YuukiImazuさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

YuukiImazu

YuukiImazu

映画(805)
ドラマ(0)
アニメ(0)

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

羊を狼から守る番犬、という正義の英雄とされながらも、美談めいた描き方をせず、心が疲弊し正常でなくなっていくスナイパーの姿を映す。

RPGをかつごうとあくせくする幼い少年は狼なのか?彼が射殺してきた1
>>続きを読む

エクトプラズム 怨霊の棲む家(2009年製作の映画)

3.2

たまたまやってたので鑑賞。
ジャケの少年の口からグァヴァ、グァヴァッ、と飛び出しているエクトプラズム。気持ち悪いですねぇ。

いわくつきの家で、母と末期ガンの息子をメインに、ある家族が身も凍るような体
>>続きを読む

エクソシスト2(1977年製作の映画)

2.8

イナゴとおっぱい、
これだけが印象に残るね。
精神感応装置たる科学をもちよりオカルトと〜、どーたらこーたらみたいなもんで無く、信仰の苦悩を描いているわけでもない。前作と比べるとやっぱ劣るけども、スピリ
>>続きを読む

コン・エアー(1997年製作の映画)

3.7

「ザ・ロック」、「フェイス・オフ」に次いで好きなニコラスアクション映画。

ハゲかけた長髪がにおてないニコラスを主人公に、凶悪犯護送機を舞台にして展開。アクの濃ゆい面子のなかで、イカレポンチのブシェミ
>>続きを読む

ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013年製作の映画)

3.1

原因不明の病に苦しむネイティヴアメリカンの患者とユダヤ人精神分析医の物語。

対話により癒されていく魂の傷。救われるのは患者だけでなく、医者の男も同じ。互いの心と心が結びつき交わる様を繊細に描いた、温
>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.7

たまに観たくなる作品。

圧倒的な攻撃力を誇る強敵エイリアンたちを前に、人類はなす術ナッシング。テレビゲーム感覚の、『死んだらリセット』という死と再生を繰り返し、戦闘スキルを身につけ、レベルアップして
>>続きを読む

新・13日の金曜日(1985年製作の映画)

3.4

深夜にたまたまやってたので鑑賞。ジェイソンの模倣犯が殺戮を繰り返す外伝的作品。

本物のジェイソンじゃないからな、と落胆することなかれ。殺害方法もなかなか秀逸で、サスペンスな味付けに、今までとは一味違
>>続きを読む

幸せのありか(2013年製作の映画)

3.2

脳性麻痺で思い通りに身動きがとれず、言葉も話せない青年の実話。劇場で観た時、爽やかな感動ものか、と思い観たら、ずっしりと心に重いものを残す作品でしたね。

自分の想いが伝えられない、歯がゆさ。主観ショ
>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.7

某ヌードルのCMでパロディにされてたのを見て、久々に鑑賞。

病の床にふす犬神財閥当主・犬神佐兵衛が、莫大な資産を残して息を引き取る。「ご臨終でございます」の台詞の後、タイトルがドーン。有名な主題曲を
>>続きを読む

スカイライン-征服-(2010年製作の映画)

1.5

深夜にやってたので鑑賞。観ずに寝たら良かったよ。全編アガるシーンがマジでない。公開当時、大作映画風の宣伝してたと思うけど、大風呂敷を広げていやがったな、こんにゃろー。

1つのシチュエーションの中を行
>>続きを読む

デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

3.6

まるで楽園のような島に立つリゾートマンションが、エロ地獄に。寄生されると、めちゃくちゃセックスしたくなるという、そんな寄生虫の恐怖を描く。

理性が崩壊し、人間の本質にある暴力と性を剥き出しにする犠牲
>>続きを読む

カリフォルニア(1993年製作の映画)

3.3

殺人鬼の心理を探求する作家とその彼女の旅のお供が人殺しだった、というスリリングなロードムービー。

互いの素性を知らない正反対の2組のカップルが、惹かれ合ったりしながらも、それをぶち壊すのがブラピ。無
>>続きを読む

コットンクラブ(1984年製作の映画)

