ふぁるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.9

私は庵野秀明にカメラ構図の格好良さを求めるので冒頭1stカット(観たこと無いバイクのアングル)からウキウキ。夕陽のショットは劇場で観ておいて本当に良かった。しかし世界に比べると稚拙なCGで興醒め。PG>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.2

メガヒットの理由を考えながら視聴するも分からなかった。劇場で子供達は2時間黙って観れたのかな。ドラえもんとクレヨンしんちゃんの方が映画である事に真摯な気がする。
あとコミックは一応買い続けているがアニ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.6

最高のエンターテイメントと聞いて、予習で前作を観たけど、ピンと来なくて、4dxなら観ようかなと思うもタイミングが合わず。結局家で視聴。戦争を肯定しててマッチョで音楽の使い方もダサくてやっぱり苦手でした>>続きを読む

ハードコア(2015年製作の映画)

3.7

一度途中まで観て、続きを観るのを忘れてて、内容を覚えてないから最初から観て、また途中まで観て、ちょっと休んで完走。心意気はとても良いが2時間ぶっ続けで観るのは辛い。FPSに慣れ親しんだ世代だったら平気>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

何も無い私に映画は夢を見させてくれる。この言葉が核心過ぎて刺さりまくり。物語を観る事で逃避しているのかもしれないが現実を生きる為に必要な人間もいる。
映像と脚本だけではなく、編集の大事さを説いているの
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

家族であっても他人は他人だし分かり合えない。しかしごく稀に同じ波長を持つ人に出会える事がある。寄り添える事の尊さ。ハグする事の暖かさ。関係性を失う事への恐怖。孤独の必要性。人間は一筋縄ではいかない。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

ずっと目に涙を溜めながら視聴するも着地点に疑問。これからのウッディの立ち位置を子供は理解できるのかな!?とはいえ最高のエンタメでした。優しい気持ちになれる素晴らしいシリーズ。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

いかれてんな!と人間の想像力は凄いな!のせめぎ合い。
A24、ルッソ兄弟、アカデミー賞云々でハードルが上がっていたので、映像もカンフーも期待を超えなかった。スイスアーミーマンの監督の新作という情報だけ
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

4.3

映画を人生に例え序盤、中盤がダメでも終盤が良ければ満足できるものだ。と台詞であったが、この作品は全編素晴らしかった。
ただの終活モノではない。楽しみはこれから。これからが本番である。

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.5

見たことない映像は無理かもだけど意欲は見せて欲しかった。
アイドルだから色眼鏡で見られがちだが演技は良かった。

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.5

男の子と彼が好きな女性の演出というか演技プランに違和感。ただ当時の山田杏奈さんを記録に残す為だけの映画。不思議な魅力がある。

アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.7

めちゃめちゃ作っとるし、めちゃめちゃ壊すしアメリカ!って感じ。
スーツは格好いいけど、生身のシーンが多かったのでアクションに緊張感が生まれた。

アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.7

観た気になっていたが観ていなかった。やはりトニースタークは魅力的なキャラだなぁ。ブラックウィドウは今作が初登場なんですね。カーアクションは今見ても一級品。しかし空中戦は派手で美しいが緊張感が無いか。ミ>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.7

かっこ良くて優しくて勇敢で自己犠牲精神に溢れているのに何かダサいキャプテンはやっぱ最高!敵地に潜入してるのにド派手なアメリカ国旗の盾を背負うキャプテン愛してる。
武器ではなくて盾(めちゃ武器として使う
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バンバン!(2014年製作の映画)

4.2

所々作りが甘くても都合良くない?な事があってもぶっ飛び具合で全てを許せてしまうインド映画は最高!
冒頭FOXのロゴが出てきて序盤はB級アメリカンアクション!?と不安だったが、1stダンスシーンからずっ
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

あなたならどうする?あんたならどうする?お前ならどうする?中盤の妻とのシーンはナイフを喉に突き付けられた気分になった。忘れられないだろう。
普通ならここで終わる。終わらない。え?蛇足では?終わらない。
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

相変わらず子供も観れる様に血があまり出ない演出は痛みが伝わらず、ストーリーも相まって暴力を肯定している様に写る。しかしながらアクションシーンは流石の迫力。特に明るいシーンでの説得力は凄い。一部は独自の>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

