ホイッスルさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.6

「ドクター・ストレンジMoM」予習、初鑑賞。
順当に予算と規模を拡張し、終盤のバトルシーンはかなりの迫力でした。
「〜フューチャー&パスト」を経て、変化球気味にシリーズが完結する構成、美しかったです。

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.8

「ドクター・ストレンジMoM」予習、初鑑賞。
「アベンジャーズ エンドゲーム」並のウルトラCというか、よくこんな切り返しを思いついたな、という驚きがとても大きかったです。
複数の導線を同時に捌いてしま
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

3.4

ポスタービジュアルのような、視線の捉え方がとても好きでした。
82分とかなりコンパクトにまとまっていながらも、セリフに頼らずにじっくりと撮られていたので、劇場公開時に観ておけば良かったな、と少し後悔し
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男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

3.8

初鑑賞。
随所に見られる香港ノワールらしさに、後の様々な作品にこの作品が影響を与えていたんだな、と。
これでもかと多用されるスローモーション、景気のいいガンアクション、楽しかったです。
「プロジェクト
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.9

同シリーズ数年前の「〜カンフーボーイズ拉麺大乱」を和テイストにしたような、コメディアクション大作でした。

めちゃくちゃ王道でベタなストーリーではあるものの、前作が丁寧過ぎて逆にハマらなかったので、し
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

序盤から目を覆いたくなるシーンの連続で、「ミッドサマー」や「ポゼッサー」的な、心の底からゾワゾワと鳥肌が立ってくるタイプの作品でした。
これがパルムドールとは、カンヌも攻めましたね…。

気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

3.7

初鑑賞。
ゴダール作品初鑑賞だったのですが、理解できないことへの心地よさすら感じる作品でした。
こちらも初めて見たアンナ・カリーナさん、美しかったです。
横移動や奥行きを使った移動など、構図が美しすぎ
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熱帯雨(2019年製作の映画)

3.3

数年前の東京フィルメックスで見逃していたので、日本でも配信されてよかったです。
ポスタービジュアルのシーンをはじめ、映像面ではかなり引き込まれたものの、ストーリーが中々に入って来ず…。
映像を筆頭に演
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.6

「ドクター・ストレンジMoM」予習で、初鑑賞。
最初の3部作がオリジンストーリーを省略気味に幕を開けたので、本作でようやく色々と見えてきた感じでした。
作品を追うごとにVFXの進化を感じるので、ここか
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.2

「ドクター・ストレンジMoM」への予習で。
3部作の完結編的な立ち位置ではありますが、かなり駆け足…というか、大味な印象を受けました。
キャラクターそれぞれを深掘りしてからクロスオーバーしたMCUとは
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うたうひと(2013年製作の映画)

3.6

濱口竜介監督&酒井耕監督によるドキュメンタリー作品、4作目。
3.11を受けた「なみのおと」からの3作品とは異なり、民話を題材に、話すこと、伝えること、聞くこと、口承することを描いた作品でした。
かな
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なみのこえ 新地町(2013年製作の映画)

3.8

濱口竜介監督と酒井耕監督コンビによる、東北ドキュメンタリー3作目。
作品を重ねるごとに、年月を重ねているということもあってか、前を向いた言葉が増えていく印象を受けました。
あくまでドキュメンタリーでは
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.3

ドクストMoMに向けて、念のための予習で初鑑賞。
一作目と比べてアクション要素が増え、異能力バトルの要素が明確になった点は嬉しかったです。

アーフェリム!(2015年製作の映画)

3.1

ベルリン金熊賞「アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ」の公開を控える、ラドゥ・ジュデ監督の過去作品。
白黒の映像が美しく、随所に見られるヒキからのショットにも引き込まれましたが…。
何というか
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.2

初鑑賞。
初めてはスクリーンで観たくて、機会を待っていた作品です。

分かりやすくコミカルな緩いパートやド派手なアクションがある見せ場を一切挟まず、硬派にクライムサスペンスに取り組んでいるのが、今とな
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バーニング・ダウン 爆発都市(2020年製作の映画)

3.6

「SHOCK WAVE/爆弾処理班」の続編ではありますが、ストーリーは完全な別物なので本作から観ても、何も問題ないです。

冒頭から爆速でストーリーが進行していき、縦横無尽にアクションが炸裂していくの
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.3

シリーズの大ファンなので、初日に鑑賞。

ただ、「〜迷宮の十字路」が一番好きな身としては近年のキャラムービー化の波にノリきれていないため、昨年のポスクレ予告の段階から楽しみと怖さが半々で待っていた作品
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ひとつの歌(2011年製作の映画)

3.9

「春原さんのうた」杉田監督の過去作品。
台詞も少なく、カメラの前で起こったことを丁寧に掬い取ったような映像と空気感が心地よかったです。
何度か出てくるバイクに乗っているシーンをはじめ、いくつかのシーン
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夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

