ゆきえさんの映画レビュー・感想・評価

ゆきえ

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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よくわからないとこもあるが
やりたいことはわかる。

私は一つ一つのちゃんとした意味は拾えていないと思うけれど、
抽象的な表現が多い作品に対して
実はこう言うことでした。
と説明されても「そう言うこと
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未来は裏切りの彼方に(2019年製作の映画)

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オンライン試写会にて鑑賞。

第二次世界大戦末期のスロバキア。
脱走兵の男と軍需工場で働く妻。
そして彼が脱走兵だと知る元娼婦の女性を中心に描かれる悲劇。

タイトル通り人を裏切ることで生き延びようと
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エスパーX探偵社 〜さよならのさがしもの〜(2023年製作の映画)

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チネマットオンライン試写で鑑賞させていただきました!

こう言う、ツッコミ不在で観てる方が思わずツッコミたくなるやつ好きです。

エスパーしかいない探偵社のお話。
もう設定だけでシュールさが伝わります
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The Son/息子(2022年製作の映画)

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職業柄、子供にかける言葉には神経を使うし、自問自答することが多いので、そんなこと言わないで‥そんな言い方しないで‥と苦しくなるばかりだった。
でも仕事で携わるのと親として向き合うのは全く別物だよね‥そ
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君に幸あれよ(2022年製作の映画)

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運営している映画のオープンチャット( #チネマット )でオンライン試写&座談会を開かせていただいたのですが、是非劇場でも鑑賞したいと思い、トーク付き上映回に伺わせて頂きました!
好きだと思った物にはお
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

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事実に基づいた夢のようなお話。

日々が退屈だと感じている人。
子供の運動会で泣いちゃう人。
推しの成長を見守るのが好きな人。
スポーツ観戦が好きな人。
にお薦めな映画✨

主人公は英国ウェールズ地方
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そばかす(2022年製作の映画)

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恋愛したいと言う気持ちが湧かない。
だからって寂しくないし、ひとりでも十分幸せだ。
と言う価値観を持った蘇畑佳純(そばた・かすみ)を軸に、
アセクシュアルについてだけ描くのではなくて“人にわかって
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生きててごめんなさい(2023年製作の映画)

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藤井道人プロデュース最新作

駄目人間って他人や社会が勝手に貼ったレッテルに過ぎない。
“生きているだけで偉い!”
「生きててごめんなさい」と思ったことがある人、生きづらさを感じている人に観て欲しい映
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ミューズは溺れない(2021年製作の映画)

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こう言う良質な青春もの、定期的に下さい!!

夢も恋愛も最初は純粋に好きなだけだったのに好きだからこそどんどん自由じゃなくなっていくのって苦しいですよね…。

私も絵を描くのが好きな学生時代だったので
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.8

社会に仕掛けられた罠から解放してくれる映画。

34歳独身、定職につけず恋愛も真剣に向き合えずうだつが上がらない日々を過ごしていると感じているブリジットがレズビアンカップルの娘のフランシスのナニーをす
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

12ヶ月のシネマリレーにて。
好きすぎた‥初見が映画館で観れて本当に良かった‥。

知的障害を持った弟や
愛する人を失ったショックで家から出られなくなった母親を支え続けた兄、姉、妹。
きょうだい児って
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とおいらいめい(2022年製作の映画)

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凄い…研ぎ澄まされている…
特殊効果がなくても
全体に流れる静けさが家族の物語としても
SF映画としても没入させてくれる。

-世界の終末版 海街diary-
海街diaryと同く親の死をきっかけに同
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愛ちゃん物語♡(2021年製作の映画)

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チネマットオンライン試写会にて。

愛ちゃんの愛の物語
小さい頃に母親を失った愛ちゃん。
お父さんは厳しいだけで私に無関心。
全然自由にさせてくれない。友達もいない。
けれど、“聖子さん”との出会いが
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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観賞後ずっと抜けられない余韻…。
観終わった直後は上手く言語化出来ず、
すぐに言語化してしまうのは勿体無いなぁとさえ感じるくらい浸っておりました。

最初にこの邦題を観た時は
なんだこのタイトルは…と
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初仕事(2020年製作の映画)

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最愛の妻を亡くしてすぐに娘を病気で失った父親、安斎。
亡くなった娘を撮ってほしいと言う依頼を上司から横流しされた写真館の青年、山下の初仕事。

最初は戸惑いつつも良い経験になるかもと言う動機で仕事を受
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鬼が笑う(2021年製作の映画)

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母と妹を守る為に
父を殺してしまった少年・一馬

辛すぎて直視できなかったのに
どのシーンも忘れられない映画だった。

「それで家族は守れたの?」と言う問いと、
言い聞かせるようにそれに答える彼に
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頭痛が痛い(2020年製作の映画)

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「死にたい」と言葉にする少女2人は
「死にたい」を擦り合わせていく。

本気で死にたいと思っているのか。
「死にたい」って言ってるだけで本気で死ぬ気はないでしょ。

と軽く見る人、非難する人が現実にも
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辻占恋慕(2020年製作の映画)

