2021年の末に見た比較的マイナーな邦画。
九州は福岡を舞台に、福岡出身の俳優でかためた映画だそうである。
高校生の男女四人が満開の桜の下で出会い、恋をし、卒業時にまた四人で花見をしようと約束する>>続きを読む
BSにて。
1951年のモノクロSF。
今ならこういう、いい意味で単純なSFは作れないでしょうね。
古きよき時代のSFです。
空飛ぶ円盤が飛来して米国に着陸。
ここで面白いのは、軍隊が円盤を取り囲>>続きを読む
【少女の園】
(数年前、今は消滅している某映画サイトに投稿した文章の再録です。)
黒澤明が戦時中に撮ったモノクロ・スタンダードサイズの映画。
戦意昂揚という意図は感じられますが、そこには単なる時局>>続きを読む
(数年前に、今は消滅した某映画サイトへ投稿した文章の再録。ごく一部、文章を変えてあります。)
DVDにて。
ヒッチコックのモノクロ・スタンダードサイズ映画。
舞台はカナダのケベック。
ドイツから逃>>続きを読む
【広瀬すずより多部未華子】
原作は読んでません。映画だけでの評価です。
この映画、松坂桃李演じるヒーローのセクシュアリティが鍵となっていますね。
広瀬すず演じるヒロインも(実際、彼女の名がエンド>>続きを読む
【宗教映画だった】
予備知識なしで劇場に足を運んだのですが、予想とはかなり違った映画でした。
実在のミュージシャンの体験をもとにしているそうですけれど、これって、宗教映画ですよね。
若い男女が出>>続きを読む
怪獣同士のバトルはかなり迫力がありました。
でも、それだけだとお子様向けの映画にしかならないんですよね。
人間のドラマが充実してこそ、大人も見られる映画になる。
むろん、そうは言っても怪獣映画がその>>続きを読む
ゴジラ映画は、単に怪獣が暴れ回るから面白いのではなく、人間社会と怪獣の関係が描かれているからこそ興味深いのですが、この『シン・ゴジラ』では、従来にもまして人間側の対応を詳細に描き出していて、そこが長>>続きを読む
「シン・ゴジラ」が良かったので、期待が大だったのに、見事に失望させてくれました。
「空想科学映画」というキャッチフレーズから、遠い昔、手塚治虫や横山光輝のマンガに「空想科学マンガ」という形容が用いら>>続きを読む
BS録画にて。
20世紀のイタリア・サルディニア島を舞台に、専横な羊飼いの父と、その息子の物語です。実話だとか。
とにかく無茶苦茶な父親で、小学校低学年くらいの息子に羊飼いをさせるために学校からむ>>続きを読む
北マケドニアの映画だそう。
北マケドニアと聞いて、ああ、あの国ね、と思える日本人はかなりの通。
私は最初「そんな国があったの?」と思ってしまった。
調べてみたら、ちゃんとある。
現在のギリシャの北、セ>>続きを読む
【偏向映画の見本】
これ、偏向映画の見本ですね。
かねてから日本の映画人の政治音痴には呆れ果てていました。
「劇場版相棒」の番号付き最初の3作とか、「記憶にございません!」とか、「新聞記者」とか、>>続きを読む
美術というもののいかがわしさを描いたドキュメンタリーです。
文学や音楽と違って、美術はお金と密接に絡んだジャンルです。
文学でも、例えばシェイクスピアの初版本だとか、モーツァルトの楽譜だとかが高額で>>続きを読む
BS録画にて。
今敏監督は、その『千年女優』や『パプリカ』を私は高く評価しているんですが、どういうわけかこのアニメは未見でした。
でも、さすがは今監督! 優れたアニメに仕上がっています。
3人の浮>>続きを読む
BSにて。
遠い昔、どこかの名画座で見たのが最初。
ロードショウではなく、それから何年もたってからです。
その後、一度TVで見た記憶がありますが、今回は久しぶり。
内容はすっかり忘れていました。
こ>>続きを読む
【ダメ男を救うな!】
(以下はロードショウ公開時に鑑賞して某映画サイトに投稿したものです。そのまま再録します。某サイトは消失していますので、ここでしか読めません。)
実のところ、映画館で予告編を見>>続きを読む
BSにて。
むかし見たことがあったかどうか覚えていなかったのですが、途中、下水にライターを落としてしまうシーンで思い出しました。
男が下水にかかっている金網の隙間から必死に手を伸ばして拾おうとするシ>>続きを読む
東京新聞の望月衣塑子記者に密着して、(反体制的な)新聞記者の日常を撮影したドキュメンタリー。監督と撮影(の一部)は森達也。
鑑賞して、いいところと悪いところがあるなと思いました。
いいところは、新>>続きを読む
DVDにて。
川端康成原作による1965年の映画。