3.2

1920年代のハーレム地区にあった高級ナイトクラブ「コットンクラブ」を中心に、人間模様を描く。野心を持つ人物達を広く浅く描くため、物語は纏まりがなく、薄っぺらい印象を覚えるかな。

ただ、クラシカルな
>>続きを読む

13日の金曜日PART8/ジェイソンN.Y.へ(1989年製作の映画)

2.7

久々に鑑賞。
ジェイソンNYへ行く。
と言うとりますが、大半は船上で惨劇が展開。NYの摩天楼とクリスタルレイクの殺人鬼、という奇妙な絵面のスペシャリティが楽しめる。ただ、もっとNY、NYしてても良いの
>>続きを読む

デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森(2012年製作の映画)

2.8

目を引くパッケージに惹かれて。
やたらに臓物をぶちまげて死んでいく犠牲者たち。それはパラノイアに陥っていく父親が恐れる怪物・ジャージー・デビルの仕業か、はたまた人間の凶行か。

終始、扇動的な描き方で
>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.5

好きな作品。
成功を夢見て意気揚々とやって来たNY。ところが、ピュアで善良なテキサスの田舎者は、冷たい大都会で挫折と失望を味わう。都会に拒絶され、故郷に残してきた悲しい過去とも決別できず、都会の片隅で
>>続きを読む

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

2.6

うん、期待しすぎた。
汚染物質でゾンビ化したビーバーちゃんが、お馴染みの展開で襲いかかる。

今の時代に、凶暴なビーバーがパペットで表現されてる、って最高やな。ゾンビーバー化した人間が、まるで「デモン
>>続きを読む

悪魔の植物人間(1973年製作の映画)

3.3

安易なモンスター映画ではない英国作品。人類の希望的な目的のため、新人類の創造をしようと、狂気の人体実験が繰り返されるお話。

人間と植物のハイブリッドである創造物の、おぞましい造形が気色悪いのなんの。
>>続きを読む

鉄男 THE BULLET MAN(2009年製作の映画)

2.7

久々に鑑賞。
金属同士が擦れ合う不快な音に過敏に反応させられ、うずまく不穏な重低音に不安な気持ちになる。閉塞感たっぷりの世界観の映像は冷たく、画面は終始落ち着きがない。理性が壊れ、自身をコントロールで
>>続きを読む

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.3

ブニュエル監督とサルバドール・ダリが見た夢を映像に投影した、意識下の整合性のない映像が17分間羅列される。

その為、性と暴力を想起させるストーリーの内容は無いにひとしく、カミソリで真っ二つに搔っ切ら
>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

2.9

「プレイブック」に続いて、これもあんま楽しめなかったなぁ。デヴィッド・O・ラッセル監督の作品は肌に合わんよーや。物語は、FBIに協力することになった詐欺師が囮となって、汚職政治家を逮捕する実話を基にし>>続きを読む

ジャック(1996年製作の映画)

3.7

好きな映画。
人より4倍のスピードで成長してしまう少年のお話。体は大人、心は子供、という逆コナン設定で、見た目がおじさんの少年をロビン・ウィリアムズが好演。

他の人とは違う少年は、人よりも何十倍も濃
>>続きを読む

テキサス・チェーンソー(2003年製作の映画)

3.2

「ビギニング」はグログロゲロゲロな残酷描写が満載で、ネチっこい不快感や不潔感も強烈だった。こちらはビデオクリップ界で活躍していた監督だからか、映像が綺麗にまとまり過ぎ、凄惨なはずの場面もパンチが弱く味>>続きを読む

ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

3.1

久々に鑑賞。
山口県下関を舞台設定に、暴力に溢れる環境に暴力で応じて生きる主人公を描いた人間ドラマ。

切れ味鋭いナイフのような、危うい主人公だから暴力沙汰が絶えない。望まない環境で、もがき苦しみなが
>>続きを読む

ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた(2011年製作の映画)