差別は暴力で解決しない。レイシストを糾弾する人間が実際差別的であったりする。肌の色や宗教が違っていても同じ人間。人間は愚かである事を認め、他者を許し、思いやれる世界を。
実際の映像で締め、物語ではなく
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

4.0

転がり続けるストーリーはエンディングロール(LCD SOUNDSYSTEM!)まで不思議な感覚で走り続ける。忘れた頃にやってくるギリギリ笑えるジョークも小気味良い。共通したテーマは死への恐怖と希望か。>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

トリックは前作より深みが無いが、クライマックスは最高でした。
どうしてもジェームズボンドと比較してしまう。チャーミングさが足りない。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

聡明さと上品さと方や醜くさと愚かさが対比になっておりジョークと伏線も効いていて実に好みでした。普段あまりミステリーは観ないので新鮮。視界が晴れる様で気持ち良かった。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

私は何も思い浮かばないのでコンテンツを制作してくれる皆様ありがとう。なんて軽はずみな事は言えない。製作者は何も浮かばない所から絞り出しているのだ。それが痛い程伝わる作品でした。
恋愛要素無しが良いと思
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

目的が分からない所までとにかく不気味。このまま終わって欲しい気持ちもあるが、消化不良になるのかな。目的が分かってからは普通でした。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

映像が凝っていて、特に走るシーンが印象的。しかし会話や独り言で違和感を感じた。
虐待や暴力や依存は最悪。一つだけの危うさ。複数の逃げ道を作れれば良いが。とても難しい。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

宗教、人種、経済、複雑に入り組んだ問題はお爺さんが言う通り、答えが一つなら紛争なんて起きない。対立を起こさない為には対話が必要であり、言葉(意思)が通じないのではなく、分からないのは聞こうとしないから>>続きを読む

わんわん物語 II(2000年製作の映画)

3.6

子供向けの自由への代償というテーマは分かるが何か嫌だ。何か違う。救われる子と救われない子がいる事を納得できるのだろうか。映像も50年前のアニメーションより暖かみがなく、動きもつまらなく感じた。

わんわん物語(1955年製作の映画)

4.0

犬を飼っている人もこれから飼う予定の人も観ておくべき作品。コッカースパニエルは最高に可愛いんです。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

スーパーヒーローが飛ぶ変わりにカメラが飛びまくる。とにかくカメラワークが面白かった。キャラも良いっすね。シリーズが続きそうな予感。

劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年製作の映画)

3.8

悪ふざけの様でいて緊急事態宣言下2020年のドキュメンタリーである。
風当たりの強いアダルト業界でアイデアを駆使し何とか面白い作品を作ろうと奮闘するのは伝わった。しかし当時のソーシャルディスタンスの壁
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

映画である意味を考えた時に何かしらの芸術性が必要である。試合終盤の漫画+アニメーションの融合の様なスピーディーに描く演出は素晴らしかった。劇場が8割くらい埋まっていて子供も割といたのに静寂になったのは>>続きを読む

バトルフロント(2013年製作の映画)

3.8

ステイサムの父と娘モノなんて面白いにきまっている。終盤の娘ちゃんの演技はステイサムを越えていた。アクションシーンはわざと見辛く撮ってリアリティを出したいのだろうけど、分かりにくすぎるか。現代社会のスト>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

良い日もあれば悪い日もある。誰かに今日あった事を話せるだけで幸せだ。この台詞は良い台詞だが、社会的な意図を汲んだ作品であると意識すると、孤独な人間を切り捨てた台詞で目線が高いのではないか。上流階級の人>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

10年以上過ぎ風化させてはいけない事をテーマにしている。全員がこれからも可能性があり当事者であるが、当時被害が大きかった地域に住んでいた方とは見え方が違うだろう。公開初週の日曜日で地方でも映画館は満員>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.6

平和だ。とにかくポジティブで嫌な気持ちにさせない。これはこれで間違っていないが、ちょっと物足りなさを感じた。
ちくわが元気で良かった。

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.9

幸せとは。男とか女とか若いとか年寄りとかでは無く、人と人、個人の関係性で考え、他者を尊重しなければならない。テーマは深いがタッチが軽いので、とても入り易い。大事な人には言いにくい事も本音で話し合おう。>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

1.0

途中で辞めた作品はレビューを残さない主義なのですけど、これは無理。良い展開になるかと思って視聴を続けたが、開始30分で我慢の限界。犬好きは絶対観ないで!!!