しろくまさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.8

ジュリエット・ビノシュ相変わらずお美しい✨
作中で50歳と言っていたので私と同年代設定ですが彼女なら20代30代男性から見てもストライクゾーン間違いなしです
しかも超キュートなフランソワ・シビル君がお
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噤みの村(2023年製作の映画)

2.9

見始めてからずーっとなんだかイライラ

オチがどうなるのかとりあえず知りたいと言うだけの気持ちでラストまで見たけどその感想は
「なんじゃこりゃ!?」
でした

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

こんな悲劇的なストーリーだったなんて😢
社会の隅っこに追いやられている状況は凪沙と一果の共通点だ
バレエを知って一果は救われた
そんな一果を支えることで凪沙は救われた

一果を広島に迎えに行くにあたっ
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誰かの幸せ(2020年製作の映画)

3.5

何年か前に読んだ中野信子さんが書いた「シャーデンフロイデ」という本で紹介されている人間の心理を描いています
人間は自分が不公平を感じた時に怒りを感じ誰かを貶めて毒の喜びを感じる、というもの
しかもそこ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.8

くだらな過ぎてお腹抱えて笑いました
DCいじりかと思えばがっつりMARVELキャラを踏襲してきたりとにかくアメリカンヒーローはいじってナンボみたいなノリで楽しめます

安定のおバカ路線のフィリップ・ラ
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人類遺産(2016年製作の映画)

3.9

ナレーションもなく音楽もない代わりに風の音や鳥の声など自然の音のみの静かな映像が延々と流れます

人のいない廃墟やゴーストタウンとなってしまった街並みになぜだか息が詰まるような喉の奥に何かがつっかえて
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

ストーリーはイマイチ乗り切れない部分があるけれどそれはそれで仕方ない
だって16歳以上はアルコール購入可だし飲酒における年齢制限がないというデンマークの法律のもとの社会通念が当たり前の世界なんだから日
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

4.1

途中から「あ、これシャッターアイランドだ!」って気付いて、その時点からはオチを想像しながらの鑑賞になったけどラストの落とし方はちょっと違ってた

小説がもとになっているそうで原作の方ではハッキリとした
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

東欧とか北欧の映画って癖があるよね

こちらはかの有名なヤン・シュヴァンクマイエル監督作品
初鑑賞でした

母性は悪をも包み込み許してしまう
か弱き存在に対して慈しむ心を持つのは男性ではなく圧倒的に女
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

女性の生き方

わたくし、実はお嬢様のお友達が何人かおります
それも日本人なら誰しも知っている財閥のご令嬢など、傍目から見ればなんで私と友達やってるんだ!?と思うであろう不思議な組み合わせ
私から見た
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

ある日突然「友達やめる」って言われたらそりゃびっくりするよね

パードリック(コリン・ファレル)は自分のことを「優しい奴」「良い奴」って思ってるけどホントにそうかな?コルム(ブレンダン・グリーソン)に
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定められし運命(2012年製作の映画)

3.9

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが秘密裏に進めていたアーリア人純血種増加計画によるレーベンスボルンを描いている

ぞっとするような救いのない話だけど今作はそんな中でも友情を築いたフランス人女性2人に焦
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

5.0

絶望
そして絶句

冒頭、意気揚々と戦地へ向かう誇らしげな表情の新兵たちはすぐさま絶望の淵へと追いやられる

塹壕につぐ塹壕
この塹壕を超えたとしても行く先には死しか待つものはない
そして登場する戦車
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バーバリアン(2022年製作の映画)

4.2

色々前知識がある状態で鑑賞したので何も知らずに観るよりもずっと奥行きを感じる作品でした

視点が変われば同じ状況でも見え方感じ方は変わってくる
日常での様々な場面で見られる現象だけどこの映画の中で見せ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3

面白かった

レイフ・ファインズの落ち着いた雰囲気良いよね
目の奥に表情がある感じ
じっと見入ってしまいます

ラスプーチンとのアクションシーンは映像といい音楽といいものすごく洗練されてて美しくて楽し
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

3.8

子供の頃
大人って悩みがないと思ってた
20代の頃
30歳になったら悩んでもすぐに正解が見つけられるようになるんだって思ってた
30代の頃
あぁきっと私は死ぬまでこうやって悩んで迷って道を間違ってまた
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

アメリカという国は退廃した閉塞的なヨーロッパを抜け出し「自由」や「夢」を追い求めた多くの人々によって作られた国なのだ
ということを前提に考えれば「ノマド」という生き方は彼らに合っているのかも…と一瞬錯
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