3.1

ネットフリックスオリジナルの韓国アクション。
韓国ノワールに多いバイオレンス描写は控えめで、かなりハリウッドっぽい硬派ながらとっつきやすい作風でしたが、その分、どこか物足りなさも感じてしまった一本でし
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.3

5部作の3作目。
魔法動物の可愛らしさやキャラクターの魅力は相変わらずのクオリティで、一本で話がまとまっているものの、前作に続いて起承転結の"転"感が否めない一本でした。
本作からメイン悪役を演じるマ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

ファンタビ3への復習で。
公開当時に劇場で観ていたので、2度目の鑑賞です。
「ハリーポッター」シリーズがシリアスなトーンで完結したことを踏まえると、大人向けなテーマだけど、少しだけ明るいトーンに持ち直
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.8

ストーリーがびっくりするほど大味で、アクションからは創意工夫とサービス精神が溢れ出ていて、キャストが隅々まで豪華で…。
アクション・コメディに求める全てが詰まっているような作品でした。
全方位にふざけ
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.6

2年前のTIFFでスケジュールが合わず観れていなかったので、日本公開されて良かったです。
冒頭からフレームの構え方が美しく、全編モノクロのシックな映像も相まって、どっしりとした風格の作品でした。
監督
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭にて、初鑑賞。
200分って長いな…と思っていましたが、途中休憩があって安心しました。
前日譚と続編を一本で描くという力技なので時系列を見失いそうになる瞬間もあり、劇場で、前作と2週続
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.8

ファンタビ3作目に向けて初鑑賞。
ちゃんと観たことがあるのは「アズカバンの囚人」だけでしたが、この機会にシリーズを通して2週間程度で一気に観れて良かったです。
劇伴も少なく、荘厳で重厚で壮大なフィナー
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モービウス(2022年製作の映画)

3.5

原作のアメコミを読んでいないのでなんとも言えませんが、ヴィランなのかダークヒーローなのかの線引きが見えにくい、暗めなトーンの作品でした。
MCUのようにポップ過ぎずDCEUのようにシリアス過ぎずの温度
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.7

ファンタビ3作目に向けて、初鑑賞。
シリアスなトーンは一層深化し、一作目からは予想がつかないほどダークな色合いが強いファンタジーに仕上がっていました。
パート1というだけあって二部作の一作目感が強かっ
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.5

ファンタビ3作目への予習で。
最終作への助走という側面が大きく、また全編がダークでシリアスな雰囲気だったこともあり、重々しい作品でした。
超有名シリーズなので仕方がないかもしれませんが、レビューにネタ
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.7

ファンタビ3作目の予習で、初鑑賞。
ダークファンタジーの枠組みの中で王道の冒険譚を展開しながら、シリーズとしても一段深いゾーンに突入したので、シリーズをリアルタイムで追っていなかったこと、割と後悔して
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.7

続編の公開が待機してるので、予習で。
いつも通りのレイノルズと平常運転のサミュエルLジャクソンによるドタバタ逃走劇なので、期待値通り、スカッと楽しめました。
アクションシーンもキレキレで、特に終盤はサ
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.5

「セールスマン」のファルハディ監督最新作。
予告編の「リチャード・ジュエル」的な、100%無実の人間が不運が重なり追い詰められていくような印象とはだいぶ異なり、二面性のある作品でした。
オープニングカ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭にて、初鑑賞。
かなり長尺な映画なので、集中して観るために初鑑賞を劇場まで取っておいたのですが、大正解でした。
3部作が週替わりで続けて上映されるので、続く2本も楽しみです。

アネット(2021年製作の映画)

3.3

レオス・カラックス作品初挑戦。
摩訶不思議…というほど支離滅裂な訳ではないけど、教科書的な文法を軽々と飛躍してくる、捉えどころの難しい作品でした。
オープニングとラスト、どちらも挑戦的で好きでした。

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.3

「海底47m」や「元カレとツイラク〜」など夏の風物詩的な印象もある、90分程度尺のワンシチュエーションスリラー。
とはいえ、午後ロー的なテンションに突き抜けている上記作品とは違って、ミリタリーアクショ
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.3

企画発表時にタイトルを見て「!?!?」となったものの、監督の名前を見て「!!!!」となった作品。
濡れ場がある訳ではないですが、全編からじっとりとした湿度を感じる作品でした。
南沙良さん・河合優実さん
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.6

「四月の永い夢」など、繊細な撮影が印象的な中川龍太郎監督の最新作。
予告編の見せ方が巧みで、なるほど…と唸る中盤以降の広げ方が見事でした。
「さよならくちびる」でファン女子2人組のひとりを演じてた新谷
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