ひよこまめさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ひよこまめ

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曇天に笑う(2018年製作の映画)

4.0

特撮ファンの息子と福士蒼汰ファンの私で、何の予備知識もなく行きました。
いやもう、これはカンペキ女子向けの映画。気がつけば女性が一切登場してこないし、パンフレットを読むと、本広監督は「女性の萌えを狙っ
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

4.0

原作の中村文則スキーで、岩田剛典という俳優(アイドル?)はよく知らない、という状態で観賞。
岩田氏の演技、彼をよく知る人には不評のようだけど、私は良かったと思いました。最初っから怪しくちゃダメというご
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

観ている最中はそれなりに熱くなったけど、見終わってみると全く余韻が残らなかった。
っていうか、印象に残ってるのはザック・エフロンのシーンばかり。フィリップの方がドラマがあるような気がする。

坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.5

原作ファンです。
知念くん、ピアノ弾ける人なのかと思ったら、初心者?演奏シーン、完璧。
キャストもほぼイメージ通りで良かったんだけど、百合香はもっとシャープで垢抜けていて欲しかったな。
ラストに向けて
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火花(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

小説は既読、ドラマは未視聴。
ディテールを言ったらキリがないと思う。笑いの哲学がぎっちり詰まってると感じたし、芸人をやってる人たちのヒリヒリするような渇望も感じられた。

神谷の10年は、マキと別れた
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

50代ぐらいと思われる女性がレイプされるところから始まります。
その後、何事もなかったように日常を送る主人公のミシェル、だけど、やっぱり許しがたい出来事だったようで、防犯態勢を整えつつ、犯人探し。
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

I-MAXにて観賞。
「観て、感じろ」という映画。ストーリーはないと言っても過言ではない。登場人物も、状況をわかりやすくするための必要最低限のアイコン的な感じ。音楽による語りが強烈で、サントラ買って家
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.5

面白かった。「恋」ってこういうもんっていうのがすごくわかりやすく描かれてた。本人にはパラダイスだろうけど、客観的に見たらうんざり、みたいな。
私は女だからかもしれないけど、コーロキくん、もしくは誰かに
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

もう少し怖かったり不気味だったりする話なのかと思っていたけど、そういう話ではなかったのかな?
人間が概念を抜かれておかしくなる、というより、知らず知らずのうちに宇宙人が増殖していく方がコワイと思うんだ
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何者(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

wowowからの録画。これが今の若者の現実、というような暗さ、重さ。「個性、個性」と育てられて、社会に出て行く時に求められるのは画一的な「個性」。そんな中で、自分を保とうする姿に見えるそれぞれの「必死>>続きを読む

トリガール!(2017年製作の映画)

3.5

若い!熱い!人生の一瞬のキラメキを切り取ったような映画。大学に行く意義は勉強ではなく、サークル活動にあるんじゃないかと本気で思ってた自分の大学時代を思い出した。
こういう土屋太鳳、いい。ぶりっ子なJK
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

5.0

重厚ながらわかりやすく作られていて、大変考えさせられた。

真実というのは突き詰めて行けばその人の心の中にあるもので、誰にもわからないし、わかりようもない事ではある。
でも、だからといって「しょうがな
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関ヶ原(2017年製作の映画)

2.0

展開が早くて台詞が聞き取れなくて、着いていくのに必死。結構有名な役者なのに最後まで誰の役かわからなかった人が数人いた。
初芽は、私も不要だと思った。
滝藤賢一の秀吉が一番よかった。この秀吉とキムラ緑子
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フェリシーと夢のトウシューズ(2016年製作の映画)

1.0

ポイントは絵の美しさのみ。この映画を作った人たちは、バレエについても子どもについても、余りにも知らなさすぎる。バレエの芸術性もバレリーナを志す人たちの日々の努力も無視し、子どもの無邪気と身の程知らずを>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

面白かった❗ゲリラ演劇「偏屈王」がミュージカル仕立てなのがツボだった。
先輩より黒髪の乙女が主役だったのがちょっと意外。小説は先輩目線だから、もっと先輩のじたばたが見たかった気もした。

追憶(2017年製作の映画)

3.0

とてもオーソドックスな「邦画」で、心臓に悪いようなどんでん返しもなく結末まですごく素直な展開だったのが、かえって意外でした。
ただ、豪華と言えるキャストなんだろうけど、なんとなくキャスト先行で作られた
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

5.0

期待しないで行ったせいか、すっごく良かった❗吹替え版を先に観て、どうしてももう一回みたくて字幕版に行きました。
音楽が最高!ちょっぴり太めのモアナがかわいい。「伝説の英雄」であるマウイの造形がヘンにし
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

MX4D字幕版と2D吹替え版と観ました。音楽とビジュアルを楽しみたいこの映画には、MX4Dは適さないような。気が散って現実に戻されちゃうんだもの。
歌は吹替えでも遜色ないと感じましたが、元々のアニメの
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昼顔(2017年製作の映画)

