nere795さんの映画レビュー・感想・評価

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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

1.0

本当にしつこいな、何度も繰り返し単発のアカウントを取って、このレビューを批判してくる人

自分が気に入ってるならそれでいいので、他人が、嘘くさい、気に入らないというのを意見を変えろってのは無理でしょう
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

1.1

日本映画のダメなところ満載

一発売れたら、その延長を続ける
制作側もスポンサーも、冒険ができない、というか
当たったこと自体がまぐれみたいなもんだから、二匹目の泥鰌ねらいとなる

しかも、海外有名作
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

4.5

ミラ・ジョボビッチが、好演
ジャンヌ・ダルクの奮闘の空回り、シャルル7世が次第に疎んじていくその過程や、さらには邪悪な罠に仕組まれた、悲劇的結末まで、周知のエピソードを忠実になぞりつつ、正統的手法によ
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タイタニック(1997年製作の映画)

1.6

低予算の映画でリアリティを求めるのは酷なんだが、逆に、金うんとかけて、リアリティが出来上がるか?っていうとそういうもんでもない、そういうことを図らずも示してくれる作品

デカプリオはデカプリオでしかな
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

1.1

なんだかなー
コメディとしては笑いが足りないし
スプラッターとしてもそれを求める人には不満足だろう

こんな糞映画作ること自体が、社会的な損失だし、
それを観てしまった人にとっても、時間的な損失は計り
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

1.3

ポリコレと人魚姫のストーリーが相性が悪い、つまり、そもそもが、魚等の海の世界の住「人」を食べちゃう人間と、人魚達の対立は、本質的根源的なものだし、それが一人のお姫様の輿入れで解消するはずもない

で、
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

-

以下長いので、最初に一言:刺身で充分旨いのに、手間暇かけて煮込むな、
あと、絵柄的に、濃厚な色彩の大和絵風でやってもらいたかった、お金かけたんだから… 















日本最古の物語文
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.2

クイーンという一世を風靡したバンドについて、その熱狂を同時代的に享有ないし共有できた世代に属するかどうかで評価は分かれるのかもしれない

つまり、まさに、今となっては、いい意味でもそうでない意味でも、
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

1.1

ディズニー初の黒人プリンセス、っていうわりには、カエルの映像の方が圧倒的に長いんですけど?黒いカエルでもないし、普通に2匹のカエルの冒険譚

「白馬の王子サマを待ってるだけじゃない」プリンセス像のご提
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

-

映画には、鮫モノっていうジャンルがあって、本家Jaws以来、綿々と手を変え品を変え、作られてるわけだが(てか今も、2本、1つはB級、も一つは、メジャー版)、皇妃エリーザベトも、エリーザベト・モノってい>>続きを読む

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

1.8

ヘンな評価かもだが、これ、原作が漫画とかアニメで、それを実写化したものだったとしたら、再現性が高い!っていう評価を受けるような、そういう造りになってる

実際には撮り下ろしなわけだし、その意味では原作
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バービー(2023年製作の映画)

-

たまたま宣伝方法に問題があった…、ということなんだろうか?
内容はいいのに観ないのは残念、みたいなレビューが多いのだが

この映画が、バービー人形の実写化ではあっても、子供が夢見るような、実際にお人形
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

2.5

ドイツ語版で観ました。
ペーターが、ここまで不細工な必要がある?っていう感じで、
確かに素朴な田舎の男の子のリアルさはあるんだけど、あまりに
生々しく、最後まで気にかかってました。

あとはハイジ、ク
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

3.6

TV番組に戦隊ものシリーズっていうジャンルがあって、
ヒーロー好きな子供はもちろん、お母さんにはイケメン、お父さんには、女性キャストというお楽しみが用意してあり、それぞれお茶の間で同じ映像を見ながら、
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山猫(1963年製作の映画)

3.8

17世紀の産業革命をいち早く果たしたイギリス、18世紀フランス革命以降のブルジョワジーの進展をみたフランスと同時期にイギリスからの独立を果たしたアメリカを、先進近代国家とするなら、ドイツ、日本、イタリ>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

2.1

言わずと知れた、「名画」なんである
だが、良くも悪くも、「ハリウッドの」という形容詞を冠した上で、だが

自分は、同じく「名画」とされる『ライフイズビューティフル』を自分の鑑賞史上最低最悪の映画だと思
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マレーナ(2000年製作の映画)

2.7

当たり前すぎて、誰も書かないのかも、だが、
マレーナは、マグダレーナの変化形である、
ふつうはイタリア語では、マッダレーナ、それがさらに欠落してマレーナに至る

つまり、マレーナとは言わずと知れたマグ
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帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)

