askQさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.2

宇宙空間の美しさと底知れない恐怖。ロケットの部品がガタガタミシミシ揺れる音と、宇宙に放り出された時の完全なる無音という相反する二つにより、緊張感がMAXに続いた。
宇宙飛行士としての華やかな功績は知っ
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.0

笑いあり涙ありの、心がポッとあったかくなる作品。出てくる人たちがみんないい!
通常の人の5パーセントしか視力がない状態で、念願のホテルマンの面接・研修に臨んだサリー。しかも視力のことをひた隠しにして。
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

舞台は緊急通報司令室のみ、という究極のワンシチュエーション作品。ほぼ全編に渡り主人公アスガーのドアップ。なのにどうしてここまでスリリングなの!電話口の声や周囲の物音を一時たりとも聴き逃すまいと物凄〜〜>>続きを読む

ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)

4.0

トリシャ、死んでからもなんて美しいんだ。彼女の生き様&死に様に惚れた!
親友が、トリシャの願い通り全く別人の死化粧を施しみんなにお披露目する7日間は、最高の見送り方だと思う。
「死ぬ時は(生まれ落ちた
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.5

圧倒的映像美。光の切り取り方が抜群で、特に紫禁城での生活シーンは、どれを取っても溜め息が出るほどの美しさ。ベルナルド・ベルトルッチ監督作品は、画面から湿度や匂いが漂ってくるような独特の艶っぽさがある。>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.8

やっぱり名作。はじめはどちらかというと父親側の立場で観ているけど、次第に母親側の気持ちも痛いほど伝わってくる。
かつては愛し合った人たちが、息子ビリーの親権をめぐり法廷でバトルをする。2人ともビリーと
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.6

愛する人を突然失ったマリーナ。それだけでも物凄いダメージなのに、さらに追い討ちをかける理不尽な出来事の数々。プライベートなところにまで土足で踏み込む人、無知による偏見故にありもしない疑いを持つ人、「女>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.2

ノストラダムスの大予言目前、「どーせもーすぐ世界は滅びるし」と刹那ぶってる1990年代の若者たちの退廃的な空気感が実によく出ていた。今が楽しけりゃOKで、未来のこととかどう生きるかとか、そんなものは眼>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.0

ステイシー・マーティンをただただ愛でる作品。顔も髪型もファッションも超絶タイプ!ずっと見ていられる美しさ。
対して、ゴダールはめんどくさ過ぎる男の典型。ごちゃごちゃ革命の御託を並べ衝突を繰り返す、自分
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

こんな死後の世界があったらめちゃくちゃ素敵。死者の日にお花の橋を渡ってみんなが集まるなんて、なんて楽しい祭典なんだ!実際にこの日は、一日中音楽が鳴り響き、墓地で酒盛りしてたりするらしいし、日本の死のイ>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.8

この作品を観て真っ先に浮かんだのがトランプ大統領。アーヴィングの言動と重なり寒気がした。自分の正義や価値観を主張するため、こうも都合良く事実を捻じ曲げられるものなのか。言論の自由と言うけれど、誰かを誹>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

怒涛の126分。息つく間もなく、カタギの世界から極道の世界へ引きずりこまれた。
ガミさん、こんな上司いたら最悪すぎて絶対病むけど、実は人一倍人情溢れる人だったなんて。いろいろ無茶苦茶だけど、愛に溢れた
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.8

この作品観て、スーツの似合う男ベスト3にキアヌがランクインした(不動の1位はコリン・ファース)。
悪魔祓いがテーマのダークヒーロー、かっこいい。燃え盛る炎の地獄のシーンや、天使ガブリエル(ティルダ・ス
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.2

ストーリー構成が、個人的には「もう一声!」なかんじだったけど、サーカスの面々の個性豊かなキャラと歌唱力はすばらしかった。「This is me」のシーンが一番好き。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.8

安定のおもしろさ。ジャック・ブラック作品には、個人的にハズレなし!
高校生たちが、ゲームの世界で自分と全く異なるプレイヤーになり、それぞれ特技を生かしてサバイバルする姿がよい。
中身はオタク少年なのに
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

「何か変な人おるなぁ」と最初は笑って見ているけど、しばらくすると笑えなくなり終いには凍りつく……そんなシーンが何回も訪れた。映画というフィクションを体験しながら、同時に「自分だったらどうする?」という>>続きを読む

ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

4.0

ロマの人々の音楽と衣装が最高に素敵!
こんなに素敵な文化があるのに、差別や偏見による悲しい歴史と現状。流浪の民、ジプシーにより歌い継がれた悲しい歌にそれが如実に表れていた。

