U子さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

U子

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火の山のマリア(2015年製作の映画)

3.5

グァテマラの風土で何割か増しになってるような。。母が娘と蒸し風呂のようなのに入ってるシーンはなんかよかった。
一貫して、魂が抜けてるようなマリア。
それを人形のように大切に扱う母の姿が印象的だった。

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.6

ゴーストワールドにはかなわないけど、
ネイディーンよかった。
先生がいいかんじ。

ハーフネルソン(2006年製作の映画)

3.4

ゴズリング みたさに、鑑賞。
コカイン中毒の教師と、黒人の女生徒との友情を描いているが、何か物足りないような。

希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

久しぶりにフィルムでカウリスマキが観れて嬉しい。いつも孤独で生きていくのが困難な人々が描かれるが、今回は難民という問題を扱っている。
フィンランドはいい国でみんないい人と語るシリア難民のカーリド。
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ソニータ(2015年製作の映画)

3.7

危機一髪で、金銭と引き換えに結婚しなければならないところを救われる。ドキュメンタリーとしては目が離せない。
当たり前のように、家族のためと母親は娘をさし出そうとする。そこに何も迷いはない。自分もまたそ
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第七天国(1927年製作の映画)

3.8

新年一本目。
愛を知らない2人が偶然出会い、
お互いを必要としていく。
とてもシンプルなのがよい。
愛してるという代わりに、
Chico Diane Heavenというのがとても可愛い。
結婚式のシー
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.8

なんだこれと思ってみてると
最後笑ってうっとりできた。
ほんと独特のリズムで
オズの魔法使いっていうのが
なんでかよくわからないけど、
そのわからなさが魅力的。
ラブミテンダーみれるだけで良し!

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.6

前作から物語は続き、青年になり芸術家への道を歩む。父の支配から抜け出し、自分を取り戻していく。寓話的な表現、色彩は美しく楽しい。詩人として、たくさんの言葉が溢れ出す。
しかし、何かやはり昔の作品の美し
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

3.6

朔子が大人の入り口をウロウロしているかんじがよかった。まわりの大人たちのゲスいかんじの表現が上手。夏だからか、ロメールみたいでもあり、
さらっと原発のことも入れてたり
なかなかおもしろかった。

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.5

ポリーナの岡田茉莉子のような目が素敵だった。全てはラストシーンのダンスに集約される。展開自体はそこまでおもしろくないかもしれないけれど、ダンス良ければ全て良し。ジュリエット・ビノシュのダンスもみれるの>>続きを読む

ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.4

ツインピークスthe returnにはまって、
こちらも鑑賞。映画作品としては面白くないかもしれないけれど、25年後の世界にもつながる要素があちこちにあって、
どこまで考えて作っていたのか、
本当にリ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

期待しすぎてしまったかな。
ひとつの奇跡を巡り、それぞれの思惑が交錯するけれど、その奇跡だけで引っ張りすぎなような。
映像も音も素晴らしく、映画館で観るべき作品だとは思うのだけど、
何か空虚な感じがし
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.7

ツインピークスthe returnが面白くて、映画館で観れるこの機会に20年ぶりぐらいに鑑賞。
基本的には、今と変わってないなあと思った。テレビドラマも映画も、訳のわからなさが心地よい。
ほんとに気持
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.6

勝手にエンターテイメントなかんじを想像してたけど、結構混沌とした映画だった。
未来を描いてるのに、80年代の香りがプンプンして、それは楽しい。
現代の人工知能への警鐘みたいな要素もあり、いろいろ考えさ
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.4

アンハサウェイの歌うところだけはよかったけど、あとはただ物語を追う感じでしかみれなかった。役者は悪くないけれど。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.2

ポール・ダノが好きでみにいった。
最初のおならで海を進むところは、予想外で面白かったが、そのあとは、ちょっとついていけなかった。
死体と過ごすという設定は悪くないけれど、子供っぽくて、楽しめなかった。
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.6

どこに物語が落ち着くのか、途中から目が離せなくなる。ダゲレオタイプの写真もとても興味深い。黒沢流の幽霊の描き方がフランスでも際立っていた。

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.4

私はあんまりおもしろくなかった。
ジプシーのときと、アンダーグラウンドが好きすぎて比べてしまうとだめかもしれない。
監督が主演もいいが、モニカベルッチと出たかったのかなとか邪推してしまう。
最後の爆発
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

はじめは、不思議っ子な奥さんや、雰囲気に、そんなに好きじゃないなあと思ってたのだけど、だんだんとパターソンの世界にひきこまれていった。
普通の平凡なバス運転手だけど、
彼は能動的に人生を選択していて、
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.5

今さら鑑賞。王道なストーリー展開。
しかし、アンハサウェイはかわいい

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

めっちゃおもしろかったー。
ベイビーがかわいい、かっこいいー!
音楽とともに、ずっと興奮して楽しめた!

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

イザベルだからこその緊張感。最後までおもしろかった。過去の事件が今の出来事と関係してくるのだろうかとか、彼女のまわりの人間が何かを策略してるのではないかとか、みている間ずっと悶々とするけれど、杞憂?だ>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.6

なんだか、モヤモヤする終わり方だった。
マクドナルドがこうやって大きくなったのは知らなかった。食うか、食われるか。
大量消費、マクドナルドが今となっては時代遅れになってしまった。
もう何年もマクドナル
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歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

3.8

子供と絡むと涙腺ゆるくなるこのごろ。
想像よりずっとおもしろかった。
人間描写が最後まで丁寧だからだと思う。
ふたりの女優もよかった。
普通に考えたら、おかしいこと、
間違ってることもその人にとっては
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.7

引退を決めたダンスシーンは圧巻。
ダンスがうまいだけではなく、
憂いのある瞳に引き込まれてしまう。

才能がありすぎて背負う苦悩は
凡人には計り知れないが、
子供が求める愛が得られないつらさは
想像で
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ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

3.8

映画に偉大な貢献をしたけれど、それが正当に評価されていない、ハロルドとリリアンのことをこうやって知ることができて本当に良かった。

リリアンがハロルドと生活すると決めてマイアミからカリフォルニアにやっ
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.6

想像していたノリと違う感じだった。コメディというかんじではない。笑いのツボも少し違う。間がある。ここまで長くなくてもいいのではと思う。期待していたのとは違ったが、悪くはない。

ただ、お父さんのユーモ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

罪とはなんなのか。
一番罪深いものが最後に生き残るのだろうか。深く考えさせる作品だった。
最後にどうして娘より、八坂の息子に蘇生方を先にしたのだろう。
娘が自分の罪滅ぼしと、平気でいう父親に
本気で腹
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.6

過去と現在との関係性がラストに結びついて、パラレルワールドのようでもあり、
なんとも言えないもどかしさと、心地よさと、不思議なかんじだった。
エイリアンというよりも、人間の心的な世界との対話のようで、
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人類遺産(2016年製作の映画)

3.5

廃墟はもともと好き。音楽も廃墟の説明も何もない。その場の音だけ。
ずっとみてると、廃墟と自然の戦いのように思えて来る。真っ白な雪に飲まれて行くのが印象的だった。
全ての場所の詳細がとても知りたくなった
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