ホイッスルさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

3.8

「バズ・ライトイヤー」予習で、初鑑賞。
一作目もそうでしたが、大人向けと思われる描写も多数あり、とても楽しいしホッコリする作品でした。
基本的には一作目のストーリーを踏襲しつつ、世界観やCGのクオリテ
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護送車の中で/クラッシュ(2016年製作の映画)

3.8

2016年の東京国際映画祭にて一度鑑賞していたものの劇場公開されておらず。。
配信されたおかげで再鑑賞できました。

護送車の中を舞台にしたワンシチュエーション会話劇ですが、緊迫感のあるソリッドな作品
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

王道ド真ん中・どストレートな作品ですが、それでいてこちらの期待を軽々と超えてくる、エンタメ大作でした。
今でもスタントを自身で行うトム・クルーズ自身と役柄(マーヴェリック)が重なる部分もあり、製作にも
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夜を走る(2021年製作の映画)

3.3

信頼しているシネフィルさんが軒並み絶賛しているので、鑑賞。
意外性に満ちたストーリーには翻弄されたものの、中盤くらいから徐々に振り落とされてしまった感があり、ノリきれなかった感の残る作品でした…。
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大河への道(2022年製作の映画)

3.2

ほどよく笑えて、ほどよくゆったりしていて、そして出演者が隅々まで豪華で。
歴史モノとしては(現代パートの存在も相まって)かなりとっつきやすいテイストの作品だったので、「超高速!参勤交代」的な、肩の力を
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

3.8

ドラマ版は未見、映画版の前作は鑑賞済み。
「人狼ゲーム」シリーズと並んでAMGのヒットコンテンツでしたが、タイトルから推測するに、一応の完結編ということでしょうか。

全身全霊で給食愛を爆発させる市原
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息子の面影(2020年製作の映画)

3.5

数年前の東京国際映画祭で見逃していたので、劇場公開されてよかったです。
メキシコ国境を舞台にした、もしくは関連して不法移民を扱った作品はここ数年でも何本か鑑賞してきましたが、本作は中盤くらいまで、かな
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

予告編からは予想ができないほどに、真っ直ぐなお仕事ドラマでした。

メインの皆さんはもちろん、脇を固める役者陣が輝いていました。
矢柴秀俊さん、決して多くはない出しろで印象を残しており、好きだなぁ…と
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

「怒り」以来、李相日監督の6年振りの長編新作、相変わらずとても重い作品でした…。
キャストが皆さん最高の演技をしているのですが、子役の白鳥玉季さん、大人キャストに引けを取らない名演でした。
内田也哉子
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ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.4

監督の作品は直近の「グレートウォール」と「SHADOW 影武者」しか観ていないので、この作風は新鮮でした。
セリフが少ない感じとか、感情の動きを画でしっかりと描いているところとか、台湾ニューシネマっぽ
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鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー(2022年製作の映画)

3.2

原作は10年近く前に読んだきりなので細かい箇所は抜けもありつつ、好きな漫画なので、続編の製作にはかなりビックリしました。
山本耕史さんや内野聖陽さん、山田裕貴さん、舘ひろしさんらの役へのアプローチは大
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バブル(2022年製作の映画)

3.2

脚本3名の中に虚淵玄さん、キャラデザ原案は小畑健さん、音楽は澤野弘之さん、企画プロデュースは川村元気さん、製作WIT STUDIO。
あまりにも豪華な布陣のアニメーション作品ですが、それぞれの個性が上
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生きててよかった(2022年製作の映画)

3.5

ボクシング映画はちょっと前の「アンダードッグ」が傑作すぎて未だに脳裏に残っているような状態なので、どうしても比べてしまいますね…。

事務所でも俳優部に転属して久しい今野浩喜さん、渋みも出てきて、とて
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フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.7

破壊王マイケル・ベイと、ブラムハウスを率いるジェイソン・ブラムが製作の「パージ」シリーズ、遂に(一応の)最終作。

前作「〜エクスペリメント」もそうでしたが、低予算スリラー気味だった一作目を思い返すと
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.6

MCU最新作、サム・ライミ色が全開でした。
フェーズ4になってからジャンルレスに世界観を拡張してきましたが、ここまで作家性が色濃く出ている作品は観ていて気持ちが良かったです。
監督の過去作品である「死
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン」に続く、シン映画第3弾ですね。
元々の「ウルトラマン」シリーズは未見で、強いて言えば漫画の「ULTRAMAN」を3巻くらいまで読んだ、くらいの熱量です。

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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.7

「バズ・ライトイヤー」予習で、初鑑賞。
今のピクサークオリティと比べると映像面で物足りない部分も感じるものの、1996年という公開時期を考えると破格のクオリティだったのでしょうか。
ちょっとホラーっぽ
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オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

3.4

劇場にて、初鑑賞。
後半の回想シーン的な場面の演出は割と好きでしたが、ポスターに掲げられた賞レース結果に期待値が上がりすぎたのか、いまいちハマりきらず…。
同じ原作でスパイク・リー監督による作品もある
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