亡き父が好きだったロマの
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.5

観終わったあとはドーーンと凹み、「なんて映画を観てしまったんや」と思ったけど、あとからじわじわと来る不思議なスルメ系作品。

印象的だったのが、42年間お世話になった会社を辞めていった女性。周りからは
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

ポップでカラフルな反戦映画。
敵陣に爆弾仕掛けて戦争を続ける人々より、病院に入っていた彼らの方が断然人間らしくまともに思えてくる。
陽気で騒がしい人たちと動物と音楽がわんさか出るあたり、エミール・クス
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

いやー、楽しかった!!1もかなり自分の中で評価が高かったけど(https://filmarks.com/movies/57588/reviews/27084978)、今作は家族の他に囚人仲間の友情なん>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.2

アフリカは種の起源というだけあり、遺伝子的に最も強いんじゃないだろうか!と思えてしまう。
アフリカの音楽や民族衣装やメイクがすこぶるかっこよかった。
「銃は原始的」と、槍で戦うところもいかしてる。
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.2

2019年初映画。「マダムインニューヨーク」に継ぐ、最高に素敵なスピーチと出会えた。流暢じゃなくても胸を打つ言葉ってこういうことなんだな。
ナプキンの普及に尽力した、実在の男性の物語。この人のおかげで
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.8

2018年365日目に鑑賞(ねらっていたわけではない!)。
自分の荷物を全部倉庫に預けて、①1日1個必要なものを取りに行ける、②ものは買わないというルールを設け、本当に自分に必要なものを知る実験ドキュ
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.0

前後編一気に鑑賞。物凄い熱量。。。主演2人、命張って役に挑んでて凄い。
菅田将暉の、人を殺しそうな目つき、くったくなく笑う無邪気な笑顔…「ほんとに同一人物?!」ってぐらいの変貌ぶりに脱帽。恐ろしい役者
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

ゆっる〜〜い脱獄劇。心地よい会話と音楽。モノクロの少しざらっとした映像がまたいい風合いを醸し出してる。
ロベルト・ベニーニが加わってからの3人の掛け合いが絶妙。刑務所内が沸き立ったアイスクリーム騒動は
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.2

アメリカではこんなゲーム大会が夜な夜な繰り広げられてるの?!ぜひとも混ざりたい!!
「そう来たか」の連続で、最後までハラハラしながら観れた。
にしても、妻、強すぎ!
隣人、怖いけどかわいい。

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.3

この映画好き!!
紛争が続くとある地域で、井戸に沈められた死体を引き上げるためのロープを求め奔走する国境なき活動家たち。ロープを探す中で、彼らは様々な出来事に直面する。

国旗を掲げるためのロープを見
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くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.4

取引先からチケットもらったという友人の誘いで鑑賞。一足お先にクリスマス感を存分に感じられた。
かの有名なバレエの演目が見事に映像化されていて、衣装や舞台装飾の素晴らしさにホレボレ。
インターステラーの
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

実話に基づく物語。だけど本人たちの証言がベースなので、どこまで事実なのかは謎。事実かどうかは怪しいけど、本人たちだけに存在する真実は確かにあるんだろうな。
貧困家庭に生まれ育ちながらも、ブルジョワな競
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.4

マリオン・コティヤール観たさに鑑賞。美しくも、ものすごーーく情緒不安定で激しい女性を見事に演じ切っていた。好きになったら猪突猛進、相手が自分に気があるかはお構いなしに急接近。自分にはこの衝動はなさすぎ>>続きを読む

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

4.0

多くのユダヤ人たちを救ったワルシャワ動物園。「戦争と動物園」と聞くと悲しくやるせないエピソードがいくつもあるけど、これもそのひとつで、最高にハッピーな動物園が突如戦火に見舞われるシーンは衝撃的だった。>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

興奮まだまだ冷めやらぬ、圧倒的な余韻!
20世紀FOXの例のオープニング(ギター!)から「ひゃ〜〜!」とテンションが上がり、最後のライブエイドのシーンは鳥肌もので、知らぬ間に涙がこぼれてた。
フレディ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

やっとこさ観れた!極悪痛快!!
声に出して言いたくなる、「ウィー・アー・ヴェノム」!!!

ヴェノムに寄生されてからバディーものに早変わりするんだけど、次第に協力し合う2人がよい。エディの恋にアドバイ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

「登場人物全員クズ」とは聞いていたけど、本当にその通り。誰にも全く感情移入できなかった。だけど、最後はなんだか泣きそうになった。人は、こんなに他人を愛せるものだろうか?!

阿部サダヲの汚さがリアルで
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

旅行前に気分を高めたくて再見。冒頭、小洒落た音楽にのせてパリの街並みが次々に映し出されるところでもううっとり。
主人公が「帰りたくない」って言ってたけど、間違いなく自分も虜になりそうな予感しかない。
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