怖いというより観ているうちに段々腹が立ってきました
お客さんたちもスタッフたちもシェフもみんなにイライラしました
まともな言動はアニャちゃん1人だけ
だからラストは納得なんだけど、マシュマロのケープと
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

ダニエル・クレイグの古畑任三郎っぷりもちょっと板に付いてきた

お酒でも飲みながら気軽に見るのにはちょうど良いかなって感じです

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

観たつもりだったけど実は観てなかった😓
Netflixで今月末配信終了と知り慌てて鑑賞
タランティーノの映画の中では上位に来る面白さでした
音楽や早撃ちシーンは昔観たマカロニウエスタンを思い起こさせる
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

なんで3D!?
などという突っ込みはさておき
やはり世紀の名作
生きてるうちにスクリーンで観ることはできないと思っていたけど観られたことそれだけでも感動しました

パニック映画としてもラブストーリーと
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.8

「湿地の娘」
蔑むように彼女に向けられた言葉だったけどその言葉通り彼女は湿地の娘だった
大切なことは全て湿地が教えてくれた

母が去り、兄弟が去り、父が去り、1人湿地に取り残された彼女を育て癒したのは
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.8

オックスフォード英語辞典
日本でもお馴染みのあの辞書ですよね
編纂に関わった人達にこんなドラマがあったのか…
「舟を編む」みたいなものかなと思っていたけどこの物語はそんなほのぼのとはしていない
マレー
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

あまりにも普通だからこそその役割に選ばれてしまったセールスマン

キューバ危機の裏側
冷戦時代のあの空気感は独特のものがあった
現代に通じるものがあるとはいえ、やはりあの頃の西側と東側の敵対関係は独特
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

誰しも不快な気持ちになること必至の作品でした😵
これでもかと言うほどに心を打ちのめされ見終わった頃には徒労感だけが残ります
1.19:1というあまり見たことのないサイズの画面に吸い込まれそうになる映像
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

ラスト30分、王道ミステリーの見慣れた展開なのにハッとさせられました

時代設定、終始匂わせる不穏な空気、クリスチャン・ベイルとハリー・メリング(この役にドンピシャハマる顔の造形です!)の息ピッタリの
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.0

https://www.teraniht.xyz/entry/2022/09/25/111506


全く理解できなくて唐突なラストシーンに思えたけどこの考察を読んでとりあえず納得

でも自力では全く
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.0

ピノッキオってこんなストーリーなんだっけ
すっかり忘れてました
忘れてたとは言えピノッキオのビジュアルがこんなではなかったはずということはわかります
うーん😓可愛くない…
ゼペットじいさんが軽くアル中
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心と体と(2017年製作の映画)

4.3

自閉症の人がどんな世界観を持っているのか、想像はできてもその内面までは知ることはできない
社会の中で生き辛いことは間違いない
理解されにくく意思の疎通が難しく時には「心のないロボットのよう」との誤解を
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

4.0

今年最後に観る映画としてなぜこれ選んでしまったのか…

怖くて不気味で末路は悲しい
負の感情しか感じられない

孤独とはここまで人を追い詰めてしまうのかと絶句
私にはモードは統合失調症を患っているとし
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ファウンド(2012年製作の映画)

3.5

僕のお兄ちゃんは部屋に生首を隠している

そんな自己紹介は初めてです😵

それ以外にもお父さんやお母さんの隠してるちょっとした秘密も紹介しています

この時点で既に家族は崩壊している予感

お兄ちゃん
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.4

こんなに清々しくラストを迎えられるスリラーものはなかなか出会えないような気がする
ジャンルも時代設定も少し違うけれど「ストレンジャーシングス」を思い起こさせる「目の前にいなくても自分には仲間がいる」と
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

おじいちゃんたち、よく頑張りました💮
ほっこりムービー
歳をとるのも悪くないね!

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

代理ミュンヒハウゼン症候群
ううぅぅぅ恐ろしい😱

イギリスで実際にあった事件を思い出した
日本でも数年前に似たような事件があった


主演の女の子の迫真の演技も素晴らしく、サラ・ポールソンの怪演が更
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.4

北アイルランド紛争
隣人と対立せねばならない状況に戸惑う幼いバディ
だけどどこかコミカルで「ジョジョラビット」のような子供からの視点が新鮮
とにかくバディの可愛さよ✨

両親が好き
おじいちゃんおばあ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

この映画を見るにあたって12年ぶりにスラムダンク全巻読み返して挑みました
スラムダンク世代の私はこの年齢になってまさかこんな映像が見られる日が来るなんて想像もしていませんでした😭
凄かった
違和感が全
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