井中カエルand物語るカメさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

井中カエルand物語るカメ

井中カエルand物語るカメ

劇場版 きんいろモザイクThank You!!(2021年製作の映画)

3.9

変わってしまった現実の日常で変わらないあの頃の日常とその終焉、そしてその後を描く

日常系で80分弱という尺を持たせたことに驚愕した
物語そのものは平易であり特徴的な演出もないに等しく、いつもをいつも
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かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

3.3

どうした⁉︎
年間ワーストレベルだった前作からは遥かに良くなっている!(それでもせいぜい良作止まりだけど)
演出や見せ方の工夫が見られ、特に中盤の要の体育祭編のようなことが本来監督がやりたい方向性なの
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モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド(2021年製作の映画)

3.2

悪かぁ、ない
アニメーションも迫力あったし配信作品として見れば普通の出来ではないかと
ただ物語も凡庸的で既視感があるなど全体的に特徴があまりない印象ではあったかなぁ

ただあるキャラの退場シーンはもう
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.5

沖田修一らしい日常表現の中の柔らかな変化を肯定的コミカルに描いた作品に
長回しや細かな間をうまく使い独特の間合いを生み出すとともに、階段と屋上のシーンだけでも十分見応えがある映像を表現する
柔らかい青
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ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

3.3

ヨーロッパアニメーションを観ているとこちらの知識や感性を試されているような気分になるが、今作も間や語り口で観客の想像力を試すかのような作品だった
動かなくてくすんでいるのは、ジュゼップの記憶を巡る物語
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

モブキャラが主人公になるという設定や見せ方が面白い
ただ主人公よりも外側の面々の事件が中心となることもあって物語(特に中盤)はだれた感もありつつも、終盤には面白いこともあったりと娯楽大作としては楽しめ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

娯楽作としては2021年の洋画ベストの完成度ではないだろうか
(昨日も似たようなこと言ったな)
悪役を主人公とする必要性をしっかりと作りながらも派手なアクションと現代の大作に必須なポリコレを意識させな
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

2.5

絶賛評価の意見を見て「あー、合わなそう…」と思ったけど予想通り
ちょっと褒める部分が見つからないくらい合わない作品だった
「なんで時代劇を撮らせてくれないの?」って、単にお前の能力がないからだよ、と強
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

2021年の実写邦画娯楽作ではベストも堅いでしょうね
女子高生は○し屋!というある種漫画的な設定ながらもゆるいキャラクター像で笑いありに仕上げたのも勝因
ダメダメな2人がお互い協力し合ったり日常の姿を
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.3

アドベンチャーゲームを元にしたホラーということだがむしろミステリー&政治映画として突出させた方がテーマがわかりやすく伝わり評価された気がする
しかし幸か不幸かこのような切実なテーマを持たない日本人から
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.5

アウシュビッツの状況を伝えたレポートを届けた脱出者に着目した物語
全体的に話が重く非常に真面目に描いているので気力、体力が十分でないと頭に入らないor疲れ果ててしまうほどのリアリティに力が入る
エンド
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劇場版 クドわふたー(2021年製作の映画)

4.0

1700円60分シリーズ(勝手に命名)は良作揃いという個人的ジンクスを守る見事な作品
演出・作画が安定して丁寧で観やすく若干早めの物語にも問題なくついていける
性が絡まない精神的な○っクス描写もあり健
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ビーボ(2021年製作の映画)

3.5

Netflix配信
キューバとアメリカを舞台に音楽を愛する猿ビーボたちの冒険を描くミュージカル
序盤と終盤は熱中するほど素晴らしかったが中盤の展開が中弛み&この展開である必要性にかけ、若干難ありか
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

3.8

アクションすげぇ!
アクション作画で有名なボンズの現在の看板作品らしく自由自在に動き回り迫力がある作画がずっと続く、おそらく2021年NO1のアクション映画!
ヒロアカらしさに溢れており過去2作品にも
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.2

ラテン系というマイノリティの社会を明るく楽しく見せるミュージカル描写は確かに良かった
だが多くのミュージカルが同じように見えてしまいドラマの停滞感が強くて2時間強という時間を超えることはできなかった印
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Fate/Grand Order -終局特異点 冠位時間神殿ソロモン-(2021年製作の映画)

3.3

FGO映画の中では1番無難にまとめ上げられたと感じたし、優等生と言っていいのではないだろうか
ただ無難なだけに思い入れがないとスルリと流れていってしまい印象に残りにくいようにも感じた
あとスマホゲーム
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.7

今年も攻めるなぁ!
エリート思考の風間くんと自由人のしんちゃん、真逆ながらも大親友2人の活躍に思わず後半は涙腺が緩む…!
テーマ性とミステリーというジャンルゆえにいつもゆりも対象年齢は上めに感じたのが
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.2

あのアトラクションの映画化&ディズニー作品としてはギリ及第点といったところか
ただアクション山盛りな分画面や物語がガタガタと動き回るのは観ていて辛い部分があった…1カット1秒ないシーンばかりじゃない?
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.2