阿部サダヲさんの、目の死に方が凄まじかったです。
面会室のシーンをはじめライティングやカメラワークが印象的で、かなりシリアスな世界観ながら重くなりすぎない点は凄かったです。

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.5

監督は本作が劇場長編デビュー作、主演は本作が初主演という布陣ですが、堂々とした佇まいの作品でした。

主演の嵐莉菜さんのフレッシュな輝きに加えて藤井隆さんや平泉成さんら助演陣の安定感はもちろん、「やが
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スペル(2009年製作の映画)

3.1

「ドクター・ストレンジMoM」に向けて。
目を背けたくなる悪趣味な(褒めています)描写の連続で、低予算なタッチが良い方に作用していたように感じました。
それにしても、「死霊のはらわた」から「スパイダー
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.3

「ドクター・ストレンジMoM」に向けて。
ホラー映画が得意ではないので、特にこの年代の作品は避けてきたのですが、悪趣味なレベルにやりたい放題な感じは好きでした。
今となってはお手本のような展開の連続で
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.2

「ドクター・ストレンジMoM」予習、初鑑賞。
「〜フューチャー&パスト」から「〜アポカリプス」にかけての着地が見事すぎたため、あまりハマらなかったです…。

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.1

グラフィック撮影のようにキメキメなキャラクターデザイン、浮世離れした雰囲気が漂うセット、鮮やかな色彩感覚、蜷川実花監督のらしさが全開な作品でした。
邦画としては「亜人」や「鋼の錬金術師」レベルにVFX
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ミューン 月の守護者の伝説(2015年製作の映画)

3.7

劇場公開は吹替版のみのようですが、オリジナル音声で観たかったので、写真美術館の企画上映で鑑賞。
温かみを感じるタッチの3Dアニメーションがとても好みでした。
終盤には演出面での工夫も見られ、リスキット
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

3.6

「羅小黒戦記」「白蛇」「ナタ転生」とコンスタントに日本に上陸している、中国アニメーション映画。
3Dのクオリティが凄まじく、カメラワークにも工夫が見られ、王道ド真ん中で楽しい作品でした。
エンドロール
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アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

3.2

映画配信サービス"JAIHO"、まさかの配給作品。
エロ系の描写はポスタータイトルの通り監督の自己検閲により全て隠されていましたが、そこが全ての発端になっている物語でもあるため、そもそも日本での劇場公
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N号棟(2021年製作の映画)

2.8

萩原みのりさんが主演なので鑑賞。
和テイストの「ミッドサマー」的な、不穏な雰囲気がプンプンと漂う村ホラーでした。
萩原みのりさんと筒井真理子さん、物語上の軸こそしっかりしてはいましたが、全体的にあと一
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とんび(2022年製作の映画)

3.4

重松清さん原作、瀬々敬久さん監督ということで、丁寧で良い映画ではありました。
ただ、予告編でだいぶ見せていることもあり、想像通りのいい作品、で止まってしまった感がありました…。
薬師丸ひろ子さん、濱田
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インフル病みのペトロフ家(2021年製作の映画)

3.0

変幻自在のロックムービー「LETO」の監督が描く、摩訶不思議なロシア映画でした。
虚構かリアルか、妄想か現実か、理解不能なレベルに幻想的&クレイジーな作品で、だいぶ序盤から置いていかれた感が否めなかっ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.2

A24製作というだけあって丁寧で温かみのある作品でしたが、不思議とハマらず…。
「ベルファスト」「親愛なる同志たちへ」と、直近でモノクロ作品が続いていたので、やや食傷気味だったのでしょうか…。

「ジ
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宝島(2018年製作の映画)

4.4

ある夏の遊泳地を舞台にした、ドキュメンタリー作品。
…ではあるものの、群像劇のようでもあり会話劇のようでもあり、何も起きてないけど確実に何かが起きてて…。
ドキュメンタリー映画においてワンカットでもあ
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.6

「ドクター・ストレンジMoM」予習、初鑑賞。
順当に予算と規模を拡張し、終盤のバトルシーンはかなりの迫力でした。
「〜フューチャー&パスト」を経て、変化球気味にシリーズが完結する構成、美しかったです。

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.8

「ドクター・ストレンジMoM」予習、初鑑賞。
「アベンジャーズ エンドゲーム」並のウルトラCというか、よくこんな切り返しを思いついたな、という驚きがとても大きかったです。
複数の導線を同時に捌いてしま
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

3.4

ポスタービジュアルのような、視線の捉え方がとても好きでした。
82分とかなりコンパクトにまとまっていながらも、セリフに頼らずにじっくりと撮られていたので、劇場公開時に観ておけば良かったな、と少し後悔し
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男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

3.8

初鑑賞。
随所に見られる香港ノワールらしさに、後の様々な作品にこの作品が影響を与えていたんだな、と。
これでもかと多用されるスローモーション、景気のいいガンアクション、楽しかったです。
「プロジェクト
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