井中カエルand物語るカメさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

井中カエルand物語るカメ

井中カエルand物語るカメ

劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateram(2020年製作の映画)

2.8

…正直、すんごいガッカリした
物語、作画、演出、音響…どこを見ても頑張ったのはわかるけど正直劇場サイズになってない
SNと比べるのは酷としてもテレビシリーズより大きく劣るのはなんなんだ?
いくらファン
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.8

キャラクターの変化、人間性、社会、思想…そのどれを語りたいのか迷子になってしまった印象
全体的に薄さはしゃあないか
ロケ地選定やCGは頑張っていたものの、頑張ったを超えない領域なのら残念
日本の大作の
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

いやー…上手いね
演出の1つ1つが際立っていて、さすがは黒沢清監督と恐れ入りました
物語そのものは中盤眠くなった部分もあるが、古い映画への愛に満ちており蒼井優をスクリーンに落とし込もうとする意図を感じ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.5

ダウン症の青年を中心としたロードムービー&プロレス映画。

自分自身ですらもできないと思うような出来事に挑む姿が胸を打つ作品。物語の作り方が上手く3人の人生が交差する瞬間なども良かったが少し退屈な場面
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君は彼方(2020年製作の映画)

2.5

評判が悪すぎてハードルを下げまくった結果もあり、今年ワーストまではないと思う
ただし全てにおいてヒット作のモノマネの域から出ておらず、作品の核心となる芯が一切感じられないのが残念なポイントか
物語も含
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

ネット試写で鑑賞
原作のある要素を中心にピックアップし、綺麗にアレンジしてアニメだからこその表現が目立ち、実写版の疑問点を見事に現代風に描き抜いたが後一歩攻めて欲しかった
中川大志、清原果耶の好演が光
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.5

アニメ映画版に備えて久々に鑑賞
原作を読んだ後だと改変がかなりされており(原作、短編だしね)もはや別物というレベルでびっくりした
2000年代前半としては先進的ながらも色々と気になる点も多数
自立に向
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僕は猟師になった(2020年製作の映画)

3.8

京都郊外に暮らす猟師の千松信也に密着した良作NHKドキュメンタリー
猪や鹿と向き合い頭を打ち心臓を突いて皮を剥ぎ肉を採る…そこには食べる、命と向き合うことがそのまま描かれていた
中盤、千松の身に大きな
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

短編アニメーションの傑作ですね…
このデザインを見るとさらに感慨が湧き、言葉にならない
こういった作品があんまり日本から生まれないのは幸せなのか否か考えてしまった

フード・ラック!食運(2020年製作の映画)

3.5

2020年のマイベスト偏愛映画! …と言いたいが、ちょっと苦笑する部分も

物語、演出、音楽、編集は難ありで映画ファンから総ツッコミだろうけれど、なによりも主演の肉たちの演技が最高!
観ていてこちらも
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.5

CGアニメ表現は今回もよく、非常に楽しめた
物語はSFなどにご都合感もあるし、ツッコミどころもありながらも…まぁまぁってとこかな
ただ今回も山崎貴らしいなって思う展開もあり、映画ファンの中では荒れそう
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.5

2に備えて再鑑賞
正直、物語の流れは分かりきっているし描き方にも問題はある
それでも涙腺を刺激するのは圧倒的な映像表現
「CGのドラえもんを観ろ!」と告げるような冒頭の日常感から未来のSF感に至るまで
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

う〜ん…これも評価が難しいな
映画としてやりたいこともわかるし、いいたいこともわかるんだよ
でもさ…やりがちではあるんだけどあの終盤の描き方って、実は問題があるんだけどネタバレになるからなぁ
優生思想
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.9

王道のデコボココンビのバディムービー&冒険譚からは90年くらいの洋画(特にインディージョーンズ)に繋がる面白さがあった
コメディとしてもよく、GG賞をとったし題材も今後も続けられるであろう作品なので続
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蒼穹のファフナー THE BEYOND 第七話・第八話・第九話(2020年製作の映画)

4.2

超面白いけど…うぶたんは人の心がないと思う
(もちろん超褒めてる)
一瞬たりとも油断できないからこその涙と緊張感…何回目かわからんあの展開も、マジで心臓に悪い

日本はアニメでも戦争ものが作りづらい世
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.5

全体的には良作
現代にどれみを描くのであればベストの選択だっかと
あの頃のおジャ魔女の作画や雰囲気だからこそヘビーな物語が中和された感も
(というか、どれみって結構ヘビーだった印象も)

ただ気になる
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モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け(2020年製作の映画)

4.0

終わらない物語の終焉と未来を描くモンスト映画
弱っちい愚直な馬鹿が仲間を信じて走り抜ける姿に、思わず目頭が熱くなる
コナン映画などの静野監督らしいほぼ8割アクションシーンながらも見やすい作品に
配信ア
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.8

観客賞を取ったし評価は高くなりそうですが…どうだろ
コメディというよりは演出が滑っているように見えるんだよなぁ
特に後半

相性が悪いのかな
監督の「勝手にふるえてろ」からの演出力はわかった
そこを強
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭にて先行して鑑賞