3.1

エログロナンセンスなB級リベンジムービー。

『シン・シティ』のイライジャの如く姿を包み隠した演出が不気味な、父親ばかりを狙うレイプ魔ファックマン(FM)。滑り出しから、小太り中年男FMの人体解体のグ
>>続きを読む

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合(1996年製作の映画)

3.6

好きなコメディ映画。
温厚で内気な超肥満体型の教授が、魔法の薬でスリムな理想体型を手に入れる。ところが、人格も変わってしまい、てんやわんやするお話。

満面の笑みを浮かべる、DVDのジャケ(これだけで
>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

3.9

好きやな、この映画。
過激な内容に賛否両論が巻き起こったとか。パートナー以外とセックスをする倦怠期の夫婦と、顔に深い傷を持つ奇妙な男を中心に展開。主人公は交通事故をきっかけに、特殊なフェチズムを持つ人
>>続きを読む

地下室のメロディー(1963年製作の映画)

3.7

OPクレジットの粋な演出から魅力たっぷりの、ジャン・ギャバンとアラン・ドロン主演のフランス映画。

日本のTVCMにも起用されている馴染み深いテーマ曲。そのモダンジャズの名曲が全編を彩り、モノクローム
>>続きを読む

スペースバンパイア(1985年製作の映画)

3.5

血液ではなく人間の精気を吸い取る、ひと味違った、バンパイア風の全裸エイリアンが地球を侵略するパニックもの。

そのエイリアンの1人に女優マチルダ・メイ。惜しげもなく披露される爆乳は、ガン見必至。美しい
>>続きを読む

ストリートファイター II MOVIES STREET FIGHTER!!(1994年製作の映画)

3.1

『愛しさと せつなさと 心強さと』を聞くと思い出す「ストII」のアニメ映画。フェイロンやキャミィなども登場するから、「スーパー」の方やな。

主題歌である、かの胸熱な名曲をバックに、リュウ・ケンvsベ
>>続きを読む

ドライブ・アングリー3D(2010年製作の映画)

3.2

粗さが際立つB級アクション映画。
まず、主人公含め、全体的にぶっ飛んだ設定が面白い。バイオレンス描写や派手なアクションもぐっちょ。ついでに、アメリカンな空気感も好みな感じ。

この手の作品に深みを求め
>>続きを読む

うずまき(2000年製作の映画)

3.5

“うずまき”に関連する惨劇や怪現象が、呪われた町・黒渦町を襲うお話。意味不明ながら個性の強い世界観がツボなホラー。

“うずまき”をイメージさせる螺旋階段からの投身自殺の他、洗濯機の中で死亡、車のタイ
>>続きを読む

わらの犬(1971年製作の映画)

4.6

ペキンパー監督が初の現代劇に挑んだ、バイオレンスムービーの傑作。タイトルの意味は、中国の『道徳経』の言葉に由来するそうで、『護身のために焼く、取るに足らないもの』、という意味だそうな。
すでに冒頭から
>>続きを読む

ズーランダー(2001年製作の映画)

3.8

スーパーモデルとして活躍する主人公・ズーランダー。ナルシストな勘違い野郎にしか見えんけど、映画の中の世界では、『ズーランダー=カッコいい』らしい。なんでや。

まぁそんな感じで、くだらないストーリーと
>>続きを読む

血のバレンタイン(1981年製作の映画)

3.3

若者たちが警告を無視してバレンタインデーパーティを開いたが故に惨劇が起こる。B級スラッシャーホラー。

とりあえず、ガスマスクと炭鉱服に身を包む、黒ずくめの殺人鬼のシルエットがクソかっこいい。『スクリ
>>続きを読む

未知への飛行(1964年製作の映画)

4.0

核を扱う作品の「博士の異常な愛情〜」が、風刺的なブラックコメディなのに対し、本作は真逆のテイスト。

冷戦下、機械の誤作動による『モスクワへの水爆投下』指令を受けた米軍機が、誤った指令を実行しようとモ
>>続きを読む