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チネマット試写会にて。

ダラダラと歌手を目指す女性と
彼女を支えることで自分が叶えられなかった夢を彼女に背負わせようとする元バンドマンのお話。

ぬるま湯に浸かりすぎちゃった人達のお話。

私も芸事
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.5

予期せぬ妊娠をしたことで
17歳のオータムが見た世界。

二人の少女の冒険物語。
親に知られず中絶出来る街を求めて旅をする。
こんなに辛い冒険があるでしょうか。

オータムが抱える
“女性であることで
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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めっちゃ良い映画でめっちゃ疲れた…
叔父と甥のストーリーだけでいっぱいいっぱいなのに沢山の子供の思想と言葉の応酬でキャパオーバー。

白黒で視覚的情報を抑えてる分
台詞が研ぎ澄まされてて
グサグサ刺さ
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

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予告編で言ってる通り、
文芸版『プラダを着た悪魔』

プラダよりずっと地味な印象。
でもだからこそ終盤に際立つ
主人公ジョアンナの誠実さが素敵でした。

実際にストーリーもとても似ているのだけれど
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パリ13区(2021年製作の映画)

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美しかった…。

身体は簡単に交わってしまうけれど
いや、簡単に交わってしまったからこそ
心を通わすことが難しくなってしまった人達の物語。
何も言わなくても伝わるなんて幻想だ。
言葉にしないと気付けな
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

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I♡台湾イベント2022にて

「あの頃、君を追いかけた」
「怪怪怪怪物!」(怖そうで観れてませんが)の
ギデンズ・コー監督の最新作は、
不慮の死で亡くなってしまった少年アルンが
冥界にいき、
人間と
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

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いやー楽しかったー。

英語で日本語字幕なのに
吹き替えで観てるのかなってくらい
くだらないことがテンポ良く頭に入ってくる😂

期待通りのハチャメチャ具合と
期待通りの緩さと
アクションもカーチェイス
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

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「人生で嫌なことがあったらジュースを作れ」

「使い方が間違ってる。
まだレモネードならわかるけどね」

いや、わからんw


最新作の予習の為に観賞。

どんなに派手なアクションが繰り広げられてても
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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私は世界観100%ファンタジー映画が得意ではないのですが(現実世界にファンタジー要素が入る系なら好き)、
エディ・レッドメインが好き過ぎるのでなんとか頑張れているファンタビ。

とりあえずカニさんダン
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

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3を観る前に。

見どころいっぱいあったはずなのに
一番好きなやり取りは

「この子にお茶でも」
「ミルクを。
スプーンは隠して(嬉しそう)」

だった😌

モービウス(2022年製作の映画)

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日本人が演じるなら
森山未來しかいないなと思いながら観賞。
(わかる人にはわかるネタだろうか)

コウモリが大量に出てきてうひゃーとなったけど、そこまで繊細な画じゃなかったので助かった🙄
ビクッと要素
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私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

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「偽りの数だけ涙がある
本当の想いの強さだけ鎧がある
泣き方を忘れてしまった17歳の冬」

なんて胸を締め付けられるキャッチコピーなんだ。

ラテンアメリカで最もLGBTQ+の権利が進んでいる国として
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

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前回MISIAの表現力に感動したので今回も吹き替えで観賞。
キャラのパーソナルをしっかり描いた1作目からのエンタメショーに特化した2作目。

みんなで一つの物を創り上げて届けると言うシンプルな感動を与
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The Hand of God(2021年製作の映画)

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美しいジャケットからは想像出来なかった
前半のお下品コメディっぷりw
でも全編通して景色はずっと綺麗だった。
そういう意味ではジャケットに偽りなし。

後半になってようやく本編が始まった感。

思春期
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

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「グレイテストショーマン」とこれ観ちゃうと
サーカスを純粋な気持ちで観れなくなってしまいそう😇


心理用語で

男児の父親殺しの願望を
【エディプスコンプレックス】

女性が父親に執着することを
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遠吠え(2021年製作の映画)

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一足お先に観賞させていただきました🙇‍♀️

なんとも癖の強い映画!!

最初は、
主人公の女性を軽視している最低な言動に
「え!?こう言う人に寄り添う映画!?
斬新!!」と狼狽えました。

主人公に
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

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“お願い、傷にキスして”

この作品のテーマやメッセージがわかりやすい台詞はもっといっぱいあったと思うのですが、
実はこれが作品の本質なのではと感じました。
これは娘の台詞だけれど
終盤でお人形を抱え
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バットキッド・ビギンズ(2015年製作の映画)

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「自分にも他人にも見せないけど
誰しもが本当は優しいの」

白血病を患っているマイルズくんの夢は
“バットマンになること”
コスプレではなく本物のバットマンになること。

彼の夢を叶えるべく
難病を抱
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

4.0

『猫は逃げた』ですっかり
手島実優さんのファンになったので
初日舞台挨拶付きで観賞。

映画もアフタートークもめちゃ楽しかったので行ってよかったー!

会話劇好きとしては堪らない映画でしたっ。
言い間
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