに惹かれ合っていくのがとても素敵でとても
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運命の扉(2022年製作の映画)

3.7

軽く見れる作品ないかなと思って鑑賞。
時期的にバッチシで、内容も結構面白かった!
運命って信じるか信じないかは本人次第ではあるけど、ここまで共通点があれば運命でしょ!
こういう運命を信じたくなる映画た
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

4.0

アマプラのドラマ版を見てから鑑賞。
WW2中に野球選手が兵士として動員されるためその代わりにできた全米女子プロ野球リーグを描いた映画。
チームの活躍を描くというわけではなく、ジーナ・デイヴィス演じるド
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

最近の日本の軍事費の増額のニュースだったり、ロシアのウクライナ侵攻におけるロシア側の市民の兵士としての動員だったりを聞いているとこの映画はすごく重く、現実に起きているもしくは起きるかも知れないことへの>>続きを読む

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.4

周りの人がすごくおすすめしていて鑑賞。
オールド・ドリオが26年間、いわゆる毒親に育てられて、彼らに従って生きてきたが…という物語。
かなり最初からクセが強くて見る人を選ぶなという印象。でも見ていると
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

前作に続き最高に面白かった!
こういうのってだいたい前作を超えることってなかなかできないイメージだけど前作の作風を残しながらも、前作以上の展開とぶっ飛び具合が最高だった。
もちろんメインのキャスト陣も
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

『オリエント急行殺人事件』みたいな骨太ミステリーって面白いんだろうなとは思いつつも、個人的になんでか敬遠してしまって、それっぽいなと思っていたため見るのが遅くなってしまった。
Knives outはミ
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Summerland(原題)(2020年製作の映画)

4.2

第2次世界大戦中にイギリスのロンドンから疎開を受け入れる事になった超常現象研究家のアリス。その疎開に来た少年フランクとの物語。
我が道を行くようなアリスは他人とあまり関わらず生活してきたが、あることが
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Lez Bomb(原題)(2018年製作の映画)

2.8

まだ家族にカミングアウトしていないレズビアンのローレンはThanksgivingに実家に帰省した際に彼女のヘイリーを連れていって家族にカミングアウトするというプランだったが、全然うまく行かなくてドタバ>>続きを読む

My Days of Mercy(原題)(2017年製作の映画)

3.0

最初LGBTQ+映画かと思っていたが、それ以上に死刑制度存廃問題が絡んでいてかなりシリアスな社会派映画だった。
どうりで日本では公開されないわけだと納得。
死刑反対活動家のエレン・ペイジ演じるルーシー
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.8

タイトルとポスターからは想像もつかないいい作品だった。
妻に先立たれて、子どもたちはみんな独立して、家族で集まることがなくなってしまったため父親がサプライズでそれぞれの元へ尋ねるロードムービー的作品で
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素顔の私を見つめて…(2004年製作の映画)

3.7

『Half of it』大好きだから、アリス・ウー監督の一作品目を見なければと思いやっと鑑賞。
この作品もレズビアンのアジア系アメリカ人を描くという点で共通しているのだが、きっと2004年にそれをする
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.7

まさに人生の一瞬一瞬を大切にしようと思える作品。
今就活している身として、もちろんやりたい仕事をする会社に就職することは大事だが、自分の人生をどう生きるかという部分がもっと重要であり、大切な人と過ごす
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

ハリウッドの絶対権力者ハーヴィー・ワインスタインの10年以上のセクシャルハラスメントに声を上げた女性たちとそれを報道したニューヨーク・タイムズの記者を描いた本作。
記憶に新しいため、見ながら自分の記憶
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チャタレイ夫人の恋人(2022年製作の映画)

3.7

何度も映画やドラマになっている作品だが、今回始めて見た。
前情報なしに見たから少し驚いたが、映像がとても美しく、下品さは全く感じなかった。
エマ・コリンめちゃくちゃ良かった。表情が美しかった。

貴族
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが亡くなってから初めての続編。映画内でもブラックパンサーであるティ・チャラが病気でなくなったという世界を描いていて、最初のMARVELのロゴからも彼に>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

ずっと見よう見ようと思ってやっと見れた。
まず第一声にこれはなんだ!?となってしまう。
魚眼レンズだったりセリフの間だったり富裕層のよくわからない娯楽だったりなんだかよくわからない、不思議、癖が強いと
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ノエルの日記(2022年製作の映画)

3.0

『This is Us』のジャスティン・ハートリーと『Station 19』のバレット・ドス出演でクリスマスも近いしということで鑑賞。
クリスマスといえど、最初は母親の訃報を受け、実家に帰りかなり散ら
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

原作を母親に薦められ読み始め、読む手を止めることができず、読み終わった後なんだかジーンと感じた作品の映画化。
すごく楽しみにしていた。

湿地の映像や自然の美しさという部分では見ていて本で想像していた
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.0

1860年代のアイルランドを舞台に、一人のナースが長期間食べ物を食べずに生きている少女の元に派遣され謎を明かしていく物語。
プロットとしてはとてもシンプルなのだが、宗教・信仰・科学・家族愛・喪失が絡ん
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ロザライン(2022年製作の映画)

3.7

世界一有名なカップル、ロミオとジュリエットのロミオの元カノを描いた作品。まず設定が面白い。それにケイトリン・デヴァーだから面白いはずだと思って鑑賞。

まずロザラインがとても現代的なキャラクターとして
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エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

3.0

この度の崩御のニュースを受け、これは見ないとと思い鑑賞。『The Crown』を見ていたため、あれはフィクションではあるのだが、歴史的な流れを把握できていたのが個人的に良かったと思う。
ドキュメンタリ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.2

現在アメリカにおける人工妊娠中絶の規制の拡大の問題。それに問題提起するような作品だった。
17歳の高校生オータムが自分の妊娠に気づき、どうにか一人で対処しようとするが、ペンシルベニアにおける中絶の厳し
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