U子さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

U子

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黙ってピアノを弾いてくれ(2018年製作の映画)

3.6

全く彼の音楽を聴いたことはなかったけれど、タイトルがカッコいいのでみてみた。
カナダの裕福な家に育ち、音楽に目覚め、ベルリンで過激なパフォーマンスをしながら活動していたが、自分の原点であるピアノへ戻り
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.6

エヴを演じる少女の存在感がすごかった。
家族でありながら、無関心でそれがおかしいとも思わない。不器用さをアピールする父こそ、一番冷酷だったり。
エヴが唯一、心を開いたのが祖父との秘密を打ち明け合う場面
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つかのまの愛人(2017年製作の映画)

3.7

いつものガレルより観やすかった(笑)
始まりからトイレでの濡場で、ちょっとジルに嫌悪感を感じてしまったが、それはアリアーヌのキャラクターのせいなんだとだんだんわかっていく。
娘と同じ年の恋人アリアーヌ
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.5

ホテルで働きたいと言う情熱で
視覚障害がありながらも、
努力するのに、最後あれ?
ホテルで働かないのかと思ってしまった。
本人の熱い思いと、周りの人の温かさで
楽しめる作品。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.6

ポスターの印象と違って、ケン・ローチのような始まり方。ホームレス、ジャンキーの主人公が猫のボブと出会い、人生をやり直す実話。ボブがいなければどうなっていたのだろう。主人公の歌も良かった。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

「不気味なものの肌に触れる」という作品を以前みて、その時も不思議な空気に包まれたようにみいってしまったが、今回の作品も、何かわからぬがずっと集中力が途切れず釘付けになっている自分がいた。
同じ顔をした
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.4

好きな俳優が出てるし、好きそうな内容なんだけど、あんまり面白くなかった。
描き方が浅いような、勿体無いような。
長い兄弟げんかのシーンはちょっと面白かったが。

笑う故郷(2016年製作の映画)

3.8

おもしろかった。
冒頭のノーベル文学賞の受賞式で、
さんざんノーベル文学賞の文句を言いながら、ちゃっかり賞はもらうというのがこの作家の性質をよくあらわしている。
ニヒリストでありながら、権威にも弱い。
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縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

3.6

気になっていた縄文時代。
驚くほど軽い口調で語られるけど、
全ては謎のまま。
わからないことってのが一番の魅力だな。
縄文の人々の謙虚さ、
私が自然の一部という考えと、
私が中心という現代の考え方。
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.6

この二人がその後結婚したというのが、
とても納得できるほど、お似合いでしっくり来てた。
自分がイザベルなら、ハナなら、トムなら?どうするかと考えるとどの立場でも辛くなる。4歳まで育てて、失うと想像した
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大人のためのグリム童話 手をなくした少女(2016年製作の映画)

3.6

絵があまり好きではなかったが、
楽しめた。
金と交換に父に悪魔に売られて、
手を失う少女。しかし、王子と結婚し、
金の義手を手に入れる。
王子は戦争へ行き、悪魔の仕業で、少女は追われる身となり、息子と
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

ハードルを上げすぎたかな。
ネタバレを見ないように、
楽しみにしてたけど、
展開はなんとなく
わかってしまった。
オチは好き。

沖縄スパイ戦史(2018年製作の映画)

4.0

すごかった。
こんなことがあったとは全く知らなかった。
昔「あの島に行きたい」という韓国映画をみて、衝撃だったが、日本でもこんなことがあったのだ。

前半は少年たちのスパイ護郷隊のことが語られる。幼い
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

3.5

アナーキストの方に興味があったのに、
いつのまにか女相撲の方にひかれていた。
アナーキストたちの演技がなんか
うわすべりしたような感じに思えてしまい、感情移入できなかった。
女相撲の方が、抑圧された世
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俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.5

ちょっとダラダラしてる感じはあるけれど、最後のライブで一気に興奮!
ドンキーロール一緒に踊りたい。
ジャスティン・ティンバレイクさりげなくいい感じ。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

捨てた人がいたから拾っただけと言うセリフが印象に残る。流れる涙をぬぐいながら、語る安藤サクラのシーンはグッときた。
貧困を日本映画で描くことって、なかなかない。昔はいい映画たくさんあったけど。
現代の
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

迷ったけどみてよかった。
感動を煽るかんじではなく、いろんな視点から描かれていてよかった。
私は特に姉のヴィアのシーンで何度か涙腺緩んでしまった。
難病の兄弟を持つ子どももまた苦しんでいること。一度で
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.6

