taigaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

アマン(1995年製作の映画)

3.5

耳をつんざくインド音楽と、女神(スーパー女児)の圧倒的絢爛豪華さに、かきまわされる謎映画。終始土埃にまみれて踊ってるような熱量。展開のはやさと見せ場の多さと数多のツッコミどころ
(明らかに確信犯な水か
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。生き方のショーケース。
ギャビーギャビーが、設定の根幹を体現する、一番巧妙なエピソードで沁みました。迷子は迷子を拾い迷子でなくなる。

フォーキーの惨めさは危うく、笑いと狂気にまみれていて
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

もはや普通に笑って泣ける学園SFコメディ。普通に笑って泣ける。

その意味ではTVでも良かったかな感はあれど(ドラマでも違和感なさすぎる)、アイデアのインパクトやホラー要素から、1の方がそりゃ面白い感
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アラジン(1992年製作の映画)

3.7

王様がいい意味でアホすぎて脱力した。一国の王とはとても思えない天真爛漫さ。。。
観たのか観てないのか記憶が薄く、でも今更なんか幼稚な気もして観てこなかった作品。改めて大きくなったからか、少し斜めに考え
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

ホラー、サスペンス、ミステリー、コメディ、ラブストーリー、青春、全ての要素のバランスがよかった。2はこれにSFが足されホラーが薄まるらしく楽しみ。

ループとスラッシャーを組み合わせて主人公をビッチに
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仮面ライダーZO(1992年製作の映画)

3.7

グロくクールかつダーク。昭和のカッコよさ。
次から次へと見せ場が来て終始楽しめる。他の人の感想にもあるようにパンズラビリンスターミネーターファンタズム要素もあり、特に名もなき敵クリーチャー達のエグカッ
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ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.3

シュワのおじさんが、プレデターより弱い悪党を最後の砦でぶっ飛ばす。
カントリー調を味わいながら、車と銃の知識を学べる。
メキシコ国境の橋にラストスタンドするシュワと移民の経歴が渋くダブる。

「すごい
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.4

前作は個人的にもホラーに興味がわくきっかけになった、思い入れが深い作品。

所謂名作なのでどうしても作り手も受け手も懐古的にならざるを得ず、実際あまり挑戦はなく、奇想溢れる人体破壊・変形と疑心暗鬼の二
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.5

宮崎監督の飛行機への執念と最終作(の予定だった)への執念と戦争への執念を感じる、ジブリの中でもひときわ執念深い作品でした。飛行機と空のアニメーション表現こんなにあるんだ、という。

いざいきめやも。堀
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.7

原作既読。
五十嵐さんの自然観にいつも関心抱かされる。今の世だから映像化できた気がします。

とにかく海の話なので海を感じられて落ち着いた。文化人類的というか神話めいたストーリーなので、言葉で捉えるの
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.6

ゾンビ映画とミュージカル映画を繋げた映画。それ以上でも以下でもないけど、どちらも王道のつくりでキャストも魅力的なので結構楽しい。数年ぶりにスクリーンの真ん前の席で観て、スピーカーがスクリーンの真下にあ>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

初トリアー作品。
背景を踏まえた感想が多いので、宣伝ビジュアルと話題性だけで観に行ったのは失敗だったかも。

テーマやモチーフ、コメディリリーフ、役者、各シーンなどなどエトセトラにいちいち惹き付けられ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.4

(メタファー的な意味で)神。
やっぱり怪獣は神。大きければ大きいほど畏怖。崇高。昔で言えばピラミッドみたいなものなんだろか。今ピラミッドを作るのも大変なので、こうやって映像の中で作って崇めるのがよいん
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

一室で謎の死体を解剖していく、という設定が本当に本当に良いアイデアで……。セーラム事件と結び付くとは、というジェーンの真相もよかったです(もっとつまらないオチを想像していたので。。)
ジワジワと静かに
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.4

シンメトリーの双子姉妹などに昔色々恐怖心を植えつけられたため、避け続け、ある事情でようやく観た、という文脈なので観ている間、常に伝説に触れている気分。本当に怖いホラー映画、によく挙げられてるし。。>>続きを読む

悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.2

こんなに丁寧に怪我が描写されるのは新鮮。意外性、面白さは加速していく。

なんだか一言で言い表しにくい、少し乱暴な、パラパラとした味わいですが、悪夢的といえば確かに悪夢的。

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.3

トリップ的なシーンと「インセプション」ばりに街が立ちあがりスライドし落下していくなかでの逃走劇、白眉。
映像革命後の世界って今ここなんだな、と思いました。これはもはや魔法。

キングダム(2019年製作の映画)

