ヴレアさんの映画レビュー・感想・評価 - 65ページ目

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

2.6

タイトルが示すように一晩という限られた時間内に巻き起こる事件を描いたサスペンス。
こういうタイムリミットを設けている映画は緊迫感があって良いね。終始暗い画面で、ハードボイルドな雰囲気も凄い良かった。
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

「フライト・ゲーム」にハマった方、お待たせしました。
セラ監督とリーアム・ニーソンのタッグによる4作目は列車が舞台。
普通に暮らしていた男が、いきなり巨大な陰謀渦巻く事件に巻き込まれるという、もはやお
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.3

ベッソン✕SFと言えば「フィフス・エレメント」という前例があるので、全く期待してはいなかったが、これは意外と楽しめた。

まず、惑星間を駆け抜けて活躍する男女の捜査官という設定からしてスケールがあって
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

2.8

良くも悪くもアメリカ映画。
ロシアが製作していたらこうはならんかっただろうなと思った。

冷戦直後のロシアを舞台に、バレリーナの女性がある事から、政府主導の諜報員になり、国際的な陰謀渦巻く事件に関わっ
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.5

赤ちゃんはどこからやってくるの?
なんと!赤ちゃん株式会社からだった!
というぶっ飛んだ設定ながら単なるコメディに終わらず、家族の絆をしっかりと描いており、ドラマ部分は非常に丁寧な印象を受けた。
兄弟
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

2.9

10年以上ぶりに鑑賞。ほぼ内容を忘れていた為、初めて観るような気持ちで観れた。

内容は子供向け。CGもチープ。なんだけど、ロビン・ウィリアムズのヘンテコキャラのおかげで飽きずに観られる。

猿たちが
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.3

20年前の映画の続編として正統に進化しているなぁと唸らされた。
ボードゲームなんかには見向きもしなくなった今時の若者に対抗する為、ちゃっかりテレビゲームソフトへと姿を変えて来た"ジュマンジ"がサイコー
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ザスーラ(2005年製作の映画)

2.0

なるほど「ジュマンジ」と同じ原作者なのかぁ。
家ごと宇宙に行くという、スケールとしてはこちらの方が上だが、逆に家の中だけに限定された事で展開がワンパターンになってしまったかな。
兄弟の絆を描きたかった
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

ひたすら胸くそ悪い展開にイライラしつつも、緊迫感溢れる展開に引き込まれた。

街中を戦車が行き交い、軍隊が制圧する。
ここはベトナムか、いや、れっきとした米国内の出来事だ。
市民は暴徒と化し、略奪者は
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blank13(2017年製作の映画)

1.9

「万引き家族」を観たあとにこれを観ると駄目さ加減が半端ない。人間ドラマも何もない。ただのコント。

さらに残念なのは、この映画の予告編を観ていなければもっと楽しめただろうなと思った事。あの予告編によっ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.8

【3D吹き替え】で鑑賞。

まず期待外れだったのは‥‥

3Dの飛び出しが弱い!弱すぎる!

恩恵を得られたのはカーチェイスのシーンくらいで、アクションのないシーンだとほぼ2Dと変わらなかった。
作品
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.0

原作未読、アニメ版鑑賞済み。

ある日突然謎の力を授かったサラリーマンのおじさん(木梨憲武)と高校生(アラサーの佐藤健)がやがて対決して行く様を描いた超常バトルもの。

木梨憲武は良くも悪くも最低限役
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.1

「父、帰る」の監督という事で期待したが、ストーリー自体はそれほど面白いものではなく、どちらかというと暗い気持ちになる作品だった。

親の都合で不幸な目に合う子供という点においては「父、帰る」にも通じる
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

2.5

頼りない主人公(星野源)が、引っ越し奉行という重大な役に命じられた事から始まるドタバタ劇。
こういう巻き込まれ型のコメディとしては「地獄でなぜ悪い」が思い浮かぶが、役柄的にも大体同じ、うまくやらなきゃ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.0

シンプルで分かりやすいテーマだった。
小学生の主人公が転校してきた小学校はカトリック系であり、礼拝や聖書などに戸惑いを覚えてしまう。
しかも、家に帰れば仏壇があるし、初詣には神社に参拝に行く。
一体神
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

2.6

う~ん、手堅い。圧倒的に手堅い映画だ。
最高の俳優とスタッフ。上質な語り口と演出。
それだけでも観る価値はあるだろう。ただ惜しいかな、物語が面白くないのが如何ともしがたく。

スナッチ(2000年製作の映画)

4.7

とにかくオープニングからお洒落でかっこいい映画。全体的にアップテンポ&シナリオ複雑&登場人物多すぎ&カット割り早しで付いて行くのがやっと。
これは2回目以降の鑑賞の方がより楽しめると思う。まず1回目で
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

