みずけんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

みずけん

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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

真っ直ぐな感動映画だった。ジョン・カーニー作品のような爽やかな感動作。

家族の中で唯一の健常者という着眼点がまず斬新。ただ「障害者もみんなとおなじ」というテーマの1歩先を行ってるし、家族に縛られて自
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ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY(2004年製作の映画)

3.5

前作は90年代的な心地の良いチープ感がどこか懐かしく見れたが、これは変にクリーンになってて全然だめ。

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.9

直感的に理解出来るストーリーではないし、展開も割とゆっくりめなので万人受けはしないだろうが、普通にクオリティの高い面白いSFだった。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.9

アン・ハサウェイはアメリカでは「優等生すぎて腹が立つ」という理由で嫌いなセレブの代表格だが、こういうダメな役をやらせると意外と似合う。

この映画で出てくるモンスターとは誰しもが持つ悪の側面で、匿名だ
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

最初見た時はすごい衝撃だった。ミュータントが絶滅した世界で、西部劇をやるというぶっ飛んだ企画。

プロフェッサーは認知症の老人、ウルヴァリンも能力が消えかけ手先の震える初老に、しかも自殺するためにアダ
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.8

こんな名画なのにすごい長く感じた。というか、久々に映画見ながら寝た。

海外のコメディアンの感覚あんまわからん。やはり「笑い」に関しては日本が世界一だと思う。これはほぼダウンタウンの功績だが。

クイズ・ショウ(1994年製作の映画)

3.9

アメリカの50年代のクイズ番組にて起きた八百長問題を描いた史実映画。
今はドッキリ番組や過酷ロケ番組をヤラセだと理解しておきながら楽しむという人が多いと思うが、テレビが急速に普及しつつあった当時は「ア
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.9

西部劇は簡単に人が死ぬのが良い。

クライマックスにドラマチックな出来事が起きるわけでもなく、思ってもみない方法で問題が解決する感じもリアルな「人生」という感じがして良い。

キャストの豪華さと映画の
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

淡々とした映画で、いかにもオスカーを狙った老け込んだ映画だなと思ったけど、意表を突くラストは良かった。

繊細すぎて心が痛む程の人間関係の描写は「ピアノ・レッスン」と同様ちょっと苦手。

「ピアノ・レ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

-

これは、、、衝撃的すぎて、、、スコア化不可。普通の映画ではない。

シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

ミュージカルは苦手だけど、アメリカのクラシカルなショー、みたいな感じなので結構楽しめた。
現実逃避のために頭の中でミュージカルを繰り広げる主人公は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」みたいだけど、ハリウッド
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.6

マトリックスという映画史における事件をメタ的に捉えた前半の描写は面白いなと思ったものの、割と序盤でよく分からん話に突入し興味が離れた。

というか話が小難しくて付いていくのが面倒。映画そのものに興味が
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.0

これは面白いなー。ハリウッドの暗部をホラー調で描いた傑作。

まずサイレント時代に大スターだったもののトーキーに移行後世間から忘れられた大女優、という着眼点がもう面白い。男女に関わらず、本当にこうなっ
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.8

数年ぶりに。

50年代のアメリカのステレオイメージみたいな世界観が奇妙でありながらも可愛らしくて好き。トム・ジョーンズの曲がラジオでかかってたので設定は60年代中盤か。

ストーリー自体は単純という
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

「ラ・ラ・ランド」や「アーティスト」などでオマージュされた映画、という印象が強かったが、そもそも本作もチャップリンやフレッド・アステアなどの往年のミュージカル映画をオマージュしたものなんだろう。

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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.8

子供の頃に見たはずが、一切覚えてなかった。意外とレトロな作品でびっくり。「スターウォーズ ジェダイの復讐」よりも前の作品だったのか。

全体的なストーリーはちょっと子供向けな感じがするが、グロ描写が意
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

ネタ(原作)100点、映画としては70点くらい。

ネトフリの潤沢な資金で作られてるかと思ったら、案外CG感、セット感が凄い。
日本は欧米と違って街の風景が跡形もなく変わってる(というか長持ちするよう
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.9

家族が紅白を見る中、本日配信のマギー・ギレンホール初監督作品を1人で細々と鑑賞。

避暑地でバカンスを過ごしながら自分自身と精神的な対峙をする、というアート系映画にありがちなお話。ありがちだけどこうい
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.9