試写で鑑賞
震災後の岩手を舞台に不思議な家、マヨイガでの生活を描く
自然描写や食事描写の美しさはさすがのんのんびよりの川面真也監督
妖怪たちの登場など楽しい面と震災や人間関係の厳しさのメリハリも感じら
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復讐者たち(2020年製作の映画)

3.8

兄弟が、姉妹、両親、子供が罪もなく命を絶たれたらどうしますか?
ナチスドイツを生き抜いたユダヤ人たちが復讐のために600万人に毒を呑ませようを計画した実話に基づく物語
どうしようもなく憎い気持ちと、イ
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DAHUFA 守護者と謎の豆人間(2017年製作の映画)

3.5

中国発のアニメ映画
人体損壊などの残虐描写が話題ということだが日本の作品に見慣れていると少し過激なくらいだった

映像表現はなかなか
特徴的なキャラクターデザインも含めて満足度がある

物語は確かに色
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

脚本賞ということで期待しすぎた…
前半は何が笑えるのかもわからず眠気との戦いになり、後半に入るとようやく話が動いたかと思ったら案外凡庸だったような…
主人公の見え方が多分褒めてる人と違うんだろうな…

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.5

望まない妊娠の中絶に向かう17歳の少女の旅と彼女が眺める世界を描く
多くを語らず静かに進行していく物語からは等身大なリアルな世界だからこそ性にまつわる社会の問題を浮き彫りにする
ある問いかけのシーンで
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

受験戦争とイジメ問題、そして格差社会を扱った中国・香港映画
世界的に評価されるのも納得の社会性に加えて少年少女の淡い感情が重なり合う瞬間に強烈な青春を味わう
あるシーンでは万引き家族並に観客を刺しにく
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.5

おめでとう、細田監督

細田守史上最高傑作
世界を見据えて作ったというアニメ表現は多種多様に移り変わり世界の広さを教えてくれる
暗闇の中の星空は観客と演者を一体にし、叫びにも似た歌はどこまでも響き渡る
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劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

3.5

前半はコメディ重視、後半はシリアス重視の構成で手堅くまとめてきた印象
初見でもわかりやすいアンジャッシュ的な勘違いコントに笑い、立場が逆転し秘め事の物語へと転換していくのはさすが
EDの君は天然色が流
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

4.1

英〜!
メチャメチャメチャ面白かった!
ヤンキー映画らしいアクションと意地を通していく男のドラマ
そして過去に言い訳をして逃げていた男の再生のドラマ!
この手の作品は役者をいかに魅力的に魅せるかが重要
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

2.8

普通の凡作
アニメの持つ映像的な魅力に乏しくスカスカ感が目立ってしまった
最初の3分くらいかなぁ…予告がここを中心にしたのも納得
演技も情報量が少なく物語も弱い、というか100ワニの映像化で1番に思い
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七つの大罪 光に呪われし者たち(2021年製作の映画)

3.4

原作完結後の出来事を描くエピローグ作といったところか
アニメとしての出来は可もなく不可もなしだが、近年少年漫画映画が対象年齢層を上げてきている印象の中で正しい意味で“少年向け“を貫いた印象
自分はター
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

……なんか違う
なんか違うんだよ

ドハティ!
ロバーツ!
カムバック!

ブロックバスター映画の今後に続くための承に徹していることもあり、世界観は大幅に広げることはできた
ただこれはゴジラ映画である
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BanG Dream! Episode of Roselia II:Song I am.(2021年製作の映画)

3.3

ライブパートがめっちゃ良かった!
1曲1分ちょっとくらいだけど10曲くらいやってくれたのかなぁ…映画が終わった直後にTSUTAYAに行ってRoseliaのCDを借りてしまいました
ただ日常パートはぬる
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それいけ!アンパンマン ふわふわフワリ―と雲の国(2020年製作の映画)

3.5

ドキンちゃんとフワリーの擬似的親子関係を中心に多様化する家族関係や環境問題なども感じさせるテーマ性はさすが安定感抜群のシリーズ。ドキンちゃんにちょっとうるっときかけた
雲を題材にメタモルフォーゼが楽し
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シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

3.5

それまでのシドニアの動画だけ見て向かったニワカ中のニワカながら、案外わかりやすくてなんとなく理解したような気がする(曖昧)
ポリゴンピクチャーの映像は苦手だったのだが今作はつむぎのかわいらしさもあり楽
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.5

アートで映像を構築しながらもエンタメ寄りの題材を扱い、人の深淵へと迫る石川監督らしさを感じた
序盤は退屈さが勝ったがガラリと変えた映像から未来のSFをあえてレトロに作り替える技法に納得と共感しそこから
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.9

海で暮らす魚人の男の子が陸のイタリアで過ごす一夏の思い出
若干の物語の弱さは感じなくもないが、全体的に綺麗にまとまり総合点では誰もが各部門80点以上をつけるであろうし自分も好き
イタリア出身の監督らし
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映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ(2021年製作の映画)

3.5

現在放送中のテレビアニメの前日譚に当たる原作2巻分をアニメ化
劇場映画としては最近の他作品のような派手さは少ないがきっちりと演出・作画が行き届いた良作
サッカーには詳しくないが男女のフィジカルの違いを
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