みずけんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

みずけん

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眺めのいい部屋(1986年製作の映画)

3.8

もしBBCが朝ドラを作ったら、という感じの映画だった。豪邸で繰り広げられるキャラクター同士のわちゃわちゃが笑える。

名優が多く出演しているが、ヘレナ・ボナム・カーターが最近のイメージと違い純粋な女性
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

ホアキン・フェニックスがマイク・ミルズ作品で主演と聞いた時、ちょっと不思議な感じがしたがしっかりハマってた。ジョーカーの時はガリガリすぎて片岡鶴太郎みたいだったけどふくよかな普通のおじさんになってた。>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.9

「人生はビギナーズ」同様、テーマと演出が見事に作用し合っている映画。
こういう演出が冴えまくってる映画観ると、撮影と編集のことまで考えながら逆算して脚本作ってんだろうなと思い頭が痛くなる。

太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.6

これは、、、一体何が面白いのかさっぱりわからん映画やった。

元はデヴィッド・リーンが映画化しようとしたらしく、それも頷けるスペクタクルなテーマ。その硬派なテーマと、スピルバーグ的ダイナミックな演出が
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底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

3.6

海外の空港で巨大な広告を見かけ知った。そういえば主演のベン・アフレックとアナ・デ・アルマスって結構前に熱愛報道あったけど、これきっかけっぽいな。

「フラッシュダンス」や「危険な情事」のエイドリアン・
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.6

映画館で初めて見た。

今同時に公開されている「サタデーナイトフィーバー」の80年代版という感じ。経済的には冴えない人物が、自分の才能を生かせる分野でのし上がっていくストーリーは完全に同じで、日本でい
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

見れていなかった名作。なるほど、これはかなり面白い。

イタリア各地の美しいロケーションと、無口でハンサムなアラン・ドロン、ニーノ・ロータの美しい音楽。外見はめちゃくちゃオシャレな映画なのに、中身はゴ
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アネット(2021年製作の映画)

3.6

映画館で観た映画の中で1番寝た。寝すぎて水原希子見れなかった。

まずレオス・カラックス自体がやはりどうしても合わない。2作品ほどトライしてみたけど、ニューヨークの小規模の劇団のアヴァンギャルドな公演
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

これはとんでもなく良かった。日本では見れない「リコリス・ピザ」を除くアカデミー作品賞候補の中で、自分はこれが一番好き。

とにかくほっこりできる、可愛くて愛らしい映画。三丁目の夕日と言うよりは、サザエ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃぶっ飛んでる映画で、今まで見たどんな映画とも違う。近いのはデヴィッド・クローネンバーグの「クラッシュ」あたりか?

エログロとはまた違うベクトルの不快さ。見ている間に冗談抜きで吐き気と腹痛
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.9

1人の若者が自殺をするまでの過程を淡々と描いたフランス映画。

企業は利益を追求し、環境は破壊され動物が死ぬ。過剰に発展した文明は人間の人間性を奪う。
アザラシの赤ちゃんを棒で殴りつける衝撃映像。40
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.7

これはめちゃくちゃぶっ飛んだ映画だった。エドガー・ライトの好きな物を全部詰め込んでミキサーでかき混ぜたような映画。

ちょっとレトロな日本のゲームっぽい雰囲気が懐かしい。ドリームキャストとかPS2とか
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

ハッピー・デス・デイ同様、80年代のご機嫌なホラー映画の雰囲気を感じるわちゃわちゃホラー。ぶっ飛んだ設定とそれを上手く活かした脚本もさすが。

女子高生になった殺人鬼は弱っちくてなかなか人を殺せなかっ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

前夜上映で。IMAX画角になることはなく、おまけに暗いシーン多めなのでこれはドルビーシネマ案件だなと思った。

あのダークナイト・トリロジーぶりの映画化ということでかなりハードルが上がっていたが、原作
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.8

午前10時の映画祭にて。アカデミー作品賞なのに何故か見てなかったやつ。「ドライビングMissデイジー」とか「愛と哀しみの果て」も見れてない。。。

正直今見返すと作品賞とるほどのパンチは全くない作品で
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.9

こういうスポーツ系の映画を初めて映画館で観た。

スポーツ全般に興味がない自分は、ウィリアムズ姉妹という存在も今回初めて知った。夢のような躍進を果たすストーリーは気持ちがよく、映画ナイズされてはいるだ
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

どういう経緯か分からないが、調布のイオンシネマで上映してたので。ULTIAとかいうプレミアムシアターだったらしいが、正直普通の4Kスクリーンとの違いは分からず。。。笑