2.3

経済に詳しくないと付いて行くのが結構大変で・・・。ちょっと分かり辛い所が多かったです。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」みたいな派手さは無いが、様々な登場人物の模様を淡々と描いているので、リアリテ
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フューリー(2014年製作の映画)

2.9

つまらない訳ではないんだけど、もう一歩何かが足りない気がする。特に人間ドラマ部分。ラストの都合良すぎる展開にもなんだかなぁという印象。ブラピの存在感は申し分ないんだけど、キャラクターとしてはそれほど尊>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0

千葉真一のカンフー映画3本立に女の子を誘うクリスチャン・スレーター。あっさり断れ、玉砕!この時見せる寂しそうな表情が切なくて泣ける。
それでも一人で観に行って目を輝かせながら観るスレーター。その姿はタ
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

3.0

とにかく悪いやつらがいっぱい出てきて殺される映画だろうと思っていたらまさにその通り。暴力に次ぐ暴力で終始徹底したバイオレンス映画だった。まず、冒頭の賭場襲撃シーンは強盗2人組のあまりの手際の悪さにイラ>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.1

正直、あのGMのやり方は駄目だろと思った。出塁率だけで選手集めたって勝てるわけないだろうと。少なくとも監督との連携は不可欠だと思うのだが、あの描かれ方を見る限り実際にも相当仲が悪かったんだなと思った。>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.8

これは公開時映画館で観て衝撃を受けました。
同じ年に公開された「マトリックス」も大好きな映画ですが、根本的な所がなんか似てるんですよね。

現実を疑え!というのが主題で。
どちらも同じことの繰り返しの
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

時代の流れなのか最近のゾンビはどんどん加速していってるが、遂にここまできたかという印象。これはゾンビ映画最速!?なんせ一体人ごみに紛れただけで爆発的に広がっていくんだから恐ろしい・・・。
 ゾンビ映画
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バベル(2006年製作の映画)

3.4

この監督得意の時間軸をずらした展開が今回も見事炸裂しています。4つの異なる場所で起こっている出来事を同時進行で描いていくんですが、え~この後一体どうなるんだ?っていういいところで違う場所に飛んだりする>>続きを読む

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

2.0

おそらく多くの人がデカプリオが主演だからという理由で観たのではないだろうか。実際、それ位しか見所のない映画でした。
刺激を求めてやって来たアメリカ人の旅行者が、ついに楽園にたどり着き、そこで魚捕まえた
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

2.8

ストーリー自体は本家「インファナル・アフェア」の通りだが、中身は完全にスコセッシ流のギャング映画にすり替わっている。今作の見所は圧倒的存在感のジャック・ニコルソンと、彼の間で揺れる主演2人の緊迫感溢れ>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

こういう最初から観客を騙しにかかってきてる映画ってどうなの?せっかく前半はハードボイルドな感じの潜入捜査ものでワクワクしてたのに、真実がわかってからは一気にトーンダウン。主人公の置かれた状況には同情し>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.9

主人公の生に対する執着。生きようとする意志の力。そういう部分が全編に渡って繰り広げられていた。
何度死ぬと思った事だろうか。大抵の映画ならどうせ主人公は死なないと思ってタカをくくって観るが、この映画は
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.4

人間の欲望がこれでもかと詰まった映画。とにかく下品!とにかく狂気!
ディカプリオの終始ハイテンションな演技に圧倒される。

特に好きな場面は、ディカプリオとジョナ・ヒルがなんかとんでもなく強烈なドラッ
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.0

黒人の奴隷問題を描いてはいるが、「それでも夜は明ける」等に比べて決定的に違うのは社会派要素など微塵も無くて、ひたすらエンターテイメントに振り切って暴力をショーとして楽しむ映画になっちゃってる所ね。
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.0

どうしても前作「パルプフィクション」と比較しちゃって、そういう意味では会話の面白さも時間軸いじりもバイオレンスもなんだかインパクトが薄れちゃったなぁと感じた。「パルプフィクション」ならいくらでも台詞を>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とにかく好きなのは警官役の人が(ネタバレにしているが一応伏せます)潜入捜査の為に、ジョークなどの練習をするシーンである。
強盗団の仲間に入る為には面白い話を持っていなければならなくて、その為に必要なの
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

いつものタランティーノ映画。
山小屋に集いし8人の荒くれ共。こいつらのキャラクター設定を聞いただけでこの後に待ち受ける展開が地獄しか思い浮かばない。
閉鎖された空間で、いつバイオレンスがおっ始まるのか
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.2

タランティーノはB級のノリに徹してこそ最高だと思う。
とにかく馬鹿馬鹿しい内容なんだけど、その中毒性が半端ない映画。
ホラーと見せかけてコメディであり、カーアクションであり、ジャンル分け不能な映画。
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グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

これは高得点になるざるを得ない!
まず日本で未公開のこのバージョンを観ようと思ったら、レンタルはされてない(はず)だから、DVDorBlu-rayを買って観るしかない訳です。
そして、これを買う人は間
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