U子さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

U子

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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.9

個人的に胸熱くなる作品だった。
18.19ぐらいの頃若松孝二の昔の作品をたくさんみてた時を思い出す。
エンドレスワルツがはじめてみた若松作品だった。70年代の空気がすごくでてて、鈴木いづみにどっぷりは
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.4

偏屈で頭でっかち。今となれば革命も恥ずかしくなる。アンヌが辟易していく様は一種コメディのようであった。
中国女とかあの頃の作品は覚悟をしてみないと疲れるけれど、それ以前の作品はやっぱり好きだし、それ以
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.3

吉田鋼太郎が好きな娘(四歳)のリクエストで鑑賞。ドラマの小さな世界の中だとあの設定がいきていたのだろうが、世界が広がるとちょっとそこまでおもしろくない。
でも吉田鋼太郎がでてくるシーンはやっぱり笑える
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.7

エルトン・ジョンというだけで、
ちょっと笑いそうになる部分もあるけれど、
やっぱり天才。
どうしてもボヘミアンラプソディと比べてしまうが。あそこまでのカタルシスはなかったけど、タロンは気合い入っててよ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.6

ニックが小島よしおに見えて仕方ないけれど、
おもしろかった。

7月の物語(2017年製作の映画)

3.8

「女っ気なし」でかなり心を鷲掴みにされた。
今回もその時ほどではないがいい感じ。
映画にのめり込んでも、やはりそこは映画の中の世界と
冷静になる部分が大概あるのだけど、
ギヨーム・ブラックの作品の人々
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

3.3

こちらはドキュメンタリーで7月の物語と
全くテイストが違うのだけど、
その眼差しは、つながるものがある。
なぜ走るのか、老い、生活、仲間とのやりとり。
休む方に重点を置くことで、見えてくることがあるの
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.8

母を失った7歳のアマンダと姉を失った24歳のダヴィッド。
ダヴィッドは幼い頃に母と別れていて、
そのことをずっと許せずにいる。
そんなダヴィッドがアマンダの母親代わりになり、途方にくれる。そりゃ24歳
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.6

イーダより好きかな。
でもこの監督の作品はなんだか、深くは
突き刺さらない。映像も音楽もいいのだけど、
それ故に何か刺さりそうな気がするが、
刺さらない。
男女の年月を超えた愛。
社会や時代に翻弄され
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トゥリーズ・ラウンジ(1996年製作の映画)

3.3

懐かしい90年代。クロエがもっと出てるのかと思ったら、そうでもない。
失業中のさえない中年男と17歳の少女。
ゴーストワールドとは違い、
あんまり面白くなかった。
ブシェミだからみてられるけど、ブシェ
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ボウイ&キーチ(1974年製作の映画)

3.7

シェリー・デュヴァルがやっぱりいいな。
雨が効果的に使われていた。
前半はちょっとだるいのだけど、後半
ボウイとキーチが恋に落ちるあたりから
よくなる。はみ出し者の二人がお互いを求め合う。二人とも人生
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.6

最前列で舞台を観てるかのような、生々しさ。
ジニーがイラつくシーンはみていてつらくなる。
現実逃避、女の盛りが過ぎていく焦り、
若さへの嫉妬。ジニーと同じ年頃なので、なんかわかるような気もするがこんな
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

安心してみてられる。面白かった。
差別や偏見を笑いに変える。
大事なのは自分でかんがえること。
ホリー・ハンターが好演。

イカロス(2017年製作の映画)

3.7

自分自身オリンピックに興味のあるタイプではないが、こんなことになってるとは。
現在進行形のドキュメンタリー。
いのちがけ。
ロシアだけのことなのだろうかとスポーツを見る目が変わりそう。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.7

ワンシーン目から好きな感じ。
青年の苛立ちや、親への思い、孤独など
言葉がなくても伝わってくる。
狭い世界で希望もなく、夜になれば酒を飲み、
朝は吐いて目覚め、しかし仕事はまじめにこなす。全てを捨てる
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私の20世紀(1989年製作の映画)

3.5

いろいろと深読みできそうな内容だけど、
私は最初のシーンの電球と音楽隊、
そして双子が寝ながらロバに乗っている、
星が語りかけるところ、
そして、リリとドーラが鏡の部屋で再会するところ、それらをみれた
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.3

マイインターンは好きだったので、
観てみたけれど、なんだか何もひっかかるところなかった。フラニーとゾーイが好きというのだけかな。
いっそめっちゃベタに展開してくれた方がいいなあと思った。ハーバード卒も
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

面白かった。リンの存在感がすごい。
将来楽しみ。
カンニングというテーマで、こんなにハラハラさせてくれるし、それだけではなく貧富の差、
家族の問題、恋を描いていていて、
それも見事。
バンクが普通にか
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.6

監督が好きなので鑑賞。
老夫婦のコミカルなロードムービーという感じで始まるけれど、
やっぱりいいところを突いてくる。
この旅に出た意味が最後わかる。

お互いがとっても愛し合っていて
それが美しい形
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イメージの本(2018年製作の映画)

3.5

感想とかはもういらないかな。
存在してることだけでありがたい。

主戦場(2018年製作の映画)

3.7

朝日新聞のねつ造問題など、歴史は曲げられていることがあるんだと認識してた。
慰安婦問題はもういつまで解決しないのか
終いには徴用工の問題も出てくるしとも思ってた。日本人であることで責められてる感じが嫌
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.7

初潮を迎える少女がきらびやかな格好で
お祝いしてもらってるかと思えば、その後毎月の生理は穢れ扱いされて、家の中に入れてもらえないって言うのがあまりにも差があって悲しくなる。
インドほどではなくても、や
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ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(2019年製作の映画)

3.2

沖縄に行ってきたばかりなので、
その余韻に浸りに行った。
岡本太郎の写真や当時のフィルムは
とても興味持てたのだが、
監督の現代の切り取り方がつまらなかった。
著書をナレーションに変わってしまった
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.8

ケン・ローチの映画を観た時のような気持ちになった。父子家庭の少年。父は息子を愛しているが、生活は安定しない。たまたま競走馬の世話をすることになった少年。馬を世話するうちに、馬に愛着を抱く。誰にも甘えた>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.3

原作に忠実に映画化しようとしてるんだけど、
だったら漫画でいいなあと思う。
漫画を映画化するのって難しい。
人間で描くなら何かプラスの要素が欲しいなあと思った。90年代の感じがなんか寒々しい。
自分の
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浪花の恋の物語(1959年製作の映画)

3.7

中村錦之助のうぶで、真面目ながら
恋に溺れていく姿が凄く色気ある。
封印切るシーン最高。
有馬稲子もいいね。
いけないとわかっていても、
止められない。命がけの恋。
片岡千恵蔵演じる近松いらないかも
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