改めて見てみると、かなりバブリ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

前作の「オリエント急行殺人事件」同様大作感のあるミステリー。若干CGすぎる映像もあったが、65mmフィルムで撮影されたエジプトのダイナミックな風景は見事。

キャストも相変わらず豪華で、特に「セックス
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.9

孤児院で大人になったトビー・マグワイアが、外の世界に出て自分の人生を歩み始める話。

40年代のアメリカの田舎がどこか温かく、ずっとほっこりした気分で見れた。ここら辺は同監督の「ギルバート・グレイプ」
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.8

フェリーニの「甘い生活」を彷彿とさせる映画。未来よりも過去の方が長くなった人たちのバケーションを美しく描いた作品で、優雅さと人生の儚さが混在している変な作品。

キャストがキャストなので気になる人は多
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

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あの頃見ていたハリーポッターの世界を再び覗き見れたような気がして感慨深くなったと同時に、こんな特殊な環境で成長した子供は世界中でこの人達だけだなーとちょっと複雑な気持ちに。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

ジョーダン・ピール新作の予告が出てて盛り上がってたので。撮影がノーランと組んできたホイテマ監督ということでかなり期待値が高まってる。

ホラー映画としては異例のアカデミー賞脚本賞を受賞しただけある、と
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

淡々と辛い事実が描かれていて結構見るのきつかった。普通の生活の中でこんなに突然聴力を失ったら現実を受け入れれなくなりそうなものの、マイペースにもがく主人公の姿がリアルだった。

アーティストで難聴にな
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.8

特に期待していた訳でもないのでIMAXではなく普通のスクリーンで。

ゲームの実写化かつ、明らかにシリーズ化して一稼ぎしようとい魂胆が見え見えの作品なので、似たような境遇のマーベル映画と全く同じフォー
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

映画館で、数年ぶりに。

コーエン兄弟の美味しいところだけを抽出して見れる。ピタゴラスイッチのように、色んな出来事が複雑に絡み合ってるのに全ての要素がちゃんとゴールに向かってる。
偶然や勘違いなどが重
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リアム・ギャラガー:アズ・イット・ワズ(2019年製作の映画)

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オアシス解散後どん底に落ちたものの、近年また調子の良いリアム・ギャラガーのドキュメンタリー。
まさかあのリアム・ギャラガーが、酒もタバコも控えて毎朝ランニングするオヤジになるとは。人間わからんもんだな
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HANA-BI(1997年製作の映画)

3.9

人生2度目のフィルム上映。(最初は新文芸坐で見た「ロスト・イン・トランスレーション」)詳しい経緯は分からないが、英語の字幕付き。海外用に出していたフィルムをたまたま保管してたとかかな?

フィルムのノ
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

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まさかビートルズがIMAXで見れる日が来るとは。初日に、もちろん池袋のIMAX GTで鑑賞。
53年前のコンサートを日本最大のスクリーンで上映してるのに、ほぼ満員でびっくり。他の劇場、日程でも相当人入
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

「JUNO」や「マイレージ、マイライフ」のジェイソン・ライトマン監督作。
ゴーストバスターズシリーズ生みの親、アイヴァン・ライトマンの息子ということを今回初めて知った。「ゴーストバスターズ2」にもチョ
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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.9

映画ファンにとってイタリアと言えば、ピザでもマフィアでもサッカーでもなく「フェリーニの国」なわけだけども、そういう意味でこれはめちゃくちゃイタリア映画だった。

最近こういう「8 1/2」みたいな監督
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.7

ウェス・アンダーソン好きで俳優陣も豪華なので期待したが、正直これは微妙でした。「グランド・ブダペスト・ホテル」と同様グランドホテル方式なんだけど、それぞれのシークエンスに関連性が無さすぎて途中で興味関>>続きを読む

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.9

インドは外から見てる分にはめちゃくちゃ面白い国だなーと再確認。

インドの貧困層に生まれた主人公がのし上がっていく過程をスピーディに見せる、インド版スコセッシみたいな映画。インドは極端な例なだけで、貧
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.8

制作費抑えた感が画面から滲み出てる映画だったけど、テーマ自体は勉強になる。

裏窓(1954年製作の映画)

3.7

サスペンスの古典だけど、今みると正直退屈。
ロケーションが限定されている点を面白いと取るか単調と取るかで評価が大きく別れそう。

古い映画というだけでただでさえ集中力持たないのに、ずっと同じ絵で飽きた
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オーディション(2000年製作の映画)

4.0

ホラー描写が怖いのはもちろん、人間誰しもに共通する恐怖を上手く表面化させたテーマもレベルが高く、欧州映画のようなスタイリッシュな映像表現も見応え十分で邦画と思えないレベルの出来。

原作、脚本の力は大
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