ねじまきさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ねじまき

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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

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傑作だと思います。韓国映画特有の容赦の無さとコミカルさが、この作品のクオリティを引き上げていると強く感じます。特にラストのあの壮絶さは、韓国の映画でしかなし得なかったのではないかと。だからこその傑作な>>続きを読む

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

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フューチャーアンドパスト鑑賞を機に再び鑑賞。
前作までの監督の降板により、ヒョイと出できた代打監督のキャラクター掃除劇。正に掃除。みんなが大好きなあのキャラも、シリーズのテーマを担うあのキャラも、雑巾
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作に比べると残念な出来の続編。とにかくストーリーに穴がたくさん。ウルヴァリンは若プロフェッサーを復活させてから実質空気。なので老プロフェッサーがあの状態を維持させた意味は?ミスティークに彼女自身の行>>続きを読む

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

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予想以上に恋愛してる!この映画を勧めてくれた人が「かわいらしい映画」と言ってたのですが、全くその通りでした。よく考えてみればゾンビって不憫さと一途さを兼ね備えた生き物?なのですよね。ただルックスが腐っ>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

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誰とも違ってて誰よりも素敵なぼくの友達。鑑賞後はまあまあだなくらいにしか思わなかったのに、なんでこんなに心に残ったんだろう?

ヴィジット(2015年製作の映画)

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高評価を良く目にしますが、正直あまりピンと来ず。ラップしている弟くんの後ろでお姉ちゃんがとっている行動に嬉しい気付きがあったり、後半の音楽の演出にグッと来たりと、所々楽しむ事は出来ました。
サインみた
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

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人は時に間違いも犯す欠点の多い存在だけれども、心の底には間違いなく美しいものを持っている。最近のスピルバーグ監督の作品を観ると、いつもそんな事を感じます。きっと監督も似たような事を考えているのではない>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

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初めて観たゴジラは悪の怪獣と戦うヒーローだった印象があります。自分の中ではウルトラマンや仮面ライダーと一緒のくくりなわけで、なぜ自衛隊にはキビしいのだろうかと不思議に思っていました。そんな自分だったの>>続きを読む

苦役列車(2012年製作の映画)

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彼の友人の立場だったらどうだろう。彼の仕事仲間の立場だったらどうだろう。やっぱ彼の事は好きになれないだろうなあ。自分が主人公の立場だったらどうだろう。こんな自分をこんな風に開示する事はとてもできないだ>>続きを読む

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

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つまらなかったという記憶しかない3を再度確認したくなり再鑑賞。改めて実感、本当につまらない!というよりも、嫌いな映画でした。スーツのせいだろうがなんだろうが、とにかくピーターの振る舞いが不愉快。もう少>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

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爽快感溢れる3Dでの飛翔映像。人々の窮地に軽快に登場。見事、人の命を救う彼にNYの人々は喝采を送る。スパイダーマンがどんなヒーローなのか?この映画を観ればいいじゃない!という映画。一方で、20代の若者>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

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辞書を作るという珍しいお仕事。一つ一つの言葉を拾い集めて辞書を編む。その静謐さがこの作品の大きな魅力。そして、松田龍平演じる主人公の馬締くんの佇まいの素晴らしさよ!他の登場人物達もそれぞれ味がある。映>>続きを読む

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

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鑑賞後、監督クレジットを観てビックリ。マイケルベイの実録犯罪モノ!一瞬信じられなかったのですが、思い返してみれば確かに、車の爆発やらなにやらであの意味の無いスローモーションがあったあった。まあ納得です>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

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美しい映像。秘密めいた関係。歳経る事への諦念。無言の会話。惹かれるものがある方は是非。
熱い展開や、スタイリッシュなやり取りを期待してはいけない。全てはなるようにしかならない。

ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)

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予想以上に面白かった。どうしようもなく今から抜け出せないでいる主人公達のあの感じ。気がついた時には観ているこちらも全力で応援。そして激怒。最後に主人公が用いるあるキャラクターの引用だけは、どうしても納>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

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原題をそのまま持ってきた配給会社に拍手。ジャケットビジュアルとともに、観客に警鐘を発するこのタイトル。素晴らしい。内容も素晴らしい、素晴らしいのだが、それでもなお、この家族があのまま幸せに新しい生活を>>続きを読む

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「○ァぁぁぁぁーンンんんんん!」終盤の過去作オマージュの、あまりの露骨さにガッカリ。やっぱりこの監督苦手です。特に気になったのが、今作のカーク。前作はルーキーなので無鉄砲さが魅力でしたが、あれからの成>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

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「maybe tomorrow we'll all wear "42".that way they won't tell us apart.(明日、全員で42番を着たら、誰にも違いなんか分からなくなる>>続きを読む

サカサマのパテマ(2013年製作の映画)