1.8

ムソリーニの現代イタリアにおける位置づけ、を考えさせる

つまり、イタリア人の中には「今住んでるところは、自分の親たちがムソリーニの住宅政策のお陰で与えられたもので、ムソリーニには感謝してる」と言い切
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シチリア!シチリア!(2009年製作の映画)

2.0

ニューシネマ…で、というか、EEでトルナトーレの非才凡才ぶりが
はっきりしたのだが、これを観て、やっぱりだめだこりゃ、と思った作品

私小説的な構成で当てたから、の、今度は父親の視点からの、ファミリー
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

本来、トルナトーレはこれを描きたかったんだそうな

当初の劇場公開版と、ハナシが違う
その時の感激を返せ!といか言いようがない

気持ち悪いストーカー男と、自己弁護のウソの連発
世の中の汚いものをなぜ
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

4.1

古代アレクサンドリアに実在した天才数学者にして天文学者、当時の高等教育機関の学長でもあった、ヒュパティアの生涯

5世紀前後のアレクサンドリア、その地でのちに教皇の地位を極めることになる、キュリロスが
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アレクサンダー大王(1980年製作の映画)

1.1

3時間超(苦笑)

劇場じゃないと集中してみるのは困難かと

癲癇病みらしい主人公、時々、土俗風に飾られた馬のアップと、ジャジャーンっていう音のシーンが挟まれる

難解高尚とみるか、こけおどしのわけわ
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

1.2

政治的プロパガンダの映画化

原作が書かれたのは、ファシストからミラノが解放された、つまり
イタリアが敗戦国ではなく戦勝国になりあがったその直後
児童向けだが、というか児童向けだからこその、強烈な政治
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.3

邦題について
まあ誤訳っちゃあ誤訳なんだが、そんなに目くじら立てるほどではないっていう話をします

原題の、plein soleil を英語で訳すと、full sun ってなるのですが、
これって眩し
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太陽の下の18才(1962年製作の映画)

2.4

バカみたいな(というか実際に軽薄な人々「しか」出てこないが)青春映画
原題もほぼ邦題の意味、というか昔の18歳って大人びてんだな

カトリーヌスパークの映像と舌足らずなイタリア語を楽しむ、それ以上でも
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大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院(2005年製作の映画)

1.0

岩波ホールで見ました笑











もうそれだけで、「崇高な精神性」なんかを感じちゃう人がいるかもですが、この映像に出て人たちが、宗教としての意味をどこまで真剣に考えているのか?やってること
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.0

ソ連女優が可憐、それに尽きる
結果的にソ連の宣伝映画になっている(戦時における博愛的行動とかもそうだし、戦後の豊かで工業化が進んだソ連と、貧しいイタリアが対比されるのも、実はある程度は当時の両国の経済
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サテリコン(1969年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

サテュリコンだし、フェリーニだし、という期待が
裏切られる作品
なんかお金かけたはず、お金かけられたはず、なのに
チャチなつくり
がっかりしました

…って書いたのだけど、結構高評価のレビューがあって
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.2

自分はイギリス留学中、訪問中のドイツの大学の寮のテレビで、フランス語版で観た

小説はすでにイタリア語版で読んでいた(日本語訳が出てなかった)のだが、小説の世界観をかなり忠実に再現しているという印象
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ビスコンティは、大戦末期から戦後直後までは、共産党に入党し、その影響を受けていたが、やがて離党し、出自である貴族的社会の耽美主義に至る
この作品は離党後ではあったがなお現実社会のひずみについてネオリア
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.0

日本でいえばオーバードクター問題
高学歴がゆえに定職に就けない人たちがいるわけだが、そういう
社会の矛盾をコメディで描く
ただいかんせん制作スタッフの中にインテリがいなかったこともあり
肝心のそのモチ
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ふたりのトスカーナ(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実話をもとにした小説の映画化
アインシュタインの親戚のお話です
イタリアは第二次世界大戦では敗戦国ではありません、
っていうことを多くの日本人は知らないでしょう
そういう事情を踏まえると色々と考えさせ
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キアラ(2022年製作の映画)

1.2

駄作




こんなとこまでポリコレが…
いや、フェミニズム大事、それは分かる、だが、なんでもそれに結び付けるかな?

って思って、イタリア語版wikiでキアラを読んだら、まさにこの映画のあらすじその
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

4.8

自分がであった最高にして珠玉の一品
すべてが美しくまた哀しい
言葉の美しさとそれがもつ力と限界でもある
病をおして頑張っていた主演にして脚本のひとりでもあったトロイージは
クランクアップ直後に亡くなっ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

1.8

劇場公開版とエディターズエディション、どっちの評論か区別してもらいたい

また劇場公開版であっても、EEを観た後では感想も変わるはず
劇場公開版だけを観た人は、そのままそれを見続けることを強くお勧めし
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