夏に観たいね…!
青春爽やかストーリーで大きな欠点もなく気持ちよく楽しませてくれる良作!
背景描写なども独特で味があり、映像や歌に心躍り、スマイルちゃんがすんごく可愛
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

ヨーロッパのドキュメンタリーアニメーションの流れにあるであろう、北朝鮮の強制収容所内の様子を描いた作品
素朴なアニメーションだからこそ見れる過酷な描写に背が伸びる思いが…
韓国映画を思わせるエンタメ性
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

日本やアメリカにかつて存在し、忘れてしまったものが込められている
古く伝統的なのに新しく、スケール感や映像、音楽など圧巻の一言!
トム・ムーアはここまでいったのか…
ジブリ、ディズニーに匹敵するであろ
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映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(2020年製作の映画)

3.5

春キュアは新作キャラの紹介をしながらも旧作キャラも物語も動かして…と大忙しだけど綺麗にまとめた印象
特にバトル特化ですね、今回は
テーマ性はあんまりないけどしっかりと楽しめる作りに
コロナ下における幼
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.5

予想の10倍キラキラしてた笑
キラキラ過ぎて暗黒の中にいたおじさんには目が潰れる思いですよ
なるほど、これは多くの人が褒める良作以上の作品なのは間違い無い! ……だけど、ここまでキラキラに輝くとアルプ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

現実のような嘘=フィクション
嘘のような現実=ドキュメンタリー
だとしたら河瀬直美はその間を軽々と飛び越える
映画が捉えた現実に翻弄され、何が劇映画かわからなくなるし我が子を思う気持ち、その言葉や魂に
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フェイフェイと月の冒険(2020年製作の映画)

4.0

これも劇場で観たかったなぁ
中国の生活、アメリカのド派手な楽曲などの米中両国の文化の魅力が内包したような作品に
特に中盤はオタク心がワクワクした
少し物語が大人しい印象もあるが米中が微妙な関係だからこ
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どうにかなる日々(2020年製作の映画)

4.0

3組の恋模様を描くオムニバス形式の短編アニメ映画
好き、大好き、さすが原作志村貴子×佐藤卓也監督!
様々な恋や思いを繊細に捉えながらもけして特別視することなく柔らかな視線で包み込む
扇情的にならず性に
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.5

なるほど、人気も納得
スタートから群像劇として上手く見せているし、キャラも立ち、しっかり笑える
これは高評価でしょう
特にあのラストはなるほど、と唸った
あれは保守もリベラルも総じて絶賛するであろうオ
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みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

4.0

生活の中にも物語は宿る
食、性、衣服、雑貨…その中に込められた物語に酔いしれる
出汁の効いた食事のように、丁寧に上品につづられた品々は派手さが少なくてもしっかりと目と耳を喜ばせ、心を豊かにしてくれる
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

正直中盤までは期待値通りな印象で首を捻る部分も。(だってユーフォーテーブルだし)
終盤は圧巻…!
キャラクター描写や魅せ方が難しい中でうまく調理した印象
ラストは激アツなジャンプ漫画展開に痺れました
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

序盤(…なんかテンプレな展開ばっかだな)
中盤(…あぁ、なるほど。これは良さがわかる)
終盤(え、これを2020年にやるの?)

全体としては…悪いよりの微妙
娯楽としても社会派としても半端な出来にな
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

特に自分が語ることはあまりないタイプの映画ではある
最近思うのは「〇〇だから生きづらい」ではなく「生きづらいのは〇〇だ」ってこと
意外とキムジヨンに共感したし、全く立場も違うけれどその生き辛さはわかる
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

3.5

まだまだ始まったばかりで、何も解決していないので…さすがにこれだけでは評価不能かなぁ…
伏線貼りばかりでなんもわからないに近かった
ただスタートから超絶おしゃれでちょっと笑ってしまいました
キャラも可
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劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~(2020年製作の映画)

3.5

TV版は合わずに早めに観るのやめちゃったけど改めて
なるほど、こういうテイストか…と終盤で気がつく感じに
全体的にはギリ劇場版って感じでTVシリーズのラストをやりましたって印象
ベムの現代アレンジがよ
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トロールズ ミュージック★パワー(2020年製作の映画)

4.0

ベタにベタを重ね、奇を衒わずに真っ直ぐに描き抜いたからこそ生まれる王道の感動
展開は見えていたのに感動しました
アニメーションもストップモーションルックで見応えあり、また吹き替え版は松本梨香のパワフル
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

ウェンズデー(可愛すぎてハマるわ!)を始め魅力的なキャラクター、おなじみの音楽、伝統の革新、対立と融和などの現代性をも兼ね備える
…だけどあとひとつ飛び抜けたものが欲しいか
面白いが全体的に上手くまと
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.5

原作・実写版未見
少女漫画としての魅力や魅せ方をさらに進めるA-1スタッフ陣も含めたアニメ表現の貪欲さに◎
動くし魅せるし、映像は劇場クオリティ
物語は王道過ぎたかな? とも思うけれども…うーん、なん
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