3.3

漫画が本当に面白いなぁ、と思っています。
こういう漫画の主人公はそのまま実写化すると、どうしても不自然というかヤバい奴というかこちらの話聞いてくれなさそうというか……仕方ないけど。
でも総じて力が入っ
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.4

ホラージャンルはいつも説明不足で人が死ぬ。。。

序盤の病院の廊下、川辺、車の中、家の中、プール横。古典的ながら、普通に嫌で怖かったです。
後半からは恒例の?扉開け閉め徐霊バトル。女児が吹っ飛びすぎて
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

3.3

ジェームズ・ワン版バック・トゥ・ザ・フューチャーでした。
ホラーというよりダークファンタジー感。死語の世界では結構肉弾戦はアリ。

ここらへんの要素押さえつつ、尚より怖い死霊館シリーズの方が、進化して
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

「いやでもカンニングの話だよね?」と突っ込みたくなるシーンがたくさんあって笑えた。みんな勉強する気なさすぎる。。。とはいえアジア圏の学歴社会傾向考えると、されどカンニング、でもあるのか。

クライマッ
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.3

2回目。公開当初に観たときより面白くなっていた。そんなはずがないので、テンションが追い付いてきたんだと思います。最初スタークがほぼ悪いと思っていたけれど、そういうわけでもなさそう?

パプリカ(2006年製作の映画)

3.6

原作既読。平沢進「白虎野の娘」が、耳から離れなくなる。助けて。

途中、「レディプレーヤー1」を思い出しました。巨大日本人形がさらっと出てくるシーンが最高です、好きです、浮き輪は、つぎはぎのリスクを併
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.2

死霊館ほどの怖さはなかったものの、ジェームズワン的怖さが所々ヒシヒシと。。

訳のわからない恐怖がそこで終わらず、訳のわかる恐怖になっていけばよいけれど、訳がわかると少し恐怖は薄れがちなのが難しいなぁ
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サプライズ(2011年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

バランスよく観やすいポップコーンムービーでした。伏線や意図が連鎖的で愉しく、最後まで綺麗にまとまっているサプライズ。(そして深読みしすぎた自分が少し馬鹿にも見えてくるサプライズ)

サバイバル・キャン
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.7

丁寧にじんわり味わえる。
サイコがサイコに見えないのがサイコ。
No.1というより「元祖」感。

レックスとレイモンが会うところから、凄い「えもいわれぬ」さ。
引っ張りに引っ張るラストは、今の文脈だか
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.3

オーソドックスに作られているので、「グレイヴ・エンカウンターズ」等に比べると怖さは薄いけど本物の心霊廃墟で撮っているというのがどうかしてる。そう考えると全て怖い。
もっと無音多い方が怖いけどヤラセと混
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.5

設定が面白いので、逆に二作目以降難しそう。観るか迷う。

出口の仕組みが番号によって違う?のがひっかかるけど、意図的に作られているという設定なのかどうか。。
少年達が暮らす牧歌的な村と、そこで築かれた
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銀魂(2017年製作の映画)

3.2

銀魂はいいなぁ。銀魂すごく嫌いって人、あまりみない気がする。
銀魂になりたいなぁ。

疑惑とダンス(2018年製作の映画)

3.9

スクリーン一枚で、かろうじて他人事・非現実として保つことができ、滅茶苦茶楽しめる日常の沸騰。
たまに事故みたいになるのもエチュードの醍醐味だった。笑えるし焦るし苛つくし最高、無駄もほとんどなく、とても
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

コメディエンタメの看板に寄せられ入り、満席の中での鑑賞を経て神妙に出る。渋いし見易く映画として面白いけど、最後のあまりにストレートな演出、メッセージはかなりの衝撃をくらう。現代(と政権)への怒りと優し>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

3.5

ベテラン達による連続どんでん返しの愉快さがしっかり味わえる。全部終わったあとあたりが少し長いけど……(舞台ならクライマックスとしてより成立するんだと思う)
ただロジカルなだけでなく、気持ちも揺さぶられ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

韓国版エクソシスト。尺の割に次々と事件が起こる。特に序盤は不気味。それに対する山村の雄大な描写が素敵。
たまにある、ホラーの形をとった倫理的/哲学的メッセージ映画に思える、、怖いけど。何も信じられなく
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アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

3.2

前作の方が面白かったけど、前作を超えるのはアイデアの特質からいってもかなり難易度が高いだろうから、方向性変わりこれはまぁこれで、という感触でした。ホラー要素はそこまでなく、時々笑えます。作動音がいちい>>続きを読む

オカルト(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

白石監督のリアルとアンリアルのバランスがいつもとても愉しい。悪夢でも見ているみたい。恐るべきこじつけから気味悪さがじわる。たまに「未知との遭遇」とか諸星大二郎ぽくなる。「フェイクドキュメンタリーの教科>>続きを読む