エマ・ストーンとスティーブ・カレルなら観ないわけにいかない。
昔の方が良かったという言葉が時に発せられることがあるけれど、
今の方がいいこともたくさんあると私は思う。
特に女性にとっては。
女子の優勝
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ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)

3.6

観察映画8作目。
今回も笑いを期待している私がいたのだけど、一回も笑えなかった。
それで普通だろうけど。
アメリカのアメリカらしい部分に興味がないわけではないけれど、いまひとつ
入り込めなかった。それ
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海街diary(2015年製作の映画)

3.7

予想してたより良かった。
みんな綺麗で目に優しい。
長澤まさみのスタイルの良さに改めて驚き。
初めは、妹を引き取るというのが無理があるのでは?現実的ではないのでは?と思ったけど、それぞれの気持ちやキャ
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.5

こちらを後からみてしまったけたれど、
時系列的に問題なかった。
バーフバリが代々同じ顔なので、ちょっと戸惑う時あったけど。
2よりは、モリモリな感じがなく、スッキリした印象。私はこちらの方が好きかも。
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.8

すごくオリジナリティのある話でひきこまれてしまった。誘拐した子供のために、めっちゃクオリティ高いブリグスビーベアという偽テレビ番組を作ってるなんて!そして、誘拐された本人がその続きを映画で作るなんて!>>続きを読む

それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(2018年製作の映画)

3.3

子供と鑑賞。
星の形になっても、パンをこねてるジャムおじさんがちょっと面白かった。
プリキュアみるより、アンパンマンの方がいい。

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.6

リンクレイターなら反射的に観に行ってしまう。今回も会話劇が良かった。
戦争の悲惨さを物語りながらも、
何か最後はやんわりと肯定している感もあって、受け入れがたくもあるが、
そのことが彼らの人生を肯定し
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静かなふたり(2017年製作の映画)

2.9

面白くなかったな。年の差のふたりの愛が表面的にしか感じなかった。
共産主義とかハッカーとかそういう要素を盛ってくるのもなんだか。
もっとシンプルにありきたりでもいいから深く描いてほしい。

巨人と玩具(1958年製作の映画)

3.5

私の中で日本のアンナ・カリーナ、野添ひとみの魅力が溢れる作品。
虫歯のヒロインなんて初めてだ。
キャラメル会社の宣伝合戦。今ではあり得ないこともたくさんあるが、
いまと変わらないところもあった。
資本
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.6

どこまで脳内で、二もくるみも、リアルでは無かったらどうしようと思ったけど、
それは無かったのでよかった。
プライドが高くて、ピュアで、社会にうまくなじめない主人公。絶滅した動物を愛し、そこに自分を、投
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.7

ホアキンがまさにはまり役だった。どうしてもタクシードライバーを思わずにはいられないのだけど、こちらも素晴らしい。
音楽が映画をより完成度高いものにしていた。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

今年一番楽しみだった作品!
PTAの新作でダニエル・デイ=ルイスの引退作品。
良質な時間を過ごさせてもらった。
PTAの作品はいつも観終わったあと、
呆然として、うまく消化するのに少し時間がかかるが、
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

アカデミー授賞式でみてから、早く観たかったこの作品。
期待しすぎたかな?作品自体は普通なような。でも輝いているのは、シアーシャ・ローナンのおかげかも。ブルクッリンとは全然違い、いつも新しい顔を見せてく
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ファニー・ガール(1968年製作の映画)

3.4

バーブラ・ストライサンドのコメディエンヌぶりが好きなんだけど、この代表作とも言える作品、私はあまり面白くなかった。
日本で言えば、ミヤコ蝶々物語みたいな感じなんだろうか。実在の喜劇女優の人生を描いてい
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

感情を抑えて、抑えて、それが溢れ出す瞬間をちゃんと描いてて、後半は私の心も揺さぶられ続けた。とても良かった。
初めは、いかにも鼻持ちならないアメリカ人と言った感じのオリヴァーが徐々にとても繊細な心を持
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.5

コーヒー好きなので、勉強なった。
ベアポンドのエスプレッソ飲みたくなった

台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.4

私的にはあまり好きではないな。
鬱屈した空気、タバコの煙、
先の見えない二人。
侯孝賢が、主演をしているのは興味深いが、二人に感情移入できなかった。
若い時はいろいろあるよねー。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

めっちゃよかった。
ディズニーランドのそばにあるモーテル。
貧しく若いシングルマザー。
子供を虐待するなどはなく、
とても愛していて、でも現実の問題がそこにある。生きていくこと、抜け出せない貧困。
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