5.0

ハッピーエンドでないことはわかって観に行ったが、予想を遥かに超える凄絶な展開に打ちのめされました。
理屈も善悪も通用しない感情というものを持たされた人間の業の深さを思った。
最後の、夜の駅のシーンは映
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.5

吹替版。
面白かったし、楽しかった❗
ゾウのミーナがかわいくてかわいくて、そして歌声には鳥肌。やっぱりMISIAはすごい。他のキャストもみんな歌うまさんばかりで大満足でした🎵

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.5

I-MAXで観賞。アメコミの知識ゼロで映像だけ期待して行ったのだけど、ストーリーもちゃんと面白くて楽しめた。
大好きなティルダ・スウィントンがカッコ良かった❗😍
たまにはこういうのもいいなぁ。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

とある男女の、若き日の恋。
形は違えど誰にでもある物語、だからこそ愛しい。
映像と音楽の美しさが、山あり谷ありの人生を生きる人々へのエールのように感じられて、なんということもないシーンでも涙腺が緩んだ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

日常に戦争がじわじわと入り込んでくる。人々は変わらぬ日々を送ってるはずなのに、気が付いたら戦争の中にいる。それがどういうことか、庶民にとっての戦争がどういうものか、今までたくさんの映画やドラマで戦争を>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

なんか、大島弓子の少女マンガみたいな映画だと思った。
いろいろと極端なんだけど、決して深刻には描かれず、絵がきれいで音楽も素敵で雰囲気があって引き込まれた。

キャストも豪華で、好きな役者さんたちばか
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

2.0

原作未読。
モヤモヤしか残らなかった。
私は障害のある子の母なので、視点がそっち寄りになる。
なので、いじめで孤立して、他人が怖くなった少年の再生の物語に、障害のある子を絡める必然性はあったんだろうか
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

親子関係も恋人関係も沖縄の女子高生も、微妙なところを真っ直ぐに描いていく監督も凄ければ、それを確実に具現化する役者も凄い。

見応えのある映画でした。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.7

まず、田舎の映画館の一番大きなシアターがレイトショーで満席、ということにちょっと感動。
映像がとにかく美しく、すぐにDVDになるだろうけど、一度はスクリーンで観ておくべき。
主役の二人の神木隆之介と上
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ハートビート(2016年製作の映画)

4.5

めっちゃ少女マンガだった!
キャラも設定もストーリーもセリフも何もかも揃いすぎて、途中からにやけちゃって困った。
いろいろと都合よく進み、先の展開が全部わかる王道ラブロマンスだったけど、たっぷりの音楽
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.5

女優、女優の夫、監督(を騙る男?)、ホットドッグ屋、ヤク中のバイク便、ビル壁の修理屋、その彼女、救急隊、犬を連れた若い女、質屋強盗をする少年、河原でスケッチする老画家、が主な登場人物で、全然関係ないこ>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ面白かった!豪華な俳優祭り状態にコーフンしながら観た。
第二形態のゴジラがキモい。
それに襲われるのが私の実家近くで((((;゜Д゜)))。
成長するまで、成長してからも、とにかくおぞましいゴ
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ルドルフとイッパイアッテナ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

子供に見せるのに、大人の安心感と満足感が大きいであろうなと思える映画。大人としての感想は……やっぱり私も、猫好きとして猫の動きが気になってしまった。
ツボったのは、イッパイアッテナが人間に発する「可愛
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KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

4.5

FinalFantasyの世界そのものが好きなので、ストーリーや登場人物は二の次で映像美を期待して行ったのだけど、引き込まれるストーリーで映画としてすごく楽しめた。
首都インソムニアの美しさにうっとり
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

期待を裏切らない程度には面白かった。野上刑事が西野の家を訪れるところがピークで、そこで西野の正体がバレてからは西野の異常さを見せるだけになってしまい、先が読めてしまった。
主人公の高倉をあんな変人にす
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.5

オリジナルストーリーが加わって、結末が変わってます。原作が事件の顛末より男たちの心情がメインだから、そのまま映画にすると盛り上がりに欠けるってことだったのかな。ただ、オリジナル部分はやっぱり横山作品で>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人間の複雑をここまで細やかに描けるってすごい。良太(阿部寛)はホントにダメ男なんだけど、でも母親にも元嫁や息子にも実は愛されてる。けど、人間の暮らしは愛だけじゃやっていけないんだよね。そこのところの寂>>続きを読む

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

4.0

おセンチな男性至上主義の横山ワールドは正直なところ苦手なんだけど、映像化作品は役者の芝居に力が入っていて見応えがある。今回、原作よりもNHK版よりも三上という人物がよくわかったのは、ひとえに佐藤浩市の>>続きを読む