つまり前回の東京オリンピックの翌年ということです。
鎌倉に住む小説家の大木(山村聰)が、大晦日を京都で過ごそうと新幹線で出かけるところから始まりま>>続きを読む
BS録画にて鑑賞。
数十年という時代をへた過去の有名作品には、単純に分ければ「さすが名作と言われるだけのことはある」と「あの頃はこれで良かったんだろうけど」とがありますが、これは後者ですね。
ビリ>>続きを読む
【淡々と・・・】
24歳の青年。パリ暮らし。
姉がいて、シングルマザーで7歳の女の子アマンダを育てている。
青年は非正規の仕事を掛け持ちして生活していて、7歳の姪をときどき学校に迎えに行ったり>>続きを読む
(以下、某映画レビューサイトに投稿したものを、最初だけちょっと変えて再録します。某サイトは今は消失していますので、ここでしか読めません。
この映画、なんだか知らないけど、その後日本アカデミー賞の作品賞>>続きを読む
原作は読んでません。純粋に映画だけの評価です。
連続殺人鬼(阿部サダヲ)と、昔の彼と接点があった大学生(岡田健史)の物語。
ミステリーかと思ったのですが、わりにグロい部分も多く、サスペンス色も>>続きを読む
この映画でまず注目すべきは、ヒロインを演じるシドニー・フラニガン。
極めつきの美少女。彼女を見るためだけでも劇場に行く価値がある。
もっとも、人によっては共演しているタリア・ライダーのほうが、と言う人>>続きを読む
(『劇場版ラジエーションハウス』の公開を記念して、本田翼ちゃん出演の映画をふりかえる企画の第4弾! ロードショウ当時に別の某映画サイトに投稿したものですが、某サイトは消失していますので、ここでしか読め>>続きを読む
【青春彷徨】
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』でサリンジャーがアメリカ文学に占める大きな位置が改めて表現されているので、この映画も思い出して欲しいという意味で取り上げます。
いじめられっ子の男子>>続きを読む
【綾瀬はるかより本田翼!】
『劇場版ラジエーションハウス』の公開を記念して、過去の本田翼ちゃん登場作品を振り返るレビューの第3弾。
昭和三十年代半ば、映画監督を目指している青年(坂口健太郎)が>>続きを読む
1990年代半ばのNYが舞台。
作家志望の若い女性が出版エージェントの会社に勤める、という筋書きです。
サリンジャー宛てのファンレターを処理するのがとりあえずの仕事。
もちろんサリンジャーに転送した>>続きを読む
(「劇場版 ラジエーションハウス」の公開を記念して、本田翼の登場する映画作品に付けたレビューを再録する企画の第2弾。6年半前に某映画サイトに投稿したものを、一部省略して掲げます。某サイトは現在は消失し>>続きを読む
【前半が引っ張りすぎ】
黒人の青年が白人の若い美人と恋仲になり、人里離れた湖畔にある両親の邸宅に招待されます。
行ってみると、彼女の両親は開明的で黒人青年にも自然に対応している。
しかし屋敷には黒>>続きを読む
BS録画にて。
『平家物語』といえば、祇園精舎の鐘の声・・・という始まりが有名ですが、平家の栄枯盛衰を描いた作品。
こちらの『新・平家』は吉川英治の原作で、長いスパンで同時代の流れを描いているそうで>>続きを読む
【黒人差別の扱い方が表層的】
南北戦争の時代、つまりアメリカで黒人奴隷が酷使されていた時代。
能力と意欲のある黒人女性が脚光を浴びるアメリカ現代。
この二人の時代がつながっているという設定の映画です>>続きを読む
スペインかフランスかよく分からない地域を舞台にした疑似家族劇。
さすらいの青年が、荒地に建つ一軒家(ガソリンスタンド兼スナック)を見つけて庭先で水を飲んでいたら、中年女性から「やっと帰ってきたのね」と>>続きを読む
(「劇場版ラジエーションハウス」公開を記念して、本田翼の軌跡を映画でたどります。私は本田翼ちゃん命の人間なので・・・笑。
以下は、2014年末に別の某映画サイトに投稿したもの。某サイトはすでに消失し>>続きを読む
【戦国大名は何でも滅ぼしたのか?】
錦織良成の『高津川』を鑑賞して監督の限界を感じたので、数年前に見たこちらもレビューを投稿しておきます。
出雲の砂鉄から刀剣などを作る技術を持つ職人の村が、戦国時>>続きを読む
昨年、米国の女性映画監督であるケリー・ライカートの作品が日本でも上映されました。
これはその一つ。
19世紀の米国西部を舞台に、西部開拓のために案内人ミークを雇用して旅をする三家族の模様を描いていま>>続きを読む