このストーリーはかなり来るなー。一人の人間の苦悩や幸せをじっくり見せておいて、いきなりブツっと途切れる。

てかマイケル・B・ジョーダンの安定感すごいな。なんでもないシーンでも見てられる。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.1

「マネー・ショート」が理解不能だったので心配だったが、めちゃくちゃ面白かった。

環境問題や貧困問題など、まさに「人類の危機」をみんな理解はしているのに、アホなポップスターのスキャンダルやダイエット、
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.7

この超ド級の名画に対して恐れずに正直な感想を。
とにかくテンポが地獄のように遅く、このまま永久に終わらないのではとすら思えた。大まかなストーリーも知っていたので余計に。スコセッシに編集任せたら多分20
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終わりで始まりの4日間(2004年製作の映画)

3.8

まだ幼さの残るナタリー・ポートマンが見れる青春ラブコメ。時間の流れ方がアレクサンダー・ペインっぽい。

序盤から奇をてらったカメラワークや演出のオンパレードで、映画オタクの学生が作った映画みたい。いい
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.7

売春婦が偶然大金持ちの男に拾われ、まともな大人に促成栽培されるというシンデレラストーリー。男女のパワーバランスに懐かしさを感じるし、今の感覚で言うと「世の中そんなに甘くねえよ!」と思わざるを得ない。>>続きを読む

穴/HOLES(2003年製作の映画)

3.8

子供残りに見たやつ。見返したら意外と豪華キャストでびっくり。

懐かしさと安心感のすごいストーリー。いい意味でも悪い意味でも昔のディズニー実写映画という感じ。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

今までのシリーズが好きだったので、若干しりすぼみを感じた。というかキングスマンの作風と歴史物の組み合わせ、あんま合わないんじゃ、、、

特に序盤は政治的なやり取りが淡々と続き正直眠くなった。シリーズ独
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僕はうまく話せない(2015年製作の映画)

3.8

発想とストーリーのまとまり方は確かに良いけど、こんなミニマムな作品でアカデミー取れちゃうんだ、とは思った。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

「本当に強い感情は時間も空間も超える」
どこかの映画評論で聞いたこの言葉を思い出した。

数年前に鑑賞した時は特に何も思わなかったものの、今回は映画館で鑑賞したこともありいたく感動。最初の高速道路のシ
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.1

なぜかグランドシネマのBestiaでやってたので。公開当時は見逃したので初の劇場鑑賞。

見るのは3、4回目なんだけどこんなにもアクションと世界観の構築が素晴らしいと何回みても飽きない。
登場するキャ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

今年のベストは「最後の決闘裁判」、「プロミシングヤングウーマン」、そして本作ですね。

まずピーターアンドゴードンの曲で始まるOPでノックアウト。大好きなのに周りの人に聞かせても誰も知らない、そんな曲
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.0

重いテーマにもかかわらず、あくまでもアメリカの女子高生の視点で物語が進むため見やすい。

黒人街に住んでいるのに白人ばかりのセレブな学校に通うという、二つの世界で板挟みになっているキャラ設定は「グリー
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ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY(2002年製作の映画)

3.8

テレビでやってたので何となく鑑賞。

悪くない。てか、意外と面白いぞこれは。もちろん破綻してる部分もいっぱいあるんだけど。

嵐5人のキャラ設定がぶっ飛んでて、そのなかで1番普通な相葉くん視点で物語が
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

-

キューバのプロミュージシャン達に密着したドキュメンタリー。

ずっと心地よい音楽が流れててBGMとしても最高。
生活の中から自然と生まれる音楽。映画も音楽も文化的なバックグラウンドがなく、「アニメ」や
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.9

絶対つまらんだろうと思って見始めたのに、ハリポタ的なオープニングから心を掴まれた。

とにかく脚本が教科書のお手本のように整ってて見ていて気持ちがいい。ハリーポッターと同様、ファンタジーとリアル世界の
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.9

異なる時代の6つの物語を同時並行で描いた映画。一つ一つの話を分解し考えるとどれもインパクトにかけるように感じるが、それぞれをシンクロさせる演出が上手い。
全編においてクロスカッティングを使用することに
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

多分50回目くらいの鑑賞。ただし初めての映画館での鑑賞。
グランドシネマの日本一でかいIMAXで見たせいか暗所のノイズは目立ったものの、CGの自然さに驚いた。できる限りリアルなものを使った撮影のおかげ
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