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「逆の立場にいる相手の苦しみ、体験して初めて分かった」を本当に文字通りやってる稀有な作品。
出来は残念。重力反転世界が共存しているという面白い設定なのに、それを活かした表現に驚きが全く無い。天井を歩く
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

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名作を鑑賞。ストーリーはほぼ無い。キャラクターのとんでもない異常ぶりが名作と呼ばれる所以なのだろうか?ワゴン内でのお兄ちゃんのフリーダムぶり。怒りと笑いのツボが全く読めないお父さん。体が弱って全然握力>>続きを読む

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

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地味です。だがそれがイイ!父の仇を探す少女と飲んだくれの老保安官。足元も覚束かず、本当か嘘かも分からないお喋りばかりのこの男。果たしてトゥルーグリット(本当の勇者)との評判は真実なのか?再鑑賞なのだけ>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

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とにかく絵作りが完璧。ビシッと決まった構図に思わずため息。そんな場面がいくつもありました。薄影の中で浮かび上がる人物の表情、階段の壁面にくっきりと浮かぶ訪問者の影など、モノクロのチカラを思い知らされま>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

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死んだ彼らの写真とデビッドボウイのヒーローが流れる中、英雄って何なんだろうと、そればかり考えてしまった。見事に作戦を成功させて多くの味方を救う事、自らの根底にある信念に従い敵味方問わずに命を救う事、多>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

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エンドロール中、ずっと涙が止まらなかった。良かったでも哀しいでもなく、なんとも言えない、苦い涙とでも言うしかない涙があふれてきてしまい止められなかった。主人公の明るい過去にも、ラストのあのシーンにも、>>続きを読む

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

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キャストと内容に期待し過ぎました。とにかく話のテンポが悪い。グダグダと話が進まないから、この尺でも長く感じました。話の杜撰さも目立ちます。最初にチラつかせたサスペンス要素はどこへ行ったのか。一生懸命ス>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

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最初に。自分はプロパガンダ映画とは思いませんでした。勝利を描いた映画では無いし、現場も上司も全くヒロイックじゃない。でも相手方の行った事は絶対悪という揺るぎない軸に基づいた映画であため、そう感じる人が>>続きを読む

その街のこども 劇場版(2010年製作の映画)

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「震災はわけがわからん」二人がただ街を歩くだけ。それだけなのになんでこんなに心に残るのだろう。ラストの温かさについ泣いてしまった。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

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こういう映画が名作として大事にされるこの世界に乾杯。人それぞれの見方がある作品。それを前置きに自分の意見を。彼はただ自分の孤独を癒したかったひとなのだと思うけれど、やっぱり彼は凶悪犯罪者だし、ハッキリ>>続きを読む

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

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園子温監督作品のすごいところは何をやるにしても、突き抜けるまでやるという所だと改めて実感しました。正直最初はこの作品の悪ふざけ感を受け入れる事ができず、「だってさ、ヤクザなんでしょこの人達」といったテ>>続きを読む

ディセント(2005年製作の映画)

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手堅い。このホラーというジャンルで、映画としてしっかり楽しませてくれる。主人公の成長や、周りのキャラクターとの関係がストーリーの中で自然に入ってくる。しかもそれが、ちゃんと物語の展開に生きている。こん>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

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ウィルスパンデミックを描いた映画。恐怖を真剣に伝えようとしている。序盤、次々に変わる場面の中でBGMは同じビートを刻み続ける。それがもう止める事が出来ない何かを表している。発生を知った時WHOの科学者>>続きを読む

キャリー(2013年製作の映画)

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残念リメイク。これはクロエチャンがカワイくていじめられっ子に見えないとかそういう問題では無く、話運びの変更により違和感だらけになってしまったストーリーと、色々な何かに気をつかった結果ものすごく中途半端>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

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2012年アカデミー賞作品。古典的カットバックで魅せるハラハラ展開に終盤は肩に力が入りっぱなし。楽しかった!でもあそこまでギリギリピンチの連続が続くと実話に基づくというこの話全体の信憑性が・・・。いや>>続きを読む

トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

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普段コメディ映画はあまり見ないのですが、良かった!コメディとしての面白さはいわずもがな。アホすぎで最高。さらにこの映画はスタッフもキャストも楽しんで作った感じがこちらにまで伝わってくるような楽しさのあ>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

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渡辺あや作品という事で鑑賞。結果的には脚本よりも何よりも、夏帆の素朴なキャラクターに終始キュンキュンさせられっぱなしだった。最後はくるりの主題歌でホッコリ。
この恋愛の感じ、全力で支持。

東京物語(1953年製作の映画)

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世界的名作なんぼのもんじゃいと鑑賞。なにしろ昔の作品、のんびりとしたセリフ運びや淡々とした展開に物足りなさを感じました。しかしながら、上京して来た両親を言葉では歓迎しながらもはっきり言って迷惑がってい>>続きを読む